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再会の章
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家に帰ると、やっぱり両親に怒られた。でも、必要な事だったと、褒められた。
もう少し友人を頼れとお手伝いさんにも怒られた。
「相談せずに1人で抱えて、上手くいったとしても相談されないのは寂しいの」
母が父を見ながら言った。
1人で抱えこむのは父さんの悪いクセだ。
「そんなところまで似なくてもいいのに」
母さんに苦笑いしながら言われて、父さんも気まずそうに苦笑いして頬を掻いた。
で、この国は果物の栽培に向いてると、両親に提案したら、早速試そうとお手伝いさん達と話し合っていた。
翌日、リシンに森に行きたいとせがまれて連れて行った。
やはり故郷に帰ってくるとホッとする。
帰ってきた感覚と一緒に、やはり少しは変わっていると寂しさと懐かしさを感じる。
でも、雰囲気は何も変わっていない。
森に行くと街のみんなに伝えると、学校は楽しかったんだね~と言われた。
両親も同じ様な反応で、リシンと一緒に首を傾げる。
リシンの眠っていたあの場所を目指す。
やっぱり不安で見ておきたいからだ。
中腹くらいまでくると、あるものを見つけた。切り株の上に紙が置いてあって、重石として石が乗せてある。誰かいるんだろうか?
ここはコンパスも効かないような場所なのに・・・
気になって何が書いてあるのか見てみたら、日付が並んでいるだけだった。
今日に昨日。去年の後半過ぎ頃から始まって随分と頻繁に並んでいる。右上方向に引っ張られたような細い字はどこかで見た事あるような気がする。
紙はそのままにして奥を目指した。
ペンに消しゴム、インクの瓶。向かうにつれて頻繁になっていく色々落ちている物を拾いながら進む。誰がいるのか、いや、来てくれているのかデジャブでわかってしまった。
石の代わりに置いてあるようにも見えるし、
本だけは落ちていないところを見ると本当に大切にするようになったのだとわかって嬉しくなった。
リシンの眠っていたところが見えてくると、やはりと確信になった。
草むらをカーペットに、うつ伏せに寝そべって眠っている。
近くにある石さえクッションに見えてくるから不思議だ。
ボサボサなのにさらさらの黄緑色のロングヘアの三つ編みは変わらないけど、長さが少し短くなって肩より下ぐらいになっている。ぞろぞろとたくさんの布を纏う私服はポケットだらけで色んな物が入りそうな彼らしさが全開で、ゲームでの改造した白衣とは違う学者らしさがあった。辺りを散らかす思い込んだら一直線の性格は全く変わっていない。
「フィック先輩!」
呼んでから戸惑いが生まれた。フィックが魔王に力を貸したのは彼が義眼になったせいだ。
彼は卒業の半年後に実験の失敗で左眼に義眼をする事になる。そして片眼鏡をかけていた。ヲタクとしては好きだけど、彼のためには学生の頃のあのままの眼鏡であってほしいと心から願わずにはいられなかった。
「ん?マオ君ですか?随分と小さくなりましたね?」
「オイラはマオじゃないリシンだ!」
この人は会う度に寝ぼけている・・・。
ポケットに入れていたケースから取り出して眼鏡をかけた。
「・・・・・・!!!」
「マオ君お久しぶりです。卒業おめでとう。随分と派手にやったんですね?噂は届いていますよ。君は影響力が強いんだから大胆な事をする前に相談しないとダメですよ?」
「はんせい、してます・・・」
それだけ言うのが精一杯だった。
「マオ君?」
「せんぱい、見えるんですか?」
フィックの右眼を隠して左眼をジッと見る
「・・・は、はぁ。実は、半年前に研究に行った現場で事故に遭い、怪我はしましたよ」
先輩は左眼の近くにある傷に触れる。
「医者には一生残ると言われました。もう少しずれていたら視力を失っていただろうと。お陰で髪の先がおじゃんでしたがね」
「先輩・・・」
「モノクルって言うんですか?片眼鏡も僕は似合うと思いますけ
「似合わないです!」
「マオ君?」
「良かった。先輩、良かったあああああ!」
先輩はあの頃と変わらない眼鏡だった。生態系の研究者になったゲームのフィックは、医療の薬を作ろうとしていた実験で騙されてしまい魔物を生み出してしまう。同じく研究者だった家族をその魔物に殺された事で人間を憎み、魔王に力を貸すようになる。
でも、考古学者になったフィックは調べに行った遺跡で倒壊に巻き込まれそうになっただけで済んだ。
本人は相当悔しかったらしく、顔に怪我を負った状態でメモを纏めていて、動かなかった。治療が遅れたせいで傷が残るようになってしまったらしい。
らし過ぎるけどでも、フィックの魔物を生み出す未来が完全に消えた!
