「崩壊の街」ボクは不倫に落ちた。

ポンポコポーン

文字の大きさ
上 下
50 / 86

「貴女に刻み込む」幸福至上地球上最上。

しおりを挟む


亜貴の舌をもらった・・・舌が絡みあっていた・・・
・・・・堪らなかった・・・堪らない舌だった・・・

顔をあわせればキスをせがんだ。


「愛してる・・・愛してるよ・・・」


お互いに、切ない呪文のように気持ちを伝えあった。

亜貴の中にいた・・・腰を使っていた・・・包まれていた・・・堪らなかった・・・
亜貴を抱きながら、亜貴に抱きしめられていた・・・大きく、硬い、凶暴な鋼が優しく抱き締められていた・・・堪らない・・・堪らなかった・・・

誰にも渡したくない・・・
亜貴を誰にも渡したくない・・・


震災の命ギリギリの状況。その中でボクと亜貴は出会ってしまった。
明日をも知れない命の中で、嘘のつけない状況の中でボクたちは出会ってしまった。
・・・そして、お互い、恋い焦がれた。

会わずに死ぬわけにはいかないと思った。
もう、失うことができないと思った。

だから、会った。



・・・虐められていた。
小学校、中学校・・・そして高校・・・全ての学校生活で虐められていた。
理不尽だった・・・ボクという個人の問題じゃない、家庭環境が虐めの発端だった。
・・・ボクを虐めていたのは地元名士の子供たちだった。

虐めの経験から、恋愛には苦い思い出しかない。
・・・だから、フラれるために、諦めるために「思い出」にするために亜貴に会いに来た。

亜貴に恋焦がれた。
亜貴もどうやらボクを「好き」ではいてくれた。
しかし、ボクのこれまでの経験からすれば、会えば、会ってしまえば逆にフラれると思った。

「・・・・ゴメン、カズくん・・・何か違う・・・」

そう言われると決めつけていた。

フラれるために・・・それでも、震災の中生きていると、亜貴の無事を確認できればそれでいいとやってきた。


・・・ボクの意に反して「恋」は成就してしまった・・・・


ボクは旦那さんに嫉妬していた・・・
・・・亜貴を奪い取ってしまいたい・・・


嗜虐の焔があった。

亜貴を責めることに悦びを感じていた。
それは、亜貴に向けられたものだ。
・・・しかし、どこかで、微かに・・・地元名士、旦那さんへの暗い悦びがあったのかもしれない・・・

「下克上」

暗い悦び・・・



「女の膣は愛する男のカタチに出来上がっていくのよ・・・愛していなければ、どれだけSEXしてもカタチはつかない・・・」


・・・昔、年上の女に教えられたことがある。
はるか昔の話・・・
その時には意味がわからなかった。
若かった・・・今から考えれば幼かったボクにはわからなかった。

今ならわかる。
・・・・だから、刻み付けてやる。

亜貴の膣にボクのカタチを刻み付けてやる。
亜貴はボクのものだと、亜貴の身体に刻み付けてやる。
旦那さんが亜貴の身体を使った時に・・・・使わせたくないけれど・・・夫婦なんだ、使うに決まっている・・・・旦那さんが亜貴の身体を使った、その時に気づくように、亜貴の膣に、ボクのカタチを刻み付けてやる!

ライオンのオスは、子連れのメスに、その子を殺して挑みかかる。
オスとは、それほどの独占欲を抱えた生き物だ。

人間の男も同じだ。

何故、男のペニスが、こんなにも暴力的なカタチをしているのか、それは、女の膣に刻み付けるためだ。
女の膣に己が刻印を刻み込むためだ。
女に、己のカタチを記憶に刻み込むためだ。

・・・そして、先に注がれた他の男の精子を掻き出すためだ。カリを発達させ、エラを大きくして、先の精子を掻き出しやすいカタチへと進化したものだ。そのために先端を暴力的に肥大化させた。
太ければ太いほど掻き出しやすい。
硬ければ硬いほど掻き出しやすい。
カリが大きければ大きいほど掻き出しやすい。

他の男の精子を掻き出し、自分の精子を注ぎ込む。
そのために、奥へ奥へ・・・さらに奥へと、子宮に少しでも近づこうと深く深く突き進もうとする。それが男という生き物の本能だ。



亜貴の耳に歯を立てる。

「奥・・・使うよ・・・」

その言葉にキュンと膣が収縮した。まるで5本の指で包むようにギュっと収縮する。
それまで使っていた膣腔のさらに奥へ。亜貴の奥の奥へと鋼を通していく。鋼を突き立てていく。
亜貴が酸欠状態の中で、さらに大きな鳴き声を上げる。
リズミカルに、抽送に合わせてリズミカルに悲鳴を上げる。
今、亜貴を支配してるのは間違いなくボクだ。
膣で繋がり、舌で繋がった。両腕を背中に通して抱き締めた。身動きできないように、逃げられないように、

