22 / 57
【22】2006年6月6日 18:34・リビング・大雨。夕食のニュース(レン視点)。
しおりを挟む
1階に降りてリビングに入るとユアルとアイナが既にテーブルについて私を待っているところだった。先に食べていればいいのに律儀に私が来るのを待っていたのだろう、アイナが待てを命令された犬みたいに今か今かと皿に飛びつこうとしている。
「レーーンッ、おせぇよぉ~~」
「アイナ、丹加部(にかべ)さんに怒られたこともう忘れたの?『レンさん、少し遅かったんじゃありませんか?』・・・でしょ?」
「ヘイヘーイ!そーですねー」
「あははは、遅くなってごめんね。うわッ!シチュー美味しそうッ」
「フフフ、今日もバッチリ納得の出来に仕上がりましたよ」
「んなこたぁどうでもイイから、さっさと食べようぜ~~」
「 そ ん な こ と ・ ・ ・ ? 」
「はいはい、ケンカしないケンカしないッ。さ、じゃあ、いただきましょう♪」
「ウィーーー」
「そうですね、いただきます」
「うんうん、美味しいッ!!ユアル自身が納得するのも分かるッ!あ、そういえば昼間の弁当も美味しかったよ。本当に日に日に上達してるよね、ユアルの料理」
「ありがとうございます、レン。そう言って頂けると励みになります、と言いたいところですが・・・」
「ん?何か問題でもあるの?」
「問題と言うか、正直なところ本邸から送られてくる食材が料理の出来の7割以上を占めているので手放しでは喜べないんですよね」
「ううん、そんなの謙遜謙遜ッ。いかに最高級の食材でも調理方法を知らないと価値を半減させちゃうと思うし。なんて、料理をほとんど作ったことない私が言うのもおかしいけど、ヘヘヘ」
「美味きゃなんだってイイよ、美味きゃ。ングングング」
「アイナ、もうちょっと落ち着いて食べなさい。それと何度も言うけどもっと上品な言動を意識しなさい?私たちの失態はレンが背負うことになるんだから・・・」
「チッ!いちいちうるせーなー。目立つようなことしなきゃ良いんだろ?」
「そういう言動が既にあの学園で悪目立ちしてるって言ってるのよ。宿題はやらない、教師にたてつく、物乞いはする。不良の塊じゃない」
「物乞いなんてしてねーからッ!」
「ということは、教師にたてついてはいることは認めるのね?宿題忘れは周知の事実として、今とんでもないことを自白したことになるけど??」
「フン!うるせッ!」
ユアルの誘導にまんまとハマってしまったアイナ・・・。
《まぁ、相手があの角刈りモアイだからアイナの気持ちも分からなくもないけどトラブルだけは避けてほしいかな》
「2人とも今日はもうケンカ禁止。食事くらい静かに食べよ?」
《っと、そうだ。昼休みは保武原さんに絡むアイナを止めるのに必死で忘れてたけど、ちょっと聞かないといけないことがあったんだ》
「そういえばアイナ、昼休みにも少し聞いたけど、机の引き出しから取り出したパンやジュースって誰から貰ったの?本当に心当たりないの?クラスメイトとか教師とか」
アイナの表情がみるみる不貞腐れ(ふてくされ)ていく。
「あ~~?まーたその話かよぉー」
「不貞腐れてないでさっさと答えなさい」
ユアルが叱るようにアイナに促した。
「あ゛ッ?誰に命令してんだよ?」
「まぁまぁ、ユアル。アイナはちゃんと話してくれるから、そうでしょ?」
「っつーか、教師が個人的にパンとかジュースとか生徒に貢いでたらヤバくね?」
「っていうことはつまり生徒に貰っているってこと?」
「まぁそうだなぁ。昼間も言ったけど、別にオレが催促してるわけでも物乞いをしてるわけでもねーからな?購買部の近くを歩いてたら貰っちまうんだよ、たまたま。『割とマジでたまたま』な?」
今の余計な発言でアイナが墓穴を掘ったことは明白だった。ユアルがすかさず指摘する。
「『たまたま』と言いつつ、最近昼休みになるとすぐに教室を出てどこかに行ってるわよね、アイナ?それって自分の意思で購買部に行ってるってことでしょ?」
《そういえば、帰りの送迎車でも聞いたけど昼休みトイレに行こうと教室を出たらアイナが角刈りモアイに止められてたっけ。あれってどこかに向かおうとしてたのかな》
「もし仮にわざと購買部に向かっているとして、だったら何か問題あるのかよ?知らねー生徒が勝手にくれてるだけだろ?別に購買部の品物盗んでるわけじゃないんだぜ?」
「当たり前でしょッ!もうッ何を物騒なこと口走ってんのよ。それにアイナ、学園の他の生徒とは必要以上に仲良くして変な借りをつくらないでって言ったでしょ?」
「商売敵とかからの貢ぎ物はレンの爺さんのビジネスに影響するとかなんとかだっけ?でもよぉ、パンとかジュースくらいでそこまで影響を及ぼすもんかね??」
「それは少し認識が甘いかも。噂レベルではあるけど、生徒の親の中には限りなく違法に近いスレスレな商売をしている人だっているの。『たかがパン、されどパン』だよ。例え子供同士であっても受けた恩の大小に関わらず、子供が未成年の場合は親がお返しをするのがこの国の一般的な常識になってるの。もちろん、日本国民全員がそうかと言われると例外もいると思うけど・・・。大昔からこの小さい島国に住む者たちはそうやって結束を強め、色んな危機を乗り越えてきた歴史と風習があってそれが国民性となっているの」
「・・・くだらねぇ国民性だな」
「アイナ、レンの話を真剣に聞きなさい?貸し借りのトラブルは下手をすると怨恨へと発展するケースがあること、あなたも知らないわけじゃないでしょ?あと、弁当の量が足りないのなら明日から増やしてあげるけど?」
「あ、それ良いね!アイナ、そうしてもらったら?」
「う~ん、べつに量を増やしても2時間目くらいに全部食べちまうからなぁ~。あんまり意味無いと思うぜ?」
「足りるように食べなよ・・・」
「それにさっきも言ったけどよぉ、やっぱりパンやジュースごときでそこまでピリつくような問題じゃないと思うんだよなぁ~。礼だって一応言ってんだぜ?」
「お礼を言うのは当然として、今はそういうレベルの話をしてるわけじゃないの。学園の生徒の中にはお祖父様のライバル企業の子供も数名いるって噂だし、難癖のつけ方なんていくらでもある。だからこそ関わるなって言ってんのッ!」
「そんな奴ら軽くぶん殴って黙らせてやればイイじゃん・・・」
「それは一番のご法度ってアイナも分かってるでしょ?お願いだから軽率に思ったことを口にするのはやめて。注意されて冗談で済んでる内が華だからね?」
「ウィ~~、りょーかーい。ハムグムッモグモグッ」
「ちょっとアイナ、話はまだ終わってないよ??」
アイナは適当に返事をすると食事を続けながらテレビつけた。テレビからニュースキャスターの声が流れてくる。
「ハシウエ商事の役員である門照マサキさん(50歳)が4ヶ月前から行方不明になっている事件の続報です。本日、惺璃(さとるり)警察署は最後に門照さんの姿が
映っていた惺璃駅に設置されている防犯カメラの映像と顔写真を公開しました」
「あッ」
ドクン!ドクンドクン・・・!!
テレビにとある男の顔写真が映し出されて心臓の鼓動が少しだけ早くなった。
《この男、あぁそうだ・・・。間違いない。忘れるはずもない》
「はぁはぁ・・・ふぅふぅ・・・」
あのときを思い出して自然と呼吸が荒くなってくる。
「前から思ってたけど、この国ってたかが行方不明でも報道すんのな?しかも、数ヶ月前の事件だろ?」
アイナはまったく気づいていないらしい。呑気にこの国の報道のあり方についてダメ出しをしている。
「アイナ、テレビの男に見覚えはないかしら?」
《さすがユアル》
「は?う~ん、オッサンの顔なんてあんまり区別つかない、・・・あぁ!!」
どうやらアイナも気づいたらしい。
「おい、レン。こいつってたしか」
「ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
《ヤバイどうしよう。身体が急に火照ってきた。熱い》
「大丈夫ですか?レン」
「だ、大丈夫。ちょっと、お手洗い行ってくるね」
《今、誰かに触られたら絶対ヤバイ》
ユアルが心配して立ち上がるのと同時に私も席を立ち、急いでリビングを出てトイレへと向かった。
「レーーンッ、おせぇよぉ~~」
「アイナ、丹加部(にかべ)さんに怒られたこともう忘れたの?『レンさん、少し遅かったんじゃありませんか?』・・・でしょ?」
「ヘイヘーイ!そーですねー」
「あははは、遅くなってごめんね。うわッ!シチュー美味しそうッ」
「フフフ、今日もバッチリ納得の出来に仕上がりましたよ」
「んなこたぁどうでもイイから、さっさと食べようぜ~~」
「 そ ん な こ と ・ ・ ・ ? 」
「はいはい、ケンカしないケンカしないッ。さ、じゃあ、いただきましょう♪」
「ウィーーー」
「そうですね、いただきます」
「うんうん、美味しいッ!!ユアル自身が納得するのも分かるッ!あ、そういえば昼間の弁当も美味しかったよ。本当に日に日に上達してるよね、ユアルの料理」
「ありがとうございます、レン。そう言って頂けると励みになります、と言いたいところですが・・・」
「ん?何か問題でもあるの?」
「問題と言うか、正直なところ本邸から送られてくる食材が料理の出来の7割以上を占めているので手放しでは喜べないんですよね」
「ううん、そんなの謙遜謙遜ッ。いかに最高級の食材でも調理方法を知らないと価値を半減させちゃうと思うし。なんて、料理をほとんど作ったことない私が言うのもおかしいけど、ヘヘヘ」
「美味きゃなんだってイイよ、美味きゃ。ングングング」
「アイナ、もうちょっと落ち着いて食べなさい。それと何度も言うけどもっと上品な言動を意識しなさい?私たちの失態はレンが背負うことになるんだから・・・」
「チッ!いちいちうるせーなー。目立つようなことしなきゃ良いんだろ?」
「そういう言動が既にあの学園で悪目立ちしてるって言ってるのよ。宿題はやらない、教師にたてつく、物乞いはする。不良の塊じゃない」
「物乞いなんてしてねーからッ!」
「ということは、教師にたてついてはいることは認めるのね?宿題忘れは周知の事実として、今とんでもないことを自白したことになるけど??」
「フン!うるせッ!」
ユアルの誘導にまんまとハマってしまったアイナ・・・。
《まぁ、相手があの角刈りモアイだからアイナの気持ちも分からなくもないけどトラブルだけは避けてほしいかな》
「2人とも今日はもうケンカ禁止。食事くらい静かに食べよ?」
《っと、そうだ。昼休みは保武原さんに絡むアイナを止めるのに必死で忘れてたけど、ちょっと聞かないといけないことがあったんだ》
「そういえばアイナ、昼休みにも少し聞いたけど、机の引き出しから取り出したパンやジュースって誰から貰ったの?本当に心当たりないの?クラスメイトとか教師とか」
アイナの表情がみるみる不貞腐れ(ふてくされ)ていく。
「あ~~?まーたその話かよぉー」
