機械の森

連鎖

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スノードロップ(再生)

⑫アジサイ(寛容。旅行。)

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「。。。」「。。。」

 美しい女が男の腕に絡みついて、廊下を歩いている姿は、
 最初見かけた人は、男を羨ましく思って見ていたが、
 よく見ると、二人は一言も言葉を交わさず歩いているし、
 男も真っ直ぐ前を向いて、声をかけようともせずに黙々と歩いていた。

 腕を罪人のように繋がれている男は、
 とても緊張しているようで、顔には強張った表情を浮かべて、
 罪人を連れている女は、
 この男の罪を断罪でもしたいのか、
 男を見つめながら、それとは違う事を考えながら歩いていた。

 。

「ガチャ。」「。。。。。ドン。」

 男が部屋のドアを開けると、花子は先に進むようにと背中を押し、
 二人は電気をつけずに、薄暗い部屋の奥へ進んでいた。

 。

「ここで、もういいだろ?」「トン。。。」「ガツン。。ドッガガガン。」

 この大きなベッドのある部屋に入ることが、この行為の合図だったのか、
 普段なら避けたり、耐えたりすることができる男が、
 軽く突き飛ばすような女の力に負けて、
 受け身も取らずに、背中を床に強く叩きつけていた。

「ウゥゥう。」
「ドン。。。。チョット、お話しましょう。ジィいい。ウフフ。」

 床に叩きつけられた時に、頭を強く打ち付けたせいなのか、
 身体を預けるように覆いかぶさってくる女を避けることもできずに、 
 横になったまま、女の温もりを全身に、
 女を求めていきり立った場所は、女の優しい手に包まれていた。

「。。。」

 身体を触られている感触と、
 壁に埋め込まれた小さな非常灯に照らされている女の顔も、
 男の目には、はっきりと映っていた。

「ペロ。。あのね。。わたし。。隣人に(おかされ)たの。」

 悲しいと思っているのか、それとも何も感じていないのか、 
 淡々とした口調で、女が話し始めていた。

「ビクンッ。」
「スリスリ。。熱いわアァ。。こんなに。。こんなに、疼くのね。
 そんなに、私の事が心配?。。スリスリ。それとも、感じちゃった?」

 逞しい男の上で甘えている女のように、胸を押し付けながら、
 射精を促すように、肉棒を優しく上下に摩っていた。

 ただし、相手が興味を持つ言葉は、
 よく聞き取れないほどに小さな声で、唇を耳に寄せて囁いていた。

「うぅぅぅ。」

 この男は、一度も花子のことを忘れたことがなく、
 この女を手にいれるためだけに生きてきたが、
 今はその温もりが、すぐそばで感じられていることに戸惑っていた。

「それとね。その男。私をずっと(のぞいて)いるのよ。
 そしてね。私の。。(お〇んこ)の中や、
 とっても恥ずかしい、(あなる)も撮影したの。」
「。。。」
「あんな写真を。。もし、ばら撒かれたら。私、どうなっちゃうの?
 世界中の男に見られるのよ。もちろん、女や子供まで見るかも。。。

 その人たちは、もし私を見つけると、
 あの女のアソコは。あのシワの数は。あのヒダは。あの穴の形は。

 ねえ、あなたはどうなると思う?私って、どうなっちゃうのかな?

 もちろん、あの男の気分次第で、
 プリントされたものを、近所でばら撒かれたら。。うふふふふ。」

「うう。」

 この女の全てを、手に入れた男以外に、
 この身体を味わった男が、別にいると言われてしまい、
 嫉妬と言えばいいのか、それとも怒りと言えばいいのか、
 不思議な感情が心を満たし、一部は正直に反応していた。

