192 / 243
トヨトミ②
芽吹き⑪
しおりを挟む
「おやすみなさい。はるな。」
女は、腕の中にいた子供を起こさないように包み込み、
安らかに眠れるように祈っていた。
「今度起きる時は、安らかに。」
。
何処かの祝福された場所で、
「残りの友達は、みんなが笑顔になるように綺麗に咲いてあげてね。
さあ、ここなら寂しくないわよ。
綺麗にお願い。沢山の花を咲かせて笑顔を見せて。
あっははは。うふふふふ。あっははは。」
すごく嬉しそうに笑って、子供を見つめていた。
。。
次に女が移動した場所は、森の中。深夜の森にいた。
大きな針葉樹が周りを取り囲み、
弱々しい星々からの光だけが、寒々とした地面を照らしていた。
まだ溶け残った雪が所々に残っていて、一段と凍った世界を彩っていた。
その場所から女が見ていたのは光、
ある場所の光だけが、この寒々とした夜の訪れを拒んでいた。
小さな焚き火と、沢山の荷物を載せた馬車。
今日の仕事は終わったと、馬は休んでいた。
焚き火の近くには、火を消さないように、
必死に何かを忘れるように、男が焚き火を見つめていた。
焚き火は男を慰めるように力強く、
闇がこれ以上広がらないように世界を照らしていた。
焚き火は、ときどき男を慰めるように、
「パチン。。パチパ。。パン。。パチパチパチ。」
人が寄り添う物。人が求める温もりが、闇を拒んで拍手を送っていた。
必死に闇の支配者を遠ざけようと、
温もりが消えないように、男は必死に願って炎を見つめていた。
。
その願いは、裏切られる事になってしまった。
音が嘲笑うように、
「ザッ。ザッザ。。。パリ。。ザッザ。ザッザ。」
今度は、一定のリズムで近づいてくる音に男は気がついてしまった。
男は、目の前まで闇が近づいているのを感じて、
「いるんだろ?」
近づいてくる音に向かって声をかけた。
闇の奥から、
「あーあ、わかっちゃった?
どうして、わかっちゃうのかなあ。やっぱり、この恰好かしらね。」
場違いに嬉しそうに答える声が、闇から漏れ出ていた。
男が注意深く闇を見つめると、女が一人だけ近づいてくるのがわかった。
ああ、あいつか。あの女か、やっぱりな。
映像で何回も何十回。それ以上見た女。
今回も全裸のようなワンピース一枚だけで、
こんな場所で見るにはあまりにも不似合いで、
もちろん、凍えるように寒そうに見えていた。
しかし、女の異常さを知ってる自分には、
この格好が、妙に女らしい、似合ってると見とれていた。
男の視線が、
「やっぱり、全裸が良かったかしらね。うふふ。
好きでしょ。よく見てくれた?
もちろん、沢山出して貰えたかな。
今夜は、直接楽しんで貰ってもいいわよ。私が直接ね。あはは。」
自分の身体を誇るように、腕を組んで胸を持ち上げていた。
男から見ると、真っ赤なワンピースが黒く見えて、
首から上。両腕。両脚が、別々に違う世界に浮いているように見えていた。
その異様な格好の方が、何故か普通に感じて、
「いや。そのままでいいから。良く似合うよ。」
必死に闇に向かって、笑いかけていた。
女を人として認識してしまう恐怖に、何かを忘れようと笑いかけていた。
男の視線が変わったと、
「そう?うーん。そっかあ。じゃあ、このままで。
そっか、隠す。そうよね。それでか。。あっははは、それでね。」
昼間に起こった状況を思い出して、笑いかえしていた。
女が嬉しそうに笑いを返してくれたので、
機嫌を悪くしていなそうで、男はホットしていた。
女がここに来た要件は、
「すま。。」
エリカが荷台に積んでいる物の件で怒っていると思い、謝ろうとしていた。
エリカは少しも気にしないで、
「ああ、良いのよ。あれは、すごく嬉しかったから大丈夫よ。
ちょっとだけ、気になったから直したけど。パチン。」
男が謝るのを遮るように、指を鳴らした。
音がすると突然、近くにあった男の馬車から炎が吹き出した。
突然の炎に驚いて、
「ボ。。。。ゴウ。ゴウ。。ゴウゴウ。。。。ヒヒーン。。」
自分の全て、男の全財産が一瞬にして炎に飲み込まれていたのを、
呆然と見つめていた。
そうだ。この女は。ああ、そうだった。そうだ。
馬の鳴き声だけが、
必死にこの場から逃げようとする音だけが、
悲鳴だけが耳に残っていた。
女が本当に機嫌悪そうに、
「ああ、煩いなあ。消えて。。。パチン。」
女は何が気になったのか、また指を鳴らしていた。
それは、悲鳴。
それを消す為だけに、女が使ったのだと目の前で理解していた。
女が強者だと思い出した男は、
「ひっ。」
必死に逃げようと、立ち上がろうとした。
しかし、誰かに押さえつけられているように、少しも動けなかった。
逃げることなど出来ないと、絶対に逃げられない、
会った時点でわかっていたのに、
それでも逃げようと必死に足掻いていた。
女にとって男の価値など、
「ごめんなさい。怒って無いから。大丈夫だから座ってて」
困った子供を叱るように、エリカが話していた。
子供以下だと理解してしまった。
次に俺だ。次に、
「ご。。」
動けなかった男は、ただ謝まって逃げようと声を出した。
そういう男の行動を面倒くさそうに、
「うーん、いらないかなあ。もういらないっか。
別に、でも。。そーだ。もう、いいかあ。
うふふ。先輩もいないしね。あっははは、じゃあ、さようなら。」
女が興味が無いような顔で話していた。
男は必死に何か出来ないか、
女の興味を引けないか考えていた。
その男の必死に生きようとする格好が、あまりにも不思議で、
「あれ?、そうだ。きみさあ、君の幸せって何?」
途中から、何かを思い出すように聞いてきた。
なにが要らないのか、必死に考えるていた。
たぶん。要らないのは。。。
たどり着く答えは、一つだけ。
今残っているのは、ここに残っているのは自分だけだと理解していた。
さようならも、そういう事なんだろう。
それでも必死に、女の意図する事を考えていた。
たぶん、これだけが。。。これしか、無い。
無い。死ぬ。多分。殺される。必死に答えを探していた。
無慈悲に自分勝手に話してくる女を見て、
「ひっ。。ひあわ。。」
男は恐怖で泣きながら、必死に答えようとしていた。
もう気にしていた事を忘れてしまったのか、
「ああ、まあいっかなあ。別に興味なくな。。」
多分、その程度だったのだろう、男の生死など。
男は必死に必死に声を出して、
「いあーわせは、幸せわああああ。結婚です。けっこん。」
よく聞く話し、よく聞く話題を思い出して、
その答えにすがりついた。
いつものように、いつも自分が馬鹿にしていた言葉に、
男は、すがりつくしか無かった。
女なんて道具。ただの新品か中古か不良品。
金を産む玩具だと思って、話していた話題にすがりつくしか無かった。
女が何処に興味があったのか、
「あれ?きみさあ、沢山やってたでしょ。もう結合済みじゃない。
だって、臭いよ。君ってさあ。」
女にとって、その程度の感覚。その程度の理解。
女が感情を出していたのに気が付き、
「ちちちゃんと。けっこん。。。っこども。。子供。」
ここで失敗したら、消えるまで。必死に続きを話していた。
いつものように、子供は簡単に交換出来る物。
何処からでも出てくるゴミのような存在。
暇つぶしに相手する物として理解していた。
女がすごく嬉しそうに、
「うーん、こどもね。子供。子供。。そうか、子供。
いいわよ。そうよ。子供。子供好き?」
女にとって、唯一無二の興味。
自分に残っている感情のひとつ。
大切な。すごく大切な欠片のことが出てきたので、
男に興味が出て来て笑いかけていた。
女が変わったのを、
「はいい。子供大好きです。子供沢山。子供だから。子供。」
必死に、嘘だとバレないように必死に話していた。
男の記憶を、
「そういえば、店は?」
店をどうしてきたのか、聞いていた。
女が興味。気に入った答えだと、
「子供。そうです子供に譲ってきまいた。」
ただ逃げるため、あの女のお気に入りに押し付けていた。
少しでも、目の前にいる女に興味を持って貰えるように、
あの子供に押し付けて逃げて来た。
店の事を思い出して、
「へえー、子供好きなんだ。しっかり店もね。」
あの子が店員をしている店を訪れて、
今度こそ臭くなる前に、卒業させようと妄想していた。
すごく上機嫌な顔になったエリカは、男を試すように、
「奥さんいないとダメじゃない。私がなってあげるから、一緒にどう?」
何故か悲しそうな顔で、男の顔を覗き込んできた。
芽吹き⑪
女は、腕の中にいた子供を起こさないように包み込み、
安らかに眠れるように祈っていた。
「今度起きる時は、安らかに。」
。
何処かの祝福された場所で、
「残りの友達は、みんなが笑顔になるように綺麗に咲いてあげてね。
さあ、ここなら寂しくないわよ。
綺麗にお願い。沢山の花を咲かせて笑顔を見せて。
あっははは。うふふふふ。あっははは。」
すごく嬉しそうに笑って、子供を見つめていた。
。。
次に女が移動した場所は、森の中。深夜の森にいた。
大きな針葉樹が周りを取り囲み、
弱々しい星々からの光だけが、寒々とした地面を照らしていた。
まだ溶け残った雪が所々に残っていて、一段と凍った世界を彩っていた。
その場所から女が見ていたのは光、
ある場所の光だけが、この寒々とした夜の訪れを拒んでいた。
小さな焚き火と、沢山の荷物を載せた馬車。
今日の仕事は終わったと、馬は休んでいた。
焚き火の近くには、火を消さないように、
必死に何かを忘れるように、男が焚き火を見つめていた。
焚き火は男を慰めるように力強く、
闇がこれ以上広がらないように世界を照らしていた。
焚き火は、ときどき男を慰めるように、
「パチン。。パチパ。。パン。。パチパチパチ。」
人が寄り添う物。人が求める温もりが、闇を拒んで拍手を送っていた。
必死に闇の支配者を遠ざけようと、
温もりが消えないように、男は必死に願って炎を見つめていた。
。
その願いは、裏切られる事になってしまった。
音が嘲笑うように、
「ザッ。ザッザ。。。パリ。。ザッザ。ザッザ。」
今度は、一定のリズムで近づいてくる音に男は気がついてしまった。
男は、目の前まで闇が近づいているのを感じて、
「いるんだろ?」
近づいてくる音に向かって声をかけた。
闇の奥から、
「あーあ、わかっちゃった?
どうして、わかっちゃうのかなあ。やっぱり、この恰好かしらね。」
場違いに嬉しそうに答える声が、闇から漏れ出ていた。
男が注意深く闇を見つめると、女が一人だけ近づいてくるのがわかった。
ああ、あいつか。あの女か、やっぱりな。
映像で何回も何十回。それ以上見た女。
今回も全裸のようなワンピース一枚だけで、
こんな場所で見るにはあまりにも不似合いで、
もちろん、凍えるように寒そうに見えていた。
しかし、女の異常さを知ってる自分には、
この格好が、妙に女らしい、似合ってると見とれていた。
男の視線が、
「やっぱり、全裸が良かったかしらね。うふふ。
好きでしょ。よく見てくれた?
もちろん、沢山出して貰えたかな。
今夜は、直接楽しんで貰ってもいいわよ。私が直接ね。あはは。」
自分の身体を誇るように、腕を組んで胸を持ち上げていた。
男から見ると、真っ赤なワンピースが黒く見えて、
首から上。両腕。両脚が、別々に違う世界に浮いているように見えていた。
その異様な格好の方が、何故か普通に感じて、
「いや。そのままでいいから。良く似合うよ。」
必死に闇に向かって、笑いかけていた。
女を人として認識してしまう恐怖に、何かを忘れようと笑いかけていた。
男の視線が変わったと、
「そう?うーん。そっかあ。じゃあ、このままで。
そっか、隠す。そうよね。それでか。。あっははは、それでね。」
昼間に起こった状況を思い出して、笑いかえしていた。
女が嬉しそうに笑いを返してくれたので、
機嫌を悪くしていなそうで、男はホットしていた。
女がここに来た要件は、
「すま。。」
エリカが荷台に積んでいる物の件で怒っていると思い、謝ろうとしていた。
エリカは少しも気にしないで、
「ああ、良いのよ。あれは、すごく嬉しかったから大丈夫よ。
ちょっとだけ、気になったから直したけど。パチン。」
男が謝るのを遮るように、指を鳴らした。
音がすると突然、近くにあった男の馬車から炎が吹き出した。
突然の炎に驚いて、
「ボ。。。。ゴウ。ゴウ。。ゴウゴウ。。。。ヒヒーン。。」
自分の全て、男の全財産が一瞬にして炎に飲み込まれていたのを、
呆然と見つめていた。
そうだ。この女は。ああ、そうだった。そうだ。
馬の鳴き声だけが、
必死にこの場から逃げようとする音だけが、
悲鳴だけが耳に残っていた。
女が本当に機嫌悪そうに、
「ああ、煩いなあ。消えて。。。パチン。」
女は何が気になったのか、また指を鳴らしていた。
それは、悲鳴。
それを消す為だけに、女が使ったのだと目の前で理解していた。
女が強者だと思い出した男は、
「ひっ。」
必死に逃げようと、立ち上がろうとした。
しかし、誰かに押さえつけられているように、少しも動けなかった。
逃げることなど出来ないと、絶対に逃げられない、
会った時点でわかっていたのに、
それでも逃げようと必死に足掻いていた。
女にとって男の価値など、
「ごめんなさい。怒って無いから。大丈夫だから座ってて」
困った子供を叱るように、エリカが話していた。
子供以下だと理解してしまった。
次に俺だ。次に、
「ご。。」
動けなかった男は、ただ謝まって逃げようと声を出した。
そういう男の行動を面倒くさそうに、
「うーん、いらないかなあ。もういらないっか。
別に、でも。。そーだ。もう、いいかあ。
うふふ。先輩もいないしね。あっははは、じゃあ、さようなら。」
女が興味が無いような顔で話していた。
男は必死に何か出来ないか、
女の興味を引けないか考えていた。
その男の必死に生きようとする格好が、あまりにも不思議で、
「あれ?、そうだ。きみさあ、君の幸せって何?」
途中から、何かを思い出すように聞いてきた。
なにが要らないのか、必死に考えるていた。
たぶん。要らないのは。。。
たどり着く答えは、一つだけ。
今残っているのは、ここに残っているのは自分だけだと理解していた。
さようならも、そういう事なんだろう。
それでも必死に、女の意図する事を考えていた。
たぶん、これだけが。。。これしか、無い。
無い。死ぬ。多分。殺される。必死に答えを探していた。
無慈悲に自分勝手に話してくる女を見て、
「ひっ。。ひあわ。。」
男は恐怖で泣きながら、必死に答えようとしていた。
もう気にしていた事を忘れてしまったのか、
「ああ、まあいっかなあ。別に興味なくな。。」
多分、その程度だったのだろう、男の生死など。
男は必死に必死に声を出して、
「いあーわせは、幸せわああああ。結婚です。けっこん。」
よく聞く話し、よく聞く話題を思い出して、
その答えにすがりついた。
いつものように、いつも自分が馬鹿にしていた言葉に、
男は、すがりつくしか無かった。
女なんて道具。ただの新品か中古か不良品。
金を産む玩具だと思って、話していた話題にすがりつくしか無かった。
女が何処に興味があったのか、
「あれ?きみさあ、沢山やってたでしょ。もう結合済みじゃない。
だって、臭いよ。君ってさあ。」
女にとって、その程度の感覚。その程度の理解。
女が感情を出していたのに気が付き、
「ちちちゃんと。けっこん。。。っこども。。子供。」
ここで失敗したら、消えるまで。必死に続きを話していた。
いつものように、子供は簡単に交換出来る物。
何処からでも出てくるゴミのような存在。
暇つぶしに相手する物として理解していた。
女がすごく嬉しそうに、
「うーん、こどもね。子供。子供。。そうか、子供。
いいわよ。そうよ。子供。子供好き?」
女にとって、唯一無二の興味。
自分に残っている感情のひとつ。
大切な。すごく大切な欠片のことが出てきたので、
男に興味が出て来て笑いかけていた。
女が変わったのを、
「はいい。子供大好きです。子供沢山。子供だから。子供。」
必死に、嘘だとバレないように必死に話していた。
男の記憶を、
「そういえば、店は?」
店をどうしてきたのか、聞いていた。
女が興味。気に入った答えだと、
「子供。そうです子供に譲ってきまいた。」
ただ逃げるため、あの女のお気に入りに押し付けていた。
少しでも、目の前にいる女に興味を持って貰えるように、
あの子供に押し付けて逃げて来た。
店の事を思い出して、
「へえー、子供好きなんだ。しっかり店もね。」
あの子が店員をしている店を訪れて、
今度こそ臭くなる前に、卒業させようと妄想していた。
すごく上機嫌な顔になったエリカは、男を試すように、
「奥さんいないとダメじゃない。私がなってあげるから、一緒にどう?」
何故か悲しそうな顔で、男の顔を覗き込んできた。
芽吹き⑪
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説


こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる