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BULLET-7:おこられた女神
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□■□
コンコン
扉をノックし、
「アセティール、参りました、なのなの。」
女神アセティールが室内に居る者に声を掛けた。
「お入りなさい。」
中から入室を促され、
「し、失礼します、なのなの。」
緊張気味の声で返し、そーっと扉を開け、隙間から中の様子をうかがった。
部屋の奥からヤバい雰囲気が伝わってくる。
『あ、これアカンやつ、なのなの。
うん、なしって事にする、なのなの。』
と、勝手に結論付けて、そーっと扉を閉めようとしたら、
「くぉらアセティール、何帰ろうとしてやがる。
さっさと入って来いや!」
めっちゃ怒られた。
「はいー、なのなのーーー!」
慌てて入室し、執務机の前で直立不動の姿勢で、
「おおお、お呼びですか、なのなの?」
緊張で顔を真っ青にしながら返した。
「女神アセティールさん、これはどういう事かしら?」
怒りを押し殺した声で言いながら、向きを変えたモニターの画面を指し示してきた。
モニターを見てみると、ある少女のデータが表示されていた。
目にしてすぐに気が付いた。
『この娘、あの時の、なのなの。』
そして、詳細を見てみて、
『ななな、なのなの!?』
驚いた。
これは、しらばっくれるしかない、と首を傾げながら、
「この娘が、どうかしました、なのなの?」
にっこり(ひきつった)笑顔で問い掛けた。
けれど、当然効果はなかった。
「なにしらばっくれてやがんだ。
こいつは、お前が担当したんだろうが!」
「ごめんなさい、なのなの!」
怒鳴られ、全力で土下座した。
「何をどう設定したらこんな事になるんだ?
なんで人間が銃になってんだ、コラ!」
言い訳は、100パー無理。
そもそも許して貰えるような失態ではない。
「ごめんなさい、なのなのー!」
もう1度、頭を床に 擦り付けて謝ったが、
「本気で許して貰える、なんて思ってねぇよな?」
まったくもって効果はなく、
「女神・アセティール、あなたは"もふもるん"になって、その娘のサポートをして頂きます。
期間はその娘が生涯を終えるまでとします。」
と告げられた。
「うそうそうそ、"もふもるん"、なのなの!?
地上落ち、なのなの!?」
涙目で、愕然とした声を漏らした。
ちなみに、"もふもるん"というのはモルモットっぽい生き物の事です。
耳やしっぽ、目の中などが星型なのが特徴で、もふもふ可愛いのです。
「それと、女神力は封印されます。
一般的な魔法なら使えますよ。
あと、女神だとバレたら、。」
深刻な顔で言葉を止めた。
嫌な予感しかしない。
というか、予想はついている。
けれど、
「バレたら、どうなる、なのなの?」
聞いてみた。
「女神に戻れなくなります。
では、いってらっしゃ~い。」
笑顔で手を振りながら発した言葉の後、アセティールを中心に床が直径1メートル程消失し、黒い穴になった。
「え、えええええーーーなのなのーーーーー!?」
叫び声を残しながら、アセティールは穴の中へと消えていった。
コンコン
扉をノックし、
「アセティール、参りました、なのなの。」
女神アセティールが室内に居る者に声を掛けた。
「お入りなさい。」
中から入室を促され、
「し、失礼します、なのなの。」
緊張気味の声で返し、そーっと扉を開け、隙間から中の様子をうかがった。
部屋の奥からヤバい雰囲気が伝わってくる。
『あ、これアカンやつ、なのなの。
うん、なしって事にする、なのなの。』
と、勝手に結論付けて、そーっと扉を閉めようとしたら、
「くぉらアセティール、何帰ろうとしてやがる。
さっさと入って来いや!」
めっちゃ怒られた。
「はいー、なのなのーーー!」
慌てて入室し、執務机の前で直立不動の姿勢で、
「おおお、お呼びですか、なのなの?」
緊張で顔を真っ青にしながら返した。
「女神アセティールさん、これはどういう事かしら?」
怒りを押し殺した声で言いながら、向きを変えたモニターの画面を指し示してきた。
モニターを見てみると、ある少女のデータが表示されていた。
目にしてすぐに気が付いた。
『この娘、あの時の、なのなの。』
そして、詳細を見てみて、
『ななな、なのなの!?』
驚いた。
これは、しらばっくれるしかない、と首を傾げながら、
「この娘が、どうかしました、なのなの?」
にっこり(ひきつった)笑顔で問い掛けた。
けれど、当然効果はなかった。
「なにしらばっくれてやがんだ。
こいつは、お前が担当したんだろうが!」
「ごめんなさい、なのなの!」
怒鳴られ、全力で土下座した。
「何をどう設定したらこんな事になるんだ?
なんで人間が銃になってんだ、コラ!」
言い訳は、100パー無理。
そもそも許して貰えるような失態ではない。
「ごめんなさい、なのなのー!」
もう1度、頭を床に 擦り付けて謝ったが、
「本気で許して貰える、なんて思ってねぇよな?」
まったくもって効果はなく、
「女神・アセティール、あなたは"もふもるん"になって、その娘のサポートをして頂きます。
期間はその娘が生涯を終えるまでとします。」
と告げられた。
「うそうそうそ、"もふもるん"、なのなの!?
地上落ち、なのなの!?」
涙目で、愕然とした声を漏らした。
ちなみに、"もふもるん"というのはモルモットっぽい生き物の事です。
耳やしっぽ、目の中などが星型なのが特徴で、もふもふ可愛いのです。
「それと、女神力は封印されます。
一般的な魔法なら使えますよ。
あと、女神だとバレたら、。」
深刻な顔で言葉を止めた。
嫌な予感しかしない。
というか、予想はついている。
けれど、
「バレたら、どうなる、なのなの?」
聞いてみた。
「女神に戻れなくなります。
では、いってらっしゃ~い。」
笑顔で手を振りながら発した言葉の後、アセティールを中心に床が直径1メートル程消失し、黒い穴になった。
「え、えええええーーーなのなのーーーーー!?」
叫び声を残しながら、アセティールは穴の中へと消えていった。
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