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放っておけない
力になりたい
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「ただいま」
「お帰り…。どうした、デートは楽しくなかったのか?」
「楽しくなかったって言うと、嘘になるけど…」
「なんだ、歯切れが悪いな」
「俺、今一頼られてないみたい」
「…相談に乗って欲しいって、言われてたんだろ?」
「そうなんだけど、全然そういう相談はされなかった」
それどころか迷惑かけて申し訳ないとかそんな事ばかりだった。
しかもそれ以上に不可解なのは、笑顔を褒めた時の涙だ。あれはストーカーの事とは関係がない様な気もする。一体、彼女は何を悩んでいるんだろう。
「結局、俺の事何にも信用してくれてないって感じなんだよな」
「…あんまり、肩入れしない方が良いんじゃないのか?」
「なんで?」
「何でって、お前…」
「彼女は、困ってるんだよ? 今は躊躇しているみたいだけど、確かに俺に助けを求めて来たんだよ。それを分かっているのに、知らんふりする事なんて出来ないよ」
「…お前は」
「何?」
「いや、いい。どうせ言っても聞かないだろう?」
「まあね」
今は信用されていなくても良い。その内俺の事を分かってくれて、悩んでいることを全部話してくれたらいいなと思う。
そのためには俺は、一体どうしたら良いんだろう。
「お帰り…。どうした、デートは楽しくなかったのか?」
「楽しくなかったって言うと、嘘になるけど…」
「なんだ、歯切れが悪いな」
「俺、今一頼られてないみたい」
「…相談に乗って欲しいって、言われてたんだろ?」
「そうなんだけど、全然そういう相談はされなかった」
それどころか迷惑かけて申し訳ないとかそんな事ばかりだった。
しかもそれ以上に不可解なのは、笑顔を褒めた時の涙だ。あれはストーカーの事とは関係がない様な気もする。一体、彼女は何を悩んでいるんだろう。
「結局、俺の事何にも信用してくれてないって感じなんだよな」
「…あんまり、肩入れしない方が良いんじゃないのか?」
「なんで?」
「何でって、お前…」
「彼女は、困ってるんだよ? 今は躊躇しているみたいだけど、確かに俺に助けを求めて来たんだよ。それを分かっているのに、知らんふりする事なんて出来ないよ」
「…お前は」
「何?」
「いや、いい。どうせ言っても聞かないだろう?」
「まあね」
今は信用されていなくても良い。その内俺の事を分かってくれて、悩んでいることを全部話してくれたらいいなと思う。
そのためには俺は、一体どうしたら良いんだろう。
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