夏目の日常

連鎖

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見えざる手

希望泣き部屋②

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 大きなオフィスビルのフロアの一区画を一人で使う前田が、
 テーブル上の複数のモニターを見つめていた。

 そのうちの一台には、
 金髪に近い茶髪のフェーブがかったロングヘアをなびかせ、
 彼女は小ぶりな胸を包む白いニットタンクトップに、
 レトロな短めのGジャンを羽織り、駅の構内を颯爽と歩いていた。

 彼女は、モデルのような整った顔立ちが男たちの視線を集め、
 軽く透けた白いワイドフレアのくるぶし丈スカートと、
 さらに高さを強調するヘビーソールのスタックブーツが、
 その背丈を一段と高くさせてしまい、一段と視線を集めていた。
 
 しかし、前田が見ている隣のモニターには、
 足元から見上げている白いタンガのショーツが映っている。

 もし彼女が履いているショーツだとしても、
 スカートの色と合わせて変では無いが、ショーツ自体が細くて薄いのか、
 それともこの女の大陰唇がふっくらと盛り上がっているのか、
 女性器の終わりからは細くなって食い込み、
 丸見えのお尻の間に消えていった。

(いいねぇ。こういう女。こういうのが、また沢山泣くんだろおォ。)

 よく見ていると、下腹部から始まった広めの逆三角形の布は、
 陰核を隠すように絞られながら大陰唇の渓谷に消え始め、
 途中からは一本の紐になり、布の横から小陰唇がチラチラとはみ出して、
 これから始まる高尚な行為を盛り上げる舞台のようになって、
 前田を楽しませていた。

 彼から見ても、
 流石にここまでショーツが食い込んでしまうと痛いと思うのだが、
 彼女は、人目がある場所で直す事も出来ないらしく、
 必死にモジモジと太ももを擦り合わせるだけで、
 少しでも位置を変えて、痛みを?別の刺激を和らげようとしている。

 もちろん、モニターで見ている前田にとっては、
 その行為を下から覗いている事に興奮するし、
 その姿は、見るだけで我慢出来ないほどにイヤラシく、
 彼女の秘密を、自分は見ているような気がして最高だった。

 その行為が少し続くと、彼女が何かを嫌がって腰を振っているらしく、
 そのたびにスカートが揺れ、

「(やめてください)」「いいけど、どうする?」「(大声を出します)」

(来るぞぉ。アハハハ。そろそろ。そろそろだよなぁ。)

 彼女の嫌がる動きが激しくなり、
 その動きに合わせて無骨な男と華奢な女の手が、
 モニター上で何度も行き来を始める。

「カサ」「うぅうん」「ひやぁ」「ガサ。ペチャ。」「(イヤッ)」

 そうやって、彼女が腰を振ったり身体を捻って抵抗しているうちに、
 男達の手が何処かに触れたらしく、彼女の動きが段々と遅くなっていく。

「アレぇ?コレって、さぁ。誘ってるぅ?」「(やめてぇ。ひゃめぇ。)」
「これ以上騒ぐと、ここも見られちゃうかもよ。」「(ダメ。イヤッ)」

 色々な感情が膨らんできてしまい、
 下半身を触られる事に抵抗が無くなって?諦めてきた彼女は、
 タンクトップが引き上げられ、ブラジャーまでズラされてしまうと、
 その事の方が気になって焦り始める。

 下半身を触られるよりも、胸が外に出されて、
 外気に触れて膨らんでしまったチクビを見られたく無いと、
 自分の下半身に触れようとする男達の手を振り払うことも忘れ、
 彼女は両手でその部分を包むように隠した。

「大きかったけど、感じちゃった?アハハ。」「(やぁあめえぇ)」

 必死に胸だけは触らせたく無いと隠している彼女は、
 複数の男達と一緒に楽しむような経験がなかったらしく、
 自信に満ちた表情が、次第に不安と恐怖を浮かべたものへと変わり、
 ただひたすらに耐えることしかできないと、
 許しを乞うような獲物の気持ちに変わっていった。

 そういう顔をした獲物が大好物な男達は、
 彼女を楽しませてあげようと、一斉にスカートの中に腕を潜り込ませて、
 若くハリのある綺麗な太ももや、喜んで涙を流している割れ目に、
 綺麗でスベスベしたお尻までも、好きに触っていた。

(さあ。どうなる?この女も同じだろぉ?クク。アハハハ。)

 前田は嬉しそうに、隣で澄ました顔をしていた女が欲望に飲まれ、
 苦しそうに歪んでいく姿に興奮していた。

「クチュ。。クチュクチュ。」「はぅう。(ハアハア)。。うぅう。」

 既に彼女は手を外しているのだろう、
 小さな胸や突起部分を男達が触る度に、彼女のお尻が引き締まり、
 腰が何度も打ち震えて、身体全体が何度も揺れる。

 それだけでも、彼女にとっては十分な刺激のはずだが、
 他の男達が許すはずもなく、前側から差し込まれた腕が、
 指先で器用にショーツを細くしながら前後に動き、
 後側からの男が、むき出しのお尻を鷲掴みにして左右に広げ、
 その絞った布を一段と奥へ押し込もうとしていた。

 そんな映像が続くのだが、男が触る度にビクビクと痙攣する彼女の身体、
 抵抗を既に諦めているらしく、
 声だけは聞かれたくないと片手を口に当てて泣き顔で我慢している顔、
 少しでも身体を隠したいと、
 タンクトップの裾を持ち必死に下げようとする行動に、
 この男は興奮していた。

「恥ずかしいねぇ。くちゅくちゅだよぉ。君?」「(ひゃめてふさい)」
「じゃあ、これで終わりにしてあげるよ。ぐい。」

 そろそろ彼女や彼らが降りる駅なのか、
 それとも抵抗しない獲物に飽きてしまったのか、

「はあぁ。おわ。」

 男が終わりだと告げると、彼女は安堵したらしく気が抜けてしまった。

「ぐい。。ズル。じゃあね。ぐちゅうう。」「ぶばアぁ。ばはばあァあ。」

 彼女の気が抜けて、全身から力が抜けたと気づいた男達は、
 胸を揉んでいた手を外し、チクビを指先で軽く転がし、
 ショーツを女性器に食い込ませる行為をやめて、
 布を割れ目から引き抜いていた。

「また楽しもうねぇ。○○ちゃん。」

 その声が合図だったらしく、今までショーツで隠されてしまい、
 一度も触って貰えなかった膣口に、
 男の無骨な指が、二本も一気に侵入してきた。

「とっても熱くて、奥からドロドロだねぇ。アハハハハ。」
「ゔうぅうう。ビクビク。。ビクビクん。ハアハア。はめぇええ。」

 知らない男の指が膣口に入ってきたら、彼女も激しく抵抗するはずだが、
 食い込んで濡れたショーツが、大陰唇の横にどかされ、
 剥き出しになった穴に、無骨な指が二本も入ってくると、
 待ち望んでいた刺激に喜んでいる身体が、男の指を強く掴んでいた。

 しかし、もう終わりだと思っている男は、
 その行為が邪魔だと言うように、
 一番奥まで指を差し込むと、軽く曲げてザラついた感触を楽しむだけで、
 器用に手を動かしながら、膣口を開くように指を引き抜く。

「ビクビク。ハアハア。イヤぁ。ハアハア。」

 指が引き抜かれて、広がった膣口からドロドロになった愛液が溢れ出し、
 膣口から出て来た、彼の指から手の平まで濡らしてくる姿に興奮し、

(アハハハ。そうだよなぁ。こんな女だって、一皮剥けばタダの雌だ。)

 まだ刺激が欲しいと、パクパクと女性器が蠢いている姿と、
 また触って欲しいと、彼女の腰が何度も前後に痙攣している姿を見て、
 前田は満足そうに笑っていた。

「じゃあ、また楽しもうね。○○ちゃん。アハハハハ。」
「あががああ。ハアハア。うぅう。。うぅぅぅ。。とろとろ。ビクビク。」
 
 その後は、刺激を待っていた陰核をまたぐように指が進んでいき、

「さあ、最後だよぉ。○○ちゃん。」

 と言う声と一緒に、皮で守られていた場所を剥き出にされた事に焦り、

「(もお、やめて)」

 と、彼女の声が懇願して跳ね上がる。

「声。。クク。気おつけなよぉ。こんな格好で見られたく無いよね?」

 今の格好は、タンクトップを目繰り上げられて胸は外に出ているし、
 スカートを持ち上げられて、お尻や下腹部も外から見えている。

 そんな格好で、陰核まで剥き出しにされていることに気づき、
 この先の行為に気付いた彼女は、
 さっきまで何度も絶頂を迎えて、夢見心地だった気分が一瞬で吹き飛び、
 その恐怖から必死に首を振って嫌がる。

 しかし、その態度が彼等は気に入らないのか、
 何度も男達にもて遊ばれ、敏感になったチクビを容赦なく押しつぶし、
 その痛みと快感で、喘ぎ声を上げそうになった彼女が、
 咄嗟に両手で口を押さえつけて我慢する。

 もちろん、その姿を彼らに見られていることを意識してしまうと、
 その痛みと快感で、喘ぎ声まで出そうとした自分が恥ずかしくて、
 その刺激が欲しいと、一段と膨れ上がった陰核を意識してしまった。

「こんなに欲しがっているなんて、○○って欲張りだね。」「。。。」

 その後、彼の顔を見て答えると、
 彼女の希望通りに、陰核を痛い程に押しつぶされてしまう。

 そうやって、陰核が潰された瞬間に激しい痙攣が全身を襲い、
 視界が一瞬真っ白になり、全身が燃え上がるような興奮に包まれたが、
 火が消えるように、次第に現実へと引き戻されていった。

 そんな姿を見て、満足そうな顔をした男達は、
 彼女の服や下着を綺麗に元の形に戻すと、
 今すぐに犯して欲しいと、発情している女から離れていく。

「(えっ。。。)」

 現実に戻された彼女の心が、彼等に侵されたと気づき、
 まだまだ足りないと、疼く子宮から愛液が溢れ出してショーツを濡らし、
 外に晒されて潰された陰核が、ショーツに触れるだけでギリギリと痛み、
 チクビまでも、柔らかいパットに擦れるだけで痛い程に反応し、
 自分が、彼等に心を犯されてしまったと自覚しているのだろう、
 口に手を当てて、彼女は嗚咽しながら涙を流している。

 そんな女の姿に、前田の興奮は最高潮に達していた。

「○○駅です。。プシュゥウウ。がやがや。」「だだだだ。」

 その後は、車内から慌てて降りてエスカレーターを駆け上る姿が続き、
 見つけたトイレに駆け込んでいく彼女の姿が映る。

(アハハハ。最高。オナニーか?くぅくうう。見てぇえ。みてえぇえ。)

 その後は、混んでいるトイレで崩れた化粧でも直しているのか、
 ジリジリと何も起こらない時間が過ぎ、彼女がトイレから出てくると、
 キョロキョロと誰かを探しているような顔をしていたが、
 すぐに何も無かったように歩き始める。

(アハハハハ。やっぱり。そうかよ。いらないのなら、クレよなぁ。)

 しかし、見始めた頃とは違い何処か落ち着かない感じで歩いているので、
 改札を出る時に、一瞬だけ立ち止まった彼女の背後に彼がいたらしく、
 モニターに映っている彼女の下腹部には、
 さっきまでよれて食い込み、激しく濡れていた布が無くなっていた。

 その後は、コンビニの方へ走っていったので、
 その物足りない場所を、また違う場所で慰めているのであろうと、

(今度は僕が癒してあげるよ。アハハハハ。今度は最後までなァ。)

 彼女がコレからする行為を妄想して、また前田は絶頂していた。


 希望泣き部屋②
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