するとフィック先輩は傷に触れて瞳を閉じる。
「遺跡はどんどん風化していきます。
歴史はどんどん忘れられていく。
でも、僕の想いは変わらない。後世にまで伝わり、歴史を子供たちに教える事が出来る。今は、それが素晴らしい事だと思うんです」
フィック先輩はここが気に入り家族と一緒に引っ越してきていて、子供達の先生としても働いていると聞いて、更に喜びと安堵が高まって余計に大泣きしてしまった。
フィック先輩は私が泣き止むまで側にいてずっと頭を撫でてくれていた。
落ち着いた頃に、先輩の故郷の話も気になって聞いてみた。
この世界には、たくさん後世に残そうとする歴史的な建築物とか遺跡は多いけど、先輩のところは特に多くて小さな頃から慣れ親しんで、学ぶのが楽しくて仕方なかったらしい。
先輩が歴史や遺跡が好きなのはその環境が作りだしたのかもしれない。
いつか遊びに行きたいと言うと先輩は
人よりも鹿が多いーなんて言われる地味なとこですよと教えてくれた。
この世界、実は私の前の世界と繋がりが多いんだよね。先輩の故郷は、修学旅行でも有名な、大きな大仏のあるあそこだろな。
もう一つのあっちじゃないのが先輩らしい。
「へー町中に鹿がいるなんて楽しそう!動物は癒されますよね」
私も前世で行ったことがある。
先輩は眼鏡を直しながら照れ臭そうに笑った。
もう少し友人を頼れとお手伝いさんにも怒られた。
「相談せずに1人で抱えて、上手くいったとしても相談されないのは寂しいの」
母が父を見ながら言った。
1人で抱えこむのは父さんの悪いクセだ。
「そんなところまで似なくてもいいのに」
母さんに苦笑いしながら言われて、父さんも気まずそうに苦笑いして頬を掻いた。
で、この国は果物の栽培に向いてると、両親に提案したら、早速試そうとお手伝いさん達と話し合っていた。
翌日、リシンに森に行きたいとせがまれて連れて行った。
やはり故郷に帰ってくるとホッとする。
帰ってきた感覚と一緒に、やはり少しは変わっていると寂しさと懐かしさを感じる。
でも、雰囲気は何も変わっていない。
森に行くと街のみんなに伝えると、学校は楽しかったんだね~と言われた。
両親も同じ様な反応で、リシンと一緒に首を傾げる。
リシンの眠っていたあの場所を目指す。
やっぱり不安で見ておきたいからだ。
中腹くらいまでくると、あるものを見つけた。切り株の上に紙が置いてあって、重石として石が乗せてある。誰かいるんだろうか?
ここはコンパスも効かないような場所なのに・・・
気になって何が書いてあるのか見てみたら、日付が並んでいるだけだった。
今日に昨日。去年の後半過ぎ頃から始まって随分と頻繁に並んでいる。右上方向に引っ張られたような細い字はどこかで見た事あるような気がする。
紙はそのままにして奥を目指した。
ペンに消しゴム、インクの瓶。向かうにつれて頻繁になっていく色々落ちている物を拾いながら進む。誰がいるのか、いや、来てくれているのかデジャブでわかってしまった。
石の代わりに置いてあるようにも見えるし、
本だけは落ちていないところを見ると本当に大切にするようになったのだとわかって嬉しくなった。
リシンの眠っていたところが見えてくると、やはりと確信になった。
草むらをカーペットに、うつ伏せに寝そべって眠っている。
近くにある石さえクッションに見えてくるから不思議だ。
ボサボサなのにさらさらの黄緑色のロングヘアの三つ編みは変わらないけど、長さが少し短くなって肩より下ぐらいになっている。ぞろぞろとたくさんの布を纏う私服はポケットだらけで色んな物が入りそうな彼らしさが全開で、ゲームでの改造した白衣とは違う学者らしさがあった。辺りを散らかす思い込んだら一直線の性格は全く変わっていない。
「フィック先輩!」
呼んでから戸惑いが生まれた。フィックが魔王に力を貸したのは彼が義眼になったせいだ。
彼は卒業の半年後に実験の失敗で左眼に義眼をする事になる。そして片眼鏡をかけていた。ヲタクとしては好きだけど、彼のためには学生の頃のあのままの眼鏡であってほしいと心から願わずにはいられなかった。
「ん?マオ君ですか?随分と小さくなりましたね?」
「オイラはマオじゃないリシンだ!」
この人は会う度に寝ぼけている・・・。
ポケットに入れていたケースから取り出して眼鏡をかけた。
「・・・・・・!!!」
「マオ君お久しぶりです。卒業おめでとう。随分と派手にやったんですね?噂は届いていますよ。君は影響力が強いんだから大胆な事をする前に相談しないとダメですよ?」
「はんせい、してます・・・」
それだけ言うのが精一杯だった。
「マオ君?」
「せんぱい、見えるんですか?」
フィックの右眼を隠して左眼をジッと見る
「・・・は、はぁ。実は、半年前に研究に行った現場で事故に遭い、怪我はしましたよ」
先輩は左眼の近くにある傷に触れる。
「医者には一生残ると言われました。もう少しずれていたら視力を失っていただろうと。お陰で髪の先がおじゃんでしたがね」
「先輩・・・」
「モノクルって言うんですか?片眼鏡も僕は似合うと思いますけ
「似合わないです!」
「マオ君?」
「良かった。先輩、良かったあああああ!」
先輩はあの頃と変わらない眼鏡だった。生態系の研究者になったゲームのフィックは、医療の薬を作ろうとしていた実験で騙されてしまい魔物を生み出してしまう。同じく研究者だった家族をその魔物に殺された事で人間を憎み、魔王に力を貸すようになる。
でも、考古学者になったフィックは調べに行った遺跡で倒壊に巻き込まれそうになっただけで済んだ。
本人は相当悔しかったらしく、顔に怪我を負った状態でメモを纏めていて、動かなかった。治療が遅れたせいで傷が残るようになってしまったらしい。
らし過ぎるけどでも、フィックの魔物を生み出す未来が完全に消えた!
するとフィック先輩は傷に触れて瞳を閉じる。
「遺跡はどんどん風化していきます。
歴史はどんどん忘れられていく。
でも、僕の想いは変わらない。後世にまで伝わり、歴史を子供たちに教える事が出来る。今は、それが素晴らしい事だと思うんです」
フィック先輩はここが気に入り家族と一緒に引っ越してきていて、子供達の先生としても働いていると聞いて、更に喜びと安堵が高まって余計に大泣きしてしまった。
フィック先輩は私が泣き止むまで側にいてずっと頭を撫でてくれていた。
落ち着いた頃に、先輩の故郷の話も気になって聞いてみた。
この世界には、たくさん後世に残そうとする歴史的な建築物とか遺跡は多いけど、先輩のところは特に多くて小さな頃から慣れ親しんで、学ぶのが楽しくて仕方なかったらしい。
先輩が歴史や遺跡が好きなのはその環境が作りだしたのかもしれない。
いつか遊びに行きたいと言うと先輩は
人よりも鹿が多いーなんて言われる地味なとこですよと教えてくれた。
この世界、実は私の前の世界と繋がりが多いんだよね。先輩の故郷は、修学旅行でも有名な、大きな大仏のあるあそこだろな。
もう一つのあっちじゃないのが先輩らしい。
「へー町中に鹿がいるなんて楽しそう!動物は癒されますよね」
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