62 / 69
「刻み込む」最後の処女孔。
しおりを挟む明るい部屋。
柑橘の残り香。
華子の鳴き声。
・・・・すでに、声は割れてしまっていた。掠れてしまっていた。
美貌からはそぐわない、壊れた鳴き声が上がっていた。
後ろ手に縛り付け、
自由を奪って貫き続けた。
真白な女躰。
桜色の膣口。
樫木ほどに天を突く杭棒。
赤黒く・・・・ドス黒く・・・
淫臭を漂わせ、捻じ込み続けた。
神への冒涜。
そう思わせるグロテスクさだった。
クシャン・・・クシャン・・・
滑らかな、
愛液の弾ける音が響いた。
ボクの身体は・・・
・・・あと、
何回、SEXできるんだろうな・・・・
命を振り絞ったSEXだった。
・・・・・むかし・・・・
ある伝記を読んだことがある。
誰のものか、
どういう物語だったかも忘れてしまった。
しかし、
強烈に覚えていることがある。
物語中。
主人公の男の子が、
「叔父」に会うシーンがある。
物語は戦時・・・太平洋戦争時だ。
その最中。
まだ、少年にもなっていない主人公。・・・・おそらく4、5歳といったところか。
ある日。
叔父が家に訪ねてくる。
幼児と言っていい主人公が、
いきなり、殴られる。
叩かれるではなかった。
「殴られる」だった。
何が起こったかわからない主人公。幼児。
泣くというより、
ただただ、驚く。
叔父が言う。
笑いながら叔父が言う。
こうすれば、
お前は俺を忘れないだろう。・・・と。
場面は、
叔父の、
「出征」の挨拶だったのだ。
叔父は、主人公を殴ることによって、
痛みを与えることによって、
まだ少年にもならない男の子の中に、
強烈な記憶を残した。
一生忘れらえない思い出を刻んだ。
「己が生きた証」
刻み込んだんだった。
・・・・・あと何回SEXができるのか・・・・
・・・いや、
命の期限はいつなのか・・・
ボクは、
強烈に、
華子の中に、
ボクが生きた証を残したかったんだ。
「口から吐き出したら尻孔を破る」
・・・・・もちろん、
SEXの、
「嗜虐の責め」
その念が強くあったのは事実だ。
・・・・そして、
そういう「責め」が、
華子の願望なのだとも理解した上だ。
華子の鳴き声だけが響く。
すでに、
華子は、
「物体」となっていた。
もはや、重力でベッドに張り付くだけの物体だった。
どこか、宙を彷徨い、悦楽の海を彷徨っているのだろう。
「気つけ薬」だ。
・・・・そして、
最大の記憶を刻み込む。
樫木が出入りを繰り返す膣孔。
・・・・・その上、
閉じられた「処女孔」
膣孔と連動し、ヒクつく尻孔があった。
指を突き立てる。
親指。
メリメリと突き立てた。
悲鳴。
断末魔。
殺されるのではないかと言う華子の悲鳴だった。
悦楽の宙から、
この世に戻された悲鳴だった。
抽送を開始する。
膣孔。
尻孔。
両の孔で律動する。
華子が、殺人事件の悲鳴を上げる。
・・・・しかし、逃げられない。
「・・・壊れる・・・・怖い・・・・壊れる・・・・」
尻孔の指。
本能的に、女躰は拒絶する。
尻孔を締めて拒絶する・・・・しかし、
それは、連動して膣孔を締め付けることになる。
灼熱の鋼。
快楽の締め付けを享受する。・・・・・なお一層に膨れ上がる。
膣路をギシギシと・・・・膣壁を削り取るほどに律動する。
「尻孔に指」
・・・・それが、
華子にとっては、
自ら締め付けた膣径によって、
更に、鋼を巨大だと感じることになる。
「両刃の剣」となる。
・・・・そもそも、
「背行為」
バックから貫かれることが、
知らず知らずに腹筋に力を込める体位となり、
膣径を締め付ける。
杭棒を巨大だと錯覚させる体位だ。
・・・・そして、
膣径の締め付けは、
更なる、杭棒の膨張、拡張を生む。
・・・・・最大限に巨大化した杭撃ちが始まる。
「・・・逝く・・・・・逝っく・・・・逝っくぅぅぅ・・・・・!!!!」
逝かせる。
何度も何度も逝かせる。
何度でも何度でも果てさせる。
果て続けさせる。
一気に、
女の躰・・・・SEXを最大限の悦びとする女躰へと開花させる。
「・・・・死ぬ・・・・死んじゃう!・・・もう・・・死んじゃうよぉ・・・・・」
のた打ち回る。
「嗜虐の焔」
焼かれた女躰。
苦悶・・・・悦びの舞を踊る。
深く・・・・深く・・・・深く・・・!!!
脳天までもを撃ち破る。
膣口を貫き、
脳を揺らせて喰い破る!!
華子が壊れた・・・
華子の精神が崩壊した声を聞く。
華子が、
白痴となって絶叫す。
・・・・処女を破った男。
一生忘れさせぬ記憶を捻じ込む。
・・・・・ボクが、
この世に、
「生きた証」
華子に刻み込む!!!
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる