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BULLET-46:姐さん
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□■□
森の奥では魔獣四天王のひとり、トラ魔獣のレイガディータが遺跡を調査していた。
そこに、
「姐さん、怪しいやつを捕らえやした。」
少女を肩で担いだライオン魔獣(オス)が報告しながら現れた。
少女は気を失っているようで、ぐたっとなっている。
「タカっ娘かい。」
レイガディータは少女をじっくり観察すると、
「あとで何かに使えそうだ。
檻ん中に放り込んどきな。」
ライオン魔獣に指示すると、
「うっす!」
返事して、檻の方に向かっていった。
「姐さん!」
「今度はなんだい!」
声を荒げるレイガディータに、
「誰かが結界を通り抜けようとしていやす。」
ライオン魔獣(メス)が慌て気味に報告した。
「なんだって?
次から次からなんだってんだ。」
ぼやいたレイガディータが、
「おい、おまえらちょっと見てこい。」
3体のもふもるんに声を掛けた。
チュッ
チュッ
チュッ
返事をしたもふもるんたちが森の入口に向かって走っていった。
・
・
・
調査を続けていたレイガディータに、
「姐さん、結界を抜けられちまいました。
もふもるんたちの反応、消えっちまいやした。」
ライオン魔獣(メス)が報告した。
「ちっ、結構やるじゃねぇか。
で、侵入者はどうしたんでい?」
「もふもるんたちを殺ってから、反応がロストしやした。」
「ほほう、って事はこっちに来るってこったな。」
ここに来ると予想したレイガディータは放っておいて、来るまでの時間を調査しながら費やした。
□■□
姿を消しながら奥へと進む。
しばらく進むと、大物の気配を感じて止まった。
「ライオン魔獣のオス、メス1体づつ、と魔獣四天王ですわね。」
大物3体以外に、小物が約10体ほど見て取れた。
「オスは戦士系、メスは魔道士系ですわね。
どちらもやっかいですわ。」
隠れて様子を見ていたら、
「そんな所に隠れてないで出てきな!」
レイガディータの叫び声が聞こえた。
どうやら匂いを嗅ぎつけられたようだ。
仕方なく、
「やれやれ、こんなにあっさり見つかるとは思いませんでしたわ。」
言いながら、姿を見せた。
「もふもるん、いやちげぇな。
その雰囲気、てめぇ女神落ちみてぇだな。」
纏うオーラを読まれ、あっさりバレてしまったようだ。
「そうだとしたら、どうしてくれるのかしらね?」
挑発するもふぃに、
「お前ら、ちょっと遊んでやんな。」
レイガディータがネコ型魔獣5体に指示を出した。
うにゃ
うにゃにゃ
にゃにゃん
にぃやん
にゃっにゃん
返事をした5体のネコ魔獣がもふぃに向かってきた。
森の奥では魔獣四天王のひとり、トラ魔獣のレイガディータが遺跡を調査していた。
そこに、
「姐さん、怪しいやつを捕らえやした。」
少女を肩で担いだライオン魔獣(オス)が報告しながら現れた。
少女は気を失っているようで、ぐたっとなっている。
「タカっ娘かい。」
レイガディータは少女をじっくり観察すると、
「あとで何かに使えそうだ。
檻ん中に放り込んどきな。」
ライオン魔獣に指示すると、
「うっす!」
返事して、檻の方に向かっていった。
「姐さん!」
「今度はなんだい!」
声を荒げるレイガディータに、
「誰かが結界を通り抜けようとしていやす。」
ライオン魔獣(メス)が慌て気味に報告した。
「なんだって?
次から次からなんだってんだ。」
ぼやいたレイガディータが、
「おい、おまえらちょっと見てこい。」
3体のもふもるんに声を掛けた。
チュッ
チュッ
チュッ
返事をしたもふもるんたちが森の入口に向かって走っていった。
・
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調査を続けていたレイガディータに、
「姐さん、結界を抜けられちまいました。
もふもるんたちの反応、消えっちまいやした。」
ライオン魔獣(メス)が報告した。
「ちっ、結構やるじゃねぇか。
で、侵入者はどうしたんでい?」
「もふもるんたちを殺ってから、反応がロストしやした。」
「ほほう、って事はこっちに来るってこったな。」
ここに来ると予想したレイガディータは放っておいて、来るまでの時間を調査しながら費やした。
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姿を消しながら奥へと進む。
しばらく進むと、大物の気配を感じて止まった。
「ライオン魔獣のオス、メス1体づつ、と魔獣四天王ですわね。」
大物3体以外に、小物が約10体ほど見て取れた。
「オスは戦士系、メスは魔道士系ですわね。
どちらもやっかいですわ。」
隠れて様子を見ていたら、
「そんな所に隠れてないで出てきな!」
レイガディータの叫び声が聞こえた。
どうやら匂いを嗅ぎつけられたようだ。
仕方なく、
「やれやれ、こんなにあっさり見つかるとは思いませんでしたわ。」
言いながら、姿を見せた。
「もふもるん、いやちげぇな。
その雰囲気、てめぇ女神落ちみてぇだな。」
纏うオーラを読まれ、あっさりバレてしまったようだ。
「そうだとしたら、どうしてくれるのかしらね?」
挑発するもふぃに、
「お前ら、ちょっと遊んでやんな。」
レイガディータがネコ型魔獣5体に指示を出した。
うにゃ
うにゃにゃ
にゃにゃん
にぃやん
にゃっにゃん
返事をした5体のネコ魔獣がもふぃに向かってきた。
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