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「震災のジュピター」日本人の矜持。
しおりを挟む亜貴の部屋にいた。
ピグの画面。ソファでカズと亜貴が並んで座っている。
電話ができるようになってもピグを使っていた。
ピグなら、お互い、家に誰かがいてもできるからだ。
「ボクさ・・・会ったら緊張して何も言えないかも・・・」
「えーーー、そうなの??」
「だって・・・ピグも、電話も、話だけだから・・・顔見ちゃったら緊張しちゃうよな・・・」
「そうだよね・・・どうしよっか・・・・」
・・・考える。・・・どうしよう・・・??
「とりあえずお湯沸かして(笑)」
「わかった、お弁当買って行って、とりあえずお湯沸かす(笑)」
お互い緊張感はある。なんとなく無言になってしまう・・・それでも心地いい無言だった。寄り添う無言。
会う緊張感より、会える喜びの方が大きかった。
「明後日会えるね・・・」
「うん・・・」
夜が明ける前の一番暗い時間。
首都高に入った。交通量は少ない。
目的地までは400kmといったところ。
往復800km・・・諸々入れれば1,000kmってところか。
どこかで一度給油できればいい。
最悪、プリウスならノン給油でも往復ができる。心配する必要はない。
東北道に入る。・・・陽が昇ってくる・・・サングラスをかけた。朝陽に向かって走る。
高速道路とはいえ、速度を上げて走っている車はない。すべての車が制限速度以下で走っている。
路面は・・・・撓んで波打っている場所がある。
・・・2004年の中越地震。再開直後の関越自動車道を走ったことがある。
路面は撓んで波打っていた。地震のエネルギーの大きさに驚いた。
・・・・その時の比じゃなかった。
波打ってるだけじゃない・・・ところどころに陥没したところがある。・・・・とても走れる状況じゃない。タイヤが嵌ってしまえば事故にすらなる。そんな陥没が点在している。
・・・・それと同じくらいに・・・それ以上に、その陥没を補修した跡がある。
おそらく陥没は、今も進行形なんだろう。次から次へと陥没が発生しているに違いない。
普段であれば、普通であれば、まだ通行止めの状態なんだろう。
とにかく、とにかく応急措置で、とにかく開通を急いだことがわかる。
どれだけの人間が不眠不休で作業をしたんだろう・・・
ボクも建設業だ。
ボクを一人前にしたのは「阪神淡路大震災」だ。
あの復旧工事の経験が、ボクを一人前の現場監督に仕立てた。
だから、わかる。
どれだけの人間が不眠不休で働いたか。
そして、その心情。
仕事であって仕事じゃない。
おそらく食べ物すら満足になかったはずだ。
コンビニも・・・流通も満足に機能していない・・・それらを機能させる、復旧させるための高速道路復旧だ。
食べ物も、飲み物も・・・何もかもが不足する中、不眠不休で職人たちが作業したに違いない。
・・・ボクたちもそうだった。
「阪神淡路大震災」
最初は「仕事」でしかなかった。
派遣されたのはボクを筆頭に皆若手だった。
東京を出た時には修学旅行気分すらあった。
年配の上司も、口うるさい古参の職人もいなかった。
ほぼ同年代の集団は、軽口を叩いて現場に・・・関西に向かった。
・・・しかし、現場は地獄絵図だった。
想像もしない世界が待っていた。
開いた口が塞がらなかった。
もちろん戦争を知らない。
だけど・・・戦地とはこういうものじゃないのか・・・そう想像するに足りる光景だった。
高速の高架が倒れていた。
電車が高架で止まっていた。
ビルは倒壊し、家は焼けていた。
・・・住宅地はいまだ燃えていた。
消防車は走り回り、救急車も走る。・・・警察車両も・・・赤い回転灯が右に左に走り回る。
現場に入り、まず行った作業は・・・まずは重機が動く通路を確保するために、壊れた家を、倒壊した家を壊し切ってしまうことだった。
解体するしかないとはいっても・・・しないと危険だとわかっていても、そこに住んでる人がいる。
住人の立ち合いのもとで解体作業を始めた。
不可抗力とはいえ、自分の家が壊されていく・・・
・・しかし、行く先々で頭を下げられた。感謝をされた。
長年住んできたであろう・・・生活をしてきた家を破壊しているボクたちに、その家の住人が感謝の言葉をくれた。
・・・一軒の家があった。
築50年は超えているだろう古い家だった。震災で崩れ落ちるのも無理はないといった家だ。
その家の主は爺ちゃんと婆ちゃんだった。
子供たちは独立してしまい、二人暮らしだという。
・・・・そこを解体した。重機は入らない。人海戦術。若者5人で解体を・・・壊し始めた。
感謝をされた。手を合わせられた。
爺ちゃんと婆ちゃんに手を合わせられて感謝された。
