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「服従のSEX」雪まで美しい。
しおりを挟むヤラシさの滲み出た、愛液に光る分身を引き抜く。
女をうつ伏せとさせる。
肉人形となった身体は、されるがままだ。
そのまま、尻を持ち上げる。尻を上げさせる。・・・・すかさず、腹の下に枕を詰め込んだ。
脚を拡げさせ、
尻たぶを拡げて貫ぬいていく。
・・・・これまで、絶対に許されなかった体位だ。
尻を上げるどころか、背中を見せることすら許してはくれなかった。
正常位で抱くことは許された・・・動くことは許された。
しかし、絶頂を迎える時、
射精を迎える時、
そのほとんどが、明菜さんが上となっていた。
明菜さんが、快楽にのめりこむことは決してない。
明菜さんは、ボクの顔を見つめ・・・見おろし・・・・どこか、姉の眼差しを向けながらボクを果てさせた。
さらに、
休日の終わり。
必ず、明菜さんの口中で果てさせられた。
・・・・ボクは、決して、明菜さんのイく貌はおろか、
快楽に身を委ねた貌すら見ることが許されなかった。
・・・・おそらく、
これまで、
ボクとのSEXで彼女がイくことはなかった。
・・・ついに、この時を迎えた。
尻からの見事なくびれたウェストライン・・・曲線美を見下ろし、
下剋上の悦びに浸る。
さっきまで、
彼女の髪を引き・・・散々に鳴かせた。
ついに、快楽の宙を彷徨わせた。
・・・・そして、
今、
最大の下剋上の時を迎えていた。
メス犬の姿勢だ。
動物の「絶対服従」の態勢だ。
メスが、オスを受け入れる、
支配を受け入れる服従の姿だ。
尻を掲げさせ・・・尻穴すらを剥き出しにして、貫いていく。
・・・さらなる服従の姿勢をとらせる。
深く、激しく、暴力的なまでに刻み込むため、両腕を背中に・・・後ろ手とさせた。
・・・その腕、その両手首を掴んで貫く。
奥の奥までに。
規則正しい打撃の音。
もはや、女体の快楽は無視とする。
己の快楽・・・・射精・・・・女体への征服のみの行為とする。
ピシン!ピシン!ピシン!
鞭を打つような音が響く。
奥へ・・・奥へ・・・・奥へ!!!
全ての体重をかけて尻を撃つ!
「はう・・・はぁ・・・は・・・は・・・は・・・」
鞭と呼応して、
同じく、規則正しい鳴き声が上がる。
すでに、散々にイかされた・・・イかされ続けた。
快感が冷める間もなく責められ続けた。
もはや、快楽は「苦しみ」の領域だろう。
・・・逃れたい・・・逃げたい・・・崩れ落ちてしまいたい・・・
しかし、
彼女の腹の下の枕が、それを許さない。・・・・無様に尻を捧げ続けるしかない。
女の感情を無視し、己が快楽に溺れる。
すでに、全ての熔岩が下半身に集まっている・・・真白な溶岩・・・黄色くゼリー状の塊にすらなっている激流が、今か今かと、迸る瞬間を待ちわびている。
・・・もう、限界だ・・・
硬く閉めていた、ギリギリと全ての理性で閉じ合わせていた蛇口・・・
もはや限界・・・・・
すでに、透明な樹液が流れ出しているだろう・・・
最後の足掻き。
女の背中に覆い被さっていく・・・
男のモノは天を突きそそり立つ。
女は、シーツに顔を埋めて尻を差し出す。・・・下向きとなった膣道。・・・そこに上向きとなった鋼を埋めるのは刺激が強い・・・・すぐに射精感が込み上げる。
少しでも・・・
果てを遅らせるため・・・
否、快楽に浸るために、刺激を緩やかなものにする。
膣道の角度を、少しでもモノに合わせるため・・・抽送の、抵抗、刺激を弱めるために、背中に覆い被さる。
・・・・もちろん、「支配」の意味もある。
獣の交尾は尻からだ。
オスに「どうぞ」言わんばかりに尻を掲げさせ、支配を受け入れさせる。
同じだ・・・
人間も獣だ。
「交尾」
原始から行われてきた、種の本能としての行為。
どれだけ、文明が進化し、・・・街を建設し・・・
着飾った洋服を身に纏おうとも、
オスの本能に変わりはない。
メスを我が物にしたいという本能に変わりはない・・・・そして、最大限に支配を受け入れさせる「交尾」という儀式。
そこでは、・・・その土壇場の状況では、
オスは、メスを尻から犯したがる。
尻から・・・・背中から覆い被さり・・・メスの全てを胸下に支配し、
己が命の分身、「精液」を放ちたがる。
尻を上げさせ・・・抑えつけ・・・身動きできないメスを犯したい・・・・
古来より延々と繰り返されてきた、オスの願望の姿だ。
背中に覆い被さり、
メスの自由を奪う。
女の両手をシーツに拡げ・・・それを両手で掴む・・・・手の甲から掴む・・・さらには、指を絡ませる。・・・ガッチリと女を抑え込み、
ガッチリと女を支配した。
横向き。
シーツに顔を埋めた女の鳴き貌を見おろし、己が分身を撃ちつける。
撃ちつける。
「許して・・・・ゆる・・・して・・・・カズくん・・・許して・・・・」
微かに譫言が鳴る・・・彷徨う目・・・快楽に狂った口元・・・
かまいはしない。
ああ、許してやる・・・
もうすぐ許してやる・・・・終わりにしてやる・・・・イってやる!
