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「男に殺される」永遠の責め苦。
しおりを挟む・・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・
絶え絶えとなった呼吸。
波打つ濃紺の胸元。
心臓が早鐘を打っていた。
ベッドに身体が沈み込んでいた。
間違いなく、
人生で最大の快楽だった。
最大の「果て」だった。
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・
逝かされ続けてきた。
鳴かされ続けていた。
喉が枯れていた。・・・笛のような音が鳴る・・・
虚ろな眼を向けた。
霞んだ視界。
自らの股間に焦点が合った。
朦朧とする意識の中。
自らの脚。拓かれたままなのだと知った。
男の手が、膝裏からガッチリと掴み、ガーターの脚が拡げられていた。
はう・・・・!
未だ、嬲られていた。
未だ、股間は男の口中にあった。
・・・ううう・・・うぅぅぅ・・・・
すぐに火がついた。
股間から新たな悦楽が流れ込んできた。
後ろ手に縛られた身体。
身悶える。
ガッチリと掴まれた脚。
荒い呼吸。
鳴き声。
真白な腹が波打った。
暖かな・・・緩やかな快楽に浸される。
「雌芯」
今、
逝かされたばかりの「メス芯」が、
暖かく・・・幸福な悦楽に包まれていた。
舌なのだと悟った。
舌全体が「突芯」全体を覆っていた・・・包んでいた。
微かな舌のザラつき。
・・・・舌全体で、剥き出しとなった真珠を覆っていた。
勃起し、
「芯」・・・真珠が剥き出しとなった、女の快楽の源泉。
そこを覆っていた。
直接に・・・無遠慮に指で触れられれば痛みすら感じる。
しかし、
充分に・・・・蕩みをもち、天然のローションとなった淫液・・・柔らかな舌・・・極上の滑らかさを生んだ。
微かなビブラートが襲ってくる。
うう・・・・うううぅぅ・・・・はぁ・・・
舌先の鋭悦ではない・・・舌腹の蠢動・・・弱火で煮詰められる最上級の悦楽だった。
・・・・やがて・・・
円が描かれる。
舌の腹。
全体で・・・・繊細な真珠の表面・・・包み込みながら、円が描かれていく・・・・
滑らかに・・・
滑らかに・・・
鮮やかに舞うが如く円を描く・・・・擦られる・・・・
く・・・・くうううぅぅぅ・・・・・
緩やかな・・・それでいて、巨大な・・・太い喜悦で撃たれた。
今までは、
包皮の周りに円を描かれた。
「真珠」・・・その周りを舌でなぞられた。
それだけで、散々に逝かされた。
それが、
・・・・ついに、
「雌芯」・・・その芯の芯に舌が這っていた。
円を描かれ転がされる。
ひぃ!・・・・ほぉ!・・・・はう!・・・・
上半身。
若鮎の様に跳ねた。
ホテルに着き、
一度ならず、
二度・・・三度・・・パンティー越しに責め続けられた。・・・逝かせ続けられた。
しかし、
脱がされてからは永遠の放置だった。
尿道への責め・・・膣口への先鞭。
真珠は、焦燥感を搔き立てられただけだった。
そこへの愛撫だった。
待ち望んだ責めだった。
・・・堪らない・・・
・・・堪らない・・・
堪らない快楽だった。
まして、
今回は、
「真珠」そのもの、
包皮から剥き出しとされた、
勃起し、
最大限に敏感となった「芯」への愛撫だった。
しかも、
舌先でくすぐるのでもなく、
弾くでもない。
舌全体で包まれ、
柔らかく・・・緩やかに・・・・揉み解されるように、ザラつく舌腹全体で転がされた。
・・・・逝・・・く・・!・・
逝く・・・・逝っくぅぅ!・・・・・
絶叫。
仰け反った。
・・・・ストンと落ちた。
呆気なく逝かされた・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・転がされていた。
転がされ続けていた。
舌腹は、
変わらずに蠢き続けていた。
・・・・はうぅ!・・・・うううぅぅぅ・・・・!!
