魔法使いの悪友

shishamo346

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別離

終わり

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 私は嫌がるルキエルを私の屋敷に連れ込んだ。
「帰る!!」
「まだ、私との話は終わっていない」
 抵抗するルキエルを抱き上げ、私の私室のベッドに放り投げた。
 私の私室は、妖精を狂わせる香が染み付いている。ベッドもそうだ。香はただの人にとっては無味無臭なのだが、妖精憑きにはわかるという。だから、ベッドに倒れたルキエルは、瞬間、身もだえた。ルキエルは、妖精を狂わせる香を使って、父親の蹂躙を受けた。妖精憑きにとって、香は恐怖だが、ルキエルにとっては、香は閨の衝動を呼び起すのだ。
 私は服を緩め、身もだえするルキエルの上に圧し掛かった。ルキエルは反射で舌を出して、口づけを求めた。だが、私はそれをしない。ルキエルが逃げたりしないように、上から体重をかけて、動きを封じただけである。
「通り魔に刺されたのは、わざとだな」
「………」
 図星だから、ルキエルは拗ねたようにそっぽ向く。私は力づくでルキエルの顔を私のほうへと向けさせた。
「妖精を使って、通り魔を呼び寄せたんだな」
「仕方がないだろう。俺が妖精憑きじゃない、と思い込ませないといけなかったから」
「ハガルに疑われていたのか?」
「可能性を潰す必要があった」
 ハガルとそれなりに付き合っているのだ。ルキエルは、野良の妖精憑きであると知られないために、体を張ったのだ。
 妖精憑きであれば、通り魔に刺されることなんてない。まず、妖精が妖精憑きを守るからだ。それをあえて、ルキエルは通り魔に刺されて、妖精憑きかもしれない、という可能性を潰したのだ。
「今日はやらないのか?」
「そういう気分じゃない。刺されるなんて」
 私はルキエルが刺された場所に触れる。もう、そこは傷跡すら残っていない。服をめくって見れば、綺麗な素肌を見ることとなった。
 私はルキエルが刺された場所を撫でてやる。それに、ルキエルは身もだえする。
「そんなふうに、触れると」
「父親に慰めてもらえ」
 怒りしかない。周囲を心配させたというのに、ルキエルは、欲望を満たそうと私を誘うように見上げてくる。それが、さらに私を腹立たせた。
「もう、ルキエルの好きにすればいい」
 私はルキエルの上から離れた。もう、ルキエルのことは、私の手に負えない。今回のことは、それを思い知らされた。
 なのに、ルキエルは離れた私の背中に抱きついた。
「俺のこと、心配してくれたんだ。嬉しい」
「っ!?」
 衝動が動かされた。私はルキエルを正面に抱きしめ、噛みつくように口づけする。結局、私はルキエルを手放せない。
 私の唾液を受けて、ルキエルはさらにと舌を挿入してくる。音をたて、私の唾液を飲み込んだ。
 私は再び、ルキエルを押し倒そうと体重を傾けるが、珍しく、ルキエルはそれを拒絶するように、私の胸を押した。
「今日は帰る。親父、怒ってるだろう」
「怪我をしたんだ。もう少し、我が家で休んでいきなさい」
「もうそろそろ、確認作業しないと」
「………」
 暗く笑うルキエル。
 どれだけ、私がルキエルの父アルロを説得しても、アルロは子どもたちを手放さない。それをさせないように、ルキエルがしているのだ。
 アルロからは聞いている。ルキエルは死んだサツキのふりをして、アルロに復讐を囁いているのだ。アルロは、ルキエルの言いなりだ。
 気づくと、ルキエルはいつもの笑顔で、私を突き放した。
「あんたも、もうそろそろ、手を退け。付き合う必要はない」
「私を………捨てる、のか?」
「あんたが、俺を捨てるんだよ。そういう関係だ。面倒だと思っただろう。だったら、あんたは俺を捨てればいい。それが、貴族と貧民の関係だ」
「ルキエルが私を捨てるまで、私は離れない」
「………帰る」
 ルキエルの中で、何かが切り替わった。閨の衝動もどこかに消えたようで、ルキエルはあの色香すら消し去っていた。
 完全な拒絶だ。こうなると、私はルキエルに強要は出来ない。表向きは、ルキエルは貴族の娼夫だが、実際は、私がルキエルの情夫だ。ルキエルに捨てられないように、私は、ルキエルの機微に従った。
「わかった、送っていこう」
「もう、心配性だな。通り魔はもう、呼び寄せたりしない」
「送りたいんだ。送らせてほしい」
「わかったわかった、好きにしろ」
 笑って囁いてやれば、ルキエルのほうが苦笑して折れてくれた。







 ルキエルを屋敷に送り届けて、すぐ、我が家に戻った。屋敷の前では、養子オクトが待ち構えていた。
「地下牢にいます」
「もう見つかったのか」
「懲りもせず、人を襲っていました」
「よく、これまで、捕まらなったな」
 オクトと一緒に、地下牢に向かった。
 屋敷の地下には、後ろ暗い歴史がある。妖精殺しの貴族であるので、地下には、妖精封じが行われている。だから、普段は野良の妖精憑きの拷問に使われるのだ。
 今回は、まともに、ただの人を地下牢に閉じ込めたが。こういう使い方は、我が家では珍しいことだ。
「よくもまあ、魔法使いに捕縛されなかったな」
 王都は皇帝のお膝元である。王都で通り魔が出たとなれば、帝国もさすがに動くはずだ。魔法使いを使えば、通り魔なんてすぐに捕縛される。
「囮を使って、おびき寄せました。綺麗目な女ばかり狙っていましたから、すぐでした」
「綺麗目な女は、いくらでもいるからな」
 子飼いの妖精憑きがいっぱいだ。通り魔は、相手が妖精憑きだと知らずに寄ってきたところを捕縛されたのだ。
 地下牢に閉じ込められた通り魔は、目が泳いだ、おかしな男だった。辺境からずっと、綺麗目な女を刺し殺してきたにしては、頭の悪そうな男だ。いくら、魔法使いが動かなかったといっても、こんな、見るからに怪しい男、見逃されるはずがない。
「こいつは、貧民か?」
「いえ」
「まさか、平民?」
「驚いたことに、貴族なんです」
「どこのだ?」
 どの貴族の派閥なのか、オクトが口にする。それを聞いて、私は気持ち悪いものを感じた。
「偶然か?」
 この貴族は、昔、ルキエルの母サツキを皇帝のハーレムへと送り出すこととなった貴族の子飼いだ。
 サツキをハーレムへと送り出す時に口出しなり手出しなりした者たちは皆、王都の貧民街の支配者であるアルロが殺した。しかし、証拠と証言がなくて、侯爵だけは見逃された。
 よりによって、見逃された侯爵の派閥に属する貴族だ。
「元々は、辺境を拠点としている貴族です。あの男を少しは貶められるかもしれませんよ。帝国に引き渡しましょう」
「これでは、証言一つとれないだろう」
「魔法使いであれば、どうにかなるのでは」
「賢者や筆頭魔法使いであればな」
 いくら頭が可笑しくなったといっても、力の強い妖精憑きであれば、頭の中をいじるだろう。
「賢者テラスにお願いしよう。ルキエルが刺されたと聞けば、協力してくれるだろう」
 帝国最強の妖精憑きである賢者テラスもまた、ルキエルの母サツキに魅入られた男だ。サツキの子のことをテラスは気にかけていて、私が城に行くと、わざわざ会いに来て、世間話ついでに、質問をしてきた。
 帝国最強の妖精憑きであれば、この通り魔貴族を通じて、あの侯爵の足を引っ張れると期待した。



 しかし、帝国最強の妖精憑きである賢者テラスであっても、壊れた通り魔貴族の頭を覗き見ることが出来なかった。








 ルキエルと見習い魔法使いハガルの仲はすぐ戻るかに見えた。ところが、しばらくして、ハガルの身の上は、とんでもないこととなった。
 王都で、妖精金貨事件が発生した。その妖精金貨を発生させたのは、見習い魔法使いハガルの妖精だという。この事件を収拾するために、見習い魔法使いハガルは、筆頭魔法使いとして表立ったのだ。
 ルキエルは、ハガルと仲直りするどころか、別れの挨拶をすることとなった。
 それはそうだ。筆頭魔法使いは、簡単に城から出る存在ではない。帝国で二番目の権力者だ。平民に扮したルキエルが簡単に会えるような存在ではないのだ。
 ハガルが筆頭魔法使いとして表立ってすぐ、賢者テラスの訃報が帝国に響くこととなった。







