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夢を叶えるには!

64 まるで母乳

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六十四話  まるで母乳


「あの、ナタリー少しいいですか?」


 朝、ウルゼッタが着替え途中の私の前へ。


「なに?」

「あの2枚の絆創膏、貸していただけません?」

「いいよー。」


 私はリュックの中に入れた絆創膏を探す。


「なんと言いますか…あの殿方の体液事件以来、どうも私のおブラの内側がゴワゴワして仕方ないんですの。先端に変な違和感があるので貼りたいのですが。」

「あーウルゼッタっておっぱい私より大きいもんね。いいよ。ー…ていうかあげるよ。」


 私は取り出した2枚セットの絆創膏をウルゼッタに渡す。


「頂いていいんですの?」

「うん。だってただの絆創膏だしそれ。」

「それでももしかして…ということも。」

「いいのいいの。なんてったってそれ2ディアで買ったんだから。なんの後悔もないよ。」

「ありがとうございます。では失礼してー…。」


 ウルゼッタが上半身の服を脱いでブラをずらし、先端…綺麗なピンク色をした両乳首に小さな2枚の絆創膏を貼り付けた。


「おー、ぴったりだね。」

「ほんとに。これで違和感なく生活できますわ。ありがとうございます。」


 ウルゼッタはホッとした表情でブラを元に戻して服を着直す。
 ーー…が。


「なっー…! ななななんですの!!??」


 突然ウルゼッタが胸の先端を手で覆いながらしゃがみこむ。


「ど、どうしたのウルゼッタ!!」

「乳首がー…乳首がなんか変ですの!!!」


 急いで服を脱ぎだすウルゼッタ。
 再びシャツを脱ぎ、ブラをずらすー…するとそこにはーー…。



「なー…なんでですのーーーーーー!!??」



 絆創膏の真ん中の部分から白い液体がにじみ出ていた。
 それがウルゼッタの胸を伝って腹部へと垂れている。

<i468755|31710>


「ええええええ!?」

「まるで母乳ではありませんかこれーーーー!!!!」


 ウルゼッタは急いで絆創膏を剥がす。


「ー…あら?」


 しかし乳首からは何も出ていない。


「うん、、なんともないね。」

「えぇ…強いていうならば少し固くなってるくらいですわ。それにしてもこの液体はー…?」


 ウルゼッタは垂れていた液体を指ですくってペロッと舐めた。


「え!? 舐めて大丈夫なの!?」

「それは大丈夫でしょう。だって私のお胸から出てきたようなものなんですから。」


 ー…胸からではないでしょ。


「ー…で、どう?」

「うーん、なんと言いますか。普通に美味しいですわよ。」

「ーー…え?」

「ナタリーもお舐めなさいな。」


 私はウルゼッタに言われるがままそれを指ですくって舐めてみる。


「ーー…うん、美味しい。」

「でしょう? そういうスキルなんでしょうか。」

「え?」

「だってそうでしょう? ナタリーのアソコに貼る絆創膏にスキルが付いているのですから、これにもスキルが付いている可能性は拭えませんわ。」

「ーー…確かに。」

「まぁ確認してみればわかることです。」


 ウルゼッタはその絆創膏を再び乳首へ。


「ー…あんっ!」


 ウルゼッタが少し顔を赤くして声を上げる。


「…ていうかなにその声は。」

「この絆創膏に吸われてる感覚がしますの。」


 ー…いや、絆創膏が吸うわけ。

 そんなツッコミを心で入れながら私たちはステータスを確認した。


 ●ウルゼッタ
 【レベル】16
 【装備】クリスタルソード・淫魔シリーズ・豪華髪ゴム(光演出)・俊敏ブーツ・開闢のパンツ・エターナルミニテープス
 【数値】攻:110 防:60 魔攻:360 魔防:360
 【スキル】魅惑。性の解放・移動速度+1・神の聖水

 

「「ーー……!!??」」


 
 ステータス画面には、スキル【神の聖水】が追加されていた。

 
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