「お前の身体はオレが使うためにある」

そう宣言するために抱き締めた。押さえつける意味で抱き締めた。応えるように亜貴の手がボクの背中にまわる。

リズミカルに、リズミカルに亜貴の奥の奥を使う・・・膣腔をさらに奥へと進める・・・抽送を徐々に深くしていく・・・


・・・・イかせよう・・・亜貴をイかせる・・・

・・・刻み込む・・・刻み込んでやる。亜貴の身体に、亜貴の膣に刻み込んでやる・・・


亜貴を抱き締めていた左腕を解く、亜貴の右脚を抱え込んだ。
大きく拡げられた両脚。
右腕で亜貴を抱き、左腕で亜貴の右脚を抱えた。
そのまま突く。身体全体に力を込めて、体重を乗せて亜貴を突く。突く。突く・・・一定のリズムで突く。ズルッ・・ズルッ・・と糸を引くように膣の中で果汁がまとわりつく・・・
もう、容赦しなかった。奥へ奥へ。その度に突芯へも打撃が加わる。
今までストロークをコントロールしていた。抽送を自制していた。奥の奥まで使わず、そのため突芯へは淡い打撃に留めていた。


その突芯に最大級の打撃を加える。


両脚を拡げ、突芯を剥き出しにして、噴き零れる果汁がクシャンと音がするほどに責め立てた。
奥を責める・・・子宮に届けと突き立てる・・・今まで温存された、使われなかった子宮口への路に鋼を送り込む。己がカタチを刻み込む。悦楽の焔を点火する。亜貴自らの果汁が滑らかに子宮口に誘う。

・・・抉られるように膣を使われる・・・奥へ奥へと使われる・・・今まで使われなかった、拡げることがなされなかった亜貴の亜貴・・・子宮口の入り口をこじ開けられる。抉られる。灼熱の・・・悦楽の焔で燃やされる・・・身体の中に・・・膣口から子宮口までに鋼という棒を通される、擦られる、掻きまわされる・・・その度に走る突芯への甘美な衝撃・・・両脚を最大限に拡げられ、打撃の度に、直接に突芯が擦られる・・・今までの淡い快楽とは次元が違う・・・直接的に、鋭角に擦り上げられる。
逝くことを・・・「快楽の果て」を求めていた、悦楽の中で漂わされていた亜貴の身体に、最後の鞭が入った・・・

「イけ!」

そう、子宮口で灼熱の鋼が叫ぶ。抉る。妖しい焔で焼かれる。

背中にある亜貴の手に力が入る。

・・・・背中にキリリと痛みが走った・・・・

膣が締めつけてくる。・・・別の生き物が・・・膣が別の生き物のように蠢いている・・・堪らない・・・堪らない・・・なんという快楽・・・亜貴の身体に力が入る。仰け反っていく。
一段と力強く亜貴の膣を抉った。一生消えない鋼のカタチを刻み込んでやる。全ての体重を乗せ、クリトリスへも最大限の打撃を浴びせる。
ピッチを上げる。


・・・・イけ・・・亜貴・・・イっちゃえ・・・!


亜貴の絶叫。断末魔・・・悦楽の末・・・焦らしに焦らされた末に与えらた、煮詰められた末の衝撃。
真っ赤に染まった亜貴の身体。大きく仰け反る。


・・・亜貴が逝った。


終わらない。終わらせない。さらに打撃を加える。意識してクリトリスへの刺激を与える。一撃ごとにグリッっと恥骨で責める。
1度、2度、3度・・・・ビク、ビクと、ビク、ビクと亜貴の身体が痙攣するように蠢く。・・・さらに深く逝かせる・・・さらに深い果てへと追い込む・・・


「愛してる・・・愛してる・・・愛してる!」


打撃ごとに、亜貴の耳元で伝える。・・・心の奥底から、魂から叫んだ。

射精。
歓喜が噴きこぼれる。身体が弾けた。
もう一度、打撃。クシャンとクリトリスを押しつぶすように擦った・・・

ドクッ・・・ドクっと、さらに鋼から樹液を迸らせる。

・・・もう一度・・・身体の底から、絞り出すように射精する。

地球上で一番愛している亜貴の膣を使って射精する。一滴残さず出し尽くす。


地球上に、これ以上の快感があるものか!
地球上に、これ以上の幸せがあるものか!


・・・・亜貴の奥の奥・・・ボクたちはひとつになった。
身体も、心も、魂から、全てが繋がりひとつになった。


痙攣から覚めたように亜貴から力が抜けた。

・・・キスをする・・・舌を絡めた・・・

・・・亜貴に身体を預けた・・・・亜貴の上に身体がひろがった・・・


・・・・愛してる・・・愛してる・・・愛してる・・・


・・・心から呟いた・・・心から呻いた・・・魂から零れた・・・愛してる・・・空気すら流れた・・・・


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...