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私くしは
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私くしは、メリル侯爵家のお嬢様の筆頭侍女。ココス伯爵家の三女、アンナ。伯爵家でも、長女次女なら、それなりのお家へ輿入れも出来るか三女ともなれば、そうはいかない!
爵位が低い位は良い。でも、仕事もできない様な、下半身だけの男に嫁ぐ気は無い!
だから私くしは、15才の時に侯爵家のお嬢様のお世話係の募集に応募した。
侯爵様とご夫人様の面談で、自分は伯爵家の三女という事、この先結婚する時は、仕事の出来ない下半身男より、平民でも、仕事の出来る私くしだけを見てくれる人を探したい事を、熱く語ってしまっった!
侯爵様達は、それは、それは楽しそうに笑い、気に入ったと私くしをお嬢様の筆頭侍女になる様、住み込みで雇い入れて下さった。
それからは、お嬢様の見本になれる様にと、マナー、ダンス、教養などあらゆる事を叩き込まれた。
泣きそうになる事もあった。ハッキリ言って辛かった!厳しく躾けられ逃げ出したい時もあったが、それも、これもお嬢様をお支えするため。
そう思い、お嬢様のお世話をしながら、この三年頑張って耐えた。
そして私くしは、18才になっていた。
爵位が低い位は良い。でも、仕事もできない様な、下半身だけの男に嫁ぐ気は無い!
だから私くしは、15才の時に侯爵家のお嬢様のお世話係の募集に応募した。
侯爵様とご夫人様の面談で、自分は伯爵家の三女という事、この先結婚する時は、仕事の出来ない下半身男より、平民でも、仕事の出来る私くしだけを見てくれる人を探したい事を、熱く語ってしまっった!
侯爵様達は、それは、それは楽しそうに笑い、気に入ったと私くしをお嬢様の筆頭侍女になる様、住み込みで雇い入れて下さった。
それからは、お嬢様の見本になれる様にと、マナー、ダンス、教養などあらゆる事を叩き込まれた。
泣きそうになる事もあった。ハッキリ言って辛かった!厳しく躾けられ逃げ出したい時もあったが、それも、これもお嬢様をお支えするため。
そう思い、お嬢様のお世話をしながら、この三年頑張って耐えた。
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