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「ひとつに溶けてしまいたい」愛じゃない・・・
しおりを挟む口の中でリズミカルに舌を使った。
尿道を責め、膣口を責め、突芯を責めた。
包皮を被った突芯を弾き、転がす・・・
逝かせる・・・
亜貴を逝かせる・・・
・・・亜貴の突芯・・・上半分ほどが包皮を被っている・・・そこを重点的に責めた・・・舌で転がし、弾いてきた・・
止めを打つ。
・・・今、包皮から顔を出した下半分に責めを移す。舌先を走らせる・・・
ピクン!と亜貴の身体が鋭い反応を示す。
峻烈だろう、鮮烈だろう・・・今までの、包皮、皮一枚上からのもどかしい愛撫・・・それでも、快感の宝庫、集積場所・・・そこを、そこだけをピンポイントに、柔らかな、滑らかな舌先で愛撫されてきた・・・リズミカルに、「イけ!」とばかりに責められてきた。・・・亜貴は諦め、快楽に抗う抵抗を諦め、ボクに身を任せた・・・「快楽の果てに落ちる」そう覚悟を決めて責めを受けた・・・
そして・・・ついに「逝く!」・・・・その刹那に、さらに鋭い針のような先鋭的な一撃が浴びせられた。
止め。決定打。
舌全体で、亜貴の突芯を・・・クリトリスを・・・包皮を被っていない裸の亜貴を、弾き、転がした。
一定のリズムで転がし続ける・・・
耳を、首を、背中を、胸を・・・そして膣口を・・・
焦らしに焦らし続けた愛撫の末に、今、決定打を打った。
イかせるために、亜貴をイかせるために・・・決定打を打ち続けた。
手繰り寄せられたシーツ・・・掴んだ真っ白な長い指・・・
反った背中・・・反り続けた背中・・・グゥゥ・・・と、そこから、さらに、ゆっくりと亜貴の背中が反った。
絶叫。
弾けた・・・・亜貴が弾けた。
逝った。亜貴が逝ったと大きな意思表示を示した。
・・・・弾けた宇宙が収縮するように身体から力が抜けた・・・
止めを打たれた。逝った・・・
一瞬の解放感。一瞬の安堵。一瞬の間。
・・・止めない。
・・・・止めてあげない。
・・・・ここから、さらにイかせる。
・・・口の中。亜貴の亜貴・・・クリトリスを再度責め始める。
亜貴の絶叫が続く。
亜貴の手が・・・逃げようと・・・両脚をガッチリ押さえたボクの手を外そうともがく。・・・逝ったばかりの身体に力は入らない。
させない。止めない。
今、この瞬間、逝ったままの状態。
亜貴の身体には、快楽へのガードが全く残っていない状態だ。
逝き、安堵し、解放感を味わい、最も無防備な状態だ。
・・・ここで、責められれば・・・全ての責めを防御することなく受け入れるしかない。
・・・もっとも逝きやすい状態だ。
だから、このまま、さらにイかせる。
もう一度。さらに上のステージへ!
