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私は、ディア

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時間を戻す。この部屋の中心に描かれた魔法陣。クローク本家の人間しか使えないもの。
私は、その中心に膝をつき祈る。
「戻せ、戻せ、時間を戻せ。戻せ、戻せ、あ頃に…」
部屋に、眩しい光が満ち、私は時間を戻った。
ガチャッ
「終わりました」
今までより少し高い声。
「ふふ、リディア、服が大きいね。」
「当たり前ですわ、お兄様、18才から8才に戻ったのだから!」
「それと、私今日からディア.クロークとします。お父様とお母様が付けて下さった名前を無くしたくありませんわ」
「!!」
お父様、お母様、お兄様が私を抱きしめる」
「時々様子を見に行くよ。マーク、リディアを…いや、ディアを頼む」
「はい、兄上。必ず」
「明日、陛下に報告をする。今日のうちに、ディアを、そちらへ移す」
この後、私に合う服に着替えて、みんなで食事をした。
楽しい時間はあっという間に過ぎて行く。
「ディア、元気で。マーク、ラース、ディアを頼むよ」
「「はい」」
二人で力強く頷いていた。
「お父様、後をお願いします」
最後に一人ずつと抱き合って、クローク本家を後にした。
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