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「貴女に刻み込む」幸福至上地球上最上。

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亜貴の舌をもらった・・・舌が絡みあっていた・・・
・・・・堪らなかった・・・堪らない舌だった・・・

顔をあわせればキスをせがんだ。


「愛してる・・・愛してるよ・・・」


お互いに、切ない呪文のように気持ちを伝えあった。

亜貴の中にいた・・・腰を使っていた・・・包まれていた・・・堪らなかった・・・
亜貴を抱きながら、亜貴に抱きしめられていた・・・大きく、硬い、凶暴な鋼が優しく抱き締められていた・・・堪らない・・・堪らなかった・・・

誰にも渡したくない・・・
亜貴を誰にも渡したくない・・・


震災の命ギリギリの状況。その中でボクと亜貴は出会ってしまった。
明日をも知れない命の中で、嘘のつけない状況の中でボクたちは出会ってしまった。
・・・そして、お互い、恋い焦がれた。

会わずに死ぬわけにはいかないと思った。
もう、失うことができないと思った。

だから、会った。



・・・虐められていた。
小学校、中学校・・・そして高校・・・全ての学校生活で虐められていた。
理不尽だった・・・ボクという個人の問題じゃない、家庭環境が虐めの発端だった。
・・・ボクを虐めていたのは地元名士の子供たちだった。

虐めの経験から、恋愛には苦い思い出しかない。
・・・だから、フラれるために、諦めるために「思い出」にするために亜貴に会いに来た。

亜貴に恋焦がれた。
亜貴もどうやらボクを「好き」ではいてくれた。
しかし、ボクのこれまでの経験からすれば、会えば、会ってしまえば逆にフラれると思った。

「・・・・ゴメン、カズくん・・・何か違う・・・」

そう言われると決めつけていた。

フラれるために・・・それでも、震災の中生きていると、亜貴の無事を確認できればそれでいいとやってきた。


・・・ボクの意に反して「恋」は成就してしまった・・・・


ボクは旦那さんに嫉妬していた・・・
・・・亜貴を奪い取ってしまいたい・・・


嗜虐の焔があった。

亜貴を責めることに悦びを感じていた。
それは、亜貴に向けられたものだ。
・・・しかし、どこかで、微かに・・・地元名士、旦那さんへの暗い悦びがあったのかもしれない・・・

「下克上」

暗い悦び・・・



「女の膣は愛する男のカタチに出来上がっていくのよ・・・愛していなければ、どれだけSEXしてもカタチはつかない・・・」


・・・昔、年上の女に教えられたことがある。
はるか昔の話・・・
その時には意味がわからなかった。
若かった・・・今から考えれば幼かったボクにはわからなかった。

今ならわかる。
・・・・だから、刻み付けてやる。

亜貴の膣にボクのカタチを刻み付けてやる。
亜貴はボクのものだと、亜貴の身体に刻み付けてやる。
旦那さんが亜貴の身体を使った時に・・・・使わせたくないけれど・・・夫婦なんだ、使うに決まっている・・・・旦那さんが亜貴の身体を使った、その時に気づくように、亜貴の膣に、ボクのカタチを刻み付けてやる!

ライオンのオスは、子連れのメスに、その子を殺して挑みかかる。
オスとは、それほどの独占欲を抱えた生き物だ。

人間の男も同じだ。

何故、男のペニスが、こんなにも暴力的なカタチをしているのか、それは、女の膣に刻み付けるためだ。
女の膣に己が刻印を刻み込むためだ。
女に、己のカタチを記憶に刻み込むためだ。

・・・そして、先に注がれた他の男の精子を掻き出すためだ。カリを発達させ、エラを大きくして、先の精子を掻き出しやすいカタチへと進化したものだ。そのために先端を暴力的に肥大化させた。
太ければ太いほど掻き出しやすい。
硬ければ硬いほど掻き出しやすい。
カリが大きければ大きいほど掻き出しやすい。

他の男の精子を掻き出し、自分の精子を注ぎ込む。
そのために、奥へ奥へ・・・さらに奥へと、子宮に少しでも近づこうと深く深く突き進もうとする。それが男という生き物の本能だ。



亜貴の耳に歯を立てる。

「奥・・・使うよ・・・」

その言葉にキュンと膣が収縮した。まるで5本の指で包むようにギュっと収縮する。
それまで使っていた膣腔のさらに奥へ。亜貴の奥の奥へと鋼を通していく。鋼を突き立てていく。
亜貴が酸欠状態の中で、さらに大きな鳴き声を上げる。
リズミカルに、抽送に合わせてリズミカルに悲鳴を上げる。
今、亜貴を支配してるのは間違いなくボクだ。
膣で繋がり、舌で繋がった。両腕を背中に通して抱き締めた。身動きできないように、逃げられないように、

