「崩壊の街」ボクは不倫に落ちた。

ポンポコポーン

文字の大きさ
上 下
73 / 86

「貴女と嫁は同じ」不幸にする男。

しおりを挟む

プリウスのフロントガラスを雨が叩く。

時計は、もうすぐ18時になる。

首都高湾岸線。
・・・交通量は少ない。

ガソリン不足は相変わらずだ。

首都高速どころか、都市全体の交通量が減っていた。


追い越し車線を快適に走り抜けていく。

震災前なら、快適なドライブってな状況だ。



助手席に濡れたキャップが置いてあった。

客先で外構・・・・駐車場の壁面にヒビが入ってしまい、倒れそうだということで見に行った。

雨に打たれながら確認した。

今すぐ倒れるってことはないだろう。
・・・しかし、歩道に面してるので、万一倒れて、そこに通行人がいたら大変なことになる。

・・・なるべく早く手当をしなきゃな・・・・



ワイパーが雨を弾く。


雨の中に放射能が含まれているとニュースになっていた。

それで、雨の日にはキャップを被って現場を見て回っていた。・・・・気休めにしかならないんだろうけど・・・

実際に放射能が含まれていて・・・人体に影響のあるくらいのものなら、こんな布切れ一枚じゃあ、なんの役にも立たないだろう。

空はどんよりとした夕闇だ。・・・ってか、すでに真っ暗だ。
真っ暗だから、どんよりもないんだけど・・・震災以降、スッキリとした空がなくなった。

常に空気は、何かを含んだように、どんよりと重たかった。

特に雨の日は、放射能の問題もあって気分が滅入った。



車内では「ゲーリー・ムーア」が流れていた。

18歳で聴き始め、いまだに聴き続けていた。
この2月に亡くなったことも大きいのか。

聴いていると、自分の年代によって感じ方が違う・・・・
むしろ、今が、一番、身体に染み込んでくるような感じがする・・・・

英語がわかるわけじゃない。

それでも彼の「何か」が、心に染みて、なんだか癒された。

1日の労働を終えた身体に・・・・なんだろう・・・・ボクはアルコールを飲みはしないんだけど・・・・1日の労働を終えた後の身体にビールが染みわたっていくような感じだった。


ハードロッカーそのままの風貌に似合わず、「ドラッグ」を一切やらなかったってのは有名な話だ。

日本人の感覚じゃあ「ドラッグ」をやらないなんてことは当たり前なんだけど・・・海外のアーティストじゃあ、・・・特にロッカーと「ドラッグ」は切っても切れない組み合わせだ。

今や、生きる伝説のバンド「ローリングストーンズ」のキースが重度のヘロイン中毒者なのは有名な話だ。
・・・・だからか・・・ボクには、何ゆえにこのバンドが、これほど崇められるのかがわからない。

「ドラッグ」をやって音楽をやる。

一種のドーピングじゃないのかと思う。

スポーツ選手が違法薬物で出した記録は抹消され、選手生命すら抹殺されるのに、何ゆえに音楽なら許されるのか。

「ドラッグ」をやって、日常から解放された精神状態になれば、解放された・・・・どこか尖った音楽ができて当然だろう。

それと、真面目に、真摯に音楽と向き合ったミュージシャンとを同じ土俵で評価するってのは違うんじゃないかと思う。

「ゲーリー・ムーア」の見てくれとは違う、ひたすら音楽と真摯に向き合った姿勢が、英語のわからないボクにすら「何か」を訴えてくるんじゃないかと思う。


・・・・そう、ドラッグ・・・シンナー・・・酒にすら逃げるヤツが嫌いだった。


親父が酒に逃げて人生を棒に振ったからだろうな・・・・おかげで、こっちはしなくていい苦労を背負いこんだ。

・・・その思いは強い。・・・いや、人生の原点だといっていい。


若かった頃、大ファンだったアーティストがいる。・・・大ファンどころか心酔していた。
アルバムは全て持っていた・・・・ライブにも足繁く出かけた。
ライブ会場には、ボクと同じように、彼に心酔しているファンでいっぱいだった。
東京ドームで観た彼のライブは、今でも脳裏に焼き付いている。・・・深く深く焼き付いている。