・・・・そして、自分たちですら食べ物に困っている爺ちゃん、婆ちゃんが、ボクたちに握飯を食わせてくれた。
泣けた。・・・ヘルメットの下で泣いた。
自分の家を壊している若い小僧っ子のようなボクたちに・・・おそらくは、戦争をかい潜って生きてきた、死線を潜り抜けてきた・・・そして、この家を建てた・・・子を育て、生活をしてきた爺ちゃん、婆ちゃんたちの心境を思えば泣けてきた。
どれだけ無念なことだろう。
爺ちゃん婆ちゃんに、一切の罪はない。
ただ、ここに家があった。そこに地震が起こった。
それだけのことだ。
・・・・だから、誰をも恨めない。
しかし、爺ちゃん婆ちゃんの行き場のない気持ちは、察するにあまりある。
宿泊施設はない。
やっと見つけた宿泊施設はラブホテルだった。
まだ、お湯すら出ないラブホテルに男5人で泊まっていた。
最初の修学旅行気分はどこへやら、初日から、あまりの現場の惨状に圧倒され、誰もが言葉を失った。言葉少なに、ただ働いた。
働いても働いても・・・・作業しても作業しても果てがない。終わりは見えない。
ただ黙々と作業した・・・・それは、ボクたちにとって「仕事」だった。給料を貰った仕事だ。・・・・しかし、「仕事」じゃなかった。・・・・あの爺ちゃん婆ちゃんを思った作業だった。・・・・名もない・・・数多くの爺ちゃん婆ちゃんのための作業だった。
・・・・・本来のボランティアとは、そういうものだと思う。
日本人はボランティアといえば無償だと考える。手弁当だと考える。
違う。
「プロ」が、その仕事を必要経費だけで行う。
それが、本当のボランティアだと思う。
ボクたちは、給料を貰った「仕事」として作業をした。
しかし、気持ちはボランティアだった。・・・・自分たちが必要最低限の給料を貰い・・・・誰ひとり、残業代・・・出張手当を貰おうと言い出した奴はいなかった。
お湯の出ない、水しか出ないラブホテルでの仕事は3ヵ月間に及んだ。
会社から帰社命令が出た時には、修学旅行気分の若いヤンキー崩れの若者たちは、いっぱしの男になっていた。
間違いなく、高校3年間より・・・中高6年間で学んだよりも多くのことを、この3ヵ月間で学んだ。
・・・道路を見ているだけで胸にこみ上げてくるものがある。
頭を下げるような気持ちで、その路面を走った。
自衛隊車両、警察車両、消防車両、そして「緊急物資輸送」などの垂れ幕をなびかせたトラック、それらが走行車線を一列になって走っていた。・・・コンボイを組んで走っていた。
コンボイとは、大型トラックの隊列のことをいう。
大型トラック、長距離運転のトラックは、安全運転のためもあって高速道路上でまとまって走ることが多い。
車を運転することは道路状況を把握するなど緊張を強いられる。
そのため、長距離トラックでは、少しでもその緊張を軽減するため、同じ長距離トラックの後ろを走るという行動をとる。・・・一番前を走るのを皆嫌がる。
高速道路上で大型トラックが一番前を走りたがらない理由はこれだ。・・・もっとも、荷物を積んでいて速度が出ないという理由もあるけれど。
特にアメリカでは大陸横断といった2,000㎞にも及ぶ長距離を走るため、高速道路上では見ず知らずの間柄でコンボイを組んで走破していく。
路面状況が悪い。単独で走るのは危険だ。ボクもコンボイの最後尾に加わった。
「コンボイ」という映画を観たことがある。・・・アメリカ映画で、大型トラックの運転手が主人公の映画だった。
映画館で、父に連れられてふたりで観た。・・・小学生低学年だったか。
優しい父だった。
父は大型トラックの運転手だった。
小さい時には・・・小学校に入る前には、よく仕事について行った。・・・日本全国を回った。
父の大型トラックがカッコよく、大型トラックを運転する父がカッコよかった。子供たちのヒーローで憧れだった。もちろんボクにとっては自慢の父だった。
大型トラックを見れば父を思い出す。
「コンボイ」を二人で観たことを思い出す。
母、弟を含めた親子四人ではなく、父と二人で観たことを思い出す。
父は間違いなくボクを可愛がった。
・・・しかし、中学に上がるころには、すっかり父を憎んでいた。
・・・父の優しさは、弱さにつながった。
その弱さから酒に溺れた。
父の人生は失敗に終わった。
最後はアルコール中毒となり、酒に身体を蝕まれ、失意の中で人生を終えた。
ボクが酒を飲まない理由はこれだ。
・・・・その血をボクも継いでいる。
それでも・・・憎んでも憎まれても、親は親、子は子だ。
血はぬぐえない。消せない。
父も、ボクも・・・いや、祖父もか・・・血と・・・出自とに抗って生きてきたんだろう・・・
・・・・一般車両、乗用車はほとんどいない。
たまに見る一般車両・・・・その車には布団や、鍋や・・・家財道具が満載されていた。