「不貞腐れてないでさっさと答えなさい」
ユアルが叱るようにアイナに促した。
「あ゛ッ?誰に命令してんだよ?」
「まぁまぁ、ユアル。アイナはちゃんと話してくれるから、そうでしょ?」
「っつーか、教師が個人的にパンとかジュースとか生徒に貢いでたらヤバくね?」
「っていうことはつまり生徒に貰っているってこと?」
「まぁそうだなぁ。昼間も言ったけど、別にオレが催促してるわけでも物乞いをしてるわけでもねーからな?購買部の近くを歩いてたら貰っちまうんだよ、たまたま。『割とマジでたまたま』な?」
今の余計な発言でアイナが墓穴を掘ったことは明白だった。ユアルがすかさず指摘する。
「『たまたま』と言いつつ、最近昼休みになるとすぐに教室を出てどこかに行ってるわよね、アイナ?それって自分の意思で購買部に行ってるってことでしょ?」
《そういえば、帰りの送迎車でも聞いたけど昼休みトイレに行こうと教室を出たらアイナが角刈りモアイに止められてたっけ。あれってどこかに向かおうとしてたのかな》
「もし仮にわざと購買部に向かっているとして、だったら何か問題あるのかよ?知らねー生徒が勝手にくれてるだけだろ?別に購買部の品物盗んでるわけじゃないんだぜ?」
「当たり前でしょッ!もうッ何を物騒なこと口走ってんのよ。それにアイナ、学園の他の生徒とは必要以上に仲良くして変な借りをつくらないでって言ったでしょ?」
「商売敵とかからの貢ぎ物はレンの爺さんのビジネスに影響するとかなんとかだっけ?でもよぉ、パンとかジュースくらいでそこまで影響を及ぼすもんかね??」
「それは少し認識が甘いかも。噂レベルではあるけど、生徒の親の中には限りなく違法に近いスレスレな商売をしている人だっているの。『たかがパン、されどパン』だよ。例え子供同士であっても受けた恩の大小に関わらず、子供が未成年の場合は親がお返しをするのがこの国の一般的な常識になってるの。もちろん、日本国民全員がそうかと言われると例外もいると思うけど・・・。大昔からこの小さい島国に住む者たちはそうやって結束を強め、色んな危機を乗り越えてきた歴史と風習があってそれが国民性となっているの」
「・・・くだらねぇ国民性だな」
「アイナ、レンの話を真剣に聞きなさい?貸し借りのトラブルは下手をすると怨恨へと発展するケースがあること、あなたも知らないわけじゃないでしょ?あと、弁当の量が足りないのなら明日から増やしてあげるけど?」
「あ、それ良いね!アイナ、そうしてもらったら?」
「う~ん、べつに量を増やしても2時間目くらいに全部食べちまうからなぁ~。あんまり意味無いと思うぜ?」
「足りるように食べなよ・・・」
「それにさっきも言ったけどよぉ、やっぱりパンやジュースごときでそこまでピリつくような問題じゃないと思うんだよなぁ~。礼だって一応言ってんだぜ?」
「お礼を言うのは当然として、今はそういうレベルの話をしてるわけじゃないの。学園の生徒の中にはお祖父様のライバル企業の子供も数名いるって噂だし、難癖のつけ方なんていくらでもある。だからこそ関わるなって言ってんのッ!」
「そんな奴ら軽くぶん殴って黙らせてやればイイじゃん・・・」
「それは一番のご法度ってアイナも分かってるでしょ?お願いだから軽率に思ったことを口にするのはやめて。注意されて冗談で済んでる内が華だからね?」
「ウィ~~、りょーかーい。ハムグムッモグモグッ」
「ちょっとアイナ、話はまだ終わってないよ??」
アイナは適当に返事をすると食事を続けながらテレビつけた。テレビからニュースキャスターの声が流れてくる。
「ハシウエ商事の役員である門照マサキさん(50歳)が4ヶ月前から行方不明になっている事件の続報です。本日、惺璃(さとるり)警察署は最後に門照さんの姿が
映っていた惺璃駅に設置されている防犯カメラの映像と顔写真を公開しました」
「あッ」
ドクン!ドクンドクン・・・!!