「ここまで来たぜー!!」


彼から迸る魂の叫びにファンはみんな涙した。
ドラマ、映画・・・全てを追いかけた。

彼の生き方や、考え方・・・その全てに憧れた。

ボクたちが夢中となったアイドルを射止めた時には「男子の本懐ここにあり」・・・そう思った。

カッコいい・・・・呻くように眩しく見た。


・・・その彼が、「ドラッグ」で家宅捜索を受けた。
起訴、逮捕がされたわけじゃない。

「無罪」だ。

・・・・それでも、ボクには「疑わしきは罰せず」としか感じられなかった。

家宅捜索が行われるまでにも、噂は流れていた。
そして家宅捜索以降にも噂は流れ続けた。

もし・・・

もし、彼が、ただのロッカーなら・・・ただの流行のミュージシャンなら失望はしない。

「ドラッグ」をやりながら音楽をやるヤツはくっさるほどいる。・・・それが、ヤツらの常識なのかもしれない。

横浜銀蠅 の 翔 が「ドラッグ」で捕まったところで、なんとも思わない。むしろ当然だろうと思う。彼らの音楽は・・・彼らの主張や、見てくれは、むしろ「ドラッグ」が良く似合う。


ただ、ボクが心酔していた彼は、人間としての・・・・男としての「生き方」を歌っていた。

彼の歌に、どれだけ共感し、どれだけ勇気づけられ、どれだけ涙を流したかわからない。

若かった・・・・そして、田舎から、たったひとり東京に出てきたボクにとっては、同じように田舎からたったひとりで東京にやってきて、そして「栄光」を勝ち取った彼は、ひたすら眩しく、間違いなくヒーローだった。

「ドラッグ」は、その彼が自ら歌う「生き方」に、あまりに反している。


強烈な裏切りを感じた。


彼の言葉、全てが「ウソ」に思えてしまった。


大げさではなく、足元が崩れるほどのショックを受けた。
まるで、信じていた、信頼していた先輩から裏切られたようなショックだった。

・・・・だから、あれ以降、彼の歌は一切聴かなくなった。
ボクの音楽リストからは外れた。

アルバムすら売り払った。


「作品には罪はない」

・・・それは、与えられた「役柄」なら、そうだろう。

詩を与えられ、曲を与えられ・・・・「役柄」を与えられたアーティストなら、そう言えなくはない。

しかし、シンガーソングライターの作品は・・・その人格と等しくするものだろう。
だから、ヤツには罪はある。


・・・いや・・・・むしろ罪だ。
大きな罪だ。重罪だ。

失望感。喪失感。裏切られたという・・・自分の出した金が薬物の代金になったのかと思うとやりきれなかった。
徒労感に苛まれた。



助手席に転がっている携帯が鳴った。・・・・メール音。亜貴からだろう。

すぐに読みたい・・・亜貴の言葉に触れたい・・・亜貴を感じたい。
しかし、さすがに高速を運転中にそれはできない。


高速の出口を降りて、すぐにコンビニにプリウスを入れた。


「亜貴・・・愛してるからね・・・・今日も・・・明日だって・・・ずーーっと、ずーーーっと、亜貴だけを愛してる」


メールを返信した。

シートに身体を沈めて溜息をついた。

フロントガラスを、放射能を含んだ雨が流れる。

目の前の道路をヘッドライトが行き交う。


電源スイッチを入れる。ワイパーが雨を切る。
プリウスを走らせる。


禁断症状だった。・・・亜貴不足だった。

亜貴と別れて、すぐに・・・新幹線の中から禁断症状に襲われた。
常に繋がっていたかった。常に声を聞いていたかった。

際限がなかった。
繋がっても繋がっても渇いた。
心が乾き、身体が乾いた。

一緒にいない限り・・・亜貴に触れていない限り禁断症状を引き起こす。



マンション入り口。

運転席で溜息をついた。


プリウスを降りる。


乱雑に放置された自転車を脇に寄せる。・・・毎日毎日・・・帰ってきた時のルーチンだ・・・
毎日の・・・・毎日の・・・・1日の労働を終えて帰ってきたときのウンザリするルーチンだった。


駐車場スペースにプリウスを入れた。

溜息をついた。


携帯を開いてメールの確認、ポケットに入れた。
カバンを取り出し、プリウスを降りる。


エレベータで上がっていく。

鍵を差し込み玄関を開けた。

真っ暗だ。・・・・いつもの通りだ。
お嫁さんは眠っているんだろう。


そのまま仕事部屋に入る。
電気をつけた。
椅子に座って身体を預けた・・・大きな溜息が出る。
窓の外は雨だ。公園に人影はない。

PCのスイッチを入れた。


・・・・お嫁さんの容態は悪化していた。

数度のリストラ。そこに「震災」・・・・勤め先の弁当店は無期限休業・・・それが完全な引き金を引いた。

引きこもり状態になってしまっていた。

・・・・といっても、買い物とかには普通に出られる。極度のパニック障害とか、そういうわけじゃない。

朝はボクが出た後に起きていた・・・たぶん昼頃か。
その後、夕方には眠くなるみたいだ・・・・処方薬の影響もあるんだろう・・・・そのため、ボクが帰ってきた頃には、こうして眠っていることが多かった。


・・・しかし・・・・それでよかった。


辛そうな・・・生きているのが辛そうな顔を見ているのはボクも辛い。
眠っているのが一番幸せそうだった。

それなら、寝かせておいてあげればいい・・・・


・・・・しかし・・・・


また、溜息をついた。



PCのメールを確認する。返事が必要なものには返事を書いた。

携帯を確認する・・・・着信音は鳴っていない。だから亜貴からの返事がないことはわかってる。それでもメールを確認してしまう。

わかっている・・・・

夕食のこの時間、亜貴からメールの返事がくることはない。わかっている・・・・


・・・そろそろご飯にしなきゃな・・・・

PCの電源を切って部屋を出る。


家事は全てできる。苦にもならない。一人暮らしが長かったからだ。
ご飯は、ほとんどボクが作っていた。
洗濯は、昼間にお嫁さんがやっておいてくれた。

・・・・お嫁さんの様子を見に行く・・・・ご飯を一緒に食べるかどうかと・・・

寝室をそっと開ける。
眠っている。



お嫁さんが大好きだった。
ホントにホントに大好きだった。

真っ暗だった人生に、小さな・・・小さな幸せの灯を点してくれた、お嫁さんが大好きだった。


100kgを超えてしまった、お嫁さんの寝姿を見ていた。
二の腕・・・臀部・・・そして腹部・・・


・・・・どうしてこうなっちゃったんだろうな・・・


亜貴と出会ってしまった。
亜貴に会いに行ってしまった。・・・・命を賭けて。


・・・もし、お嫁さんが100kgを越えなければ、こうはならなかった・・・せめて80kgで止まっておいてくれたなら・・・でも80kgと100kgの何が違うというんだろう・・??

それに、お嫁さんが悪いわけじゃない・・・・薬のせいが多分にある。


・・・病気が悪い・・・・病気は・・・リストラ、景気のせい・・・国のせい・・・アホな政治家たちのせいだ。

・・・しかし、世界同時不況・・・恐慌といってもいいこの時代。
政治家たちを責めるのも酷な話だろう。


お嫁さんと亜貴は似ていた。
もちろん、見た目は全然違う。

それでも、心根の優しさが同じだった。

「優しさのツボ」が同じだった。


二人の誕生日はほとんど同じだ。
もし星座占いというものが当たるのなら、二人は同じ性格だってことになる。

亜貴が、感情を表に出してボクを求めるならば、お嫁さんは一歩引いてボクを求めていた。
求める方法が違うだけで、その根底が同じだった。・・・うまく表現できないけれど・・・