「そうそう、撮影されたのは、(おかされた)時もよ。
 何回も。。何十回も(おかされた)時に、撮影されていたわ。

 男の(せいえき)を全身に塗られ、その後に犯されていたのよ。

 口や胸も、手や足も。。。
 もちろん、(お〇んこ)や(あなる)にも塗られて、

 その姿を撮影されていたのよ。

 もちろん、部屋を全て覗かれているから、
 化粧姿や寝姿。着替えやお風呂。
 そして(はいせつ)している姿まで、いつも撮影されているの。」

「。。。」

 全てを見ている男がいると言われ、次は自分だと身体が震えていた。

「スリスリ。。ビクビクいってるわよ。あなた。感じてくれた?
 あんな映像が、世界中にばら撒かれたら、わたし。。わたしって。。
 ああ、そうだわ。私の全てが、世界に中継されているのかも。。」

「うーうぅうう」

 この全身を満たしている興奮は、覗いている相手への怒りなのか、
 その光景を見たいと思っている興味なのか、よく分からなくなっていた。

 そんな男の心がわかったのか、
 そんな些細な事など興味が無いとまで言っているらしく、
 今は二人の時間を楽しもうと、ゆっくり刺激を強くしていた。

「チュ。。ジュルジュル。。。」

 突然押し付けられた女の唇が心地よくて、
 貪るように舌を絡ませ、お互いを求め合っていた。

 。

 口の中を犯すように這い回る、舌の誘惑。
 肉棒を試すように絡みつく、指の刺激。
 無くしたものを埋めようと包む、身体の温もり。

 経験の多い男でも、その誘惑に耐える事が出来なかった。

「ギュウウゥウウ。さあ、おいで。」「ビュゥウウ。。」
「ぺろぺろ。。ジュルルるぅぅ。。こんなに、出してくれたの?」
「ビク。。。ビクンッ。ビクビクびく。」
「ペロペロ。。ハアン。濃いわ。とっても。とっても美味しいぃい。」

 男が蕩けるような快楽の中で吐き出していた精液を、
 手の上に全て集めると、その場所に口をつけて全て飲み干し、
 その後は、直接肉棒に口をつけて、
 管の中に残っていた物まで吸い付くしていた。

 。

 優しい女の顔をした何かが、何かを求めて男を襲っていた。

「スリスリ。まだ動いちゃダメよ。。アハハ。また大きくなってるわ。」
「はな。。」
「うふふふふ。ちゃんと聞いて、まだ続き。。そう、今日の事なの。」

 まだ告白することが残っていたのか、続きを話し始めていた。

「今日はね。あなたに会いたくて、頑張ったのよ。
 覚えている?あなたが、私を救ってくれた時に着ていた服。
 あれ。あれを着たのよ。。
 あれからも、体型が変わらないように頑張っていたけど、モミ。
 チョットだけ太ちゃった。アハハハハ。」
「。。。」

 年をとったと、笑いたいのか、
 それとも年をとって太っても、愛してくれるのか確認しているのか、
 腹部に付いた脂肪を、指でつまみながら笑っていた。

「あの服を覚えてる?胸の谷間やおへそも丸見え。太ももはむき出し。
 ショートパンツの隙間から、(お〇んこ)が覗けちゃうやつ。

 やっぱり今は、見せちゃうのは違うと思うから、
 今日は、ピチピチのTバックショーツを履いていたわ。

 でも、知っているでしょ?

 私の(お〇んこ)って、巨大な(ち〇ぽ)を沢山味わっていたから、
 Tバックショーツだと、割れ目に布がくい込んで、
(お〇んこ)の肉ヒダが、左右に(はみでちゃう)の。。うふふふふ。」

 こんな痴女でも、愛してくれるのか。

「それからね。こんなオバサンでも喜んでくれたらしくて、
 遊びに行こうって、沢山誘われたし、
 あとね。何十人もの知らない男に、わたし触られちゃった。あはは。

 でも、ひっどいのよおぉぉ。胸も。お尻も。。
 たまに(お〇んこ)や。。(あなのおく)まで、触ってきて。。。

 触ってきた男達は(ぬれてるぞ。おかしてやる。かんじたか?)って、
 口を動かして、私に見せてきたのよ。うふふふふ。」

 こんな淫乱でも、愛してくれるのか。

「ビクンッ。」「スリスリ。もう我慢出来なくなっちゃった?」
「その後の特急電車では、隣の人と密着してお話し。。しちゃった。」

「ビクビク。」

「駅までの二時間を二人っきりでよ。とっても楽しかったァアアア。
 身体が何度も触れたし、二人で楽しく(さつえい)もしていたのぉ。」

「はな。」「ギュゥううう。」「ウゥぅぅ。」

 二人っきりで旅行するなど、何度妄想しただろうか、
 あの男よりも前に会っていたら、
 自分が隣にいたと、必死に何度も妄想していた。

「でね。。電車では楽しかったのに、

 あなたが隣にいなかったから、あなたが守ってくれないから、
 駅を出たらオスが誘ってきたのよ。オスが近寄ってきたの。

 必死に逃げたの。だって、怖いじゃない。必死に。。ハアハア。
 女が一人ぼっちで、旅行をしているのよ。すぐ襲われちゃうわ。」

「襲われた?」

 この女を味わった男が、また増えたと嫉妬していた。

「大丈夫よ。すぐにタクシーに飛び乗って逃げたの。でもね。。」

「ビクビクびく。」

「スリスリ。まって。フウフウ。。チョット。。ハアハア。ふぅぅぅ。」
「はな。。もう話さなくても。。」

 これ以上聞いていると、もう妄想だけでは我慢できなくなりそうだった。

「大丈夫。。ハアハア。。ハアハア。だっ。。大丈夫よ。

 その運転手は行先のホテルではなく、明るい公園に車を停めて、
 私に襲いかかってきたの。

(ち〇ぽ)が欲しくて誘ったのは、お前だって。
 悪いのはお前だって、いやらしい顔でニヤニヤと笑って言うのよ。

 そんな事を言われたら、
 もう怖くて、怖くて、とってもこわくって、全身が動かなくなったの。

 そうしたらね。

 すぐに、ショートパンツも。。ショ。。ショーツまで脱がされて、
 その後、男が。わ。。わたしの脚を大きく広げて、

 いやぁあああ。ハアハア。あ。あのおとこ。あの。。あの。はあはあ。
 もちろん、抵抗した。抵抗したのよ。

 でも。。ショーツまで脱がされて、
 下半身が丸見えのままだと、にっ。。にげる事ができなくて、

 ゴメンなさい。ごっ。ごめんなさい。あなた。
 わっ。。わたしの(お〇んこ)を、男が舐めまわしたの。

 私、家族連れが遊んでいるような公園で、何度も逝ったのよ。

 何度も、何度もよ。本当にごめんなさい。
 もちろん、喘ぎ声も出していたわ。感じて、絶叫していたの。

 イィイイイって。ハアハア。。イヤァァアアア。もっと。もっとって。

 そのあとは、掃除しろって、口で奉仕させられたの。

 もちろん、頭を押さえつけられて、
 無理やり喉の奥まで肉棒を入れてから、(せいえき)を飲まされたの。

 その時の(せいえき)が、今も口。食道。胃。腸の中に残っているの。

 ごめんなさい。ごめんなさい。あなた。こんな私を許して。。」

 ザーメン臭い口でも、愛してくれるのか。

「いいんだ。はな。大丈夫。。もう、大丈夫だから。」

 嫉妬で気が狂いそうだった。
 今すぐその男達を探し出して、その男たちを。。そのオスたちに。。

「まだ続きがあるの。。

 ホテルに着いても、また私は拒絶されたわ。
 臭い商売女はでていけって、この場所から消え失せろって罵られたの。

 すごく悲しかった。心が裂ける様な気がしたの、
 だって、あなたはそこにいなかったし、誰も守ってくれなかったから。」

「すまな。。。」

「いいの。。聞いて。
 その後はもちろん、すぐに屈強な男が。。いやぁぁああ。ハアハア。
 車に乗せて、わ。。私を。。はあはあはあ。ギイヤァアア。」

 暗い部屋の中で、涙を流して絶叫する女がいた。

「もういいんだ。なんでも許すから。辛いなら話さなくていい。」

 嫉妬。怒り。絶叫する怒りに身を任せて男も踊り始めていた。

「スリスリ。。じゃあ、全てを聞いても。。わたしを愛してくれる?」
「もちろん、愛している。何が起きても、愛しているよ。」

「スリスリ。クネクネ。。じゃあ、愛しているなら我慢して。
 これ以降は、私が満足するまで一滴も漏らさないでね。ギュッ。」

「うぅぅ。あ゙ああぁ。」

 心地よい刺激が終わり、ギリギリと根元を締め上げてくる力は、
 この男であっても、声を出さずにはいられなかった。

「その男は凄く屈強な男で、私を。。ハアハア。。わた。わたし。わた。
 車が止まった時に、逃げたの。必死に逃げたの。。逃げたのォ。
 でも。。。でもネ。すぐに捕まって。」

「。。。」

 潰されるような力に抗い、女の姿を妄想して肉棒を大きくしていた。

「車に連れ戻されると、顔を車のドアに押し付けられて、
 自分の手で(お〇んこ)を、穴を広げろって命令されたの。

 昼間によ。あっ。ハアハア。。あ。。あんな、あ。。明るいひっひひい。
 ひざしの。。で、ひっひろげたのぉおお。わっ。わたし。ハアハア。

 そのあとは、ごめんなさい。その男に(おかされた)のよ。。
 もちろん、便所には中だしだろって、うぅぅ。

 奥に。奥に笑って。ウゥ。奥に出したのよ。
 うぅぅ。子宮に。私は必死に逃げようとしたけど、
 無骨な手が、私を逃がさないように腰を押さえつけていたから、

 沢山の子種を、私の。。しっ。しきゅううに。。。そ。。そそいだの。

 あんな日差しがある場所で、あの男は、わっ。笑って中に出したのよ。
 今も、汚された痕跡は残っているの。ごめんなさい。ごめんなさい。

 ここには、その男の(せいえき)が沢山入っているの。
 今も、わたしを妊娠させようと子宮にいるのよ。
 いっ。いまも。いまも。うぅぅぅ。いま。いまも。わっ。。わたし。」

「ビクビク。。お。俺が。。。」

 知らない男の精液が子宮に入っていても、愛してくれるのか。

「これでも?」「もちろん。愛している。」

「その男は、ここで客を取っている風俗嬢の元締めだったの。

 わかるでしょ?さっきまで、このホテルで、男に奉仕していたのよ。
 6人ものオスに蹂躙されて、好きなように玩具にされていたの。

 さあ、立って。。。スルスル。。パチン。。。。どう?見える。。」

 部屋の電気が点灯すると、全裸の花子が男の前に立っていた。

「大丈夫かぃ?」「そんな目で見ないで!愛しているんでしょ。」
「ご。。ごめん。」

 綺麗な白い肌に、たくさんの痣が浮き出て、
 場所によっては、血が出たような傷跡と、
 肌の色とは明らかに違う、半乾きの精液がへばり付いていた。

「男達に何をされていたかわかる?
 ここ。。ここもよ。ここだってそう。こっちもよ。ほら、ここは歯形よ。
 引っ張られたわ。覗かれたし。こっちは、何度も指や舌で。。何度もよ。

