36 / 37
次の始まりの章
しおりを挟む
数年後
「いやあ、いい風が吹いているな!大漁だ!」
「そりゃそうだろ!明日は戴冠式なんだ!」
「魚も新しい国王様が見たいんだろうな」
「いい肉だろ?戴冠式のお祝いにどうだい?」
「明日はお餅買っていこうかしら戴冠式だもの」
「明日はサービスでお餅一個追加だよ。なんたって」
『戴冠式だ!』
広い公園に1人の青年がやってきた。
白いシャツにゆったりとしたズボン。ラフな格好だが、緩くウェーブした金髪を後ろに纏め、エメラルドのような緑色の瞳。
端正な顔立ちや立ち振る舞いからは気品が漂う。
青年はベンチに腰掛けて、本を開いた。
青年は物語を読みはじめる。
まるで語りべとして・・・
「むかしむかし、とある国の王子さまは山火事で全てを失ってしまいました。
王子さまは悪魔に魅了されて
人を憎み、恨み、嫌うようになりました。
その王子さまは戦う事がとても上手でした。
学校で更に強い力を手にした王子さまは
みんなに怖がられて、もう【魔王】と呼ばれていました。
魔王は人間を滅ぼそうと海を荒らし、川を干上がらせ、竜巻を起こし、地震を起こすなど、いろいろな災害を起こしました。
困った神さまは、光と闇。太陽と月の力を2人の子どもたちに与えて未来を託しました」
いつのまにか2人の子どもが興味もったのか近づいてきていた。
その本は黒く、裏表紙は王冠を被ったネコ。表紙には太陽と月が描かれている。
「それから?」
「それからどうなるの?」
男の子と女の子が尋ねた。
「ふふっ。自分で書いてごらん。これからは君たちの物語だ」
青年はにっこりと笑い、本を閉じて渡してきました。
興味を持って少年が裏から開こうとすると、
「ソレイユ遅い!早く!」
「あっ!何すんだよ!」
「いいから、早く読もう!ってば!」
「あっ!」
少女が表に手を伸ばし、2人で取り合うと本が落ちてしまった。表から開き、風がページをめくる。しかし、表紙側の数ページしか文字は書かれていなかった。
「なによ~ほとんど何も書いてないじゃないの!ガッカリー」
「ったくレーヌはワガママなんだから!ごめんこの本貰っていいのか?あれ?あの人どこいったんだろう?」
さっきの青年がいなくなっていた。
「渡されてたし、くれるって事でしょう?貰っておけば?」
「・・・うん。そうだね!」
ソレイユがにっこり頷き、カバンにしまったところで、女性と男性が走ってきた。
女性は怒っている。
「ソレイユ!レーヌ!勝手に行くなって言っただろ!?」
「ごめんフォルス姉ちゃん」
「オルドルさん、ここが大陸で一番栄えてる国ですか?」
レーヌが男性に尋ねる。
「違う違う。ここは港の国だよ」
「すげぇ賑わいだな!なんか祭りでもあるのか?」
「明日は戴冠式だから当然さ」
「・・・たいかん、しき?」
ソレイユはわからないようだ。オルドルは簡単に説明する。
「王様が新しくなるんだよ」
「へーっどんな人だろうな?」
ソレイユは想像してみた。フォルスはにこやかに、オルドルは少し苦笑している。
「あったかくて頼りになる人だよ」
「見透かされるけど良いヤツだよ」
「2人とも知ってるの?」
ソレイユは少し驚く。
「学生時代の後輩なんだよ」
「俺にとっては先輩だな」
「へーっ学校の」
レーヌも楽しそうだ。
「勉強難しくて卒業出来ないと思ったよ」
「フォルス姉ちゃんならそうだ
ソレイユ?アンタは戴冠式見ないまま、ここで旅を終わりたいのかい!?」
「いだだっみ、見たいでふ」
失言したソレイユはフォルスにシメられる。怪力のフォルスには敵わない。
「うふふっ、楽しみね」
レーヌはにっこり笑った。
翌日、戴冠式が始まる。
開放されたお城でドキドキしながら待っていると
「マオ様のおなりー!!!!」
と門番の声が響いた。ソレイユは驚いた。
「魔王様!?!?・・・大丈夫なのか?」
ギロッ!!
