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様々な問題
国における根幹
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「色々と、問題はありますな」
シガが資料を片付けながら、ため息交じりに呟く。
「そうだな。だが、一応サイゴン伯爵も特別予算の承認には賛成してくれるらしいから、一歩前進だと考えても良いだろう。……まあ、その後の事は慎重に運ばなければならないだろうけど」
教育改革に関わる人材の資格や資質の基準の下資料を作るため、フリッツは自室へと戻っていて、現在執務室に居るのは4人となっていた。
「――フリッツも、少し動揺していたな」
「そうですな……。ですが彼は教育改革に異論はありませんよ。ただ……、お分かりですよね?」
「ああ、分かっている。彼は父上を尊敬し、兄上を次期国王へと育てた前国王の側近だ。王政に対する思いも一入だろう。それはちゃんと理解している。彼にも私の気持ちを話す機会を窺っているのだが……、もう少し色々と落ち着いてからの方が良い……よな?」
「そう、……ですな。そうだと思います。色々と戸惑いもありますでしょうし、もう少し陛下御自身の事を本当の意味で理解していただいてからの方がよろしいかと存じます」
この国を良くするという己の意志を貫くためにはどんな事でも厭わないし、他人の事まで気になんてしていられない。セレンの行動意識は常にそこに起因していた。だが、本当に確実に己の信じる道を進めていくためには、一人で事を成せるわけでは無い。それもまた事実だ。
ルウクはその2人の会話を、資料に目を通しながら聞いていた。一連の会話からある程度のセレンの意志は推測されるが、セレン自身から何も聞かされてはいないので、それはあくまでも推測に過ぎない。
普段のセレンの己に対する接し方から決して蔑ろにされているのだという思いには至らないが、それでもやはり気に掛かる。出来れば主の負担を少しでも軽くするために、自分にも手伝わせてくれればいいのにと、そんな愚痴めいた思いも沸き上がって来ていた。
チラッとルウクはクラウンの事を横目で見た。その様子を見るに、手元の資料に没頭しているようで、彼らの会話に興味を抱いているようには見えない。
もちろん、ルウクなんかより遥かに百戦錬磨であろうから、一見しただけでその胸中を判断出来たりしないだろうけれど。
ルウクは、ふうっと軽く息を吐いた後、また資料を捲り始めた。
とにかく今は様々な事に思いを巡らせている時ではない。目の前には問題が山積みなのだ。様々な問題を一つずつでもクリアして行く事こそが、今のルウクに求められている事なのだから。
それから数日が経ち、シャルム侯爵らがセレンへの面談のため登城して来た。その彼らのセレンへの謁見理由を聞かされていたルウクも、少し緊張の面持ちだ。
「陛下、今日は拝謁の許可を頂きありがとうございました」
シャルム侯爵とジングラム伯爵がセレンに深々と挨拶をする。セレンは笑顔で挨拶を返し、座るように促した。その傍には、シガも既に待機していた。
促されたソファに腰を下ろしたとほぼ同時に、シャルム侯爵が口を開く。
「陛下、早速で申し訳ありませんが、私は陛下の仰られる教育改革には反対の立場です。今現在に於いても何の滞りも無く全てが上手く回っております。陛下は一体、何に不満があると仰るのですか?」
「……不満というのとは、少し違うな。私はこの国に住む全ての者達に、より良い生活を送れる可能性を与えたいと思っているだけだ」
「それは、……決められた秩序の中で考えるべきことではないのですか? 我々貴族階級の者と平民の位置が近づくような真似は、この国にとって良きことだとは思えません」
「私も同意見です。平民には平民に相応しい生活があります。それで今まで上手い事この国が回って来たのです。いきなり枷を外された者達が、どう暴走するのかと考えたことはありませんか?」
2人の懸念する内容に、セレンの眉間にしわが寄る。
サイゴン伯爵もそうだが、彼らは自分らに与えられている特権が、平民の地位向上によって薄められてしまう事を危惧しているに過ぎない。彼らの底に根付いている選民意識に、セレンは嫌悪を覚えずにはいられなかった。
「貴公らの懸念する気持ちも分かる。だが国の富や繁栄は国力強化にも繋がり、諸外国からの無用な圧力を撥ね退ける材料にもなる。国本来の事を考えれば、平民にもより良い働きをしてもらう方が我々の為にもなるのではないのか?」
「そんな心配は無用かと存じます」
腹立たしい思いを押しとどめ、静かに言い含めるように話すセレンの言葉を、ジングラム伯爵がぴしゃりと否定した。
「無用?」
セレンの片眉が上がる。表情は何とか押し殺しているようだが、それは明らかに不快感を持っている時のセレンの表情だ。
傍でそれを見ているシガも少し離れたところから黙って見守っているルウクも、それに気づき一瞬冷やりとする。だがそれに気が付かないジングラム伯爵は、そのまま言葉を続けた。
「そうです。そんな心配は無用です。我が国軍は強力で無敵です。どんな強大な敵でも簡単に蹴散らしてしまうでしょう」
「――なるほど、伯爵が言いたいことは分かった。貴公はこのソルダン王国がどこかに攻められることがあったとしても、軍隊が何とかしてくれるから我々は何も考えることは無いと、そう言いたいわけだな」
「いえ、……そういうつもりでは……」
静かだが険のある物言いにようやく気付いたジングラム伯爵が、動揺する様に言葉を詰まらせた。
「シャルム侯爵、ジングラム伯爵。陛下がお考えになっていることはこの国をより良く繁栄させ、国民すべてを幸福にするにはどうしたら良いのかという事なのです。そしてそれは、回り回ってそれぞれの領民を治める貴公らの許へと戻って来るものなのですよ。下々の働きが良くなり潤っていけば、納める税もそれに比例して増えていくではないですか」
「…………」
シガがギクシャクした雰囲気を緩めようと、穏やかに彼らに話しかけているのにも関わらず、シャルム侯爵もジングラム伯爵も言葉を発しようとはしない。彼らの心の内には、どうやら”下々の者には下々の働きを”という意識が巣くっているようだ。
その様子をしばらく黙って見ていたセレンだったが、徐に手を上げてルウクに合図を送る。その表情を見て取ったルウクは、お茶を淹れるべく席を立った。
執務室の空気が少し動いた気配に押されたのか、シャルム侯爵が小さく口を開く。
「……私は幼い頃からソルダン王国の歴史や秩序を学んでまいりました。国王を支え、そして同時に代々続く由緒正しい己の家を守る……。それは私の根幹ともいえる大事な事です。陛下はこの国の秩序や歴史を、一体どうお考えなのですか?」
最初の方は俯き加減にボソボソと語っていたのだが、最後の質問は顔を上げ、セレンの顔を見ながら言った。その表情は、心底セレンの言う事が解せないと語っている。
「それは、そんなに大事な事なのか?」
己の気持ちを吐露したにも関わらず、なんの躊躇も無く返されたセレンの言葉に、シャルム侯爵が眉根を寄せる。
「陛下のお言葉とは思えませんな」
かなり気持ちを抑えているのだろうが、明らかにその表情はセレンの言葉を責めていた。
たとえセレンが身分の低い侍女との間の子供でも、父親はあの偉大なシエイ王なのだ。幼少期からこの王宮に引き取られ、国王の庇護の下で育てられてきたというのに、どうしてこの国の大事な秩序を揺るがそうと思えるのかと、侯爵は解せずにいた。
そしてそれは、同席しているジングラム伯爵にも同じ色が窺える。
二人の表情を見て取ったセレンは、その言わんとしていることに気付き薄く笑う。だがそれは決して馬鹿にしたような笑いでは無く、諦めのような自嘲しているようなそんな色が交じっているようだった。
シガが資料を片付けながら、ため息交じりに呟く。
「そうだな。だが、一応サイゴン伯爵も特別予算の承認には賛成してくれるらしいから、一歩前進だと考えても良いだろう。……まあ、その後の事は慎重に運ばなければならないだろうけど」
教育改革に関わる人材の資格や資質の基準の下資料を作るため、フリッツは自室へと戻っていて、現在執務室に居るのは4人となっていた。
「――フリッツも、少し動揺していたな」
「そうですな……。ですが彼は教育改革に異論はありませんよ。ただ……、お分かりですよね?」
「ああ、分かっている。彼は父上を尊敬し、兄上を次期国王へと育てた前国王の側近だ。王政に対する思いも一入だろう。それはちゃんと理解している。彼にも私の気持ちを話す機会を窺っているのだが……、もう少し色々と落ち着いてからの方が良い……よな?」
「そう、……ですな。そうだと思います。色々と戸惑いもありますでしょうし、もう少し陛下御自身の事を本当の意味で理解していただいてからの方がよろしいかと存じます」
この国を良くするという己の意志を貫くためにはどんな事でも厭わないし、他人の事まで気になんてしていられない。セレンの行動意識は常にそこに起因していた。だが、本当に確実に己の信じる道を進めていくためには、一人で事を成せるわけでは無い。それもまた事実だ。
ルウクはその2人の会話を、資料に目を通しながら聞いていた。一連の会話からある程度のセレンの意志は推測されるが、セレン自身から何も聞かされてはいないので、それはあくまでも推測に過ぎない。
普段のセレンの己に対する接し方から決して蔑ろにされているのだという思いには至らないが、それでもやはり気に掛かる。出来れば主の負担を少しでも軽くするために、自分にも手伝わせてくれればいいのにと、そんな愚痴めいた思いも沸き上がって来ていた。
チラッとルウクはクラウンの事を横目で見た。その様子を見るに、手元の資料に没頭しているようで、彼らの会話に興味を抱いているようには見えない。
もちろん、ルウクなんかより遥かに百戦錬磨であろうから、一見しただけでその胸中を判断出来たりしないだろうけれど。
ルウクは、ふうっと軽く息を吐いた後、また資料を捲り始めた。
とにかく今は様々な事に思いを巡らせている時ではない。目の前には問題が山積みなのだ。様々な問題を一つずつでもクリアして行く事こそが、今のルウクに求められている事なのだから。
それから数日が経ち、シャルム侯爵らがセレンへの面談のため登城して来た。その彼らのセレンへの謁見理由を聞かされていたルウクも、少し緊張の面持ちだ。
「陛下、今日は拝謁の許可を頂きありがとうございました」
シャルム侯爵とジングラム伯爵がセレンに深々と挨拶をする。セレンは笑顔で挨拶を返し、座るように促した。その傍には、シガも既に待機していた。
促されたソファに腰を下ろしたとほぼ同時に、シャルム侯爵が口を開く。
「陛下、早速で申し訳ありませんが、私は陛下の仰られる教育改革には反対の立場です。今現在に於いても何の滞りも無く全てが上手く回っております。陛下は一体、何に不満があると仰るのですか?」
「……不満というのとは、少し違うな。私はこの国に住む全ての者達に、より良い生活を送れる可能性を与えたいと思っているだけだ」
「それは、……決められた秩序の中で考えるべきことではないのですか? 我々貴族階級の者と平民の位置が近づくような真似は、この国にとって良きことだとは思えません」
「私も同意見です。平民には平民に相応しい生活があります。それで今まで上手い事この国が回って来たのです。いきなり枷を外された者達が、どう暴走するのかと考えたことはありませんか?」
2人の懸念する内容に、セレンの眉間にしわが寄る。
サイゴン伯爵もそうだが、彼らは自分らに与えられている特権が、平民の地位向上によって薄められてしまう事を危惧しているに過ぎない。彼らの底に根付いている選民意識に、セレンは嫌悪を覚えずにはいられなかった。
「貴公らの懸念する気持ちも分かる。だが国の富や繁栄は国力強化にも繋がり、諸外国からの無用な圧力を撥ね退ける材料にもなる。国本来の事を考えれば、平民にもより良い働きをしてもらう方が我々の為にもなるのではないのか?」
「そんな心配は無用かと存じます」
腹立たしい思いを押しとどめ、静かに言い含めるように話すセレンの言葉を、ジングラム伯爵がぴしゃりと否定した。
「無用?」
セレンの片眉が上がる。表情は何とか押し殺しているようだが、それは明らかに不快感を持っている時のセレンの表情だ。
傍でそれを見ているシガも少し離れたところから黙って見守っているルウクも、それに気づき一瞬冷やりとする。だがそれに気が付かないジングラム伯爵は、そのまま言葉を続けた。
「そうです。そんな心配は無用です。我が国軍は強力で無敵です。どんな強大な敵でも簡単に蹴散らしてしまうでしょう」
「――なるほど、伯爵が言いたいことは分かった。貴公はこのソルダン王国がどこかに攻められることがあったとしても、軍隊が何とかしてくれるから我々は何も考えることは無いと、そう言いたいわけだな」
「いえ、……そういうつもりでは……」
静かだが険のある物言いにようやく気付いたジングラム伯爵が、動揺する様に言葉を詰まらせた。
「シャルム侯爵、ジングラム伯爵。陛下がお考えになっていることはこの国をより良く繁栄させ、国民すべてを幸福にするにはどうしたら良いのかという事なのです。そしてそれは、回り回ってそれぞれの領民を治める貴公らの許へと戻って来るものなのですよ。下々の働きが良くなり潤っていけば、納める税もそれに比例して増えていくではないですか」
「…………」
シガがギクシャクした雰囲気を緩めようと、穏やかに彼らに話しかけているのにも関わらず、シャルム侯爵もジングラム伯爵も言葉を発しようとはしない。彼らの心の内には、どうやら”下々の者には下々の働きを”という意識が巣くっているようだ。
その様子をしばらく黙って見ていたセレンだったが、徐に手を上げてルウクに合図を送る。その表情を見て取ったルウクは、お茶を淹れるべく席を立った。
執務室の空気が少し動いた気配に押されたのか、シャルム侯爵が小さく口を開く。
「……私は幼い頃からソルダン王国の歴史や秩序を学んでまいりました。国王を支え、そして同時に代々続く由緒正しい己の家を守る……。それは私の根幹ともいえる大事な事です。陛下はこの国の秩序や歴史を、一体どうお考えなのですか?」
最初の方は俯き加減にボソボソと語っていたのだが、最後の質問は顔を上げ、セレンの顔を見ながら言った。その表情は、心底セレンの言う事が解せないと語っている。
「それは、そんなに大事な事なのか?」
己の気持ちを吐露したにも関わらず、なんの躊躇も無く返されたセレンの言葉に、シャルム侯爵が眉根を寄せる。
「陛下のお言葉とは思えませんな」
かなり気持ちを抑えているのだろうが、明らかにその表情はセレンの言葉を責めていた。
たとえセレンが身分の低い侍女との間の子供でも、父親はあの偉大なシエイ王なのだ。幼少期からこの王宮に引き取られ、国王の庇護の下で育てられてきたというのに、どうしてこの国の大事な秩序を揺るがそうと思えるのかと、侯爵は解せずにいた。
そしてそれは、同席しているジングラム伯爵にも同じ色が窺える。
二人の表情を見て取ったセレンは、その言わんとしていることに気付き薄く笑う。だがそれは決して馬鹿にしたような笑いでは無く、諦めのような自嘲しているようなそんな色が交じっているようだった。
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