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BULLET-64:新弾をぶっぱなせ!
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□■□
突っ込んでいったレイガディータは気配に近付いているのを感じていた。
このままぶつかれば動けなくなるくらいの、いやそれ以上のダメージを与えられる。
ドン!ドン!
その時、音が響いて肩と太ももに痛みを感じた。
先程より距離が近いからか、威力が増しているように感じられた。
けれど、強靭な筋肉を突き破れる程ではなかった。
勢いそのままに、
どーん!
何かにぶつかった。
『ん?なんだこの感じは?』
フクロウ人族の少女にぶつかったはずなのに、何かに阻まれたような感じがした。
そして、絡まりながら転がった。
「ぐはっ!?」
体が何かにぶつかって止まった。
転がったことでめまいがしているし、まだ視力も回復していない。
ふらつきながら立ち上がろうとしていると、
ドン!ドン!ドン!
3連続で音が響いた。
びくっとして身構えたが、どこも痛まなかった。
『???なんだってんだい?全部外れた、のかい?』
いぶかしみながら立ち上がると、辺りがぼんやり見えてきた。
視力が回復してきたようだ。
ぼんやりと少女らしい人影が見える。
その時、
ドン!
また音が響き、
「ぎゃーーーーーっ!?」
すさまじい衝撃に襲われた。
□■□
『増えたんは、
・散乱弾
・粘着弾
・電撃弾
か。
なかなかおもろいラインナップやんか。』
少し考え、電撃弾、粘着弾、散乱弾の順に装填した。
『残りの魔力量やと新弾は3発が限界みたいやな。
ルゥーア、これで決着つけんで。』
真丸の声掛けに、
『はいです、ほぉ!』
声を出さず、頭の中で返事したルゥーアが弾倉を差し込み、ふらふらと立ち上がったレイガディータに銃口を向ける。
『とりあえず胸らへんにかましたれ!』
真丸の指示通りに真ん中らへんを狙って引き金を引き絞った。
ドン!
発射された弾丸に反応できなかったらしく、レイガディータの胸に命中した。
着弾した瞬間、
バチバチバチバチバチ!
「ぎゃーーーーーっ!?」
電撃がレイガディータを痺れさせた。
かなりダメージを与えられたようで、がっくり崩れ落ちて片膝をついている。
「こんなのまであるのかい。
こいつはかなり刺激的だったよ。」
レイガディータが強がりながも弱々しい声を発した。
「けど、この程度じゃ、あたしを、止めらんないさね。」
そう言って右手を差し出し、魔法を使おうとしてきたが、
ドン!
追い撃たれた。
防ごうと、とっさに動かした右手に、
パン!
当たった瞬間、弾けて飛び散った液体がレイガディータの顔に掛かった。
そして、
「ん、んん、んんん!?」
粘りついた。
鼻と口が塞がり、呼吸ができなくなっているレイガディータに、
ドパン!
最後の弾丸を撃ち放った。
散乱弾が弾けて無数の小弾がレイガディータの体に襲いかかった。
突っ込んでいったレイガディータは気配に近付いているのを感じていた。
このままぶつかれば動けなくなるくらいの、いやそれ以上のダメージを与えられる。
ドン!ドン!
その時、音が響いて肩と太ももに痛みを感じた。
先程より距離が近いからか、威力が増しているように感じられた。
けれど、強靭な筋肉を突き破れる程ではなかった。
勢いそのままに、
どーん!
何かにぶつかった。
『ん?なんだこの感じは?』
フクロウ人族の少女にぶつかったはずなのに、何かに阻まれたような感じがした。
そして、絡まりながら転がった。
「ぐはっ!?」
体が何かにぶつかって止まった。
転がったことでめまいがしているし、まだ視力も回復していない。
ふらつきながら立ち上がろうとしていると、
ドン!ドン!ドン!
3連続で音が響いた。
びくっとして身構えたが、どこも痛まなかった。
『???なんだってんだい?全部外れた、のかい?』
いぶかしみながら立ち上がると、辺りがぼんやり見えてきた。
視力が回復してきたようだ。
ぼんやりと少女らしい人影が見える。
その時、
ドン!
また音が響き、
「ぎゃーーーーーっ!?」
すさまじい衝撃に襲われた。
□■□
『増えたんは、
・散乱弾
・粘着弾
・電撃弾
か。
なかなかおもろいラインナップやんか。』
少し考え、電撃弾、粘着弾、散乱弾の順に装填した。
『残りの魔力量やと新弾は3発が限界みたいやな。
ルゥーア、これで決着つけんで。』
真丸の声掛けに、
『はいです、ほぉ!』
声を出さず、頭の中で返事したルゥーアが弾倉を差し込み、ふらふらと立ち上がったレイガディータに銃口を向ける。
『とりあえず胸らへんにかましたれ!』
真丸の指示通りに真ん中らへんを狙って引き金を引き絞った。
ドン!
発射された弾丸に反応できなかったらしく、レイガディータの胸に命中した。
着弾した瞬間、
バチバチバチバチバチ!
「ぎゃーーーーーっ!?」
電撃がレイガディータを痺れさせた。
かなりダメージを与えられたようで、がっくり崩れ落ちて片膝をついている。
「こんなのまであるのかい。
こいつはかなり刺激的だったよ。」
レイガディータが強がりながも弱々しい声を発した。
「けど、この程度じゃ、あたしを、止めらんないさね。」
そう言って右手を差し出し、魔法を使おうとしてきたが、
ドン!
追い撃たれた。
防ごうと、とっさに動かした右手に、
パン!
当たった瞬間、弾けて飛び散った液体がレイガディータの顔に掛かった。
そして、
「ん、んん、んんん!?」
粘りついた。
鼻と口が塞がり、呼吸ができなくなっているレイガディータに、
ドパン!
最後の弾丸を撃ち放った。
散乱弾が弾けて無数の小弾がレイガディータの体に襲いかかった。
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