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「排泄器官の性具」生きた証を刻む。
しおりを挟む「いや・・・・ダメ・・・
い・・・逝くぅ・・・・逝くのぉ・・・・・・・
逝っくぅぅ・・・・!!!」
明るい部屋。
女のリズミカルな鳴き声が響く。
美貌が狂乱している。
シーツに腕が・・・・指が踊っていた。
すでに、グツグツと煮詰められていた。
女躰。
全ての細胞が煮立ってしまっていた。
尻肉を掴み、
リズミカルに・・・
同じ、一定のリズム、強さで貫き続ける。
貫く膣孔。
・・・・その上に、ヒクつく尻孔があった。
「口から吐き出せば尻孔を破る」
・・・・もちろん、
本気で尻孔を破る気なぞありはしない。
あくまで、
「嗜虐の責め」
言葉責めの行為でしかなかった。
・・・・もし、
本気で尻孔を破るのであれば、
そんな簡単には、話は進まない。
それなりの準備が必要だ。
当然ながら、
そもそも、
「尻孔」からは、愛液が分泌してはこない。
どれだけ、愛撫を加えたとて、
自ら淫液を溢れさすことはない。
挿入するには、
何らかの「潤滑剤」が必要になってくる。
とても、
唾液や、
膣からの愛液を掬うくらいでは足りはしない。
滑らかに挿入・・・・
ましてや、
滑らかに「抽送」するには、
充分な潤滑剤が必要になる。
それだけでも、
前もっての準備が必要だ。
・・・まぁ、
ラブホテルなら、
「ラブローション」といった類のものが置かれていたりはするけれど・・・・
「い・・・・逝く・・・・また逝っちゃぅ!・・・・・・」
女躰。
シーツに爪を立て、
引き摺るようにして果てた。
・・・・「生体」としての光が消えた。
半場、死人となって物体と化した。
・・・しかし、
止めない。
止めてやらない。
構わずに責め立てる。
そのままのリズムで貫き続ける。
すぐに、
現世へと引き戻された女躰。魂。
戦慄きながらシーツに指が這う。
助けを求め、
もう許してと懇願しながら鳴き叫ぶ。
・・・・再び、宙へと突き抜けていく。
もちろん、
許してはやらない。
責め続ける。
ベッドの上。
官能にうねる女躰。
被虐の焔。
真赤に燃えているのが見える。
「アナルSEX」
ローションを準備したからとて、
それで準備万端とはならない。
「尻の孔」
文字通りの「排泄器官」だ。
それも、
大便用の穴だ。
SEX最中に大便を撒き散らすことになる可能性もある。
だから、
ちゃんと行うのであれば、
下剤を使用して、
腸内から「先客」を排出しておく必要がある。
「アナルSEX」
・・・・・本来は、これだけの準備が必要なものだ。
欲望、欲情に突き動かされてできるような代物じゃない。
・・・・そもそも、
「大便用の排泄器官」
そんなところで、SEXしたいか。
冷静に考えれば、
大腸菌をはじめ、
病原菌の巣窟のような「穴」だ。
・・・・そんなところに、
薄い粘膜一枚の、
陰茎を無防備に挿入すればどうなるか・・・・?
すぐに、尿道から雑菌が侵入して病気になるのは目に見えている。
・・・・・オーラルSEXですら、虫歯菌をはじめ、雑菌によって病気を発することがある。
漫画、小説・・・・そんな簡単には、「アナルSEX」などできるもんじゃない。
・・・・ましてや、
「美しい」光景とはなりはしない。
さしずめ、
「外科手術」の様相を示すような光景となる。
・・・・そこまでのリスクを冒して行いたいSEXか・・・・
・・・・しかし、
だからこそ、
それらの困難を乗り越えてまで行ないたい。
そんな理由があるのかもしれない・・・・
当人たちの、
「心情」
そこに、
「崇高な意味」
「美しさ」が存在する場合は確かにある・・・・
掲げさせた尻。
腹の下には枕を詰め込んである。
だから、
逃げられない。
倒れることすら・・・・崩れ落ちることすら許されはしない。
尻を掲げ、
貫かれ続けるしかない。
逝かされ続けるしかない。
自由になる上半身。
救いを求めて、
「被虐の舞」を踊る。
踊らされ続ける。
息もつかせず逝かされ続けることは、
すでに拷問の域だろう。
「男の果て」
射精してしまえば、それで終わりだ。
・・・・しかし、
「女の果て」
際限がない。
昨日までの「逝く」が限界とはならない。
・・・・さっきの「逝く」が頂点でもない。
「女の果て」
際限のない階段がある。・・・ステージがある。
登っても、昇っても、上っても・・・
その上に、
更なる、
「悦楽の果て」
その扉が開く。
昨日までの「果て」
そのステージを、
今日は、「果て」とはされずに漂わされることにもなる。
それほど、
「女の悦楽」とは、業の深いものなのだ。
・・・・なんせ、
男の「果て」
その快楽の100倍もの快感だという。
男からは、羨ましくもある。
・・・・しかし、
男が体験すれば、
間違いなく、
「狂い死ぬ」
それほどの快楽だと言われている・・・・なんせ、男の100倍だ・・・
・・・・貫き続ける。
「悦楽の果て」
マトリョーシカの如く、
脱皮を繰り返させる。
・・・・華子の、
人生最大の悦楽とさせる。
・・・・ボクは・・・
ボクは、
自分の、
「生きた証」
華子に刻み込んでいたんだった。
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