突芯の周りに軽く歯を立てた・・・クリトリスを守っている包皮が引っ張られていく・・・剥き出しになっていく・・・そこに舌を這わせる。
もう守るものがなくなった・・・丸裸となった亜貴の亜貴を舌で弾いた。転がした。
包皮を被っていることは、それだけ過去に責められていないことの証明でもある。責めに慣れていない証だ。
裸にされ、剥き出しにされ責められたことがない・・・その処女地ともいえる亜貴の亜貴を責める。
女体の快感の源、集積地・・・その包皮で守られてきた部分を丸裸にして、尖った舌先・・・熱くザラついた舌腹で責め立てた。なぞり、弾き、転がした・・・熱く滑った舌が走る・・・繊細でありながら、皮一枚のガードがないために先鋭的だろう。
・・・充血してるのがわかる・・・クリトリスが、最初に舌を使った時の2倍の大きさに充血していた。硬くなっていた。
亜貴の咆哮。快感を超えた快感。むしろ苦悶の域かもしれない。
・・・逃げられない。両脚をガッチリと固定され責められる。快楽という攻撃を味あわされる。
亜貴の身体が真赤に染まる。
亜貴の声とは思えない鳴き声。絶叫。咆哮。
シーツを掴んで大きく振り乱す。反り返る。2度、3度・・・痙攣のように繰り返す・・・・
・・・ストン、と、亜貴の身体から力が抜けた。
亜貴の身体が軟体動物のようにクタリとしている。
身体全体で呼吸をしている。
・・・下着を脱いだ。
分身が痛いほどに反り返っていた。・・・熱く、硬く天を向いていた。・・・もう肉体じゃない・・・鋼の硬さだ。熱をもった鋼の塊だ。
力の抜けた亜貴の脚を開く。唾液と愛液にまみれた・・・熟した亜貴に亀頭を当てがう・・・熱い・・・埋めていく・・・熱い、熱にうなされた身体だ・・・思わず息が漏れる・・・亀頭から痺れるような快感が立ち上る・・・背中に悪寒にも似た陶酔が走る・・・亜貴の膣を押し広げるように進む。
今まで舌で・・・柔らかい愛撫で責められ続けた膣に、熱く硬い衝撃を与えていく。熱い、硬い・・・鋼のような肉の幹で抉るように責める。切り込む。
「グゥ・・・」
亜貴が呻きながら反った。心棒が入っていくように反った。
覆い被さってキスをした。
「亜貴・・・愛してる・・・愛してるよ・・・」
「カズくん・・・カズくん・・愛してる・・・愛してる・・・」
お互いに譫言のように、呪文のように・・・キスをするたびに・・・いや、顔を合わせるたびに口に出した。出さずにいられなかった。
舌を絡めあった。求めて求めて・・・少しでも絡みついていたかった・・・
幹の半分ほど膣壁を押し広げてところで、ゆっくりと抽送を開始する。
溢れる愛液に、果汁にまみれて滑らかに抽送が始まる。
「ア、ア、ア・・・・」
亜貴の舌が止まる。鳴き声が漏れる・・・
・・・その日最初の「膣」への愛撫は「舌」だけだと決めていた。
無粋に指を突っ込み掻き回したりはしない。
愛した女の、一番繊細な部分を、どうして指なんぞを突っ込み掻き回すのか。
同じく繊細な舌を使って、細心の注意を払って愛するのが礼儀ではないのか。
・・・・それに・・・もうひとつ理由がある。
刻印を刻み込むためだ。
愛した女の膣に、硬い・・・これ以上ないくらいに硬くなった分身を、鋼の記憶を刻みつけるためだ。刻印を刻むためだ。
指で掻き回して、指の硬さを馴染ませれば、それだけ鋼の刻印が薄くなる。
愛する女の膣への最初の愛撫は、鋼のような分身で行う。それにより圧倒的なカタチを刻み込む。
・・・・それに、何よりは・・・指で馴染ませていない膣の締りを楽しむためだ・・・
そのための前戯だ。
どんな硬さ、大きさも、苦も無く受け入れる身体の準備をさせるために、時間をかけ、全てを注いで愛する。
逝かせることすらが前戯でしかない。
カタチを刻み込むために痛みを与えるのであれば「SEX」じゃない。・・・「愛」じゃない。ただ「犯す」という犯罪行為でしかない。
・・・・しかし、今は、そんな能書きに意味がなかった・・・
ただ、亜貴が愛おしかった・・・亜貴の全てを味わいたかった。
・・・いつまでも、何時間でも亜貴と繋がっていたかった・・・
亜貴のあらゆるところを、隅々まで味わいたかった・・・
亜貴を愛していたかった・・・
