流れる川

連鎖

文字の大きさ
上 下
2 / 230
トヨトミ①

はじめまして②

しおりを挟む
真っ白な白銀の世界で、真っ赤なワンピースだけの女が、
御者台に座っている男に、スカート部分を捲って、お尻を突き出していた。

御者の視線の先には、女の柔らかそうな傷一つない大きな丸いお尻と、
濡れたショーツが貼り付いて、プックリと柔らかそうな大陰唇の谷間が、
男の視線を釘付けにしていた。

「イイわよね。もう、前を向くわよ。」

御者が立ち上がって近寄ろうとすると、
人が変わったような冷たい声で、向きを変えていた。

「ハイ、いい身体でした。ありがとうございます。」

(やばい。。この女。。。そういえば。。)

相手の声に何かを思い出したのか、
舐め回すように見ていた気持ちなど忘れて、答えていた。

「ハイ?ハハハ。イイからだ?。まあイイわ。じゃあ乗せて貰うわよ。
イイわよね。まさか、ダメとは言わないでしょ。
あと、確認は終わったし、寒いから、コートを着るわね。」

地面に落ちていたコートを拾って、着始めていた。

「ハハハ、ハハハ、ハ、ハハハ。」

さっきまでの全裸のような格好が終わると思い、
ガッカリしている自分が可笑しくなって、笑いが込み上げてきた。

「そーいえば、名前聞いてないか。俺は、御者のマイルズ。
これから、トヨトミに行くが、あんたも、其処に行くのかい?」

嘘を見破るように、じっくりと相手の顔を見ながら、話を聞いていた。

「そうそう、そこよ。トヨトミって街。
冒険者で、最近連絡があったモンスターを討伐にね。
名前は、エ、、リカ。魔法使いよ。えーりーーーか。よ。」

自分の名前を強調するように、大きな声で話していた。

「エリカ。エリカ様?エエ。あの!あの大魔法使いのエリカ様!でしたか。
すみません。すみませんでした。申し訳ございません。」

何かを思い出したのか、
御者は立ち上がって、すぐに頭を下げようとしていた。

「あーあーああーいい、いいのよ。もういいのよ。
もう、そういうのはイイわ。キニシナイで、もうやめてちょうだい。」

言われ慣れた言葉に、うんざりしたような顔で答えていた。

「でもエリカ様?一人で?お付きの方は?
お供の方は、何かあったんですか?何か事件でも有りましたか?」

さっき確認していた事も忘れて、周りを必死に探していた。

「まあ、そうなるよね。だ。。か。。ら、私は、エリカ様じゃない。
たーーーだーーの。何処にでもいる。ただの。エリカ。
分かってる?エリカだって。エリカなのよ。」

必死に説明しようと、御者に向かって強く声を出していた。

「エリカは、エリカ様じゃない?」

やっと、相手が言っていることが分かって、聞き直していた。

「じっくり顔を見てよ。違うでしょ。違うわよね。」

御者の顔が少しだけ変わったので、相手に近づいて顔を見せていた。

「。。。?」

(そういえば、肖像画。そうだ。エリカ様の肖像画。  

 もっと優しくて、目付きが違う。鼻も?。同じだっけ?
 もっと優しい感じで、目の色もアッチは、綺麗な蒼。コッチは暗い赤。

 胸も、こんなにエロい胸は無い?有るのか?。エロいオシリ。お尻?

 娼婦の格好はしない、ありえないよな。あはっ、エリカ様が娼婦って。
 無い無い、絶対にありえないって、あはっははは。)

肖像画は胸部までなので、相手の顔しか比べられないが、
さっき見ていたイヤらしい格好を思い出して、答えを出していた。

「ハハハ、そうだよな。ごめん。エリカちゃん。アハハハ。」

相手の名前に慌てた自分が滑稽に感じて、笑って謝っていた。

「。。。。」

少し冷たい顔した魔法使いが、じーっと、嘘を見破ろうと視ていた。

「ごめん、ごめんよ。エリカ。エリカでいいよな。
いいぞ、エリカ様?エリカ様?。。エリカお姉さん。
ごめんよ。許して。エリカお姉様。エリカお嬢様。」

(やばい。この女は、魔法使い。だから一人なんだな。
だから、こんな場所に一人でいたんだ。ダメだ。ぜったいにダメだ。)

不機嫌そうな顔に焦って、必死に謝っていた。

「ハ。ウフ。ウフフ。エリカで。

何処でも言われるのよね。
孤児院でエリカ様の名前を頂いたのは良いけど、
魔法使いに成ったら、皆が聞いてくるのよね。

生まれ変わり?転生者?娘?とか、
アリエナイでしょう。何才よ。私。何才。。。ハハハハ。」

少し悲しげな顔で、笑いながら話していた。

「あはは、エリカ。大変なんだな。お前も。あはは。」

(やべーよ。殺される。よし、エロい格好なのは、なにかの誘いだな。
 マイルズ。こいつは、ダメだ。ぜったいに、ダメだからな。)