この女の膣に射精してやる!!
あらん限りの律動・・・・「交尾」という暴力の瞬間。
ピシン!・・・・ピシン!!・・・ピシン!!!・・・
しなやかに、
跳ねる鞭のように腰を撃ちすえる。
全ての体重をかけ、奥の奥に・・・1mmでも奥へと撃ちつける・・・・1mmでも子宮の近くに射精したいという本能の行い。
今、征服が成る。
今、至福の時間。
今、願望の成就。
ピシ!・・・ピシ!!・・・ピシン!・・・ピシーン!!・・・・ピチーン!!!
オス犬が咆哮する!!!
絡んだ指。
骨すらが悲鳴を上げる。
ついに、耐え切れず決壊が起こった!!
下半身に銃声が響く!!!真白なマグマが噴出する。
1発!・・・2発!!・・・・さらに3発!!!・・・・奥へ・・・奥へ・・・奥・・・へ・・・・全てを埋めた・・・・・
一滴でも多くの命を送り込む。捻じ込む。流し込む。
「ぐぅぅぅ・・・・・」
メス犬の嘶き。
身体が弾けた・・・・
溶けてゆく・・・・
堕ちていく・・・・
そのまま、征服した女の背中に崩れていった・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・
どれくらい時間が経ったのだろう・・・
朦朧とした意識の中・・・
腕の中で何かが動いていた・・・・
抱いていた明菜さんがベッドを降りたんだと理解した・・・・
パノラマの窓。
東京。さらには「赤坂」・・・・不夜城の夜景が輝いていた。
裸に、柔らかな白のコートを羽織った明菜さんがソファに座っている・・・・窓の外を見ている・・・
なに・・・なにかあるの・・・・
ノソノソとベッドを降りた・・・・
どうしたの・・・・?
「雪だよ・・・カズくん・・・」
嬉しそうな明菜さんの顏。
細かな雪がヒラヒラと舞っていた。
明菜さんは、もう何年も地元には帰ってないんだそうだ・・・・降る雪を見たのが久しぶりだと言った。
東京の夜景の中。
ヒラリヒラリと雪が踊っていた。
「東京は・・・・雪までキラキラしてっべさ・・・・」
明菜さんが笑う。
ボクも雪国育ちだ。
「雪」は、決して美しいものじゃない。
雪国では、毎年「雪」によって死者が出る。
雪山遭難だけじゃない。
「雪下ろし」
日々の生活の中・・・
雪国では、雪の季節の中、毎日「雪掻き」をしなきゃならない。
・・・・そして、何回か「雪下ろし」・・・・屋根の雪を降ろす作業も必要だ・・・怠ると、雪の重さで家が潰れてしまう。・・・・その作業中に、毎年、何人もの死者を出す。
これが、
冬の高校生の「定番バイト」だったりする。
雪は、生活にとって「災難」であって、
日常生活の厄難だった。
しかし・・・
東京の雪は「美しい」・・・ただ、それだけの存在だった。
雪が舞う。
雪が優雅に踊りを披露している。
窓に着いた雪が結晶になる・・・・綺麗だ・・・・美しい・・・・
東京のパノラマに、雪の結晶のレンズが光る。
・・・・それよりも、明菜さんが美しかった。
思わず唇を奪った。
・・・・すぐに互いの舌が、愛情を始める・・・・
東京。
雪の中。
真白な結晶の光。
舌を絡めた。
もう、
明菜さんはボクのものだ。
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