首を振る。
後ろ手。縛られた身体。
自由になる貌。
イヤイヤをするように激しく首を振る。
開ききった口。
絶叫。
涎が飛んだ。
・・・・何も変わらない・・・・
リズムは同じだった。
舌腹が真珠を包んでいる。
普段は包皮の中に隠されていた。
快楽に転がされ、
最大限の勃起。
包皮から芯部が剥き出しとなっていた。
敏感な、敏感な、女の快楽の源泉。
それを包み込まれ、
ザラつく舌腹で転がされた。
変わらずに、
始まりそのままに、円を描いて転がされ続けていた。
打撃は同じだった。
リズムは変わらない。
何も変わらない。
ただ、
逝った女体。
逝き続けたメス芯。
敏感の極致となった快楽の真珠。
休まぬ攻撃に沸騰する。
さらに、
真珠は、更なる勃起を重ねる。
・・・今や、小指の先ほどに、赤く充血し膨れ上がる。敏感の極みとなる。
・・・嬲られる。
舐り続けられる。
逝く・・・・逝く・・・・いくぅぅぅ・・・・・!!!!
狂ったように貌を振り、
自由となる上半身。翻筋打って逝き続けた・・・・否、逝かされ続けた。
ぎゃおおおおおおおぉぉぉぉ!!!
・・・すでに悦楽を越えていた。
それは、
「責め苦」だった。
快感を味あわされ続ける。地獄の責め苦だった。
・・・・舌の動きが・・・・
自らの自慰行為と同じ動きだった。
敏感な「メス芯」
擦らぬように、
傷つけぬように、
いつも、
円を描くように行為に耽った。
・・・その、同じ律動で責められ続けた。
決して急がない。
「逝け!」
決して命じない。
最大限に焦燥感を掻き立ててきた。
緩やかで・・・・穏やかで・・・もどかしく・・・
思わず「追いすがる」・・・もっと・・・もっと・・・
「追い求める」
・・・そんな蠢動を与えてきた。・・・・自ら「果て」を求めた。
はぁ・・・・はぁ・・・・はぅぅ!・・・・はぁぁぁ・・・・・
・・・・息ができなかった。
呼吸ができなかった。
酸素が足りなかった。
肺が喘いだ。
身体中の血液が沸騰して駆け巡っていた。
女躰。
稲妻が走った。
黄色・・・・真白・・・・
太い・・・・「錐先」にも似た鋭い電流が、
股間から背中を駆け上がった。
感電したかのように身体が打たれた。
ジン・・・ジン・・・・ジン・・・・
発熱している・・・・いや、燃えている。
「雌芯」
焼き鏝を当てられたかの様。
巨大な電流が走った。
・・・・脳を直撃する。
脳内・・・・眼の前に火柱が立った。
眼から真白な火花が散った。
ぎゃぅぅぅぅぅ・・・・
いく・・・・逝っくっくぅぅぅ・!!!!
狂ったように叫んだ。
・・・いや、
狂ったと思った。
壊れる・・・・壊れる・・・・
おかしくなる・・・・おかしくなる・・・
殺される・・・・殺される・・・・
責め続けられた。
「責め苦」
決して緩めてはもらえない。
更に、ガッチリと掴まれていた。
指がガーターに刺さっていた。
鷲掴みだった。
猛禽類の男の爪に刺されていた。掴まれていた。
絶対に逃げられない。
・・・・・このまま、
男の舌で嬲り殺されるんだ・・・・
「雌芯」
コリコリと・・・・・・悦楽の七色に光る。
文字通り真珠と化した。
・・・その「芯」
転がし続けられた。
はう・・・・はうぅぅ・・・・ひゃう・・・・
はふぅ・・・はふぅ・・・
最早、
言葉すら発せられない。
仰け反る力すら失っていた。
・・・息ができない。
身体中、
全ての酸素を使い果たしてしまっていた。
過呼吸の態で喘ぐだけだった。
視界は白濁していた。
意識は、宙を彷徨っていた。
「悦楽の果て」
その先を漂っていた。
雲の上を漂っていた。
・・・・・・!!!
新たな「責め苦」が突き刺さった。
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