魔法使いの悪友

shishamo346

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別離

喧嘩

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 珍しく、ルキエルから言伝による頼み事をされた。言伝を持ってきたのは、ルキエルの平民の幼馴染みのような男ダクトだ。
「俺が行ってもいいと言ったんだけど、伯爵様にどうしても、とルキエルがいうので」
 居心地悪そうに、絨毯を見下ろしたままいうダクト。普段は、ダクトの父親が営んでいる店先か、屋敷の外で話すくらいだが、今回は、ルキエルの言伝ということで、わざわざ、私の執務室にダクトを招待した。
「着替えを持って行けばいいんだな。ついでに、父親の説得だな」
「そんな話は、ルキエル、言ってませんが………」
「私をわざわざ指名したんだ。どうせ、黙って外泊しようとしているのだろう」
 でなければ、数日分の着替えを私に頼むはずがない。
 ルキエルは、隠された、王都の貧民街の支配者の息子だ。今では、ルキエルの存在を知る者は、支配者の手勢ぐらいだ。ルキエルのことを知るただの貧民は生きていない。皆、父親の手によって殺された。
 大事に大事に囲われているルキエルを父親が簡単に外に出すはずがない。一応、平民に扮して、隠し持っている妖精憑きの力を使って、としていても、外泊なんて許さない。
 ルキエルの勝手な行動だ。それを平民の友人ダクトが止められるはずがない。かといって、ルキエルの父親の説得なんて不可能だ。外泊と聞いた途端、店に乗り込むだろう。
「もっと前に相談してくれれば、穏便に済んだというのにな。わかった、後で荷物を持って行こう」
「あ、ありがとう、ござい、ます」
 退室すればいいのに、ダクトはガタガタと震えて、立ったまま、動けない。私が呼び鈴を鳴らせば、使用人二人がやってきて、ダクトを引きずるように退出させた。
「馬車の準備は出来ています」
 ダクトがルキエルの言伝を持ってきた、ということで、先に側近たちが動いていた。
「ルキエルは、まだまだ、手がかかるな。仕事は、帰ってからする」
「寝室の用意はどうしますか?」
「一応、しておいてくれ」
 もしかすると、ルキエルが屋敷に来るかもしれない。屋敷中の使用人たちが、来るかどうかわからないルキエルを迎える準備のために動き出した。
 馬車で貧民街の近くにある屋敷に行けば、何か感じ取ったのか、王都の貧民街の支配者アルロが待ち構えていた。
「どうかしたのか?」
「ルキエルが帰ってくるのを待っている」
 心配性すぎるな。それを隠そうともしないアルロに、私は苦笑した。
「ガキじゃないんだから、心配しすぎだ。ライホーンはどうしてる?」
「仕事で泊りがけだ」
 私が知らない仕事だな。私を通してする仕事は、貴族からの仕事の依頼と決まっている。ということは、平民からの依頼か。
「リンネットは?」
「………男のところだ」
 苦渋の表情を見せるアルロ。年頃の娘であるリンネットは、その美貌で、男を虜にしては、振り回している。アルロ、色々と心配をしているが、それを口に出来ないのだ。
「ロイドは?」
「貧民どもと遊んでる」
「また、ルキエルの真似か」
 ルキエルの二つ下の弟ロイドは、ルキエルの真似ばかりする。ルキエルが貧民の子どもを拾って育てれば、ロイドも手あたり次第に貧民の子どもを集めて育てている。ルキエルはたった一人だが、それがまた、優秀なんだ。ロイドは、もっと優秀な貧民を育てようと、数を揃えているのだ。
「レーリエットは?」
「ルキエルの部屋だ」
「もう、年頃なんだから、ルキエル離れをさせろ」