もし・・・
もし・・・ボクがいないところで、亜貴とお嫁さんが出会っていたなら、いい友達になれるんじゃないだろうかと思う。・・・そんなバカなことを考えたりする。


・・・・お嫁さんがボクに気づいた。

笑顔を作って、隣に横たわった。


「お帰りなさい・・・ごめんね・・・寝てばっかりで・・・」

「いいよ。大丈夫、大丈夫・・・」


お嫁さんが小さく笑う。


「ギュってしてください・・・」


ボクは、お嫁さんを抱きしめた。


「・・・ありがとう・・・すごく落ち着く・・・・」


お嫁さんが目を閉じて言う。


「ご飯食べる・・・?」

「う・・・ん・・・もう少し後にする・・・」

「わかったよ・・・じゃあ、作っとくから」

「うん。ありがとうね・・・・」


・・・ボクは寝室を出た。・・・扉を閉める。


ユラユラと部屋が揺れた・・・・地震だ・・・・震度2ってとこか・・・


キッチンへ。

・・・失敗した。・・・米の用意をし忘れていた。
今から米を洗ってもなぁ・・・

冷蔵庫を開ける。
冷凍ご飯が溜まっている。

・・・これを使うか。

卵は十分にある。

玉ねぎ、ベーコン、エリンギがあった・・・

オムライスにしよう。

まな板で野菜を刻み始める・・・・



お嫁さんを愛してる。

お嫁さんに嫌悪感を抱いてる。・・・でもそれは100kgを超えてしまった身体に対してだ。
・・・・どうにもこうにも、生理的に受け付けなかった。


・・・・ボクは、小さいころから「太っている」・・・・男の子も、女の子も苦手だったんだ。


一緒に、外を歩くのが嫌だと感じていた。
恥しいとさえ思ってしまっていた。

SEXすることは、もう無理だった。
胸より出てしまっている腹周り。
裸体を見るのすら耐えられなかった。
ましてや、性欲など起きようはずもない。


・・・・それでも、愛していることには変わりはない。


子供を嫌いになる。
親が嫌いだ。


言ってみたところで「愛情」が消えるわけじゃない。
肉親の情というのは簡単に消えるものじゃない。
恋人同士の「愛」と、家族の「愛」は種類の違うものだろう。

ボクと、お嫁さんは、この世の中で・・・・この世界で、たったふたりの「家族」だった。
この地球上で、たったふたりの「家族」だ。
その思いに変わりはなかった。


・・・・だけど、どうすればいいんだ・・・・・


・・・わかっている。

全てはボクが悪い。


電子レンジで冷凍ご飯を解凍する。
まずは、ケチャップライスを二人分作る。

半分使って自分のオムライスを作る。・・・・お嫁さんの分は、起きてきたら作ればいい。

テレビをつけた・・・撮り溜まっている洋画を見る。・・・・お嫁さんを起こさないように音を小さくして・・・・そのためには「字幕」である洋画がいい。


窓の外は、相変わらずの雨だ。
いつまでも、いつまでも、雨が降り続く。



・・・・気づいた。


ボクは、他人を幸せにできない人間なんだ。
関わった人間を不幸にする人間なんだ。

・・・お嫁さんはボクと出会わなければ、こんな不幸にならなかったんじゃないのか・・・

亜貴は、ボクと出会わなければ・・・・幸せに結婚生活を送っていられたんじゃないのか・・・


・・・・ボクという存在は他人を不幸にする。そういう存在なんだ。


携帯を確認する。・・・もちろんメールはきていない。


リビングで黙ってオムライスを食べた。


カーテンの隙間。真っ暗な外。雨垂れが見えた。

時折地震に揺れる部屋。

蛍光灯の寒々しい明かり。


ひとりで・・・静かに、オムライスを食べた。


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...