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「最大の昇華」道化となった男。
しおりを挟むはぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・
すでに、
華子は無言となっていた。
壊れた笛のような呼吸音だけが響く。
・・・・ついに、
ついに、
「一緒に果てる」
その時を迎える。
華子を貫いていた。
口腔を指で貫き、
耳孔を舌で貫き、
膣孔を、焼きゴテとなった杭棒で貫いていた。
撃つ・・・・
撃つ・・・・
撃つ・・・・
撃ちつける!!
懸命に、
遮二無二、
華子が口腔の指に舌を絡めている。
舐っていなければ、
指に取り縋っていなければ耐えられない・・・・
全てが壊れてしまう・・・・
何かを払拭するように、逃れるようにしゃぶっている。
ヌチャ・・・ヌチャ・・・ヌチャ・・・
膣口が淫猥な音を立てる。
耳孔。
尖らせた舌先が抽送する。
華子には、
自らが喰われる音が響いているはずだ。
脳までを舐られる音が響いてるはずだ。
被虐の音・・・・それすらが官能となる・・・・
必然的に抑えつけられた女躰。
膝を「くの字」とロックされ、
剥き出しとされた・・・・幼児の如く無毛の膣口を貫かれる。
杭は、
女躰の最大の弱点を撃ち続けている。
躰が崩れ、
動けなくなる、最大の性感「点」・・・・そこを狙い撃ちとされ、射貫き続けられる。
膣壁は、その悦楽に抗えない。
悦びの淫液・・・その飛び散る音を響かせている。
膣口には白濁して・・・泡すら吹いた淫液を滴らせ、
悦びの「点」を撃たれた膣壁からは、
これでもかと言わんばかりに、
サラサラとした清水が如く愛液を迸らせた。
もはや、隠せない。
本性を白日に晒される。
「お前は淫らしい女だ」
耳元で囁かれ、
そう思い知らされ貫かれる。
その恥じらいを隠すように懸命に舌先を使う。
唾液に満々と溢れた口腔。
貫く指先を、愛しい悪魔としてしゃぶり続ける。
「孔・・・みっつ」
全てを同時に貫かれ、
掻き回され、
女躰。
グツグツと・・・・
グツグツと・・・
焦げ付くほどに沸騰していた。
焦げ付かぬのは、
掻き回されているからだった。
グツグツと沸点を彷徨わされた。
これ以上ないほどの「熱気」すでに到達している。
これ以上は・・・・ボッと、全てが焔に包まれ燃え尽きるのみ。
唾液・・・・発汗・・・淫液・・・
あらゆる体液を撒き散らし、畝る女躰。
快楽に身を堕とした・・・・堕とされたメスの獣の姿だった。
・・・今、
最後の悦楽を・・・・鋭悦を与える。
一気に宙へと躍び立たせ、
膣内に射精する。
共に悦楽を昇り詰める。
女腹。
「点」を押さえていた指。
・・・・股間へと走らせる。
最後の最後。
止めの止め。
「突芯」
そこを、
転がしながら、
灼熱の杭を撃つ。
華子の息の根を止める。
指先・・・・股間へと忍び込ませていく・・・・
「メス芯」
散々に弄ばれ、
包皮から芯を覗かせた、快楽の源泉。
・・・・その芯に触れる・・・・・
瞬間、
華子の身体がスパークした。
女躰。
全ての産毛が逆立ち、
真白く発光したのを見た。
もはや、人間の声帯とは思えぬ悲鳴。
断末魔。
ト殺とされた雌獣の慟哭。
躰、全てが突っ張る。
激しい緊張。
痙攣を始めた。
シーツを掴む指が戦慄く。
舌が戦慄く。
華子が、
身を炸裂させて宇宙へと昇華した。
躰が弾け跳んだ。
・・・・逝き果てた。
痙攣して収縮。
華子がベッドに沈み込んでいく。
千切れるほどに杭棒を締め付けてくる。
途切れた呼吸。
笛の呼吸が止まる。
・・・・・無音。
静寂が支配する。
・・・・しばし、
束の間。
いかほどの間だったか、
・・・・・膨大に酸素を吸い込む音。
華子が咳込んだ。
蘇生の咳だった。
宇宙から戻った咳だった。
・・・・これは、喘息の発作だ・・・・
経験がある。
尋常ではない。
すぐにベッド脇のペットボトル・・・水を口に含んだ。
口移しで華子に飲ませる。
・・・・2度・・・・3度・・・・
ゴフゴフと喉を鳴らす。
咳込む・・・・
笛が鳴る・・・・
・・・咳・・・・
さらに、4度・・・・5度・・・・水を飲ませた・・・・・
ようやくに落ち着いてくる。
冬。
・・・・それでも、部屋の中は暖かくなっていた。
長閑な陽の光が入っている。
ベッド。
横たわって荒い呼吸をしている華子。
腹が激しく波打っている。
壊れた喉笛が鳴っている。
息も絶え絶え、
入院患者となった様だった。
壁にもたれかかってその姿を見ていた。
下半身。
射精を逃してしまった杭棒。・・・・置いてきぼりをくらった灼熱の鋼。
赤黒く、
血管をドクドクと脈打たせそそり立っていた。
・・・・もちろん、射精はできない身体。
物理的な射精はできなかっただろうが・・・・
それでも、
「逝く」を逃してしまった。
・・・・華子の「最大の果て」
思った以上に早かった・・・・
・・・いや、
ここまで・・・
ここまで、呼吸困難ほどに追い込んでしまったのは、
配慮が足りなかった・・・・
・・・・しかし、
行き場を失った淫怪物、
ビクン・・・ビクンと、
宙に向かい蠢動している。
・・・・さながら、「道化の怪物」となってしまった・・・・
荒い呼吸。
笛の音。
止まぬ小さな咳。
・・・・・・動き出していた・・・
緩々と・・・
華子が動き出していた・・・・
躰をボクへ向け、
這うように、
緩々と進んできた・・・・・・・
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