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「愛おしかった。ただ愛おしかった」貴女の全てを愛したかった。
しおりを挟む明るい部屋。
亜貴の全てが見えた。
荒い息でお腹が波打っている。
手の甲が口元にあった。
少しでも声を抑えようという仕草。亜貴の無意識の癖。
その姿が好きだった。美しいと思った。・・・その仕草が快感で崩れていくときが堪らなかった・・・・
亜貴の脚を開く。自らの身体を入れた。
亜貴の左脚を捧げ持つようにして、膝に舌を這わせた・・・
ピクンと亜貴がのけぞる。手の甲から吐息が漏れる。
手で、指先で、ショーツと脚の付け根をなぞる。
膝の全てに舌を這わせる・・・・一部の漏れもないように・・・誰も愛したことのない、ボクだけの処女地を探すように舌を這わせていく・・・
爪先はショーツの上・・・引っ掻くように・・・肉が質感を増している・・・亜貴からのムンとした熱を感じる・・・硬くなった突芯を探り当て、爪で弾くように・・・小さな円を描くように責める・・・
膝から太ももにキスを這わせる。舌を這わせる・・・徐々にショーツへ・・・
・・・この前は味わえなかった。・・・この前は亜貴と「ひとつ」になることで精一杯だった・・・今日は全てを味あわせてもらう・・・
ガッチリと両手で亜貴の脚を開いた。閉じさせない。・・・亜貴の中に小さな驚きの反応があった・・・それでも拒否はしない・・・ボクに身を任せている・・・
ショーツの上から唇を這わせる。・・・熱い・・・亜貴の熱・・・ショーツの上からでも、亜貴の膣からの吐息を感じる。唇を這わせ、鼻先がちょうど突芯に当たるようにキスを這わせる。
脚を閉じようと、亜貴の力が入る。ガッチリと押さえて離さない。
亜貴のクビれた腰がうねっていた。お腹が波打っている。首がイヤイヤをするように喘いでいた。亜貴の吐息。鳴き声。
ショーツの縁に舌を這わせる。
ショーツ越しの淡い快感から、直に舌を這わされる直接の快感。
亜貴の鳴き声が上がる。吐息・・・
ショーツに・・・膣に沿って染みができていた。
・・・ボクの唾液じゃない・・・
嬉しかった・・・感じてくれるのが凄く嬉しい。
もっと、もっと感じてほしい。気持ち良くなって欲しい。・・・おかしくなるほどに感じてほしい。
ショーツを剥ぎ取った。
亜貴の入口を守っている、ぼってりとした丘。そこだけに体毛が残されていた。
亜貴の身体の体毛は全て処理がされていた。完璧な施術が施されていた。唯一残されたのが、この丘の部分だった。
・・・・それが、魅惑的だった。
好き嫌いの問題なんだろう。でも、ボクには堪らなく魅惑的な光景だった。
丘全体を口に含む。甘噛みして・・・舌を使って味わう・・・シャリシャリと口の中で亜貴の草むらがそよぐ。
パックリと開いた亜貴の入口は綺麗な・・・綺麗なサーモンピンクだった。・・・活字では見たことがある。表現としての比喩だと思っていた。
サーモンピンクなどあるはずがない。皮膚の粘膜の色だ。もっと毒々しい色だろう・・・ボクの色はグロテスクな色だ。肉屋の店頭に並ぶ内蔵の色でしかない。
しかし、目の前にサーモンピンクが存在した。
「美しい・・・」
・・・本当に本心からそう思った。
感動すらしていた。
亜貴の身体には驚かされることばかりだった。
身体の手入れもそうなら・・・匂いもそうだった。
香水はつけていなかった。・・・・なのにいい匂いがした。
「シャンプーの匂いなんだよ」
・・・それでも、日本には一般的に販売されていないシャンプーだという。
「匂いが気に入って、通っている美容院に頼んで買ってるの。・・・カズくんに、いい匂いって言ってもらえると嬉しいなぁ・・・」
シャワーを浴びずにSEXを始めてしまった。
・・・・初めての時もそうだった。
それでも、嫌な匂いが一切しなかった。
・・・・もちろん、家を出るときに念入りにシャワーを浴びているに違いない。
それでも、家を出て時間が経っている。・・・ここまで到着するまでに小1時間は経っている。
・・・・なのに、どうして、こんないい匂いしかしないんだろう・・・
映画や、小説や、空想の世界でしか見聞きしないことばかりだった。
・・・・いや、出会いそのものがファンタジーの物語のようだった。
丹念に・・・丹念に・・・口の中で亜貴の草むらを味わった・・・やがて、もう一方の丘を口に含んだ・・・
亜貴がのたうちまわっていた。
ガッチリと脚を押さえられているから逃げられない。
上半身がのたうちまわり、両手でシーツを掴み、首を振って鳴き声を上げていた。
・・・・もう、手の甲で口元を抑える余裕はない・・・
何回も背中が反った。
・・・・ボクの舌は亜貴への入口周辺にとりかかっていた。
ピンク色・・・果汁にまみれた濃桜色のクレバス・・・その上端に、小指の爪半分ほどの突芯が居た・・・亜貴の最も敏感な・・・最も峻烈な快感を生み出す器官がぷっくりと膨らんでいた。
・・・さんざんにショーツの上から爪で責められた。硬くなっているのがわかる。
舌先をクレバスに沿わせる・・・走らせる・・・尿道を舌先でくすぐる・・・膣の入口に丹念に舌を這わせる・・・
膣の入口はヒクヒクと、濃桜色の魅力的な入口が呼吸するように蠢き、膣全体がボクを誘っていた。ボクの次の愛撫を誘っていた。柔らかな膣が、切り裂かれることを望んでいる・・・硬い鋼を差し込まれることを望んでいる・・・ヒクヒクと物欲し気に蠢いていた。
膣口に、尖らせた、硬くした舌先を入れていく・・・
ここまでの愛撫で初めて膣に挿入された・・・それが硬く尖らせた舌だった。
ギュっとボクの舌を咥えこもうと蠢く。奥へ奥へと誘う。亜貴の膣がボクの舌とキスをして絡まる・・・熱い果汁を溢す。
なお一層に亜貴の脚を開いた・・・キスをしやすくするためだ・・・より深く舌を差し入れるためだ。
熱くなった膣とのデイープキス・・・唇が硬くなった突芯に当たる・・・亜貴の鳴き声のオクターブがさらに上がった。
亜貴が反っていく・・・脚に力が入る。突っ張るように伸びようとする・・・許さない・・・ガッチリと開き切ったままに固定する・・・テコの原理で上半身が大きく仰け反った。
ボクの舌を亜貴の膣が締め付ける・・・舌を抽送する・・・舌で掻きまぜる・・・オクターブの上がった亜貴の鳴き声がリズミカルに上がる。
・・・チロチロと、突芯の周りに舌を這わせた。円を描いて舌先を使う。
舌の強弱に合わせて亜貴の鳴き声も変わる。
決定打のない快感の中、逝くこともできず、快楽のステージだけが上がっていっていく状態のはずだ・・・
・・・亜貴・・・もっともっと気持ち良くなって・・・もっともっと愛させて・・・ボクの舌で気持ち良くなってしまえ・・・
・・・・さらに強く突芯の周りを舌でなぞった。グリっと・・・それでも舌先だ、痛みを感じるはずもない。
亜貴の鳴き声が、また1ランク上がった。
それでも焦燥感に駆られたような声。
・・・・そう・・・まだ決定打は浴びせない。
・・・まだ逝かせてあげない・・・・まだまだ楽しませてもらう・・・亜貴の身体の隅々までを味あわせてもらう・・・
口全体に突芯を含んだ。
「ハァ・・・」
亜貴が息を飲んだ。・・・・次の快楽への期待の溜息。・・・いよいよ決定打を浴びせられるという期待感・・・