 ルキエルの末の妹レーリエットは、ルキエルの溺愛を受けている。その見た目は清楚華憐な上、赤ん坊の頃からルキエルが手をかけて育てたので、レーリエットはルキエルに家族以上の想いを持っている。だから、妹という立場を利用して、ルキエルと一緒に寝ている。今日も、そのつもりで、待っているのだろう。
「ルキエルがしばらく、外泊すると言っていた」
「なんだと!?」
 そして、ルキエルの伝言を私が伝えると、激昂したアルロに胸倉をつかまれた。
 王都の貧民街の支配者を名乗るだけあって、アルロの腕っぷしは強い。表向きは、貧民だが、過去には、騎士という身分の上、生きる伝説である軍神コクーンのたった一人の愛弟子である。子を四人も持つほど年老いたといえども、その腕っぷしは衰えることはない。
 かといって、私だって、騎士団に所属出来るほどの腕前を持っている。今も、きちんと鍛えているのだ。私は簡単にアルロに負けない。アルロの腕をつかんで、私の胸倉から離した。
「もう、いい歳なんだから、外泊くらい許してやれ」
「お前の所か?」
「違う」
「許さん!! どこにいるか教えろ!!!」
「ほら、あの、ルキエルの平民の友人のところだ。よく、遊びに行ってるだろう」
「外泊までは許していない」
 遊びに行くのは良くて、外泊はダメだというアルロ。我が家の外泊は、アルロも許可を出すんだが、何が違うのやら。そこのことを言ってやる
「別に、いいだろう。我が家での外泊は許可してるだろう」
「お前の所は、妖精除けをされているからだ。城下町は、皇帝の息がかかっている」
 アルロの心配は、妖精憑きであるルキエルを帝国に奪われることだ。
 アルロの五人の子の中で、妖精憑きなのはルキエルのみだ。
 妖精憑きは生まれた時から帝国のものと決まっている。そのために、帝国では、祝い金で生まれたばかりの赤ん坊を釣って、儀式で、妖精憑きを見つけるのだ。だが、この儀式は任意だから、受けない者もいる。また、学のない貧民は儀式の存在を知らない。だから、儀式を受けていない、帝国が知らない野良の妖精憑きはそれなりにいる。
 ルキエルは生まれも育ちも貧民だ。儀式を受けていないから、野良の妖精憑きである。だが、帝国では、野良の妖精憑きの存在を認めていない。万が一、帝国がルキエルを妖精憑きと認識すれば、即、連れて行かれるだろう。
 アルロは、ルキエルを奪われることを恐れている。
「何を今更。誰よりも、皇族や魔法使いの側で遊んでるんだぞ。今更だ」
 私は、アルロの恐れを鼻で笑い飛ばす。
 ルキエルは、平民に扮して、見習い魔法使いハガルに近づいた。ハガルから、帝国の有力な情報を得ようとしたのだ。それが、ハガルと仲良くなり、そのついでに、遊び人の皇族とも仲良くなったのだ。
 今更、ルキエルが妖精憑き云々で心配してどうする。もう、ルキエルは、泥沼だ。
 私に言われて、アルロはそっぽ向いて、不貞腐れた。いい歳の親父がそんなことしても、気持ち悪いだけだ。だから、私は容赦なく、アルロの足を蹴った。
「蹴るな!!」
「その執着を他の子どもたちにも持て。ルキエルの重荷だ」
「お前だって、ルキエルにばかり」
「私は親じゃないんだからいいんだ。お前は親なんだ。もっと、他の子どもたちに目を向けろ。ルキエルのことは、私が見てやる」
「わかったわかった!!」
 結局、言い負かされたアルロは引き下がった。悪い奴じゃないんだが、親としては、残念なんだよな。
 アルロの説得が終わると、屋敷から、それなりの荷物を持ったルキエルの妹レーリエットが出てきた。
「お兄ちゃんに渡して」
「一緒に行くか?」
「行かない!!」
 レーリエットは、私の足を蹴って、屋敷に戻って行った。
「レーリエット!!」
「叱るな叱るな」
 アルロがレーリエットを叱ろうと屋敷に戻ろうとするから、私は止めた。
「しかし、お前のことを蹴って」
「私だって、アルロのことを蹴ってる」
「それとこれとは違うだろう。お前が俺を蹴るのは、俺に悪いところがあるからだ」
「レーリエットが私を蹴るのは、大好きな兄に私が頼られて、悔しいからだ。かといって、レーリエットがこの屋敷から出て行けば、ルキエルに叱られるからな」
 レーリエットも、ある意味、気の毒だ。ルキエルのために、この屋敷で待っているしかないのだ。ルキエルがそれを望んでいるから、レーリエットは大人しく従っている。
「アルロ、もうそろそろ、私の提案を受け入れろ」
「………」
 ここぞとばかりに言ってやると、アルロは黙り込んだ。
 提案とは、アルロの子どもたちを私が一時的に預かることだ。アルロは妻サツキを皇帝ラインハルトに殺されたことで、復讐心を燃やしていた。いつかは皇帝ラインハルトを殺してやる、とアルロも企んでいた。
 しかし、復讐心というものは続かない。それは、アルロの子どもたちもだ。
 だが、ルキエルだけは、復讐心をなくさなかった。いつの日か、貧民街を巻き込んで、帝国をめちゃくちゃにしよう、と考えていたのだ。
 それも、ルキエルが平民に扮して、穏やかな日常を体験して、少しずつ、意識を外へと向けていった。
 もうそろそろ、と私は考えていた。ルキエルさえどうにかすれば、全て、丸く収まるのだ。だから、私はアルロから子どもたち、せめて、ルキエルだけでも預かろう、と提案した。
 だが、アルロはどうしても、私の提案を受け入れられなかった。







 人通りが多い場所に店があるので、私は途中、馬車から下りて、歩いて移動した。私相手に、良からぬことをする者はいないが、側近を一人連れて、街を歩いた。
 王都の街は眠らないと言われている。朝も昼も夜も賑やかだ。客層も時間帯によって違う。丁度昼間であるため、貴族の馬車がゆっくると走っていた。歩いているのは、下級貴族か平民くらいだ。
「馬車を使えばいいではないですか」
「ルキエルが嫌がる」
 私は馬車で移動するくらいの爵位だが、店の前で馬車を停めれば、ルキエルが見るからにイヤがるのはわかっていた。だから、ルキエルの行動範囲周辺では、歩くようにしていた。
「持ちますよ」
「私が持つ」
 ルキエルの荷物だから、あえて、私が持った。側近は、居心地悪そうに私の傍らを付いて行った。
 しばらく歩けば、ルキエルの平民の友人ダクトの父親が営んでいる店先に到着する。
「喧嘩か?」
 店先で、人垣が出来ていた。
「やめろ、ハガル!!」
「ルキエル!!」
 ルキエルの名に、私は荷物を落として、その人垣を押しのけた。
 中心で、見習い魔法使いハガルが地面に倒れるルキエルに馬乗りとなって、拳を振り上げていた。
 瞬間、私の頭に血が上った。周囲の声が聞こえなくなった。それほどの怒りに、周囲が見えなくなった。
 私はハガルの首根っこを掴むなり、足元に投げ捨てた。ハガルはすぐ起き上がろうとするが、私はすかさずハガルの腹を踏みつけた。
「やめろ!!」
 ルキエルが、私の足に縋りついた。視界に、殴られただろう青あざを作ったルキエルの顔が入って、私は慌てた。
「ルキエル、どうして、こんな怪我を」
「いいから、この足をどけろ!!」
「よくも、ルキエルに怪我を」
「大したことないから!!」
「大したことだ!!」
 足元から、とんでもない威圧を感じるが、私は怒りで、それを吹き飛ばした。怒りで顔を歪めるハガルの胸倉をつかみあげた。
「やめてくれ!!」
 怪我をしたルキエルは、私の腕にしがみついて、また、止めようとする。
「離せ!!」
「だったら、ハガルを離してくれ」
「ルキエルを傷つけたんだぞ!!!」
「お願いだ」
 ガチガチと歯を鳴らして、恐怖に震えながらも、ルキエルは私の腕に縋った。顔も真っ青だ。
 こんな怯えた姿を見せられては、私は冷静になる。だけど、私はハガルを乱暴に離した。ハガルは、尻もちをついて、それでも、私を睨むように見上げた。
「お兄ちゃん!!」
 そこに、見覚えのない女の子が、間に入ってきた。
「か、カナン」
「ルキエルさんは、何も悪くないのに」
「だって、ルキエルの紹介で、ここで働いていると聞いたから、騙されてるんじゃないかと」
「ルキエルさんはお父さんじゃないの!! それに、お願いしたのは、私。私が何度も頼んで、ルキエルさんが仕方なく、紹介してくれたの!!!」
「働きに出るなんて、何かあったら」
「お兄ちゃんが心配するから、お兄ちゃんの友達に紹介してもらったの!!! それなのに、ルキエルさんを殴るなんて」
「だからって、俺に黙ってすることないだろう」
「言ったら、反対するじゃない!!」
「………一度は、売られたんだ。また、同じことが起こったら」
 ハガルは狂った目となる。妖精憑きがああいう目になると、もう、話なんて聞いちゃいない。子飼いの妖精憑きを洗脳する時、こういう目をよく見た。
 それは、妖精憑きの身内であるハガルの妹カナンも見慣れているのだろう。カナンは怯まず、ハガルの前で腕組みをして、立ちはだかった。
「もう、お兄ちゃんとはしばらく会いたくない!!」
「そ、そんなぁ!!」
「帰ってくれないなら、お兄ちゃんのこと、嫌いになるから!!」
「き、嫌いって、ど、どうしよう」
 妹に嫌いになる、なんて言われて、ハガルの怒りはどこかへ吹き飛んだ。
「俺もあれを言われたら、立ち直れないな」
 ハガルに殴られたルキエルは、他人事ではないように、ハガルとカナンのやり取りを見ていた。ルキエルも、家族に対して、狂った愛情を持っている。末の妹レーリエットに嫌いなんて言われたら、ルキエルもハガルみたいになるな。
「もう、帰って!!」
「ま、まだ話は終わってないし」
「帰って!!」
 カナンに押されて、ハガルは抵抗出来ない。
「ハガル、向こうに行こう」
「嫌われるよ」
「そうそう」
「ううう」
 お迎えに来たのか、お忍びの皇族三人が、ハガルを回収していった。ハガルは半泣きになって、抵抗せず、その場から離れていった。
 大変な騒ぎとなって、改めて、ハガルの妹カナンは真っ青になった。
「ルキエルさん、ごめんなさい!!」
 そして、改めて、ルキエルに謝った。ルキエルは、あちこち殴られて、青あざを作ったりしているが、笑った。
「気にしなくていいから。こうなるとわかってた」
「私が無理矢理、お願いしたから、こんなことに………」
「妖精憑きでも、頭に血が上ると、ああなるんだな。これで、ハガルも少しは冷静になっただろうから、気にしなくていいよ」
「ご、ごめんなさい」
「もういいから。店に入ろう。あんたも」
 ルキエルは服の汚れを軽く払って、店に入っていく。
 ちょっとした喧嘩は、王都ではよくあることだ。すぐに、野次馬はいなくなって、いつもの光景となった。
 店に入ってすぐのところで、ルキエルは振り返って、私を見た。ハガルの妹カナンはさっさと奥へと入っていく。
「マクルス様、落としましたよ」
 側近が、私が落としたルキエルの荷物を持って、横に立った。ルキエルに頼まれた荷物を届けに来たのだと思い出した。
「伯爵様、お騒がせしました」
 店に入ってすぐ、ダクトの父である店主が頭を下げた。
「それよりも、ルキエルの傷の手当をしてやってくれ」
「あんたがやってくれないのか」
 いつの間にか、ルキエルは私の側にきて、私の腕をとった。もう、いつものルキエルだ。
「わかったわかった」
 私はルキエルに引っ張られるままに、店の奥へと入っていった。
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