流れる川

連鎖

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冒険②

流されて⑧

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ガタイのいい筋肉質の男が下半身を丸出しにして、
全裸の上に薄い黒い皮だけを被った女を、下腹部に乗せていた。

お楽しみは終わっているのか、肉棒は萎んでいて、
トロトロと残りを吐き出して、相手の下腹部を濡らしていた。

話だけ聞けば、男が女を道具の様に遊んだと思えるが、
子供のように泣きじゃくっている男の顔には、精液が付着していて、
満足そうに笑っている女は、男の口に剣を突き刺していた。

「。。。ひ。。。ひっ。。びっひ。。ひっひっ。」

(違う。俺は違うぞ。違うんだ。俺は、そんな男じゃない。
 何も出来ずに、一方的に蹂躙されて射精する訳がない。

 ぜったい、ぜったいに、何かをされた。この女が、この女が。
 ママー。また。。ピュっピュしたくなっちゃった。

 違う違う。ピュッピュ。違うんだああ。違う違う。俺じゃない。)

今まで感じた事の無い、
全身が痺れるような快感と、まだ吐き出し足りない気持ちに戸惑っていた。



「ひっ。。ひっ。。。ごおがめで。がげてぐげ。。」

(分かった。すみませんでした。もう近づかないから。もう勘弁してくれ。
奴らにも、ちゃんと説明するから、許してくれ。もう助けてくれ。)

必死に声を出して、涙を流しながら謝っていた。

「カタン。。。。そうだ。。。ごめんね。ぼうや。ママね。
坊やを、大人にする儀式を忘れていたわ。
大丈夫よ。ママは得意だから、安心して任せてちょうだい。
大丈夫だからね。ちゃんと、坊やを。
大好きな坊やを、今すぐ大人にしてあげるからね。」

男の縮んだ肉帽に興味が無くなったのか、
口に差し込んでいた剣を持ち直して、膝あたりに座り直していた。

「止めろ。。お前たちも助けろ。。。
今すぐにだ。助けてくれええ。助けて。。もうやめてくれ。」

(なんで、動けえぇぇ。動け。お前たちも、なんで助けない。
 俺を助けてくれよ。頼むから。助けてくれ。

 ママー。僕も大人になれる?なれるの?
 大人になったら、また。ピュッピュ。手伝ってくれる?)

必死に仲間たちに視線を送って叫んでいたが、誰も動こうとしなかった。

「うふふふふ。すぐに終わるわよ。
だって、隠れんぼは、子供の遊びでしょ。だーーーかーーーーらあぁぁぁ。
今から、その隠れた場所を、キレイキレイにしてあげる。
悪い子には、もう必要無いでしょ。もう要らないわよね。あはは。」

手に持った。キラキラと光った剣をウットリした顔で見つめてから、
嬉しそうに口角を上げて、肉帽を見つめていた。

「ママ。ぼっくんね。もう、大丈夫だから、ごめんなさい。
もう、悪いことしないから、やめて。もういい子になったから。

ぼっくん。もう、悪いことしない。もう、悪いことしないから。
もう、やめて。ママ。ごめんなさい。ママー、ごめんなさい。

もうやめてくれよ。やめろおお。やるな。ふざっけんなああ。
もういいだろ?もう許してくれ、もういいよな。やめろやめろ。
もう、やめろぉぉおお。やめてくれぇぇえええ。」

ボロボロと涙を流しながら、動かない身体を必死に動かそうと叫んでいた。

「だーー」「嫌だあ」「ーー」「ああぁぁぁああ」「ーーーめ」

満足そうに、悪魔が愚かな人に笑いながら答えていた。

「ヒュン。。。。。カタン。さあ、終了ね。えへへ。」

(これだけ虐めたら、捕まった時の。。。アレの。。。うふふふふふ。

 こんなんじゃ許さねえ。これでも許さねえ。。。壊れたってなああ。。。
 こんなんじゃダメだ。あの時の何十倍も、何万倍も苦しめてやる。

 ハアアア。楽しみ。ううふふ。あとで沢山。楽しみねえ。
 私を犯して、欲求を満たすのよ。アハハ。大丈夫よ。
 壊して、拘束して、好きにして。私を壊しても、ゆるさないで。

 ハアハア。ハアアアアアアアア。お願い壊して、おね。。。。

 アレ?でも、この肉棒?。。大丈夫よね。アハハ。アレ?)

剣を振る音だけが聞こえて、その後に剣が手から鞘に戻っていた。

「やめてくれええ。。いぎゃあああああ。。あ゛。。ア。アア。」

肉棒にヒンヤリとした何かの感触を感じた途端、
心が痛みを拒絶したのか、全身が痙攣して気絶していた。

(大丈夫?大丈夫よね。相棒。)
(もちろん。もちろんデス。マスター。)
(こんなにクサイから、童貞じゃないし。筋肉。大丈夫。性格。微妙。
 あとは、仲間でしょ。まあいるね。

 後は、お金は。。無さそうね。。アレ?ハズレ?

 ハズレ案件?見かけだけ?ダメなの?こんなに、頑張ったのに?
 事故。。。あはっ、暴露案件。出会い頭の事故?)

相手が可哀想になるぐらいに、
自分の事だけ考えて、難しい顔をして目をつぶっていた。

「あのー。すみません。ここはそういう場所では無いので、
もう、やめて貰っていいですか?」

(可哀想に、絡む相手ぐらい確認すれば良かったわね。
 ハアア、もう駄目かなあ。もう、無理よね。
 案外、強かったのに。もう、ダメかしら?。。ね。

 でも、やっとよ。やっと満足したのか黙ったし、
 今なら話しを聞いて貰えそう。ハアアア、この馬鹿。ハア、面倒臭い。)

可哀想な男を見ながら、真っ黒な痴女が黙ったので話しかけていた。

(ん?)

誰かに声を掛けられたので、目を開けて確認すると、
薄手の白い長袖シャツに黒い細身のスラックスで、
何処かで見たと思い出そうとしていた。

(アレ?これって?)

目の前の女と思い出した記憶と違って、
襟元。首下。胸のボタンを外して谷間を丸見えにしても、
胸の形と合っていないのか、
次の押さえつけているボタンも、弾き飛びそうになっていた。

「でか。。。」

(痴女。あはは、痴女がいるわ。相棒。痴女よ。痴女。)
(はあ、マスター。痴女ですね。何処にでもいるんですね。あはははは。)

顔に精液を着けて床に寝ている男の事など忘れて、
話しかけてきた巨大な胸を、舐め回すように見つめていた。

(すごい。でっかいわ。あはは。相棒。でっかい。)
(まあ、マスターと同じですよ。そんなに違いますか?)
(こんなにデカかったっけ?うーん、これの方が、でっかいでしょ。
 私のは、こんなにブヨンブヨンじゃないわよ。すご、揺れる揺れる。)
(多分ですが、身長が違うから、そう見えているだけで、
 マスターの身体も、ドカンドカン。ぎゅん。ドカン。ですよ。)

「ブヨンブヨン。。。。。と。。ドカンドカン?」

(マスター。声がでちゃってます。出てます。)
(あ。。。怒っちゃう?あはっ、駄目よ。怒らないで。)

相手の胸を見つめたまま、
変な言葉を出してしまい、バツが悪そうに笑っていた。

「何がですか?」

(何なのよ。同性愛者?同性愛の淫乱痴女だから、こんな事してるの?
 でも、男嫌いって言っても、これは、やり過ぎよね。
 それとも、そんなにスタイルがいいのに、私の身体が気になる?
 さっきから、私の胸ばっかり見て、何考えてるよ。変態痴女。
 本当にイライラするわね。この女。
 どうせ、心の中で私の身体を馬鹿にしているだけでしょ。)

ブツブツと何かを言って、自分の胸を見ている女が、
何か酷いことを考えているように感じて、不機嫌そうに答えていた。

「アハハ、ごめんなさい。
ちょっと、ヤンチャな坊やに、先輩として指導していただけよ。
アハハハ。ごめんなさい。ちょっと、指導に熱が入っちゃった。
ちょっとは、悪いなあって反省しているのよ。アハハ。アハハ。」

相手の苛立った顔を見て、視線を胸から口元に移して答えていた。

「その事は問題ありません。
実力主義ですから、こいつが弱かっただけでしょ。
それで、当ギルドに、何の御用でしょうか?」

(ハアアア。こんな場所で、これじゃあ。もうダメよね。
 やっぱりギルド員か、あの腕だと上位だろうし。
 あーあ、面倒ね。めんどくさい。どうせ、なんかのトラブルでしょ。)

すごく冷たそうな顔で男を見ながら、
さっき相手が思っていた事にイラついていたが、我慢して聞いていた。

「カードの再発行と、クエストよ。」
「じゃあ、確認しますので、カウンターへ来てください。」

話す事は終わったと、相手の言葉に食い気味に答えて、
すぐに背を向けて歩き始めた。

「ああ、取り巻きの。。小汚いのを、早く医務室にでも連れて行って。」

ゴミを見るような目で、オドオドしている男達に命令していた。

「ほら、行くぞ」「早く行けよ」「もう、あはは。」「くくくく」

男の人徳のおかげか、周りからは嬉しそうに笑っている人が多かった。

「ちょっと待ってよ。」「早く来て。。」

目の前を歩いていく大きなお尻を見ながら、前を歩く女に付いて行った。

(ボヨンボヨン。。ぽよんぽよん?)
(ぷよんぷにゅんでしょうか。もちろん、お尻も変わらないですよ。)
(そうかしら?でも、いい身体よね。こういう子も。)

「何か?」「あはは。大丈夫。大丈夫よ。」

相手が睨んだ顔で振り返ってきたので、愛想笑いして答えていた。


流されて⑧
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