「ルキエル、やっと来た!!」
「会えて良かった」
「本当に」
 女遊びの店の前で、ルキエルは、お忍びの皇族三人と会った。
「こんな所にいないで、中に入ればいいのに」
「もう、俺たち、気軽に外に出られなくなったんだ」
「皇族の儀式が終わったんだ」
「皇族未満じゃなくて、皇族なんだよ」
「………」
 ルキエルは首を傾げる。皇族というものを平民とかはよくわかっていない。貧民であるルキエルは、猶更、わからない。
 だから、皇族側から、皇族というものを説明する。
「ハガルが筆頭魔法使いになったから、皇族の儀式が行われたんだ。この儀式を通過しないと、正式な皇族とは認められないんだ。我々は、この儀式を通過したんだ」
「皇族の儀式を通過する前までは、皇族未満だったから、好き勝手出来たんだけどな」
「一人前の皇族になったから、もう、ここに好き勝手には行けないんだ。それと、もう、ルキエルとも、こうやって遊べない。ほら、ルキエルが危ないから」
 皇族三人は、ルキエルが危険になることを危ぶんだ。
 ルキエルが通り魔に刺されたという話を聞いて、皇族三人は、置かれている立場に気づいたのだ。正式な皇族となったので、その肩書を利用しようとする悪い奴らが、ルキエルに手を出すのではないか、と考えたのだ。
「金の心配はするな。ルキエルがいつ来てもいいように、ママには頼んであるからな」
「落ち着いたら、また、ここに遊びに来るから」
「だから、その」
「わかってる。これまで、遊んでくれてありがとう。楽しかった。俺も、もうそろそろ、きちんとしないとな。ハガルが、筆頭魔法使いなんて、すごい奴になったんだ。俺も、ハガルに負けないくらいのことをするよ」
 ルキエルは悪戯っ子のように笑って、その別れを受け入れた。
 皇族三人は、それぞれ、ルキエルを抱きしめ、その場を去っていった。ルキエルは、立ち去っていく皇族三人を笑顔で見送った。
 そして、皇族三人が見えなくなると、ルキエルは笑顔を消した。
「ルキエル」
「いたんだ」
 私は、物陰に隠れて、皇族三人とルキエルのやり取りを見ていた。ルキエルが通り魔に刺されてから、心配になって、隠れて見守るようにしていた。
 泣いているかと思って、ついつい、私は出てしまった。だが、ルキエルは私を見ると、笑顔で抱きついてきた。
「もう、ここに来る理由はなくなった」
「………」
 ルキエルがこうやって、貧民街を離れて行動しているのは、見習い魔法使いハガルから情報を聞き出すためだ。
 しかし、見習い魔法使いハガルは筆頭魔法使いとなっため、ルキエルは別れることとなった。
 急にルキエルが消えると不自然だから、と女遊びの店に行って、お忍びの皇族三人に会いに行けば、正式な皇族となったから、と別れることとなった。
 こうして、ルキエルはまた、ルキエルの父アルロに囲われる生活に戻ることとなった。
 私は、力いっぱい、ルキエルを抱きしめた。
「我が家に来なさい。いつだっていい。ずっと、いたっていいんだ」
 ルキエルが望めば、私は何だって叶えてやる。口に出したいが、それをぐっと我慢して、建前を口にした。
「もう、いいから、あんたも好きにしろよ。俺に付き合わなくていい」
「復讐、するんだろう」
「親父が、皇帝をぶっ殺すんだ」
「………」
 誰も望んでいない復讐だ。アルロでさえ、筋違いの復讐だと気づいている。皇帝は何一つ、悪くない。皇帝は皇帝として、ハーレムにいた女どもを殺すしかなかったのだ。生かして出すわけにはいかないほど、ハーレムの女どもは、皇帝の弱味となった。ハーレムの女どもは、皇帝の弱味を知らなくても、存在自体が皇帝の弱味を作ることとなる。
 生きて戻れない皇帝のハーレムに、騙されたとはいえ、サツキを送り出したのはアルロだ。サツキが皇帝の手によって殺されたと聞いた時、私は皇帝に復讐しようなんて考えなかった。ハーレムに送り出すように騙した貴族どもに憎悪を抱いた。それは、アルロもだ。
 私はご機嫌取りをするために、ルキエルを片腕で抱き上げた。
「こんな所でするなよ!!」
「ここに来る奴らは、表を堂々と歩けない奴らばかりだ」
「………そうだな」
 女遊びの店があるような場所だ。表通りを堂々を歩くような輩がいるわけがない。それに、我が家の者たちが人払いをしているので、この場は、私とルキエルだけだ。
「久しぶりに、我が家に泊まってくれ」
「もう、暇だから、いくらだって、あんたの相手をしてやるよ」
 ルキエルは笑顔で、私に触れるような口づけをした。