「ヒッ!」
思わず大声を出してしまったソレイユは奥にいる数万人に睨まれた。
騎士団の人だけじゃなくて街の人にも睨まれたぞ?おっかね~!
ソレイユはオルドルに引っ張られる。
オルドルは小声で注意する。
「ここの新しい王様は愛されているからな。反逆でもしようものならこの港の国全員が敵になるぞ!」
「お、オルドル兄ちゃんも?」
「俺は副騎士団長だからな。当然だろ」
「もし、オルドルが引っ張らなかったら、町の人から袋叩きだね。勿論アタシも助けないよ」
「ヒェッ!」
フォルスの笑顔がからかった時の比じゃない。ソレイユは助けを求めるようにそっとレーヌを見るが
「いや、ソレイユが悪いでしょ?」
「・・・ごめんなさい」
一括されてしまった。
「子供か?不敬罪でツマミ出そうぜ!!」
「ならオレ案内するっスよ?アッチっす!」
「今の発言なら完璧に処理出来ますね」
騎士団長がはしゃぎ、目立ちたがりの隠密が乗り気になり、眼鏡の宰相が微笑む。
「ペイスト、ラル行かなくていい。フィックも落ち着け」
「よろしいんですか?マオさん」
「子供がからかえる王なんて平和そのものじゃないか。シェールも杖をしまえ」
メイド長は不満そうに杖をしまった。
「マオマオ!早く来てくれって!」
「わかった。リシン、大人しくしてろよ?」
「おう!」
コウモリのような小さい鳥は、彼の肩に乗って姿を消した。
王子さまはゆっくりと歩いてきた。
コツコツと歩く靴音だけが柔らかく聞こえる。
開放している城は街に着いた時の賑やかさを忘れたように静寂に包まれた。図書館とか、教会とか、精霊のいる湖みたいに、息をする事さえ無粋に思えてしまう。
王様の前で立ち止まると、顔を伏せて膝をつき、両手で器を作った。
前の王様がその両手に向かって手を伸ばし、指先を下にした。王様が柔らかく微笑むと、嵌めていた指輪は新しい王様の両手に落ちてきた。
新しい王様は落ちてきた指輪を嵌めた。
冠を被り、立ち上がってこちらに振り向く。
お辞儀をした瞬間凄い歓声が湧いた。
皆がこの光景を待っていたという事、王様が皆に愛されている事がわかった。まるで英雄が誕生したみたいだ。
新しい王様はキラキラと輝いていて、オレは、とても感動し、綺麗なものに憧れるように動けなくなってしまった。
「・・・ユ!・・・イユ!ソレイユ!」
「え、あ、何?どうしたんだレーヌ?」
「どうしたんだじゃないわよ!とっくに式は終わったのにボーっとして!」
「アタシは立ったまま寝てるのかと思ったよ」
「・・・」
フォルスがからかっても反応無しだ。オルドルが聞く。
「疲れたか?」
「違うよ!うん・・・何でもない」
ソレイユがふるふると首を横に振り、なんだか気持ちが一新した気がした。
レーヌも少し安心したようだ。
「ならいいわ」
「ごめん、行こうか!」
ソレイユは力強く歩き、旅を再開した。
next story START▶︎
「いやあ、いい風が吹いているな!大漁だ!」
「そりゃそうだろ!明日は戴冠式なんだ!」
「魚も新しい国王様が見たいんだろうな」
「いい肉だろ?戴冠式のお祝いにどうだい?」
「明日はお餅買っていこうかしら戴冠式だもの」
「明日はサービスでお餅一個追加だよ。なんたって」
『戴冠式だ!』
広い公園に1人の青年がやってきた。
白いシャツにゆったりとしたズボン。ラフな格好だが、緩くウェーブした金髪を後ろに纏め、エメラルドのような緑色の瞳。
端正な顔立ちや立ち振る舞いからは気品が漂う。
青年はベンチに腰掛けて、本を開いた。
青年は物語を読みはじめる。
まるで語りべとして・・・
「むかしむかし、とある国の王子さまは山火事で全てを失ってしまいました。
王子さまは悪魔に魅了されて
人を憎み、恨み、嫌うようになりました。
その王子さまは戦う事がとても上手でした。
学校で更に強い力を手にした王子さまは
みんなに怖がられて、もう【魔王】と呼ばれていました。
魔王は人間を滅ぼそうと海を荒らし、川を干上がらせ、竜巻を起こし、地震を起こすなど、いろいろな災害を起こしました。
困った神さまは、光と闇。太陽と月の力を2人の子どもたちに与えて未来を託しました」
いつのまにか2人の子どもが興味もったのか近づいてきていた。
その本は黒く、裏表紙は王冠を被ったネコ。表紙には太陽と月が描かれている。
「それから?」
「それからどうなるの?」
男の子と女の子が尋ねた。
「ふふっ。自分で書いてごらん。これからは君たちの物語だ」
青年はにっこりと笑い、本を閉じて渡してきました。
興味を持って少年が裏から開こうとすると、
「ソレイユ遅い!早く!」
「あっ!何すんだよ!」
「いいから、早く読もう!ってば!」
「あっ!」
少女が表に手を伸ばし、2人で取り合うと本が落ちてしまった。表から開き、風がページをめくる。しかし、表紙側の数ページしか文字は書かれていなかった。
「なによ~ほとんど何も書いてないじゃないの!ガッカリー」
「ったくレーヌはワガママなんだから!ごめんこの本貰っていいのか?あれ?あの人どこいったんだろう?」
さっきの青年がいなくなっていた。
「渡されてたし、くれるって事でしょう?貰っておけば?」
「・・・うん。そうだね!」
ソレイユがにっこり頷き、カバンにしまったところで、女性と男性が走ってきた。
女性は怒っている。
「ソレイユ!レーヌ!勝手に行くなって言っただろ!?」
「ごめんフォルス姉ちゃん」
「オルドルさん、ここが大陸で一番栄えてる国ですか?」
レーヌが男性に尋ねる。
「違う違う。ここは港の国だよ」
「すげぇ賑わいだな!なんか祭りでもあるのか?」
「明日は戴冠式だから当然さ」
「・・・たいかん、しき?」
ソレイユはわからないようだ。オルドルは簡単に説明する。
「王様が新しくなるんだよ」
「へーっどんな人だろうな?」
ソレイユは想像してみた。フォルスはにこやかに、オルドルは少し苦笑している。
「あったかくて頼りになる人だよ」
「見透かされるけど良いヤツだよ」
「2人とも知ってるの?」
ソレイユは少し驚く。
「学生時代の後輩なんだよ」
「俺にとっては先輩だな」
「へーっ学校の」
レーヌも楽しそうだ。
「勉強難しくて卒業出来ないと思ったよ」
「フォルス姉ちゃんならそうだ
ソレイユ?アンタは戴冠式見ないまま、ここで旅を終わりたいのかい!?」
「いだだっみ、見たいでふ」
失言したソレイユはフォルスにシメられる。怪力のフォルスには敵わない。
「うふふっ、楽しみね」
レーヌはにっこり笑った。
翌日、戴冠式が始まる。
開放されたお城でドキドキしながら待っていると
「マオ様のおなりー!!!!」
と門番の声が響いた。ソレイユは驚いた。
「魔王様!?!?・・・大丈夫なのか?」
ギロッ!!
「ヒッ!」
思わず大声を出してしまったソレイユは奥にいる数万人に睨まれた。
騎士団の人だけじゃなくて街の人にも睨まれたぞ?おっかね~!
ソレイユはオルドルに引っ張られる。
オルドルは小声で注意する。
「ここの新しい王様は愛されているからな。反逆でもしようものならこの港の国全員が敵になるぞ!」
「お、オルドル兄ちゃんも?」
「俺は副騎士団長だからな。当然だろ」
「もし、オルドルが引っ張らなかったら、町の人から袋叩きだね。勿論アタシも助けないよ」
「ヒェッ!」
フォルスの笑顔がからかった時の比じゃない。ソレイユは助けを求めるようにそっとレーヌを見るが
「いや、ソレイユが悪いでしょ?」
「・・・ごめんなさい」
一括されてしまった。
「子供か?不敬罪でツマミ出そうぜ!!」
「ならオレ案内するっスよ?アッチっす!」
「今の発言なら完璧に処理出来ますね」
騎士団長がはしゃぎ、目立ちたがりの隠密が乗り気になり、眼鏡の宰相が微笑む。
「ペイスト、ラル行かなくていい。フィックも落ち着け」
「よろしいんですか?マオさん」
「子供がからかえる王なんて平和そのものじゃないか。シェールも杖をしまえ」
メイド長は不満そうに杖をしまった。
「マオマオ!早く来てくれって!」
「わかった。リシン、大人しくしてろよ?」
「おう!」
コウモリのような小さい鳥は、彼の肩に乗って姿を消した。
王子さまはゆっくりと歩いてきた。
コツコツと歩く靴音だけが柔らかく聞こえる。
開放している城は街に着いた時の賑やかさを忘れたように静寂に包まれた。図書館とか、教会とか、精霊のいる湖みたいに、息をする事さえ無粋に思えてしまう。
王様の前で立ち止まると、顔を伏せて膝をつき、両手で器を作った。
前の王様がその両手に向かって手を伸ばし、指先を下にした。王様が柔らかく微笑むと、嵌めていた指輪は新しい王様の両手に落ちてきた。
新しい王様は落ちてきた指輪を嵌めた。
冠を被り、立ち上がってこちらに振り向く。
お辞儀をした瞬間凄い歓声が湧いた。
皆がこの光景を待っていたという事、王様が皆に愛されている事がわかった。まるで英雄が誕生したみたいだ。
新しい王様はキラキラと輝いていて、オレは、とても感動し、綺麗なものに憧れるように動けなくなってしまった。
「・・・ユ!・・・イユ!ソレイユ!」
「え、あ、何?どうしたんだレーヌ?」
「どうしたんだじゃないわよ!とっくに式は終わったのにボーっとして!」
「アタシは立ったまま寝てるのかと思ったよ」
「・・・」
フォルスがからかっても反応無しだ。オルドルが聞く。
「疲れたか?」
「違うよ!うん・・・何でもない」
ソレイユがふるふると首を横に振り、なんだか気持ちが一新した気がした。
レーヌも少し安心したようだ。
「ならいいわ」
「ごめん、行こうか!」
ソレイユは力強く歩き、旅を再開した。
next story START▶︎
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
異世界転生したら悪役令嬢じゃなくイケメン達に囲まれちゃいましたっ!!
杏仁豆腐
恋愛
17歳の女子高生が交通事故で即死。その後女神に天国か地獄か、それとも異世界に転生するかの選択肢を与えられたので、異世界を選択したら……イケメンだらけの世界に来ちゃいました。それも私って悪役令嬢!? いやそれはバッドエンドになるから勘弁してほしいわっ! 逆ハーレム生活をエンジョイしたいのっ!!
※不定期更新で申し訳ないです。順調に進めばアップしていく予定です。設定めちゃめちゃかもしれません……本当に御免なさい。とにかく考え付いたお話を書いていくつもりです。宜しくお願い致します。
※タイトル変更しました。3/31
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる