流れる川

連鎖

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シズナイ

花見①

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いつものように、門から続く長い列に女と猫が並んでいた。

「やっぱり、今度こそ。今度はいけるわよね。」
「いつもと一緒だって。」
呆れたように笑いかけていた。

「ノリ悪いわねえ。やっぱり、黒いのに化けて、怪しい感じで。」

そうよ。秘密結社。真っ黒だーの女幹部とかあ。
女幹部が。。うふふ。結社の秘密を。ほらわかってるのか?
コイツの穴に。。。あ。。絶対に。嫌がっ。渡さない。結社の秘密は。。

「バケればいいよ。ほら、これでどーぞ。コトン。」
呆れたように、猫が小瓶を渡していた。
「そうそう、真っ黒だから、アソコもだからね。
忠告するけど、奥までだよ。」

「しっかり、ヤリマンって。何処まで。。ぅーう。悩むよね。
あははは、やっぱり。男ってえ。きゃああああとか、好きよねえ。」

やっぱり、真っ黒だーの幹部で処女ってのが鉄板よね。
エロい格好だけど処女。ウーン萌え。萌えるわあ。あははは。
真っ黒だけど初物。これにする?うふふ。うふふ。

「そいえば、私達って何で並んでるの?まだ用事とか?」
「たまには休暇もいいだろ?仕事も済んだんだし、たまには。」
「本当にかなあ。。。。?本当に?まさかの。。だ~けど。。とか?」
「まあ、仕事も残ってるけど。少しだけ。ほんの少しだけ。」
申し訳無さそうに、答えていた。

「やだやだやだやだやだやだ。もういやああああ。
仕事は禁止。仕事は飽きちゃった。面倒は禁止です。
最近食べてないの。食べるの。ぜーったい。飽きちゃったあ。」
不満そうな顔で猫を睨んでいた。

「エリカは、遊んでればいいよ。仕事はコッチで片付けるから。」
「はーい、それ。またあ?。またよねえ。
また私も一緒よねえ。。ええええええ。また一緒よねえ。」
不満そうに大声で猫に話しかけていた。

「にゃあー。にゃあ。にゃあー。」

絵画に出ているすっごい美女が、
こんなに沢山の人がいる前で、
全裸のような透けた格好のまま、

可愛い小柄な猫に、
大声で怒っている姿が、

門の目の前で、手続きをしている男の目の前で起こっていた。

「こんにちは、エリカです。カードこれで、使役の先輩です。
よろしくお願いします。」
周りの視線が、痛いほどに突き刺さって見つめていた。

「あのー。前から説明してますが、
エリカさんは、隣の貴族門で大丈夫ですよ。
待たないで、そのまま入場してください。
有名人ですし、一段と混んでしまいますので、
今後は、あちらでお願いします。」
困った顔で見つめていた。

「あははは。ごめんなさい。忘れてた。あははは。」
バツが悪そうに笑いかけていた。

「なんで言わないのかなあ。先輩」「。。。」
「言ったって、そう?」「。。。」
「そりゃあ。あれよ。そう、門番といえば。。」「。。」

猫に話しかけ始めたエリカを無視して
「はい、こちらで確認します。」
カードを何か箱に差し入れて、画面を確認し始めた。

「エリカさんですね。はい、ようこそシズナイへ
確認は終わりました。
どーぞ、街へお入り下さい。」
カードを丁寧に返却された。

「え?いいの?。やっぱり。。とかない?」
お願いするような笑顔で話しかけていた。

「はい、大丈夫ですよ。お入り下さい。
次の方。どーぞ。」
ニコニコ、無視する事を決めた笑顔で話していた。

「もう。ナンデヨ。ええ、わかったわよ。
行くからね。」
すごく不満そうに、少しむくれた顔して。。
なぜ?こーじゃない、
ウエヘヘ
おま、おまえだけコッチだよ。
そんな格好で誤魔化しても、
真っ黒だーの女幹部なのは解ってるんだぞ。
真っ黒だーのアジトを喋るまで、隅々まで調べてやるからな。
そういえば、穴の奥はどうなってるんだ?
奥の奥まで調べて、奥まで真っ黒か確認してやるよ。
俺の真っ黒棒を入れて確認だな。。うはは。これよね。コレ

「ニャニ。ニニャににや」

「はいはい、行きますよ。行きますよ。」
うわ、拝まれた。。ヤバ。アッチからも。やっぱり目立つなあ。

周りの視線を感じながら、門から離れていった。

「先輩。休暇でいいのよね。あ。。いないし。」
いつの間にか猫は走り去っていた。

うーん。突然休暇ってさあ。どうせ、仕事でしょ。
でも。。。あ、拝まれるし。うーん。



「せんせーい。せんせー。」
少し離れた場所から、大声で呼ぶ声が聞こえた。
「ギルドから来ましたあ。せんせー。こっち。こっちです。」
手を振って、エリカを呼ぶ声が聞こえた。

仕事きたあああ。よし、私は休暇。休暇よね。あははは。
じゃあ。ね。転移。

「あれ?先生。。んぅ?」
キョロキョロ。周りを探していた。

慌てて適当に転移したので、誰もいない裏路地に転移した。

「はあああああ。もう、仕事はしないの。仕事禁止よ。遊びねえ。
そういえば、マイルズがカジノって。うふふ。
遊びと言えば、博打よね。あははは、じゃあ遊びと。」

「相棒さあ、そういえば禁断症状出ないけど大丈夫?」
「男性の時に、加工前のを直接頂いていたので大丈夫ですよ。
出来れば、定期的に男性になってもらうと嬉しいんですが。」

「そういうものなの?私も楽しかったし、考えておくね。

そっかー、ヤツに連絡して教えてあげようかな。

ちょうど実験動物もいるし。あははは、楽しそう。
蜘蛛男一号。帰ってきた蜘蛛男。蜘蛛男X。とか面白そう。
きゃははは。あはは。」

服は大丈夫。うーん、男は飽きちゃったし。女よね。

この顔だと。。仮面。んぅ。メガネ。黒いの。
もう、面倒くさすぎて。幻術。変えちゃう。
どれが楽しませてくれるかな。うん。

「服装は、
白のVネックキャミワンピース。
ハイウエストで絞ってから、プリーツで広げてミニ丈で。」
「身体振ると丸見えですけど、大丈夫ですか?」
「そっかー、振らないと見えないのか。うーん、マイクロミニで。。
うーん。。今回は清楚系だしいいかな。」
「はい。大丈夫です。それでは、膝上ぐらいにします。」
「ええええええ。ロングじゃないって、股下でしょ。股下。」
「あははは、じゃあ。ミニ丈で設定しますね。あははは。」
「ウェストで絞ってるし、バストは緩めね。紐で釣ってるだけって感じ」
「清楚系では?」
「あははは、苦しいの嫌いだしい。白いから大丈夫だよ。」
「はい。大丈夫です。」



くるーっと。。あははは、丸見え。さむーい。お尻も。あそこも丸見えよ。

身体を回転させて、プリーツが捲れて下半身が丸見えになるのを
面白そうにしていた。

クルクルっと、あははは。きゃああああ。捲れちゃった。
見た?見ないでええ。バフン。

よっしゃー、コレよ。コレがいいんでしょ。
捲れたスカートを手で押さえて、笑いかけていた。

「でもー相棒。長くない?」「大丈夫です。これで完成です。」
「うーん、でも。太もも隠れてるよ。半分ぐらい。」「完成です。」
「いいかあ、じゃあ。これも覚えておいてね。」「はい。」

仮面で行こっかな。うふふ。銀仮面卿のカジノデビュー。

。。。

どこかな?カジノ。エロイの発見。エロチビおじさん発見。
あははは。もっと見て。いいのよ。沢山犯して。。

「あ、カジノって教えて貰えませんか?」
相手の男が自分の胸あたりだったので、
脚を開き気味でしゃがみこみ、上目遣いで話しかけていた。

しゃがみこむと、スカートの前が捲れて
ある方向から丸見えになっていた。

ガヤガヤ。ガヤガヤ。周りからどよめきが起こった。
「おいおい」「あの女の脚の脚の」「あそこも」

男からは、ゆるゆるの胸元から乳房が全て見えていた。
「あの、目の前にある。。あれです。」
目の前に、うわ。谷間。谷間。
スゲえな、でけえ。。うわ。いい匂い。

「あの、あの建物ですか、ありがとうございます。」
すごく優しそうな顔で立ち上がって、ゆっくり。ゆっくり。
お辞儀をしていた。

ハイハイ、どーぞ。じっくり覗きなさい。
ありがとうございます。うふふ。視線が良いわ。

周りから残念そうな声の後に、さっきの声とは逆の方から
どよめきが起こった。
「おしり。おしり。」「のののーパン。」「スゲえ痴女。」
「おいおい、アイツ邪魔」「胸も見えそう。」

「はあ。ああああああああぁぁぁ。そう言いますよね。」
お辞儀をしたので胸の谷も、先端まで丸見えになっていた。

あ、そうよ。こういうの好きよね。
あははは。みんな一緒に、どーぞ見つめてちょうだい。

「ありがとう、ありがとう。やっと着いた。
やっとだよ。やったあ。」
がばっと男に抱きつき、胸をグイグイ男の顔に押し付けていた。

「おめでとう、や。やば、フガフガ。」
スゲえ。ふわふわだ。ああ。最高。。
コレは。う、立つ。駄目だ。ダメ。
いい匂い。ウワアワ

「あ、ゴメンナサイね。つい。」
これね。よし、これよね。
これから、これで行こうっと。
ありがとう、おじさん。
ニコ。



「何のご用件でしょうか?」


花見①
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