 体のあちこちに残る衝動に、俺は気持ち悪さを感じた。濡れた布で拭いても、あの親父の感触が残っていて、鳥肌がたった。
「う、はぁああ」
 俺が体を綺麗にしている横で、見知らぬ男が自らの手を使って、一物をしごいていた。
「はぁ、いい」
「気持ち悪っ」
 男から距離をとった。男の自慰する姿は、吐き気さえするほど気持ち悪い。だが、何もしないで帰すわけにはいかないのだ。
 男から少し離れた所には、姉リンネットが倒れていた。俺が魔法で、リンネットの意識を刈り取ったのだ。
 母サツキの身代わりに親父に抱かれた後は、決まって、俺の体を兄ライホーン、姉リンネット、弟ロイドが後始末することとなっていた。順番だな。ライホーンとロイドは自らの手で行うのだが、リンネットだけはそれが出来なくて、代わりの誰かにやらせていたのだ。
 最初は、平民の友人ダクトがリンネットの手伝いをしていた。だが、リンネットは罪悪感から、ダクトに頼むのをやめた。
 そして、リンネットは何を思ったのか、付き合っている彼氏に、俺の体の後始末をさせたのだ。
 だが、さすがに俺は、見ず知らずの男どもの手がつくのはイヤだった。だから、仕方なく、魔法でリンネットの意識を刈り取って、リンネットが連れて来た男には、偽の記憶を植えこんだのだ。
 俺の体を好き勝手にしている、とこの男は思い込んでいる。しかし、実際は、自慰しているだけだ。自慰は自分が一番いいと感じる所を刺激するんだから、気持ちいいに決まっている。
「たく、余計なことするな!!」
 俺は部屋の隅に向かって叫んでやる。一応、外には音が漏れないようにしているから、俺の家族には聞こえない。
 俺が叫べば、そこに、俺の妖精が顕現する。
『全ては、凶星のためだ』
『小さな悪行は、凶星の力となる』
「なーにが力だ。お前たちのいう通りにして、失敗ばかりだ」
 俺は妖精どもに吐き捨ててやる。こいつらのいう通りに動いてやれば、全て、失敗だ。
「俺が百年の寿命使って、皇帝の過去に介入したというのに、失敗したじゃないか」
『お前が、あの妖精殺しに寿命を捧げるから、足りなかったんだ!!』
「だから、百年の寿命を使ってやっただろう!!」
 俺がマクルスの寿命を伸ばすために百年の寿命を捧げたら、こいつらが文句を言った。仕方なく、同じ百年を使って、皇族を妖精の呪いで破滅させてやろうとしたのだ。
 考えたのは、凶星の妖精だけど。
 俺がまだ、ガキの頃の話だ。結局、同じガキだったハガルが二百年もの寿命を捧げて、一皇族だったラインハルトにかけられた妖精の呪いを曲げたのだ。
『同じ二百年をかければ』
「百年でいいって言ったのは、お前らだろう。使った妖精憑きは、凶星の僕の一人だってのに、あんなに弱いなんて」
『仕方がない。あれらは、凶星の僕だとは知らないんだ』
「お陰で、俺が凶星の申し子だって、帝国は気づかないけどな」
 俺が生まれる前から、帝国はいくつかの試練を受けている。凶星の僕は、凶星の申し子の誕生の前兆だ。この事は、千年に一人誕生する化け物でさえ知らないことだ。
 凶星の申し子の存在は知られている。帝国中、昔話として語り継がれているのだ。俺が凶星の申し子だと知られれば、すぐに、処刑されるだろう。だが、凶星の申し子は、儀式を行っても見分けられない。
 まず、凶星の申し子が持つ妖精は、種類が違うから、妖精憑きでは見えない。
 お陰で、俺が凶星の申し子だと、ハガルにはバレていない。ハガルの妖精が俺の側にくっついているが、凶星の妖精の前では、あの最高位妖精といえども勝てない。まず、魔法の種類も違うから、防ぎようがない。
 だけど、この凶星の妖精どもは、あまり頭が良くない。
 ガキの頃から言いなりになっていたが、失敗続きだ。そのくせ、凶星の妖精は、俺のためだから、と俺の望みを全て壊してくれる。
 母サツキが死んだのも、凶星の妖精のせいだ。
 妖精殺しの貴族マクルスから、俺の思い出を消したのも、凶星の妖精だ。
 だから、もう、言いなりにならない。見ず知らずの男に、俺の体を触れさせない。俺に触れていいのは、俺の家族と友人、マクルスだけだ。
 そして、凶星の妖精を利用して、うまく、力を取り戻してやる。俺は、悪行をしないと、力が取り戻せない。
「この男も、いい感じに頭が溶けただろう」
 俺が軽く口づけしてやると、見知らぬ男は狂ったような笑みを浮かべる。
「俺は王都にいる。お前は、辺境から、会いに来るんだぞ」
「ああ、また、お前を抱いてやる」
「待ってる」
 俺は転移の魔道具を使って、目の前の男を辺境へと送った。
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