流れる川

連鎖

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トヨトミ①

門番の災難②

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澱んだ空気が漂う薄暗い部屋の中には、
四人がけの古臭い机の対面に、壊れた椅子が置かれていた。

入口側に立っている薄汚れた男の格好は、
安そうな作業着を、ボタンも適当に止めて、だらし無く着ていた。

机を挟んで立っている女の格好は、
色々と細かい傷が出来て乱暴に使っていそうだが、
上質な布を使っているフード付きコートを、
身体の前面にあるボタンや頭のフードを使って、全身を隠していた。

顔や身体を見せないように注意しているようだが、
大きな胸の膨らみや、張り出しているお尻の丸い形で、
コートを閉じているボタンが、弾き飛びそうになっていた。

全身を隠している黒いロングコートといっても、
くるぶしは丸見えで、生足に履いているパンプスは外から見えていた。

「エリカ。お前はそっちだ。そっちで待っていろ。」

(でけえなあ。これで本当に女なのか?本当は声の高い男か?。。おや?
 こんなに、胸?ケツも大きかったか?じゃあ、コイツは女だよな。
 よし。久しぶり、久しぶりの女だあああ。)

男の椅子は入口側にあって、お互いが机を挟んで離れているのは、
ヒールの高いパンプスと、女性としては高い身長で、
近くにいると、見下ろされているように感じて、距離を取っていた。

部屋に入ってから相手の格好をよく見ると、
身体が盛り上がっていて、嬉しそうにその場所を見ていた。

「ドサ。。。ああ、アイツは。。カリカリ。。
ああ、これでいいよな。カリカリ。。ふぅぅ。
よし。仕事は終わったぞ、今日の仕事は終わったぞぉぉぉぉ。」

(今日は。。まあ、こんな感じか?。○○。一名。物資は、酒でいいか。
 異常なし。問題無しっと。。あははは、女。女だぞ。
 急げ俺。急ぐんだよ。女が今日の獲物。久しぶりの獲物だぞ。)

雑然と物が入っている箱から、一冊の台帳を取り出して、
机の上で、いつもの様に、いつもの仕事を、すぐに終わらせていた。

「まずは、脱げ。さっさと脱いでから、そこに座って名前をかけ。」

(じっくり、タップリと尋問。うふぅぅ。
 あの身体を好きにしていい、最高の職場だよ。最高だよな。)

こんなに凶悪な?凶暴?淫乱?な身体を、
好きなだけ、好きな場所を、自分の好きに出来ると喜んでいた。

「脱げって?何を脱ぐの?
まさか、ここで着ている物を全部脱いで、全裸になれって言うの?」

(うふふふ。この子も可愛いわね。そんなに可愛いと、
 お姉さんが、食べちゃおうっかなあ。あははは。)

相手の無理な命令に、怒ったように言い返していた。

「にゃあああああ。」(わかった。わかったわよ。)

「おっと。。なんだそれは?お前の猫か?
ああ、すまない。コートを脱いで、顔を見せろ。まずは、それからだ。」

(まあ、最初はコートな。あははは、続きは知らないがね。)

目の前に現れた黒猫に目を奪われたが、
相手が逃げないように、自分が悪いと謝っていた。

「その子は先輩で、私の使役だから気にしないで。
今からコートを脱いで見せるけど、顔を見ても驚かないでね。」

「脱いだら、ここにおけ。ここにだぞ。」

(使役ってなんだ?まあ、ペットか?
 猫よりも、お前さえ残っていれば関係ない、お前さえ逃げなければな。)

コートを脱げば、服の上から確認できると、だらし無い顔で笑っていた。

「ブルン。。。。ボン。。。。じゃあ、脱ぐわ。スル。。スルスル。」

窮屈そうに胸とお尻を押さえつけていた場所は、
ボタンが外れると、合わせ目が大きく開いていた。

「。。。。うっぐ。。」

(すげえな。こんな、こんな服って、パツパツ?ミチミチ。
 ひぃぃ。すげえな。デカい。デカすぎるって。なんだ?
 ギルドの冒険者?嘘だろ。この身体で?この格好でかよ。
 こんな女がギルドに沢山いるって、知っていればあああぁぁぁ。)

コートを脱いだ女の格好は、
パンプスとお揃いの真っ赤なチューブトップワンピースで、
薄い布の表面には、ブラやショーツのシワ、身体の形が浮き出て、
胸元には、大きな胸の谷間が窮屈そうにはみ出していた。

