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BULLET-31:食事をしよう
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□■□
「ふぅ、終わったわね。」
横たわるタカ少女の頭に乗っかって戦況を見ていたもふぃが呟いた。
「なんだか魔獣が強くなっている感じでしたわ。
これも魔獣大王の影響、なのでしょうね。」
そんな事を考えながらも、それは置いておいて、
「ルゥーア、まんまるを人型にしなさいな。」
ルゥーアに声を掛けた。
「まんまるさん、いいです、ほぉ?」
確認したあと、
「人型形態、ほぉ。」
ルゥーアが言うと、
「なったで、どうするんや?」
人型になったまんまるが声を掛けてきた。
「とりあえず、食事にしますわ。
ルゥーア、食料はどれくらいありますの?」
もふぃに問われ、
「実は、残り少ないんです、ほぉ。」
答えたルゥーアが背負っていた可愛らしい小さなリュックから食料を取り出し始めた。
□■□
ルゥーアが下ろしたリュックの口を開き、手を突っ込んだ。
リュックは一般的な収納容量(小)の空間魔法が施されている。
容量はだいたいLサイズのキャリーバッグ10個分くらい?
から取り出した食料は、
・なんか硬そうなパン:5個
・でっかい肉団子:2個
だけだった。
「え、これだけなの?」
その量を見て、もふぃが呆れ声を発した。
「ルゥーア、この量でどこまだ行く気だったのよ?」
「うう、それは、ほぉ。。」
言葉をつまらせるルゥーアに変わって、
「そんなん追々でええやん。
で、なんで食事すんの?」
まんまるが声を掛けた。
「まんまるの補給に決まってるじゃないの。
このままだと魔力切れで機能停止するわよ。」
「なんやて!?」
まんまるが驚きの声を漏らした。
□■□
なにやら重大な事を言われた。
魔力切れがどうとか、機能停止がどうとか。
それってヤバい事なのではと感じ、
「なんやて!?」
驚きの声が漏れた。
「機能停止、ってどゆこと?」
聞き返す真丸に、
「弾丸が作れなくなる、とか。
人型になれなくなる、とか。
まぁ、いろいろね。」
もふぃがさらっと返してきた。
「うせやん!?」
真丸が声をふるわせながら、ルゥーアが出したパンを1つ手にとって、
がぶっ
かじりついたら、
「か、かったぁ!?」
すごく硬かった。
涙目で口からパンを放した真丸に、
「ああ、まんまるさん、そのまま食べたらダメなんです、ほぉ。」
泉の方に行っていたルゥーアが大慌てで声を掛けてきた。
「準備するから少し待ってほしいです、ほぉ。」
そう言って泉から汲んできた水をリュックから出した鍋に入れ、火を起こして熱し始めた。
水が沸騰してきたらでっかい肉団子を鍋に入れて、ほぐしていった。
しばらくぐつぐつさせていたら、肉団子汁が出来上がった。
それを器にすくい入れ、
「パンをこれに浸して、やわらかくしてから食べるのです、ほぉ。」
言いながら真丸に渡してくれた。
「おおきに。」
受け取った真丸は、パンをしっかり浸してやわらかくなったのを確認して、
かぷっ
食べた。
「あれ?なんの味もせえへん?」
戸惑いの声を漏らした。
「え、そんなはずはないです、ほぉ。」
そう言ってひと口食べたルゥーアが、
「おおお、おいしいです、ほぉ。」
至福の表情で感想を述べた。
ルゥーアがすごく美味しいそうに食べるのを見て、
かぷっ
もうひと口食べてみたが、
「無味無臭やな。
これがなんで美味いんや?
味覚がちゃうんか?」
やっぱり味がしなかった。
その時、
「ああ、そうだったわ。」
もふぃが何かを思い出したようだ。
「ふぅ、終わったわね。」
横たわるタカ少女の頭に乗っかって戦況を見ていたもふぃが呟いた。
「なんだか魔獣が強くなっている感じでしたわ。
これも魔獣大王の影響、なのでしょうね。」
そんな事を考えながらも、それは置いておいて、
「ルゥーア、まんまるを人型にしなさいな。」
ルゥーアに声を掛けた。
「まんまるさん、いいです、ほぉ?」
確認したあと、
「人型形態、ほぉ。」
ルゥーアが言うと、
「なったで、どうするんや?」
人型になったまんまるが声を掛けてきた。
「とりあえず、食事にしますわ。
ルゥーア、食料はどれくらいありますの?」
もふぃに問われ、
「実は、残り少ないんです、ほぉ。」
答えたルゥーアが背負っていた可愛らしい小さなリュックから食料を取り出し始めた。
□■□
ルゥーアが下ろしたリュックの口を開き、手を突っ込んだ。
リュックは一般的な収納容量(小)の空間魔法が施されている。
容量はだいたいLサイズのキャリーバッグ10個分くらい?
から取り出した食料は、
・なんか硬そうなパン:5個
・でっかい肉団子:2個
だけだった。
「え、これだけなの?」
その量を見て、もふぃが呆れ声を発した。
「ルゥーア、この量でどこまだ行く気だったのよ?」
「うう、それは、ほぉ。。」
言葉をつまらせるルゥーアに変わって、
「そんなん追々でええやん。
で、なんで食事すんの?」
まんまるが声を掛けた。
「まんまるの補給に決まってるじゃないの。
このままだと魔力切れで機能停止するわよ。」
「なんやて!?」
まんまるが驚きの声を漏らした。
□■□
なにやら重大な事を言われた。
魔力切れがどうとか、機能停止がどうとか。
それってヤバい事なのではと感じ、
「なんやて!?」
驚きの声が漏れた。
「機能停止、ってどゆこと?」
聞き返す真丸に、
「弾丸が作れなくなる、とか。
人型になれなくなる、とか。
まぁ、いろいろね。」
もふぃがさらっと返してきた。
「うせやん!?」
真丸が声をふるわせながら、ルゥーアが出したパンを1つ手にとって、
がぶっ
かじりついたら、
「か、かったぁ!?」
すごく硬かった。
涙目で口からパンを放した真丸に、
「ああ、まんまるさん、そのまま食べたらダメなんです、ほぉ。」
泉の方に行っていたルゥーアが大慌てで声を掛けてきた。
「準備するから少し待ってほしいです、ほぉ。」
そう言って泉から汲んできた水をリュックから出した鍋に入れ、火を起こして熱し始めた。
水が沸騰してきたらでっかい肉団子を鍋に入れて、ほぐしていった。
しばらくぐつぐつさせていたら、肉団子汁が出来上がった。
それを器にすくい入れ、
「パンをこれに浸して、やわらかくしてから食べるのです、ほぉ。」
言いながら真丸に渡してくれた。
「おおきに。」
受け取った真丸は、パンをしっかり浸してやわらかくなったのを確認して、
かぷっ
食べた。
「あれ?なんの味もせえへん?」
戸惑いの声を漏らした。
「え、そんなはずはないです、ほぉ。」
そう言ってひと口食べたルゥーアが、
「おおお、おいしいです、ほぉ。」
至福の表情で感想を述べた。
ルゥーアがすごく美味しいそうに食べるのを見て、
かぷっ
もうひと口食べてみたが、
「無味無臭やな。
これがなんで美味いんや?
味覚がちゃうんか?」
やっぱり味がしなかった。
その時、
「ああ、そうだったわ。」
もふぃが何かを思い出したようだ。
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