「お前の身体はオレが使うためにある」

そう宣言するために抱き締めた。押さえつける意味で抱き締めた。応えるように亜貴の手がボクの背中にまわる。

リズミカルに、リズミカルに亜貴の奥の奥を使う・・・膣腔をさらに奥へと進める・・・抽送を徐々に深くしていく・・・


・・・・イかせよう・・・亜貴をイかせる・・・

・・・刻み込む・・・刻み込んでやる。亜貴の身体に、亜貴の膣に刻み込んでやる・・・


亜貴を抱き締めていた左腕を解く、亜貴の右脚を抱え込んだ。
大きく拡げられた両脚。
右腕で亜貴を抱き、左腕で亜貴の右脚を抱えた。
そのまま突く。身体全体に力を込めて、体重を乗せて亜貴を突く。突く。突く・・・一定のリズムで突く。ズルッ・・ズルッ・・と糸を引くように膣の中で果汁がまとわりつく・・・
もう、容赦しなかった。奥へ奥へ。その度に突芯へも打撃が加わる。
今までストロークをコントロールしていた。抽送を自制していた。奥の奥まで使わず、そのため突芯へは淡い打撃に留めていた。


その突芯に最大級の打撃を加える。


両脚を拡げ、突芯を剥き出しにして、噴き零れる果汁がクシャンと音がするほどに責め立てた。
奥を責める・・・子宮に届けと突き立てる・・・今まで温存された、使われなかった子宮口への路に鋼を送り込む。己がカタチを刻み込む。悦楽の焔を点火する。亜貴自らの果汁が滑らかに子宮口に誘う。

・・・抉られるように膣を使われる・・・奥へ奥へと使われる・・・今まで使われなかった、拡げることがなされなかった亜貴の亜貴・・・子宮口の入り口をこじ開けられる。抉られる。灼熱の・・・悦楽の焔で燃やされる・・・身体の中に・・・膣口から子宮口までに鋼という棒を通される、擦られる、掻きまわされる・・・その度に走る突芯への甘美な衝撃・・・両脚を最大限に拡げられ、打撃の度に、直接に突芯が擦られる・・・今までの淡い快楽とは次元が違う・・・直接的に、鋭角に擦り上げられる。
逝くことを・・・「快楽の果て」を求めていた、悦楽の中で漂わされていた亜貴の身体に、最後の鞭が入った・・・

「イけ!」

そう、子宮口で灼熱の鋼が叫ぶ。抉る。妖しい焔で焼かれる。

背中にある亜貴の手に力が入る。

・・・・背中にキリリと痛みが走った・・・・

膣が締めつけてくる。・・・別の生き物が・・・膣が別の生き物のように蠢いている・・・堪らない・・・堪らない・・・なんという快楽・・・亜貴の身体に力が入る。仰け反っていく。
一段と力強く亜貴の膣を抉った。一生消えない鋼のカタチを刻み込んでやる。全ての体重を乗せ、クリトリスへも最大限の打撃を浴びせる。
ピッチを上げる。


・・・・イけ・・・亜貴・・・イっちゃえ・・・!


亜貴の絶叫。断末魔・・・悦楽の末・・・焦らしに焦らされた末に与えらた、煮詰められた末の衝撃。
真っ赤に染まった亜貴の身体。大きく仰け反る。


・・・亜貴が逝った。


終わらない。終わらせない。さらに打撃を加える。意識してクリトリスへの刺激を与える。一撃ごとにグリッっと恥骨で責める。
1度、2度、3度・・・・ビク、ビクと、ビク、ビクと亜貴の身体が痙攣するように蠢く。・・・さらに深く逝かせる・・・さらに深い果てへと追い込む・・・


「愛してる・・・愛してる・・・愛してる!」


打撃ごとに、亜貴の耳元で伝える。・・・心の奥底から、魂から叫んだ。

射精。
歓喜が噴きこぼれる。身体が弾けた。
もう一度、打撃。クシャンとクリトリスを押しつぶすように擦った・・・

ドクッ・・・ドクっと、さらに鋼から樹液を迸らせる。

・・・もう一度・・・身体の底から、絞り出すように射精する。

地球上で一番愛している亜貴の膣を使って射精する。一滴残さず出し尽くす。


地球上に、これ以上の快感があるものか!
地球上に、これ以上の幸せがあるものか!


・・・・亜貴の奥の奥・・・ボクたちはひとつになった。
身体も、心も、魂から、全てが繋がりひとつになった。


痙攣から覚めたように亜貴から力が抜けた。

・・・キスをする・・・舌を絡めた・・・

・・・亜貴に身体を預けた・・・・亜貴の上に身体がひろがった・・・


・・・・愛してる・・・愛してる・・・愛してる・・・


・・・心から呟いた・・・心から呻いた・・・魂から零れた・・・愛してる・・・空気すら流れた・・・・


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