「これに書けばいいの?」

(ふぅぅう。ダメ。疼いちゃう。
 またお預け?もうダメよ。もういいでしょ。もう襲ってもいいよね。)

「ニャニャニャン。」

自分を舐めまわすように見てくる視線が、
とても心地よくて襲いかかろうとしたが、必死に我慢していた。

「何も隠してないな、少し調べるぞ。いいな、お前は動くんじゃない。」

(やべぇ。この身体。なんだ?本当は娼婦だろ?コイツは娼婦だよな。
 我慢できねええ。もうダメかも。押し倒したい。この女を犯したい。)
 
コートを脱ぐとすぐに、女独特の匂いが男を包み込み、
我慢できないぐらいに肉棒が大きくなっていた。

(ヤリまくりの淫乱女だろ?大丈夫。犯せるぞ。そんな女のはずだ。)

さっきまで身体に触れていた女の物を、
自由に出来ると思うだけで、異常に興奮していた。

(これか、これが。あの身体を。そうだ。
 ここが、胸。
 ボタン。。すげえな。伸びてるぞ。
 ここは、お尻。
 同じだよ。ここも同じ様に伸びているぞ。

 ここが、あの女のアソコ。。ぅぅぅぅ。
 ここだ。ここに、ちらっと見えた下着が触れていたよな。

 だけど、なんでだ?どうして気が付かなかった?
 こんな身体なら、すぐに気がつくよな。
 コイツが男なんて、どうして思ったんだ?なぜ男と思ったんだ?)

コートを見ると、胸やお尻の位置で布は丸く伸び、
コートを閉じていたボタンの糸も伸びているので、
女の身体は幻影じゃなく、本当に目の前にあるとわかって安心していた。

「本当は、何かクスリを塗り込んでないか?このコートか?
お前が何処かに薬を持ち込んでいないか、確認するぞ。」

(多分ここは、直接ショーツが触れて。ここに愛液の匂いがするぞ、
 あははは、ここか。ここだよな。あははは。匂うぞ匂う。
 そうだこの匂い、この匂いだぞ。ここをこれから、俺が。。)

強い匂いがしてくる場所に顔を押し付けて、
真っ白な世界を見つめて過ごした時間を取りもどすように、
何回も匂いを吸い込んで楽しんでいた。

(ああ、女の匂い。この女の匂いが、そうだ。ここでは、
 そうだった。ここでは俺が一番強い。どんな男や、この女でも。。
 この女を好きにできるのは、俺が。舐めたって、広げて触っても。。
 もちろん犯してもな。はあはあ。ハアハアはあ。)

ささくれた心が匂いで満たされてくると、
その場所を舐めている妄想に取り憑かれて、
自然と舌を出して、匂いの強い場所を舐めようとしていた。

「パチン。。。」

(そんな事しなくても、私でいいのよ。
 私を犯せばいいじゃない、そんな物じゃなくて私をね。)

机の上にギルドカードを勢いよく置いて、相手の気を引いていた。

「。。。。」

(そういえば、モンスターがいたな。遺跡調査に呼んでいたっけ?
 コイツが、こんな女が?大変だねえ。こんな田舎までご苦労さん。
 美人すぎると、同性に嫌われるってやつか?)

机の上に勢いよく置かれたギルドカードの出す高い音と、
相手の刺すような視線に驚いて、相手を見て考えていた。

「あのー、早く宿屋に行きたいんで、早くしてもらえないかな?
早くして貰えないと、ご飯も食べられなくなるんだけど。
旅で疲れてるのよ。わかる?疲れたのよ。」

(もちろん、ここでジックリ。タップリと食事をしてもいいんだけどね。)

不貞腐れたような顔で、相手を見つめていた。

「う。。。お前、俺が了承しないと村には入れないんだぞ。
わかっているのか?どれだけ言われても、何も変わらないぞ。

もう仕事が終わっている時間なのに、こっちは善意でやってるんだ。
それとも、このまま外で野宿でもするか?
もう終わらせて寒い外で寝てみたいか?」

(ああ、よく見るな。そうだよ。こう言うんだっけな。
 あははは、だけど。俺が強者。お前は弱者だからなあ。
 俺に気に入られないと、街には入れないがなあああ。あははは。)

相手の立てた音に驚いていたが、
いつもの様に、いつもやっている事を、
弱者をいたぶる男の仕事を、思い出していた。

「そうなんですか!ありがとうございます。
すみません。私が悪かったです。ごめんなさい。
もう許してください。もう言いません。本当にすみません。」

男の許しが無ければ、
極寒な外で朝まで待つ事になるので、必死に謝っていた。

「。。。。」

(その顔。おいおい、その顔は、あの肖像画。あの顔じゃないか。)

今まで身体ばかり見ていたが、
悔しそうな顔をジックリ見ようと机の上に身体を乗り出すと、
宿屋に飾られていた肖像画とソックリな顔で驚いていた。

「一応聞きますが、エリカ様ではありませんか?
まさか、エリカ様の知り合い?エリカ様の子孫ですか?」

(こんな田舎に?こんな場所に、エリカ様が来るのか?
 何かあったのか?まさか、あれがすごい遺跡だから調査に来たとか?
 俺。どうなるの?もう終わったか?もう終わりか?)

すぐにでも土下座して、謝ろうと震えていた。

「エリカ様では無い。違いますよ。はああああああ。
あーあ。面倒くさいなあぁぁ。ほら、目を見て。
ちゃーんと見て、見える?この目を見ていなさいって。」

相手の戸惑っている顔にまずいと思った女も、
机の上に身体を乗り出して、唇が触れるぐらいに顔を近づけていた。

「ダメです。エリカ様。うっ。。。うん。。。。ムニュ。。」

(エリカ様。。ダメです。ダメですよ。エリカ様、顔が近いです。

 あれ?そういえば、違うかなあ?んぅ?違う気がするなあ。
 あれ?こんな田舎に来るわけ無いよな。来ないって。

 あははは、考えすぎか。エリカ様が来るわけが無い。
 エリカ様じゃなく、相手は娼婦のエリカだよな。あはは。娼婦だっけ?)

綺麗な顔がギリギリまで近づいてきたので、身体を手で押し返していると、
何故か心の中で目の色が違っている事を思い出して、安心していた。

「ムニュ。。。ムニュムニュ。。ムニュ。」

(そうだよ。そうだよな。あははは。娼婦が女神って、
 何を考えてるんだよ。俺は強者。あははは。相手は弱者だよ。)

今まで感じたことの無い、
指先が柔らかい胸に沈み込む感触を楽しんでいた。

「あ。。。。あ。ああ。。。アン。。。。。うううん。アアアン。」

最初は相手の手の動きに驚いて、
続けて恥ずかしそうな顔で誘いながら、声を出していた。

「モニュ。。モニュモニュモニュ。モニュモニュ。」

(そうだよ。はみ出して。。。うわすげえ。見えるぞ。見えそう。
 こんな事も出来る。そうだよ。こんな事をしても大丈夫なんだよ。
 そうだった。これが俺の仕事。おれの仕事なんだよ。)

相手が弱者と理解したのと、普通の女?特別な女でしか味わえない、
揉んでいる指の間から肉がはみ出すような感触に、
何度も何度も胸を強く揉み続けていた。

「あ。あ、あ、あん。いや。あ゛。ああああぁぁぁ。」

いつまでも、揉み続けて来る感触に我慢出来なくなったのか、
それとも、もっと刺激が欲しくなったのか、喘ぐ声が大きくなっていた。

「おっ。。。解った解った。少し離れてくれ。離れてくれ。」

「あのー、この手は?。。これって何?おかしくないかな?」

続きが無かったことに不満なのか、もう終わったのが頭にきたのか、
嬉しそうに喘いでいた顔から、怒った顔に変わって男を見ていた。

「身体検査な、もちろん身体検査だぞ。仕事だ。仕事。
コートには、何も無い事を確認したから続きをな。

その無駄にデカい胸。そうだ。
そのでかい胸の間に何か隠していないか?」

「ぶるん。。。」

「本当は、その谷間や洋服に。あ。。うぅぅん。スゲ。。。。
あっ。。。。そうだ。仕事をしていただけだぞ。仕事をな。」

手を開くのも忘れて掴んでいた腕を胸から離すと、
途中まで柔らかそうな胸が手と一緒に着いてきて、
その後は、身体に引き戻されて胸が揺れていた。


門番の災難②
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