熱く、うねった亜貴に包まれていた・・・・堪らない・・・堪らない・・・この世にこれほどの甘い快感があるのか・・・愛する亜貴・・・この世で、人生で一番愛した亜貴の膣に身体を埋める・・・分身を、硬くそそり立った鋼で亜貴の身体を押し拓く・・・己の最も敏感な分身が、甘美な、熱く、蕩けた、滑らかな愛液が滴る亜貴の膣に包まれていく・・・亜貴の膣は、押し入るたびに収縮を繰り返し愛撫を与えてきた。手で、指で愛されているように愛撫を繰り返してくる・・・信じられなかった・・・信じられない・・・こんな身体があるのか・・・こんなにも官能的に蠢く膣径があるのか・・・
「愛してるよ・・・」
「愛してる・・・」
舌を差し出す・・・すぐに活が入ったように、亜貴が舌を絡めてくる。
ゆっくりとゆっくりと抽送を繰り返す。
亜貴の吐息、鳴き声が、抽送という演奏によって再びリズミカルに上がる。
突芯の快感と膣の快感は違う。
クリトリスは文字通りの性感帯だ・・・性感の宝庫・・・集積地、集大成の器官だ。しかし、膣には・・・膣の快感のほとんどは「脳内」で作られたものだ。精神的なものだ。・・・もちろん、膣内にも性感帯があることは明らかになっている・・・それでも、クリトリスのそれから比べれば比較にならないくらいに小さく、鈍い。
膣で快感を得るのは・・・繋がってる満足感や、男に支配されるという・・・脳内で作られる悦びからの快感がほとんどだ。
・・・仮に膣が性感帯の宝庫なら、子供を産むときに最大の快感が得られるはずだ。
いずれにしろ、突芯と膣では快感の種類が異なる。
思う存分にクリトリスを責められ逝った・・・・これ以上に責められても苦しいだけ・・・そこに膣という新たな快感の器官を、初めて責められる。
異なる快感に、ゼロから始まる新たな快感に、亜貴の身体は覚醒して反応する。
徐々に深さを増していく。
・・・・亜貴に包まれていた・・・・熱く、柔らかく、収縮してくる・・・まるで亜貴の意思を持ったようにギュッギュっと愛撫を与えてくる。
膣を使いながら、耳を責め、乳首を責める・・・その反応が膣径に響いた。亜貴が悦ぶごとに、返事をするように膣径が締めつけた。
・・・堪らない・・・堪らない・・・初めてだった。
なんというのかは知らない。これが俗に世間でいう名器と呼ぶものなのか・・・ボクの少ない経験ではわからない・・・魅力的だった・・・キス・・・舌の動き・・・舌の絡まり・・・そして膣の動き、膣の絡まり・・・指を絡ませる・・・5本全ての指を絡ませた・・・身体の全てが絡まり合っていた・・・
もっと絡まりたい・・・もっと絡まりたい・・・いっそひとつに溶けてしまいたい・・・
・・・・なんという身体なんだろう・・・
そもそも、なんという女性なんだろう・・・
こんな女性が存在したのか。この世に、こんな女性が存在するのか・・・
綺麗で、美しく、可愛く、可憐な・・・どんな言葉さえもが当てはまり、どんな言葉ですら表し尽くすことができない・・・・言葉にすれば全てが陳腐だった・・・全ての形容詞を超えた存在だった。そして、見事なプロポーション・・・胸は小ぶりだったけれど・・・それとて、そもそもが世間はグラビアに毒されすぎだ。掌に吸い付くように収まる亜貴の胸は、ボクにとって最大に魅力的で、官能的で、愛おしかった・・・・
ホテルレストランと見紛うばかりの料理の腕前・・・
染み一つないキッチン・・・家事能力の高さ・・・
・・・・そして、優しかった。
「優しさのツボ」が同じだった。
会うまでは「美化」が入っていると思っていた。
ボクは亜貴を「美化」している・・・・その自覚があった。
ところが、会った亜貴は「美化」以上の存在だった。
・・・こんなことがあっていいのか。
・・・こんな女性が存在するものなのか・・・
夢のようだった。
夢ですら想像できない現実の渦中にいた・・・・
ピグで出会ったのがあり得ない夢の出来事なら・・・震災も夢にも思わない現実だった・・・全てが、全てが夢の中の出来事のようだった・・・・
蠢く亜貴の身体の中にいる・・・・亜貴の身体を使っている・・・亜貴と繋がっている・・・亜貴の体温を感じている・・・・それだけは現実だった。
今、抱きしめている亜貴・・・亜貴は間違いなく現実のものだった。
消え去っていく夢じゃなかった。
夢や、幻の世界じゃなかった。
ボクは、今、生きている。
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