女体の最も敏感な・・・鋭い快楽の源泉、集積地全体にボクの熱を感じている。その熱の中で、突芯の周りに舌が這う・・・
被った皮の上から舌が這う・・・スッ・・・スッ・・・と頭を撫でるように転がされる。
・・・淡い決定打・・・被皮越しな分だけ淡い・・・それでも亜貴のお腹が激しく波打つ。
ショーツを剥ぎ取られてここまで、突芯が主目的で責められたことはない。膣を舌で掻きまぜられ、その副産物として唇で触れられた・・・撫でられた・・・意図のない愛撫を浴びせられ放置された・・・その突芯に、今、意思を持って舌先が責めに入った。
亜貴の鳴き声のランクが、またひとつ上がる。
舌がリズミカルに走る。・・・徐々に乱打の、走らせる舌の速さ、強さが上がっていく・・・
ガッチリ脚を開き、M字に固定している。・・・その手に力を込めて、あえて「強く」の意思を亜貴に示した・・・逃げられないんだと、これから思う存分に亜貴の亜貴・・・突芯を責められるんだと意識させるためだ。逃げられないという意識が、なお一層の羞恥と妖しい期待を生む。
・・・そこに舌の愛撫を浴びせる・・・舌が責める。逃げられない・・・
「ア、ア、ア、ア、・・・・」
亜貴のリズムカルな鳴き声。舌の動きに同調して鳴き声が上がる。・・・・ボクの舌に合わせて亜貴という楽器が鳴る。・・・・リズミカルに・・・同じリズムに・・・同じ強さで舌が演奏する。
突芯の周りを舌が円を描き、くすぐり・・・被った皮・・・包皮の上から弾かれる。・・・最も繊細なデリケートな器官だ。感情のままに指で擦りつければ痛みすら感じる。皮一枚のガードがある分だけ舌先に力を加え、弾く。右へ、左へと転がすように弾く。尖った舌を擦りつける。・・・それでも舌先・・・さらには包皮越し、どれだけ強く弾いても、擦っても快感でしかない。快楽でしかない。・・・・リズムが悦楽を生んでいく。
今までに、散々に焦らされた、快感のステージだけを上げられた身体・・・そこに打たれる、突芯への直接の打撃。・・・指とは異なる、熱を持った尖った舌先による責め。
一気に「快感の果て」へ。
逝ってしまう・・・一直線に乗った。
リズミカルに・・・リズミカルに舌での打撃を繰り返す・・・
亜貴が鳴く。鳴き続ける。
逝きたい・・・その意思表示の鳴き声。
・・・今度は止めない。
いいよ・・・逝かせる。逝かせてあげる。
さらに亜貴の脚を固定している手に力を込めた。・・・・ボクからの逝かせるとの意思表示だ。
舌先をなお一層に硬くした。鋭くした。強くした。
・・・そして素早く走らせる!
・・・・愛しかった。
亜貴が愛しかった。ただ、愛しかった。
「愛してる」とは、少し違う・・・常に触れたい。常に繋がりたい・・・亜貴の全てが愛しかった。
亜貴の全てが欲しかった。・・・亜貴の気持ち、心・・・そして身体。
身体の全てが欲しかった。愛したかった。
「愛おしい」
語彙不足のボクには、その言葉しか思いつかない・・・・
その愛しい亜貴の身体を愛する。亜貴の身体を支配する。・・・堪らなく幸せだった。
充血しているのがわかる・・・大きく硬くなっている。ボクの口の中で、亜貴のクリトリスが最初に舌を使った時の2倍には充血して硬くなっている。・・・その分鋭敏だ。
もうリズムも何もない。
尖った舌先で・・・ザラついた舌の腹で擦り上げる。
転がし、弾き、鳴き声を奏でた。
逝かせる。亜貴を逝かせる。
亜貴、イっちゃえ!・・・ボクの舌でイかされてしまえ!
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