 沢山。犯されていたの。狂ったように感じていたの。わ。わたし。。
 オスが襲ってくるのを、ただ。ウゥウウ。受け入れていたの。

 沢山の男に身体を貪られていたのよ。
 時間が終わるまで、ずっと!ずううっと!!さっきまで、ずっとよ。」

「もういい!!!!もういいんだ。」

「もちろん、肉棒も押し付けられたわ。
 その後は、ザーメンを全身に塗られたのよ。
 いまも全身が、その男達の残り香がするでしょ。どう?こんな女よ。」

「はな。君はちがう。そうじゃない。そうじゃないんだ。」

 一生手に入らないと、諦めていた女の肩を掴んで叫んでいた。

「チュ。。じゃあ、出来るでしょ?」
「。」

 さっきの時とは違い、違う何かとキスをしていた。

「ここは、みんなが大好きな場所。いつも沢山触られているわ。
 揉んだり、舐めたり、吸ったり。もちろん噛んだりもするわ。うふふ。」
「。。」

 もう、何も考えられなかった。胸をただ見つめていた 。

「ここは、沢山犯された場所。覗かれたり、舐めたりもするわね。
 もちろん、前後同時にいれたり。色んな物で犯されるのよ。
 もちろん中に出されて、何度も犯された穴。後ろも同じね。うふふ。」

「。。。」

 もちろん、上から見ているので穴は見えないが、ただ見続けていた。

「うふふふふ。〇〇さん。ペロ。(さあおいで、ボウヤ。)」
「ドカン。はな。はなあぁあああ。」

 もちろん、何も考えたくなかった。これ以上の事を、聞きたくなかった。
 ただ今見える事が真実だと、花子を押し倒していた。

「そうそう、それよ。さあ、おいで。。。」

 花子の身体は、身長からは考えられない位に軽く華奢で、
 女性特有の香水が、全身から漂って男を包んでいた。

 愛撫も何も無い、ただの交尾。
 猛る肉棒を、収める鞘に突き刺すだけの行為。
 筋肉質の身体が悲鳴をあげるまで、
 何度も何度も何度も。。何十回も突き入れていた。

「あああああ。。いいわぁああ。もっと来て。もっと奥まで。」
「うぉおおおお。ぐじゃぐじゃ。みちゃみちゃ。」
「そこぉおおお。いく。。いくいっちゃあああ。ビクンッビクンッ。」
「ぐちゃぐちゃ。ぐちゃぐちゃ。」
「も。。もうやめて、壊れちゃう。」

「何度でも。。何回でも。はな。はなぁあああ。愛してる。愛してる。」
「ひゃああああん。。来てる。来てるからぁあ。奥に来てるから。」

 花子が求めるなら何でも与えようと、
 必死に腰を振り続けている男の雄叫びが、部屋を満たし続けていた。

 。

 まだ夜が明けない中、
 わずかに空に白みが見え始めたホテルのフロントで、

「あれ?はなちゃんも来ていたの?」「そうよ。みよちゃんも?」

「お父さんと、お母さんも一緒だよ。
 はなちゃんが、来ないからつまんなかったアァア。」

「美味しいもの食べた?」「美味しいのかな。よくわかんなかったぁ。」

「そうだ。はなちゃん。きょうもお仕事なの?」

 今日の花子は、ピンクシルバーのキャスターバッグを引いて、
 服装は、全身が濃紺の高級そうなパンツスーツを身に着け、
 落ち着いた大人らしいメイクを施し、髪もきちんと整えていた。

「そうね。仕事じゃなくて、ちょっと旅行でもしようと思ってるの。」

「帰ってくるの?」「どうだろう。すぐに帰るかもしれないし。」
「はなちゃん。遊ぶ約束は?」「そうね。遊ぶんだっけ。アハハハハハ。」

 何故か涙が止まらなかった。それでも笑っていた。
 ただ笑いながら、声が枯れるまで泣いていた。

 。

「はなちゃん。ばいばーぃぃぃぃ。」「みよちゃん。ありがとう。」

 朝早い明るい日差しの中、真っ白な紫陽花が揺れていた。


 ⑫アジサイ(寛容。旅行。)
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