新しい車両は見ない。使い込まれた車両が多かった。
着の身着のままといった雰囲気が滲んでいた。
・・・避難なのか、それとも親戚縁者を助けに行くのか・・・
高速道路にはどこか空港と似た華やかさが漂う。旅行の車両だったり、長距離トラックの隊列すら、何か華やかさを感じる。
・・・まったくなかった。
緊迫感が漂っていた。
悲壮感とは違った・・・緊迫感。
物理的に陥没があるといったことだけじゃない。
文字通り緊迫感という空気が漂っていた。
・・・気づけばラジオから平原綾香の「ジュピター」が流れていた。
いつもは、運転中は音楽を流している。
今は、状況が状況だ。ニュースを知る必要もある。それでラジオを聞いていた。
気がつけば「ジュピター」が流れていた。
・・・・なぜだかは知らない。
「中越地震」が起きたときに自然発生的に「ジュピター」は流れたという。
・・・そんな記事を読んだことがあった。
その時は意味がわからなかった。
今、ラジオからは「ジュピター」がエンドレスで流れている。
なぜなのか、意味は分からない。
・・・・なのに、ボクは泣いていた。
なぜだ。わからない。
・・・それでも涙が止まらなかった。
そして、その涙を拭いもせずにボクは運転していた。
両手が塞がっているからか・・・いや、なぜだか拭うのを拒否していた。
・・・どうせ拭っても拭っても涙は止まらないだろう。
・・・なぜだ・・・わからない・・・
それでも、この曲には、苦悩、怒り、理不尽・・・・すべての虚無に沈む人間に、何かを与える力がある。
苦悩し、慟哭の最中にもがく人間に寄り添ってくれる・・・そして、人間らしさを失わせない・・・人間の尊厳を・・・・毅然とした、人間の矜持を与えてくれる歌だった。
追い込まれて、追い込まれて、それでも「人間」を失わせない力。
それが「ジュピター」にはあった。
海外では、こんな時、真っ先に暴動が起こるという。
「東北大震災」「東日本大震災」
国家存亡の危機といってもいい、その断末魔の中でも、日本人は「人間」であることを忘れなかった。
・・・・少なくとも、ボクの周りに「動物」になった人間はいない。
・・・おそらく、震源地、最も過酷な被災現場では「動物」も存在したんだろう・・・それでも、海外から比較すれば・・・比較になんの意味がある・・・それでも、日本人は人間としての矜持を保った。
その行動の支えの一つに「ジュピター」があったんじゃないかと思う。
それほど、再開されたばかりの東北道で聞く「ジュピター」には力があった。
曲の何かが、ボクの身体、魂に共鳴していた。
・・・ボクは泣いていた。
泣きながら運転していた。
・・・・亜貴に会いたい・・・
亜貴に会いたい・・・・
亜貴に会いたい・・・
亜貴に、ひたすら会いたかった・・・
震災の最中、ピグの亜貴が、泣きながらボクの名前を呼んでいた。
・・・・たぶん、あれは嘘じゃない。
なんらかの不思議な力で、亜貴の心がボクの心に訴えたに違いない。
パーキングエリアに入る。
プリウスをひとまわりして点検する。・・・問題はない。
屋外の椅子に腰かけ、ジョージア・ブラックを飲んで休憩する。
・・・・静かだった。
駐車場は、6割から埋まっている・・・その数、ざっと20台。
人数もそれなりの人数だ。
・・・・しかし静かだった。
売店で、ヘルメット姿の自衛官、警察官が買い物をすませ無言で車両に戻っていった。
駐車場に並んでいるのも緊急車両ばかりだ。パトカー・・・・横に赤十字の垂れ幕の張られた自衛隊車両・・・・
それぞれが・・・自衛官、警察官、消防隊員が無言の行動だった。・・・私語が聞こえてこない。
任務中・・・・これから被災地に向かうんだろう・・・
皆がヘルメットをきっちりと被っている。
彼らは、任務中、決してヘルメットを脱ぐことはない。
運転中ですら・・・運転席でヘルメットを被っている。
ヘルメットがどれだけ鬱陶しいものか、よく知っている。
思わず、胸の中で頭を下げた。
・・・プリウスに戻る。
電源スイッチを入れれば「ジュピター」が流れた。
平原綾香のハスキーボイスが琴線を刺激する。
・・・我慢できない・・・
携帯を取り出す。
亜貴にメールする。
・・・・亜貴から返事が来る。
「カズくん 本当に会いに来てくれるんだね 会えるんだね 待ってるからね 気をつけてね」
・・・・このあとのことはわからない。
考えない。
ただ、亜貴に会いたかった。
ただ、亜貴に会いたかった。
愛した亜貴に会いたかった。
ギアをドライブに入れて走り出す。
本線に入る。
道は撓んでいる。多くの陥没がある・・・
・・・亜貴への道を進んでいく。
亜貴・・・もうすぐ行くからね。
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