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第一章『格闘家編』
一方その頃…
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時間は、少しだけ遡ろう。場所も、勇者と聖女の住む中央国の宮殿に移る。
見上げても天井が見えないほど大きな、宮殿内の聖堂にて、青と白で飾られたステンドグラスに祈りを捧げる聖女。
大きな白い帽子と、純白の修道服を見に纏う彼女は、ふいに瞼を開けエメラルドの瞳を見せる。
すると同時に木製の大きな扉が開かれ、慌てた様子の勇者が現れる。
「何があった、ソフィア!」
「……ネロが純潔を捨てました」
「お前の不備や、天使側の都合では無いんだな!?」
「天使に間違いはございません」
天使との交信は、ソフィアにしかできない。
故に勇者はあらゆる確認を、聖女を通すことでしかできないのだ。
「これだから無軌道なバカはッ! ソフィア、なぜ天使はあんな女を選んだッ!?」
「指名したのはザックス様です。それを天使様が特例的に認めてくださったのであって」
「だから、なんで天使は俺以外に身体を渡すような女に加護の契約を与えた! 俺だってまだ、誰ともやって無いんだぞ!」
「天使様は全知全能ではありません」
文字通り子供のような癇癪を見せるザックス。
ソフィアはそれを収めるように、彼へ語りかける。
「もし、これが何者かの策略だとしたら」
「……何?」
ソフィアの提言に理性を取り戻すザックス。
彼女が掌を前に突き出すと、空中に平面上の地図が光り輝き浮かび上がる。
地図の左端、今は彼等の仲間である盗賊・アビーが統治する機械の国に、小さな赤い光が宿る。
「これは、確か数ヶ月前に見たな」
「よく覚えられておりますね。以前奇妙な魔力の増大を察知したもので、アビー様はご自身で解決すると仰られ、その日のうちに収束されました」
「アイツは確か、魔王の城の中にあった仕掛けが急に起動したと言っていたな」
「そして三日前、地図の範囲外において、似通った……この時とは比べ物にならないほど小さな増大も確認できました」
「どこでそれは起きた」
「戦争の最初期に私達が陥落した城砦跡。ネロの領地の近くです」
明かされた情報に腕を組むザックス。
実際は転移魔術により位置関係に意味は無いのだが、疑うには相応の繋がりを彼は見出す。
「魔王一派の何かが暗躍し、ネロを貶めた。加えてアビーがそれを隠匿した?」
「可能性はあるかと思われます」
「……あまり信じたくは無いな。ネロが堕ちたこともそうだが、アビーは旧くからの馴染みだ」
「今後、アビー様にも同じことが起こる可能性も」
ソフィアが懸念を告げた瞬間、ザックスの表情は癇癪時より更に険しく歪む。
彼なりに想像すらしたく無い最悪の事態だろう。
「オーガの国には調査団を結成し派遣、アビーのところにはドルバを転移させろ」
「かしこまりました」
ザックスの決定を受け入れたソフィアは、優しくポンと手を叩く。
瞬間、彼等の前に腕を組んだドルバが突如現れる。
「チッ……何の用だ」
「仕事だ。貴様のお仲間が俺の大切な仲間を貶め穢した疑いがある」
「もういいだろ、残党狩りはテメェ等でやれ」
「裏切れば貴様の命は無い」
「私達の仕事を遂行する代わりに、貴方のお姉様を捜索することを放棄する。その約束も反故することになりますが」
悪辣に告げるザックスと、飽くまで心配を浮かべるソフィア。
青い肌でもわかるほど深く隈を刻んだ顔で、ドルバは強く唇を噛み締める。
既に拒否権など彼には無いが、焚き付けるためにソフィアは続ける。
「それに今回異常が起きているのは魔王の城です。ひょっとすると昔のお仲間にも出会えるかもしれませんよ?」
「別に誰であっても、殺せって命令は変わらねーだろ」
「殺すだなんて野蛮な、大切な仲間であるアビー様の守護をお願いしたいだけなのです」
「随分軽いセリフだな。どうでもいい、とっとと転送しろ」
「お話が早くて助かります」
言うと、ソフィアはもう一度手を叩く。
瞬間ドルバの姿は消え、聖堂に二人だけが残る。
怒りに小刻みに震えるザックスは、やり場のない憤りを地団駄して表現し、強い歩速で政道の扉に向かっていく。
「ザックス様はいかがなされますか」
「クソ腹立つ寝起きだ、治まるまで寝ている。執務はやっておけ」
「かしこまりました」
大きな音を立て扉を閉め、後にしたザックス。
一人残ったソフィアは、口元を隠して一人ごちる。
「そんなにネロ様の処女が惜しかったのでしょうか……」
*
所変わって、魔械城。
アークス達が到着する二時間前、書類や機械式の魔術道具、ぬいぐるみなどでごった返したアビーの私室に現れるドルバ。
足の踏み場のない床を進み、場違いに天蓋のついた大きなベッドの前に立ち、呼びかける。
「ソフィアの命で守護に来た。ドルバと申す」
「何時だと思ってんだこのヤロー」
低く幼い眠たげな声が天蓋の中から漏れる。
少しして布が擦れる音と共に、アビーは姿を覗かせる。
猫耳のように二箇所尖った桃色の帽子を被っているところ以外、不自然に一糸纏わぬ彼女。
瞬時に気づいたドルバは、全容が見える前に顔を背ける。
「……服を着てもらいたい」
「寝る時は全裸派なんだ、突然来たアンタが悪い」
「恥じらいをだな」
「童貞臭いこと言うなよ『悪魔』のくせに」
「ッ……」
呼ばれた蔑称に、ドルバは顔を顰める。
彼の属するアーク種は、人間に悪魔と呼ばれ迫害されて来た過去をもつ。
一般的な人間より遥かに強いが、古くからの差別により、著しく数を減らしていた。
当然ドルバにとっても地雷だが、反抗することは立場的にできない。
怒りを内で殺していると、アビーは鼻で笑い続ける。
「冗談じゃん、マジにならないでよ。ボクの守護ってことは、アルカの策がうまくいったのかな」
「アルカ……!?」
「ああ。この城で蘇ったアンタの友達と会ってね、実力は拮抗してたからお互いに手を出さず契約したんだ」
天蓋の中に戻り、ゴソゴソと着替えながら続けるアビー。
ドルバは文字通り死人でも見たような様子で、立ち尽くし聞き続ける。
「戻って来たらボクの人質になる代わりに、その場のみアビーを見逃し、三ヶ月後に戻ってくる。まあその三ヶ月で、アークスを復活させてネロを籠絡したみたいだけど」
「ア、アークスも蘇ったのか?」
「元よりそれが目的みたいだったからね。その為に肉体に負担がかかる改造もしたみたいだし」
着替え終わったアビーは、おぼつかない足つきでベッドから這い出てくる。
厚着でサイズの合わない異様な格好の彼女は、何を思ったかふいにドルバに手をかざす。
すると突如、二人に挟まる形で、飾られた黒い鞘におさまったロングソードが現れる。
「これ、戦いの最中に盗んだやつだから一旦返すわ」
「は? これ……」
「ボクには無価値な鉄の塊だし。アークスと円滑にやり取りできるでしょ、アンタなら」
剣を受け取るのを確認し、何もない壁に手を当てるアビー。
突如壁に溝が現れ、扉に代わり開く。
その先には一つの壁にだけソフィアが使った投影魔術の画面がいくつも輝く、無機質な広い部屋が続いていた。
先んじてこちらの部屋に移った彼女は、一人部屋に残るドルバに語りかける。
「懐かしいのはわかるけど、浸ってねーでこっち来てくれない?」
「いや、俺もアークスとはまともに話せるか分からなくてな」
「ダチじゃん、アンタ等。報告聞いてる限り」
「確かにな。だが」
剣を強く握ったドルバは、炎のように黄金の瞳を輝かす。
「俺にはアイツに、落とし前をつけてもらわなきゃいけねェ事があンだよ……!」
時間は、少しだけ遡ろう。場所も、勇者と聖女の住む中央国の宮殿に移る。
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すると同時に木製の大きな扉が開かれ、慌てた様子の勇者が現れる。
「何があった、ソフィア!」
「……ネロが純潔を捨てました」
「お前の不備や、天使側の都合では無いんだな!?」
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故に勇者はあらゆる確認を、聖女を通すことでしかできないのだ。
「これだから無軌道なバカはッ! ソフィア、なぜ天使はあんな女を選んだッ!?」
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「だから、なんで天使は俺以外に身体を渡すような女に加護の契約を与えた! 俺だってまだ、誰ともやって無いんだぞ!」
「天使様は全知全能ではありません」
文字通り子供のような癇癪を見せるザックス。
ソフィアはそれを収めるように、彼へ語りかける。
「もし、これが何者かの策略だとしたら」
「……何?」
ソフィアの提言に理性を取り戻すザックス。
彼女が掌を前に突き出すと、空中に平面上の地図が光り輝き浮かび上がる。
地図の左端、今は彼等の仲間である盗賊・アビーが統治する機械の国に、小さな赤い光が宿る。
「これは、確か数ヶ月前に見たな」
「よく覚えられておりますね。以前奇妙な魔力の増大を察知したもので、アビー様はご自身で解決すると仰られ、その日のうちに収束されました」
「アイツは確か、魔王の城の中にあった仕掛けが急に起動したと言っていたな」
「そして三日前、地図の範囲外において、似通った……この時とは比べ物にならないほど小さな増大も確認できました」
「どこでそれは起きた」
「戦争の最初期に私達が陥落した城砦跡。ネロの領地の近くです」
明かされた情報に腕を組むザックス。
実際は転移魔術により位置関係に意味は無いのだが、疑うには相応の繋がりを彼は見出す。
「魔王一派の何かが暗躍し、ネロを貶めた。加えてアビーがそれを隠匿した?」
「可能性はあるかと思われます」
「……あまり信じたくは無いな。ネロが堕ちたこともそうだが、アビーは旧くからの馴染みだ」
「今後、アビー様にも同じことが起こる可能性も」
ソフィアが懸念を告げた瞬間、ザックスの表情は癇癪時より更に険しく歪む。
彼なりに想像すらしたく無い最悪の事態だろう。
「オーガの国には調査団を結成し派遣、アビーのところにはドルバを転移させろ」
「かしこまりました」
ザックスの決定を受け入れたソフィアは、優しくポンと手を叩く。
瞬間、彼等の前に腕を組んだドルバが突如現れる。
「チッ……何の用だ」
「仕事だ。貴様のお仲間が俺の大切な仲間を貶め穢した疑いがある」
「もういいだろ、残党狩りはテメェ等でやれ」
「裏切れば貴様の命は無い」
「私達の仕事を遂行する代わりに、貴方のお姉様を捜索することを放棄する。その約束も反故することになりますが」
悪辣に告げるザックスと、飽くまで心配を浮かべるソフィア。
青い肌でもわかるほど深く隈を刻んだ顔で、ドルバは強く唇を噛み締める。
既に拒否権など彼には無いが、焚き付けるためにソフィアは続ける。
「それに今回異常が起きているのは魔王の城です。ひょっとすると昔のお仲間にも出会えるかもしれませんよ?」
「別に誰であっても、殺せって命令は変わらねーだろ」
「殺すだなんて野蛮な、大切な仲間であるアビー様の守護をお願いしたいだけなのです」
「随分軽いセリフだな。どうでもいい、とっとと転送しろ」
「お話が早くて助かります」
言うと、ソフィアはもう一度手を叩く。
瞬間ドルバの姿は消え、聖堂に二人だけが残る。
怒りに小刻みに震えるザックスは、やり場のない憤りを地団駄して表現し、強い歩速で政道の扉に向かっていく。
「ザックス様はいかがなされますか」
「クソ腹立つ寝起きだ、治まるまで寝ている。執務はやっておけ」
「かしこまりました」
大きな音を立て扉を閉め、後にしたザックス。
一人残ったソフィアは、口元を隠して一人ごちる。
「そんなにネロ様の処女が惜しかったのでしょうか……」
*
所変わって、魔械城。
アークス達が到着する二時間前、書類や機械式の魔術道具、ぬいぐるみなどでごった返したアビーの私室に現れるドルバ。
足の踏み場のない床を進み、場違いに天蓋のついた大きなベッドの前に立ち、呼びかける。
「ソフィアの命で守護に来た。ドルバと申す」
「何時だと思ってんだこのヤロー」
低く幼い眠たげな声が天蓋の中から漏れる。
少しして布が擦れる音と共に、アビーは姿を覗かせる。
猫耳のように二箇所尖った桃色の帽子を被っているところ以外、不自然に一糸纏わぬ彼女。
瞬時に気づいたドルバは、全容が見える前に顔を背ける。
「……服を着てもらいたい」
「寝る時は全裸派なんだ、突然来たアンタが悪い」
「恥じらいをだな」
「童貞臭いこと言うなよ『悪魔』のくせに」
「ッ……」
呼ばれた蔑称に、ドルバは顔を顰める。
彼の属するアーク種は、人間に悪魔と呼ばれ迫害されて来た過去をもつ。
一般的な人間より遥かに強いが、古くからの差別により、著しく数を減らしていた。
当然ドルバにとっても地雷だが、反抗することは立場的にできない。
怒りを内で殺していると、アビーは鼻で笑い続ける。
「冗談じゃん、マジにならないでよ。ボクの守護ってことは、アルカの策がうまくいったのかな」
「アルカ……!?」
「ああ。この城で蘇ったアンタの友達と会ってね、実力は拮抗してたからお互いに手を出さず契約したんだ」
天蓋の中に戻り、ゴソゴソと着替えながら続けるアビー。
ドルバは文字通り死人でも見たような様子で、立ち尽くし聞き続ける。
「戻って来たらボクの人質になる代わりに、その場のみアビーを見逃し、三ヶ月後に戻ってくる。まあその三ヶ月で、アークスを復活させてネロを籠絡したみたいだけど」
「ア、アークスも蘇ったのか?」
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着替え終わったアビーは、おぼつかない足つきでベッドから這い出てくる。
厚着でサイズの合わない異様な格好の彼女は、何を思ったかふいにドルバに手をかざす。
すると突如、二人に挟まる形で、飾られた黒い鞘におさまったロングソードが現れる。
「これ、戦いの最中に盗んだやつだから一旦返すわ」
「は? これ……」
「ボクには無価値な鉄の塊だし。アークスと円滑にやり取りできるでしょ、アンタなら」
剣を受け取るのを確認し、何もない壁に手を当てるアビー。
突如壁に溝が現れ、扉に代わり開く。
その先には一つの壁にだけソフィアが使った投影魔術の画面がいくつも輝く、無機質な広い部屋が続いていた。
先んじてこちらの部屋に移った彼女は、一人部屋に残るドルバに語りかける。
「懐かしいのはわかるけど、浸ってねーでこっち来てくれない?」
「いや、俺もアークスとはまともに話せるか分からなくてな」
「ダチじゃん、アンタ等。報告聞いてる限り」
「確かにな。だが」
剣を強く握ったドルバは、炎のように黄金の瞳を輝かす。
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