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「初めて彼女の声を聞いた」彼女の返事。
しおりを挟む千鳥ヶ淵の桜が見事だった。
東京都心。国会議事堂からもほど近い。
千鳥ヶ淵から靖国神社・・・1kmからなる桜並木は満開を迎えている。
東京へ出てきて、初めて見た時には、その見事さに圧倒された。
この桜並木、東京の東西を結ぶ道路を日常的に使っていた。
例年、この時期は「桜渋滞」が起こる。
いつもは、桜のこの時期、この道は避ける。
・・・・今日は敢えてこの道を通った。
時間があれば桜渋滞も悪くはないからだ。
・・・桜が見たかった。
桜が好きだ。
多くの日本人と同じで、桜が好きだ。
淡く、儚い色。
冬を耐え、春を迎え、一気に咲き誇る。
・・・・そして見事に散る。
日本人が最も好み、最もそうありたいと願う象徴が桜なんだろう。
咲く時には一気に・・・それこそ「誇る」という表現ほどに咲く。
そして、散る時には・・・散る時にすら枯れるのではなく、華のままに散る。
「桜吹雪」として美しく散る。
日本人が最も大事にするのは「散り際」だ。
潔く、気高く、凛として散る。
それが日本人の愛した「美」だ。
・・・・その桜が舞う中、プリウスを走らせる。
桜並木を抜ければ防衛省が見えてくる。
新宿を抜けて中野に入ったところでコンビニに入った。
ここの駐車場は、東京23区のコンビニとしては大きい。
時間は、まだ11時を過ぎたばかりだ。
「昼!セブンイレブン!・・・・」
食べながら亜貴にメールを打った。
すぐに返信がくる。
「早い(笑)ジョージアあった?」
流通も回復してきていた。
もう、自分でおにぎりを握ることもなくなっていた。
それでも、昼食時にはお弁当が無くなる時がある。
仕事は自営業だ。自分都合でスケジュールはできる。毎日、昼食時間を早めてコンビニに入った。
昆布とオカカのおにぎり、今日もジョージア・ブラックはあった。・・・良かったなぁ・・・
1日に何通もメールをした。
特に昼時は・・・ボクが早めの昼だからなおさらだろう。メールのラリーが続いた。
「亜貴・・・声聞きたい・・・」
「うん・・・ゴメンね・・・もう少し待って・・・」
亜貴は避難所にいた。
・・・・・だから、まだ声は聞けなかった。
娘さん・・・そして、旦那さんが一緒にいる。
亜貴がひとりになるチャンスがなかった。
なかなか電話できるタイミングがない。
プリウスから見える空。日差しが弱くなっている。
・・・・天気予報が当たれば、夕方からは雨らしい。
中野の客先・・・既存の顧客、食品工場だ。
顧客の担当者と構内を見て回る。
工場建物に支障はなかった。しかし、倉庫の天井が半分ほど落ちてブレーカーが復旧できなくなっていた。
照明器具がぶら下がり配線が剥き出しになっている。・・・ここから漏電が発生してブレーカーが戻らなくなっているんだろう。・・・残りの半分の天井も落ちるのは時間の問題だと思えた。
全てを壊してしまい、新たに天井を張り直すことに顧客と決めた。その場で工事の手配を、職人の手配を、電話をかける・・・・
車から腰道具を取り出し、応急処置で漏電対策を行っていく・・・
配線系統の調べはついた・・・3時を過ぎていた。一息つこう。
自動販売機から珈琲を買った・・・サントリーだ。それでもブラックがあった。
休憩しながら亜貴とメールのラリーが続く。
天井の工事日程は決まった。応急処置も終わった。
夕方になっていた。すでに陽は落ちている。
客先を出れば雨だった。
天気予報は当たったな・・・
暗かった。
新宿・・・いつもであればビルの屋上、壁、一面に看板、ネオンサイン・・・光の洪水が降った。その光が消えていた。
不夜城。日本一の繁華街、歌舞伎町も暗い。・・・未曽有の震災なんだと改めて思う。
日本の真ん中、千代田区へ・・・都心すら漆黒の闇だった。
明りの消えた千鳥ヶ淵を通る。フロントガラスに雨と桜が落ちてきた。
雨が強い。ワイパーが桜を落としていった・・・
・・・・・気分が晴れなかった。悪いというほどじゃない。靄がかかったような、しっくりしない気分だった。