嬉しそうな顔を貼り付けて、相手の機嫌をとって笑っていた。

「じゃ、え、エリカ。。馬車乗れよ。乗ってください?
乗るよね。乗って欲しいな。あはは。あはっは?乗ってよ。」

(行先も一緒だし、誘ってきたのも相手だから大丈夫。
 一緒なら大丈夫だマイルズ。エリカに乗るんだマイルズ。)

機嫌が何処で変わるのか分からないので、言葉を変えて聞いていた。

「じゃ、行きましょう。トヨトミに行きましょう。マイルズ。」

魔法だろうか?フワッっと身体を浮かすと、滑るように隣に座ってきた。

「。。」

(見える。さっきのショーツが。もう少し開いてくれれば。
 もうちょい。もうちょっとだけ。開くか、捲れてくれ。)

コートを羽織ったので、少しガッカリしていたが、
前を留めていないので、御者の隣りに座るとスカート部分が捲れて、
生脚と太ももの合わせ目が視えていた。

(もうすぐ、視えた。視える。もうすぐ。)

上からの視線じゃなく、前から少し覗くように角度を変えると、
奥にあるショーツが見えそうで、必死に奥を見ようと顔を動かしていた。

(こい、マイルズ。もう少しだ。もっと覗け。もっとだ。)

相手に気づかれないように?頭を下げて、奥を覗こうとしていたので、
馬車が曲がり角に来ている事を見落としていた。

「前。まーえ。前よ?まえ。前を見て。前よ。」

「え。え。まえ。まえ。前は見えないよ。
パンツの前は見えないって、見えてないから、大丈夫だよ。
大丈夫だから、安心してリラックスして、ゆったり開いてね。」

相手の言葉にも、奥を覗こうとする事しか考えられなかった。

「それじゃない、馬車よ馬車。危ない。当たるって。
きゃああああああ。当たっちゃうぅぅう。」

悲鳴のような声に、御者も慌てて視線を前に送っていた。

「ひいいいいいぃぃ。。。」

(目の前に突然。木が有る。えーえっと。前に木。まえに。。
 今は、マイルズ。冷静になれ。お前は出来る。最高な御者だ。最高だ。

 当たる当たるよ。やべーよ。避けてくれ。頼む避けてくれえぇぇ。

 イケメン。マイルズはできる子。ほらまた。イケメン。
 大丈夫。行ける。行けるさ。イケイケイケメン。)

急に曲がろうとして手綱を無理に引いたので、
馬車が急な動きに着いてこられずに、片方の車輪が持ち上がっていた。

「ガチャガチャ。ガチャガチャ。きゃああああああああぁぁぁ。」

傾いて驚いたエリカが、頭を抱えるように抱きついて胸を押しつけ、
マイルズは、胸の柔らかい感触と、悲鳴を耳元で聞きながら、
手綱を握っていない手を、身体を支えるフリをしてお尻に持って行き、
柔らかい肌の感触を直接堪能していた。

「ドカン。。。キャーキャー。怖い。キャーキャー。」

浮いていた車輪が地面に着いて揺れると、エリカは、頭を強く抱きしめて、
マイルズは、ムニュムニュと弄っているオシリの感触と、
頭に押し付けられているフワフワな胸の感触を楽しんだ。

タップリ。。タップリ。感触を楽しんだ。楽しみ続けていた。



「もう大丈夫だよ。エリカは、怖がりだな。ハハハ。」

(いい。最高だ。タップリ堪能した。続きは。。。あはっははは。)

自分は悪くないという感じで、エリカの身体を引き離していた。

「ガタン。。ありがとう、マイルズ。支えて貰って安心したわ。」

優しい笑顔で立ち上がって、皮肉のようなお礼を言っていたが、
聞いてないマイルズの視線は、違う場所を見つめていた。

(ハアハア。これか。これなのか。パイパン。すげえな。この食込み。
はみ出し。すげえな。こういうのを履いていたのかよ。
ハアハア。フウフウ。。ううう。ヤバい。俺は紳士。イケメン紳士だ。
ダメだ。立つな。立ったら負けだ。ぐううう。)

エリカが立ち上がっているので、目線が腰の当たりに来て、
腰まで捲れたワンピースと、真っ赤なパンティが見えていた。

凝視。じいイイっと。マジマジ。ジックリと見つめていた。

「マイルズ。救ってくれて、あ、、りが、、とう。」

捲れていたワンピースを、ゆっくり、ゆっくり、直し初めていた。

(お尻を触りながら、さっきドサクサに紛れて、捲っていて良かったなあ。
 俺は最高だよ。イケメンマイルズ。最高だ。お前は最高だよ。)

視線が濡れてクッキリと浮き出た大陰唇の谷間を見つめていると、
エリカは恥ずかしいのか、俯いて向きを変えていた。

(ケツだ。あはっははは。誘っているよ。誘っている。)

