キモヲタ高校生、異世界を征く

一回はいっかいです

　何だかんだと一悶着あったが、結局ニンファは、樹の希望を、条件付きで受け入れる異にした。
　その条件とは「一回だけ」と言う事だった。
「一回だけ」なら、樹の齎す快楽にも耐えうる自信があった。
　先ず、雰囲気を高める為に、樹と抱き合い、濃厚なキスをする。
　樹の人間離れした30㎝にも及ぶ舌は、人間並みの舌の長さしかないニンファの口内どころか、胃の入り口迄にも侵入し、相変わらずニンファは、んふーんふーと鼻で息をするしかなかった。だがそのキスは、ニンファの性的興奮を高める為には十分であった。
　そうしてニンファは、最初の時の様に、樹に上から組み伏せられる。そして樹はそのキスのあと、女神の乳房を十分に舐り、そのまま下半身へと愛撫を移動し、女神の秘部へと到達する。そして…、ニンファのニンファに、舌を根本まで押し入れ、子宮の入り口を舌先で嘗め回す。
　人間離れした樹の愛撫に、全身を震わせながら絶頂を迎えるニンファ。
　そしてその姿勢は、いつの間にか69の姿勢になっていた。
　樹の舌は、ニンファのアナルの入り口を舐っていた。対するニンファは、怒張し屹立した樹のイツキを舐っていた。しかしイツキのは大きすぎて、半分も口に入らない。
　そして二人の体位が少し変化し…、樹の舌がニンファのアナルに入ってくる。
「ひいいぃぃぃっっ！」と悲鳴を上げるニンファ。
　基本的に神と言えど、、その身体構造や快楽を齎すメカニズムは、人間のそれとは変わらない。唯一違う点は、神々は「排泄」と言う行為をしない事である。
　故に、ニンファの腸内は、人間に害を齎す菌がいないと言う事だ。
　そして樹は、遠慮なしにニンファの領内を舌で舐りまくる。当のニンファは、痺れるような快楽に耐えられず、イツキから口を話して、それを力いっぱい握りしめながら、悪魔的な快楽に耐えていた。そして……。
　樹のナニがニンファのアナルに宛がわれる。それはゆっくりと、ニンファのアナルに飲み込まれていった……。
「はああぁぁぁぁんっ……」ニンファが嬌声を上げる。ゆっくりとは言え、いきなり太くて長いイツキを根本まで入れられたのだ。
「ゆっくり…、ゆっくり動いて……」そんなリクエストに、今にも爆発しそうになる衝動を堪えながら、ゆっくりと引き抜く樹。
「ふおおああぁぁぁぁぁ！！！」腸内を無理やり引きずり出される様な快楽に、再び嬌声を漏らすニンファ。
　そしてその運動は、段々と加速していき……。気が付けば2時間以上の時間が経っていた…。
　そしてまた同じように、ニンファは樹の腕枕に横たわっていた。
「……あのさ……」ぐったりとした声で、ニンファが沈黙を破る。
「はい……」
「…一回はいっかいよね？」
「…はい……」ニンファの詰問に、神妙に答える樹。
「…で？　結局、アンタ何発出したの？」
「……ウヒッ、ヌポゥ……、多分30回くらいだと思いますけど…、正直覚えてません……」
「アンタ…、アタシの体力が回復したら覚えてなさいよ……？」
　疲労困憊が齎す眠気のに逆らいながら、辛うじて恨み言を残し、樹の腕の中で眠りに就くニンファ。そんな眠りに落ちたニンファを、大事に抱えるように、半身を寄せて、同じく眠りに就く樹。
　その姿は、まるで恋人同士のような姿勢であった…。