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第2章

ギルドへ魔力検査に行く

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 さて、今日は用心棒代わりのシロガネを連れて、ドリーとギルドにやってきた。
 犬を散歩している街娘にしか見えない…と思っていたのは、私だけだったらしい。なぜなら、ギルドに入った途端、どよめきが起こったのだ。

「おい、あれシルバーウルフじゃねえか?」

「まさか。街中にシルバーウルフがいるわけないだろ」

「いや、あれはどう見ても、シルバーウルフだ」

 ひそひそがやがて、 ザワザワへ。

「シルバーウルフって、すごい魔獣なわけ?」

「今更?でも確かにシロガネちゃんは見た目がかわいいから、恐さを忘れちゃうわね。さすがに、こんなにざわつくとは思ってなかったわ」

「私だって」

『だから、オレはすごいって言ったろ?』

 シロガネはすごく得意げだ。

「おい、シルバーウルフを連れてるってことは、あの女の子が召喚主か?」

「あんな可愛い娘が?」

 可愛いって私?なわけないねー。ドリーのことを言っているんだろう。

「アリサ、早く検査させてもらおうよ」

「そうだね」

 ドリーに促され、受付へ向かう。ギルドの中にはたくさんの人がいたが、私たちの進む方向に道ができる。みんなの視線が気になる。
 受付のお姉さんは耳が長くて、とがっていた。ドリーに聞いたら、エルフ族のお姉さんだった。

「こんにちは。本日のご用件は?」

 入口から入るところもシロガネも見ているだろうに、事務的な口調で挨拶された。

「あの、魔力検査をしたいんですが…」

「わかりました。魔力検査ですね。お二人ともですか?」

「いえ、私だけです」

「その前に、そちらに連れているのは、シルバーウルフのようですが?」

「はあ、そうみたいです」

「召喚契約をされたのですか?」

「はい、召喚契約しました」

「まさか、いえ、やはり?」

 見てわかることではあったが、肯定され驚いているのか、目を見開いたよ。

「わかりました。それでは奥の方へどうぞ」

「え?ここで検査するんじゃないの?」

 ドリーが驚いた。普通は受付で検査できるらしいんだ。

「はい、今回は特殊なようですので、奥の方がいいかと思います」

 そういうと、隣の受付の人に

「後はよろしくね」

と断りを入れ、私たちを奥の方へ案内してくれた。
 受付の奥には、いくつかの部屋があった。そのひとつに、通された。

「ここで少しお待ちください」

 そういうと、お姉さんは出ていった。

「ドリー、特殊なことってなに?」

 受付のお姉さんが言った一言が気になって聞いた。

「さあ?たぶんシロガネちゃんと召喚契約したからじゃない?」

「なんで?」

「だって、召喚契約するって凄いことなのよ?魔力が高くないと契約できないんだから!」

 そうなの?そのわりにシロガネと契約した時、ドリーはそんなに驚いてなかった気がするんだけど…?

「アリサはいろんな料理作ったりしているから、今さらそんなに驚かないというか…。アリサなら、そんなこともあるか…みたいな…?」

 本当に私ってどんな風に思われてるわけ?



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久しぶりに投稿しようとしたら、保存する前に編集を終了するという痛恨のミスをしてしまいました!

百のダメージ(?)をおったため、短いですが保存してあった分だけ公開します。

物事は慎重に行わないといけませんね。
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