・・・亜貴と、毎日・・・1日に何通ものメールのやりとりをしていた。
それだけで嬉しかった。幸せを感じていた。会えなかった・・・生死のわからなかった、音信不通の2週間から比べれば地獄から天国だ。
・・・それでも、靄がかかったような気分だった。
声が聞けなかった。
メールのやり取りをしている・・・1日に何通も・・・だから嫌われてはいない。
・・・でも、それだけ・・・嫌われてはいない。それだけ。
「声が聞きたい」
「ゴメン・・・もう少し待って・・・」
はぐらかされた。
・・・・声を聞くのを躊躇しているんじゃないのか・・・電話番号は聞いた。だからメールのやり取りもできる・・・している。
・・・ピグで再開したあの時、ボクは、ありったけの勇気を振り絞って電話番号を聞いた。
しかし、あの状況で、電話番号を聞かれて亜貴が断れるだろうか・・・ある種脅迫にも似た状況だった。
・・・・メールのやり取りをしている間に後悔しているんじゃないか・・・リアルに繋がってしまったことを後悔してるんじゃないのか・・・だから電話を避けているんじゃないのか・・・
・・・・ボクは、2週間の音信不通の間に・・・亜貴に「告白」の手紙を送っていた。
そして、亜貴はそれを読んでいる。
それへの返事もない。
毎日のメールの内容は・・・どうでもいい、取るに足らないやり取りだった。意味があるわけじゃない。
声を聞かせてくれないこと・・・ボクの「告白」への返事がないこと・・・それ自体が亜貴の返事なんじゃないのか・・・・
千鳥ヶ淵を超えると、道路は4車線になる。交通量は少ない。
意を決してプリウスを脇に停めた。
・・・・音楽を消した。
車内にハザードの音が響く。
シートに深く身を沈めた。・・・考えた。
窓の外。暗い中で桜が雨に打たれていた。
携帯を取り出しメールを打つ。
「声が聞きたい できれば明後日 時間はいつでもいいから・・・」
少し強引なメールを送った。
・・・・ボクには・・・・・ボクには、どうしても、この日に声を聞きたい理由もあった。
カーオーディオの再生ボタンを押した。ゲーリームーアが流れる。
ゲーリームーアが死んだのは2月だった。
青春から大人への過渡期・・・苦悩を抱えた時期に出会った。
ただ単に弾けるようなハードロックとは違い、どこか琴線に触れた。・・・どこかで日本人の琴線に触れるんだろう、日本人のファンが多い。
・・・ギターが鳴いていた。
ゲーリームーアのバラードはギターが鳴く。切なく鳴く。身をよじるように鳴く。
2月に亡くなってから、改めて持っていたアルバム全てをプリウスに積み込んだ。
ゲーリームーアのバラードは常にボクの苦悩と共にあった。
曲を聞けば、当時の苦悩の内容さえ思いだした。
着信音。亜貴からメールが来た。
「うん 洗濯する時ひとりになるから その時に・・・」
ハザードを消して走り出した。
日差しが強い。プリウスの温度計は17度。
荒川河口。上を走る首都高湾岸線が見えた。
海面に白い線が見える。風があるのか波が高い。
風に揺れながらカモメが飛んでいた。
東京湾。埋立地。
トラックターミナルや、大きな工場が点在している。・・・そこを少し外れた脇道。
ここには何もない。コンビニもない。ただの工業用地の空地。オシャレなビルも店もない。
舗装もされていない砂利道。
車も通らない。
誰にも邪魔されず海が見える場所だった。
・・・会社を倒産させてから、毎日、ただ毎日、川を見ていた。
倒産させる前、まだ資金繰りに奔走していたとき・・・まだ、車があった時に、よくここへ来た。缶珈琲を飲みながら考えをまとめた。
携帯を取り出しダイヤルする。呼び出し音が鳴る。
「もしもし・・・・」
始めて聞く亜貴の声・・・
・・・少し鼻にかかる声。甘い声だった。
・・・・本当に甘い声・・・
もちろん好きだからだ。愛してるからだと思う。
・・・しかし、それを差し引いても甘い声だと思う。
別に舌ったらずじゃない。むしろ、しっかりした話し方だ。
・・・そう、いつも見ている経済ニュースのキャスターのような感じだ。
物事をちゃんと伝えようとする話し方。そして声。タレントの声じゃない。浮ついた甘さじゃない、しっかりと中身を感じる甘さ・・・大人のキャスターの声だった。
これまでブログを見て、そしてピグで何時間も話し、キチンとした女性だとは思った。
キッチンに染みひとつつけない。
・・・・おそらく部屋にはホコリひとつ落ちてないに違いない。
それでいて笑顔を絶やさない・・・・・
・・・そんな雰囲気があった。
まだ会ってもいない。
ようやく声を聞いただけ。
「美化」しすぎているのは分かっていた。
「亜貴・・・」
「カズくん・・・」
初めて声を聞く。
そんな緊張感はなかった。
余震が続いている。
地面は揺れ続け、壊滅した街の映像がテレビからは流れ続けた。そして原発・・・
明日をもしれない命だと自覚しながら日々を送っていた。
初めて声を聞いたという甘い感慨より、日々の切迫した状況の方が勝っていた。・・・それが緊張感を打ち消したのかもしれない。
・・・それに何も変わらなかった・・・・ピグで話していたそのままだった。
ピグでの文字が声に変わっただけだ。同級生や、幼馴染と話す感じだった。
・・・何より話したいことがいっぱいある。
「夢を見たんだ・・・亜貴の・・・」
亜貴のピグの夢を見たこと・・・隠していてもしょうがない、ありのままを言った。・・・少し気味悪がられるかもな・・・
夢で亜貴が泣いていた。ピグの亜貴が泣きながらボクの名前を呼んでいた。
だから生きてるって信じていた・・・1日に何通も手紙を書いた・・・でも返事はない・・・
助けを求められたような気がした。亜貴を助けようと・・・ボランティアで行くつもりだった。でも、亜貴のことがわからない。
だから、亜貴の住所を探したんだ。・・・・ビビアンさんとも話して・・・必死だったんだ。
コンパスを取り出して・・・今までの会話から亜貴の住所を探したんだ・・・
「・・・亜貴の住所・・・「槻木」か「船岡」かどっちかじゃない?・・・・「槻木」って、なんて読むの・・・・?」
亜貴が息を飲むのがわかった。絶句していた。
「「つきのき」って読むの・・・・凄いね。よくわかったね・・・・どっちの駅も使える・・・普段は「船岡」を使うよ」
二人で笑いあった。電話して初めて笑った。
「・・・嫌いな相手だったらストーカーだよね」とボク。
「あ、そうか」と、亜貴が笑う。
・・・・どうやら、ボクのストーカー行為は気味悪がられなかったみたいだ・・・
・・・・だいぶ打ち解けた笑いだ。
いや・・・打ち解けてはいる・・・5ヶ月間も、ほぼ毎日話した。初めて声を・・・電話したという感じはなかった。・・・・親戚と話すような感じ・・・従弟とか・・・そんな感じだった。
なぜだか「親族」に近いような、そんな感じを持った。
・・・・時間はあまりない。
そんなに長く亜貴がひとりではいられない。
この間にも地面は揺れている。
伝えなければいけない気持ち。
伝えなければならない言葉・・・
・・・言えなかった。勇気が出なかった。きっかけがつかめなかった。
亜貴が話す。
「・・・最初、大きな地震がきて・・・大きな揺れがきて・・・立っていられないくらいの揺れ・・・治まってしばらくしたら停電になった。何が起きているのかは全くわからなかった」
・・・そうか・・・ボクたちはテレビで、リアルタイムに状況を把握していた。
しかし、停電になった被災地では、テレビが見られなくなっていた。全く状況がわからなかったんだ。
・・・何か得体のしれない緊急事態が起こっている。
そこから、何回も地震・・・大きな地震も頻発した。
近所の人たちと避難所に向かった。
避難所でも、電気が消えていた。
夜が真っ暗で・・・・本当に真っ暗で怖かった。
・・・・そして寒かった。・・・しばらくは、食べるものもなかった。
・・・亜貴の話は、想像を絶していた。
ニュースでは何度も見た、知識としてはわかっていた。
しかし、実際の体験は、それをはるかに上回るものだった。
ボクたちはニュース映像で10分見るだけだ・・・それが日々の日常になっている被災地の生活は想像を絶していた。
いきなりの停電。そして食料はない。・・・津波の被害は後から知った。
避難所では、寝る場所も確保できず・・・水はなく・・・トイレも・・・そして寒さ・・・雪が降っていた。
亜貴の声はしっかりしていた。
感情を押し殺したような・・・説明に徹しているような声だった。
避難所で与えられたスペースは親子3人で2畳ほどのスペース。
まったくプライベートはなかった。ひとりになれる場所も時間もない。
・・・未だ、連絡のつかない親族がいた。
未だ、連絡のつかない友達もいっぱいいる。
・・・・そして、亡くなった友達も・・・葬式すらできない・・・
地震の大変さ、避難生活の大変さ・・・
・・・そう話している今も地面は揺れた・・・小さな余震は常にあった。
・・・・亜貴が話し終えた・・・・
・・・自分を恥じていた。
ボクは、自分も被災者だと思っていた。
食料はなく、ガソリンもなく、計画停電が行われていた。
・・・資材も入ってこず・・・その中で・・・地面の揺れる中で、懸命に顧客の中を走り回り復旧活動をしていた。
常に「死」を意識して生きている日々だった。
・・・・被災者だと思っていた。
しかし、東北、「被災地」の現状は、そんな生ぬるいものじゃなかった。
食料がないということが、水がないということが、自分の家で眠れないということが・・・本当に近くに「死」があるということが・・・・「死」を意識することと「死」が周りにあることでは雲泥の差があった。
亜貴とボクは、同じ被災者じゃなかった。
「ゴメン・・・勝手なことばかり言ってた・・・」
「声が聞きたい」
その願いを聞き入れてもらえず、靄のかかったような毎日・・・ボクの告白に対しての返事がない・・・・拗ねていた。・・・・まるで子供だ。おやつが貰えない子供と同じように拗ねていた。
亜貴は文字通り命を賭けた戦いの最中だったんだ。
・・・自分を恥じた。亜貴に謝った・・・
「ううん・・・カズくんと毎日メールができて、すごく嬉しいの・・・それにね・・・それに・・・」
・・・・亜貴が言葉を選んでいる・・・
「震災が起こった時・・・・真っ先にカズ君の部屋に行ったの・・・・」
亜貴の声に湿度を感じた。
「カズくん・・・
停電になって・・・避難所に行って・・・一番最初に思ったのは・・・カズ君に会えなくなるってことだった・・・・」
頭の中で火花が散った。身体中の血がたぎるのを感じた。身体が熱くなるのを感じた。
・・・・そうか、それでボクがピグに入った時、亜貴がいたのか・・・
・・・亜貴は目に涙を溜めているんじゃないか・・・
そして、これが、ボクの手紙に対しての亜貴の返事だ。
亜貴の気持ちだ。
わかった。
ありがとう。
「亜貴・・・」
「ウン・・・」
亜貴は泣いてる・・・
「亜貴・・・好きだ・・・・大好き!すっごくすっごく大好き!世界で一番大好き!」
「ウン・・・」
亜貴の声が鼻にかかる・・・・
「亜貴・・・」
「ウン・・」
「亜貴、誕生日おめでとう!!」
「ウン」
・・・・そう、今日は亜貴の誕生日だった。
ボクが絶対に電話したかった理由はこれだ。
そうなんだ・・・・亜貴と、お嫁さんの誕生日は数日しか変わらない。
星座でいったら同じ星座だ。
・・・・もし、もし、星占いってやつが当たるなら、ふたりの性格は同じってことになる。
・・・そう思う。
亜貴も、お嫁さんも「優しさのツボ」が同じだった。
・・・だから、愛したんだ。
だからふたりを愛した。
・・・だからこんなに苦しいんだ・・・・身を裂くように苦しいんだ。
もう、言葉にならなかった。
しばらくして亜貴の時間がきた・・・電話を切った。
プリウスから見える風が強い。白波が立っている。
・・・初めて亜貴の声を聞いた。
まだ余韻の中にいた。・・・魅力的な声だった。
ホッとした。緊張が解けた安堵の中で缶珈琲を飲んでいた。
風に流されカモメが飛んでいる。
流されていた・・・風が強い。それでも自分の意思で飛んでいく。
助手席に転がった携帯。メールの着信音が鳴った。亜貴からだ。
「電話で言えなくてゴメンね・・・カズくんが大好きだよ・・・」
・・・・海が光っていた。
風が強い。それでも、キラキラと水面は光っていた。美しかった。
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