さっきとは逆に、丸見えになったお尻が突き出され、
大陰唇にくい込んだショーツがハッキリと見えていた。

「もう、食い込むと痛いのよね。グジュ。ズルズル。」

視線が女性器に来ているのを知って、誘うように声を出しながら、
くい込んだショーツの間に指を入れて、
食い込んだ布を広げながら、大陰唇を包むように位置を直していた。

「もう、お終いよ。うふふふ。あはっ、スルスル。」

お尻を左右に振って恥ずかしそうに、赤い布を下ろして隠していた。

「少し、そっちに寄ってね。ごめんなさい。」

スカートを直してから御者の隣に座ると、
懲りていない御者の視線が、スカートの奥を覗こうとしていた。

「また、危ないと困るし。。ごめんね。マイルズ。(今よ先輩)」

嬉しそうな顔で、何か呟いていた。

「ニヤ。ニャー。」

何処かに隠れていたのか、黒猫が飛ぶように走って来て、
生脚の上に乗って丸くなっていた。

「ニヤ。。。。にゃ?」

マイルズが羨ましそうに見ると、言葉が解るのか、
少しニヤッと笑って?から、スカートの奥が見えないように隠していた。

「これは?」

(くそぉぉお。見えねえ。クソ猫。退けよ。どけぇぇえ。)

自分の心を読んでいるような、得意げな顔をした猫を見ながら聞いていた。

「あ、あ。先輩。先輩ですよ。先輩も何か言ってくださいよ。」

(予定通り?これで、いいんだよね。)
(あはは。予定は何でもいいけどね。うふふふ。)

「ニャニャニャーニャニャ」
「宜しくだそうです。」

すごく嬉しそうで、懐かしそうな笑顔で答えていた。

「こちらこそ、宜しく。な。。。。。ニャ?」

(使役かな、まあイイか。大丈夫だよ。早くしないと、
 村人たちが待ってる。さあ、少し急ごう。)

猫の言葉を真似したような声で返事を返してから、
自分の仕事を思い出していた。

「ガラガラ、ガタガタ、ガチャガチャ。」

三人を乗せた馬車は、少しだけ急いで村を目ざして走って行った。


はじめまして②
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

俺の彼女が黒人デカチンポ専用肉便器に堕ちるまで    (R18禁 NTR胸糞注意)

リュウガ
恋愛
俺、見立優斗には同い年の彼女高木千咲という彼女がいる。 彼女とは同じ塾で知り合い、彼女のあまりの美しさに俺が一目惚れして付き合ったのだ。 しかし、中学三年生の夏、俺の通っている塾にマイケルという外国人が入塾してきた。 俺達は受験勉強が重なってなかなか一緒にいることが出来なくなっていき、彼女は‥‥‥

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【R18】幼馴染の男3人にノリで乳首当てゲームされて思わず感じてしまい、次々と告白されて予想外の展開に…【短縮版】

うすい
恋愛
【ストーリー】 幼馴染の男3人と久しぶりに飲みに集まったななか。自分だけ異性であることを意識しないくらい仲がよく、久しぶりに4人で集まれたことを嬉しく思っていた。 そんな中、幼馴染のうちの1人が乳首当てゲームにハマっていると言い出し、ななか以外の3人が実際にゲームをして盛り上がる。 3人のやり取りを微笑ましく眺めるななかだったが、自分も参加させられ、思わず感じてしまい―――。 さらにその後、幼馴染たちから次々と衝撃の事実を伝えられ、事態は思わぬ方向に発展していく。 【登場人物】 ・ななか 広告マーケターとして働く新社会人。純粋で素直だが流されやすい。大学時代に一度だけ彼氏がいたが、身体の相性が微妙で別れた。 ・かつや 不動産の営業マンとして働く新社会人。社交的な性格で男女問わず友達が多い。ななかと同じ大学出身。 ・よしひこ 飲食店経営者。クールで口数が少ない。頭も顔も要領もいいため学生時代はモテた。短期留学経験者。 ・しんじ 工場勤務の社会人。控えめな性格だがしっかり者。みんなよりも社会人歴が長い。最近同棲中の彼女と別れた。 【注意】 ※一度全作品を削除されてしまったため、本番シーンはカットしての投稿となります。 そのため読みにくい点や把握しにくい点が多いかと思いますがご了承ください。 フルバージョンはpixivやFantiaで配信させていただいております。 ※男数人で女を取り合うなど、くっさい乙女ゲーム感満載です。 ※フィクションとしてお楽しみいただきますようお願い申し上げます。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

【R18】やがて犯される病

開き茄子(あきなす)
恋愛
『凌辱モノ』をテーマにした短編連作の男性向け18禁小説です。 女の子が男にレイプされたり凌辱されたりして可哀そうな目にあいます。 女の子側に救いのない話がメインとなるので、とにかく可哀そうでエロい話が好きな人向けです。 ※ノクターンノベルスとpixivにも掲載しております。 内容に違いはありませんので、お好きなサイトでご覧下さい。 また、新シリーズとしてファンタジーものの長編小説(エロ)を企画中です。 更新準備が整いましたらこちらとTwitterでご報告させていただきます。

淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語

瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。 長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH! 途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!

処理中です...