テレビにとある男の顔写真が映し出されて心臓の鼓動が少しだけ早くなった。
《この男、あぁそうだ・・・。間違いない。忘れるはずもない》
「はぁはぁ・・・ふぅふぅ・・・」
あのときを思い出して自然と呼吸が荒くなってくる。
「前から思ってたけど、この国ってたかが行方不明でも報道すんのな?しかも、数ヶ月前の事件だろ?」
アイナはまったく気づいていないらしい。呑気にこの国の報道のあり方についてダメ出しをしている。
「アイナ、テレビの男に見覚えはないかしら?」
《さすがユアル》
「は?う~ん、オッサンの顔なんてあんまり区別つかない、・・・あぁ!!」
どうやらアイナも気づいたらしい。
「おい、レン。こいつってたしか」
「ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
《ヤバイどうしよう。身体が急に火照ってきた。熱い》
「大丈夫ですか?レン」
「だ、大丈夫。ちょっと、お手洗い行ってくるね」
《今、誰かに触られたら絶対ヤバイ》
ユアルが心配して立ち上がるのと同時に私も席を立ち、急いでリビングを出てトイレへと向かった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
完結【R―18】様々な情事 短編集
秋刀魚妹子
恋愛
本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。
タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。
好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。
基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。
同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。
※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。
※ 更新は不定期です。
それでは、楽しんで頂けたら幸いです。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】幼馴染の男3人にノリで乳首当てゲームされて思わず感じてしまい、次々と告白されて予想外の展開に…【短縮版】
うすい
恋愛
【ストーリー】
幼馴染の男3人と久しぶりに飲みに集まったななか。自分だけ異性であることを意識しないくらい仲がよく、久しぶりに4人で集まれたことを嬉しく思っていた。
そんな中、幼馴染のうちの1人が乳首当てゲームにハマっていると言い出し、ななか以外の3人が実際にゲームをして盛り上がる。
3人のやり取りを微笑ましく眺めるななかだったが、自分も参加させられ、思わず感じてしまい―――。
さらにその後、幼馴染たちから次々と衝撃の事実を伝えられ、事態は思わぬ方向に発展していく。
【登場人物】
・ななか
広告マーケターとして働く新社会人。純粋で素直だが流されやすい。大学時代に一度だけ彼氏がいたが、身体の相性が微妙で別れた。
・かつや
不動産の営業マンとして働く新社会人。社交的な性格で男女問わず友達が多い。ななかと同じ大学出身。
・よしひこ
飲食店経営者。クールで口数が少ない。頭も顔も要領もいいため学生時代はモテた。短期留学経験者。
・しんじ
工場勤務の社会人。控えめな性格だがしっかり者。みんなよりも社会人歴が長い。最近同棲中の彼女と別れた。
【注意】
※一度全作品を削除されてしまったため、本番シーンはカットしての投稿となります。
そのため読みにくい点や把握しにくい点が多いかと思いますがご了承ください。
フルバージョンはpixivやFantiaで配信させていただいております。
※男数人で女を取り合うなど、くっさい乙女ゲーム感満載です。
※フィクションとしてお楽しみいただきますようお願い申し上げます。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
田舎貴族の学園無双~普通にしてるだけなのに、次々と慕われることに~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
田舎貴族であるユウマ-バルムンクは、十五歳を迎え王都にある貴族学校に通うことになった。
最強の師匠達に鍛えられ、田舎から出てきた彼は知らない。
自分の力が、王都にいる同世代の中で抜きん出ていることを。
そして、その価値観がずれているということも。
これは自分にとって普通の行動をしているのに、いつの間にかモテモテになったり、次々と降りかかる問題を平和?的に解決していく少年の学園無双物語である。
※ 極端なざまぁや寝取られはなしてす。
基本ほのぼのやラブコメ、時に戦闘などをします。
【完結】婚約者様の仰られる通りの素晴らしい女性になるため、日々、精進しております!
つくも茄子
ファンタジー
伯爵令嬢のバーバラは幼くして、名門侯爵家の若君と婚約をする。
両家の顔合わせで、バーバラは婚約者に罵倒されてしまう。
どうやら婚約者はバーバラのふくよかな体形(デブ)がお気に召さなかったようだ。
父親である侯爵による「愛の鞭」にも屈しないほどに。
文句をいう婚約者は大変な美少年だ。バーバラも相手の美貌をみて頷けるものがあった。
両親は、この婚約(クソガキ)に難色を示すも、婚約は続行されることに。
帰りの馬車のなかで婚約者を罵りまくる両親。
それでも婚約を辞めることは出来ない。
なにやら複雑な理由がある模様。
幼過ぎる娘に、婚約の何たるかを話すことはないものの、バーバラは察するところがあった。
回避できないのならば、とバーバラは一大決心する。
食べることが大好きな少女は過酷なダイエットで僅か一年でスリム体形を手に入れた。
婚約者は、更なる試練ともいえることを言い放つも、未来の旦那様のため、引いては伯爵家のためにと、バーバラの奮闘が始まった。
連載開始しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる