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7月 海8
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「ふふふっ!砂ついてる」
確かにあったかい。触っていた砂も合わせてざらざらしていて乾燥気味の手だ。みんな・・・あの夢の手とは違う。ルピナスは安心したような、残念なような気持ちになった。
「あー砂ずっと触ってたからな」
「え?ずっと?」
「おぅ!城作った」
アスターは合わせたままの手に指先を入れて掴むように繋ぐ。
「わぁ!見たい!」
「なら行くぞ!」
「うん!」
アスターに引っ張られるようにルピナスは立ちあがり、手を引かれていった。
アスターに連れられてルピナスは砂浜を歩くと・・・
「コレだ!!」
「なんだろ?なにかに似てる?」
ルピナスは首を傾げる。
「当ててみろヒント1これ、城じゃない」
アスターは得意気にクイズを出す。
「見たことある・・・それも、実物を・・・」
「ひひひっ!ヒント2とっても身近だ」
「あ・・・ひょっとして、学校?」
「正解!1日かけたからな」
「凄い!力作じゃんか!!」
海で見かけないと思っていたらこんなサンドアートを作っていたとは驚いた。フルール学園の校舎だ。
「カスミや先生、ヒイラギとか、いろんなヤツが手伝ってくれたからな!」
「不思議な造りだよね・・・特に購買」
「あー、さすがに屋上までは作れなかったな・・・」
「ふふっ!せめて寮や体育館ならね」
「あ!そっち作れば良かったな!」
「ふふふっ!」
アスターはフルールでの生活がクラス1長いので、学校はもはや家のようなものだ。
「学校でどっかお気に入りの場所あるか?」
「ん~やっぱり今は購買かな。前は理科室だった」
「あ~女子は好きかもな。あーいうの」
「うん!とっても可愛いよね、あのぬいぐるみ!!何で理科室にあるのか不思議だけど」
「え?理科室には全部あーいうのがあると思ってた」
「無いよ!誰か先生が好きなのかな?」
「ローズ先生とかか?」
「あ、好きかもね!あははっ!」
「ルピナスさん、大丈夫ですか!?」
「ボタンちゃん。うん、心配かけてごめんね」
「良かったです!本当に良かったです!!」
「うん。ありがとう」
「さ、そろそろ時間だ!皆着替えて帰るぞ!」
フクジュ先生がみんなを集めてパンパンと手をたたく。
「ルピナス、行こう!」
「あ、うん。じゃあね」
「おぅ!」
「アスター」
「ん?何だモミ
「調子に乗って変な事してないわよね?」
「へ、変なっ!?」
「変な事?どんな事だ?」
赤くなるルピナスに対してアスターは首を傾げる。
「モミジさん、アスターさんに遠回しな表現は通じませんわ」
「・・・・・・!ほんっとうに常識無いわね!もういい!ルピナス行こう!」
「2人ともどうしたの?」
「別に何でもないわ!着替えましょうよ!」
「そうです!とりあえず着替えましょう!」
「あ、うん・・・」
モミジちゃんどころかボタンちゃんまで?
あれ?それにしても、夕方になって風が出てきた?
着替えてバスに向かう途中・・・
「ヤバい!雨降ってきた!」
ヒイラギが気づきみんなは走り、海の家の屋根の下へ避難した。
「アスター外出てよ!」
ヤマブキが八つ当たりのように怒る。
「オレだって濡れたくねーよ!」
「全く泳がなかったしな」
ポトスも珍しく加勢する。
「お前らだってちょっと手伝ってくれたろ!?」
「それはそれよね」
「コレはコレだね」
モミジとカエデも頷く。
「なんとかしてよ!ぬれちゃう!」
カスミは泣きそうだが、アスターだって無理な物は無理だ。
「オレだって神様じゃね~わ!」
「これは普通の雨じゃない。風もあるし、おそらく台風だな・・・」
「バスのある駐車場まで行くと絶対ビショビショになっちゃいますよ!」
フクジュが分析し、ルピナスも困った。しかし、ボタンがにっこり笑った。
「皆さん落ち着いて、此方で少々お待ち下さい」
「ボタンちゃん?」
ボタンは落ち着いた様子でケータイをとりだして何処かに連絡している。
少し待つと、スミレさんや海の家の人が傘を貸してくれた。
ボタンはどうぞコチラにと、予知していたかのように誘導し、2、3分ほど歩き、後を付いていくと、古い旅館に案内された。
でもやっぱりみんなビショビショだ。
女将さんと思わしき人が出てきた。
「ボタン様、お久しゅうございます」
「お久しぶりです。お邪魔してもよろしいでしょうか?」
「はい、勿論です。オーナーには台風が何をしても必ず泊まってもらえと言われておりますので」
「ありがとうございます」
女将さんはにこりと笑う。
「さ、まずは皆さん温泉で暖まって下さいな」
「え、いいの?」
ルピナスが聞いた。
「うちの系列で、オーナーは父なので大丈夫ですよ」
「Zクラスが優勝して旦那様は大喜びしておりました。もともと日帰りで帰すつもりはありませんでしたよ」
「前日に日付を変えたのはわざとか?」
スミレさんは説明してくれたが、フクジュ先生の質問にはニコリと笑って答えない。
「なんか、踊らされてるね。助かるし嬉しいけど」
ヤマブキは複雑な心境を言ってくれた。
「カスミちゃん!お風呂行こう!」
「はい!」
「あぁ、よろしく頼む」
「よろしくおねがいいたします」
カスミもペコリと頭を下げた。
こちらは男湯・・・
「はぁ~いい湯だ」
「あったけ~な~」
「ごくらくだね~」
「・・・癒される」
「生き返る・・・」
ポトス、アスター、ヒイラギ、ヤマブキ、カエデが順に感想を述べる。
フクジュも口を開くが、ドアの先を見る。
「ボタンに感謝だ。・・・にしても外は露天風呂・・・。台風じゃなければ・・・
『行きたかった!』
みんなして口を揃えて悔しがっていた。流石に台風の影響で露天風呂は禁止だ。
一方女湯・・・
「うわぁ!広い」
「おぉお~!」
「本当に凄いわね」
ルピナス、カスミ、ボタンが広さに驚く。
「男湯には滝行のできる箇所、女湯にはこちらが」
ボタンは入れ物を差し出してきた。
「泥パック!?」
「嬉しいわ!」
ルピナスもモミジも驚く。しかし、ルピナスは更に驚くべき事があった。
「・・・にしても、う、浮いてる・・・!」
「ちょっと!どこ見てるんですか!?」
「いいなぁ・・・」
隠すボタンにルピナスは将来に落ち込む。
「ルピナスはつるぺただもんね」
「つるぺ・・・!酷い!」
「そんなに気になるなら、未来の旦那に大きくしてもらいなさい」
「だ、だん・・・!」
モミジはルピナスに詰め寄る。
「ね、カエデと結婚したらアタシと親戚になれるわよ!」
「へ!?」
「あら、イヤ?」
「そんなの、まだ先の
「女の子も18さいになったらケッコンできるよ?」
「かっカスミちゃんまで!」
「そろそろできた?いっしょうなかよししたい人」
『一生仲良し!?』
モミジとボタンが驚く。
「うん、入学してからずっと言われてるの。でも・・・」
「でも?」
カスミが不思議そうに聞いた。
「私が好きなのは夢の中の人なんだ。不思議な夢に出てくる人でね、倒れかけた私を支えてくれた、あったかくて、優しい人なの。でも、覚えているのは、手の感触だけなんだけど・・・」
「へ~ルピナスも乙女ね」
「いえ、素敵です」
モミジはニヤニヤし、ボタンはウットリしている。
「は、恥ずかしいからナイショだよ?」
「ふふっ!じつはね、もうあってるよ?その人がいっしょうなかよしな人だよ」
「え?」
「ええ?」
「まぁ!」
カスミの爆弾発言によりルピナスもモミジもボタンも驚いた。しかし、それだけでは無かった。
『えええええ!』
「ん?どうかしたの?」
確かにあったかい。触っていた砂も合わせてざらざらしていて乾燥気味の手だ。みんな・・・あの夢の手とは違う。ルピナスは安心したような、残念なような気持ちになった。
「あー砂ずっと触ってたからな」
「え?ずっと?」
「おぅ!城作った」
アスターは合わせたままの手に指先を入れて掴むように繋ぐ。
「わぁ!見たい!」
「なら行くぞ!」
「うん!」
アスターに引っ張られるようにルピナスは立ちあがり、手を引かれていった。
アスターに連れられてルピナスは砂浜を歩くと・・・
「コレだ!!」
「なんだろ?なにかに似てる?」
ルピナスは首を傾げる。
「当ててみろヒント1これ、城じゃない」
アスターは得意気にクイズを出す。
「見たことある・・・それも、実物を・・・」
「ひひひっ!ヒント2とっても身近だ」
「あ・・・ひょっとして、学校?」
「正解!1日かけたからな」
「凄い!力作じゃんか!!」
海で見かけないと思っていたらこんなサンドアートを作っていたとは驚いた。フルール学園の校舎だ。
「カスミや先生、ヒイラギとか、いろんなヤツが手伝ってくれたからな!」
「不思議な造りだよね・・・特に購買」
「あー、さすがに屋上までは作れなかったな・・・」
「ふふっ!せめて寮や体育館ならね」
「あ!そっち作れば良かったな!」
「ふふふっ!」
アスターはフルールでの生活がクラス1長いので、学校はもはや家のようなものだ。
「学校でどっかお気に入りの場所あるか?」
「ん~やっぱり今は購買かな。前は理科室だった」
「あ~女子は好きかもな。あーいうの」
「うん!とっても可愛いよね、あのぬいぐるみ!!何で理科室にあるのか不思議だけど」
「え?理科室には全部あーいうのがあると思ってた」
「無いよ!誰か先生が好きなのかな?」
「ローズ先生とかか?」
「あ、好きかもね!あははっ!」
「ルピナスさん、大丈夫ですか!?」
「ボタンちゃん。うん、心配かけてごめんね」
「良かったです!本当に良かったです!!」
「うん。ありがとう」
「さ、そろそろ時間だ!皆着替えて帰るぞ!」
フクジュ先生がみんなを集めてパンパンと手をたたく。
「ルピナス、行こう!」
「あ、うん。じゃあね」
「おぅ!」
「アスター」
「ん?何だモミ
「調子に乗って変な事してないわよね?」
「へ、変なっ!?」
「変な事?どんな事だ?」
赤くなるルピナスに対してアスターは首を傾げる。
「モミジさん、アスターさんに遠回しな表現は通じませんわ」
「・・・・・・!ほんっとうに常識無いわね!もういい!ルピナス行こう!」
「2人ともどうしたの?」
「別に何でもないわ!着替えましょうよ!」
「そうです!とりあえず着替えましょう!」
「あ、うん・・・」
モミジちゃんどころかボタンちゃんまで?
あれ?それにしても、夕方になって風が出てきた?
着替えてバスに向かう途中・・・
「ヤバい!雨降ってきた!」
ヒイラギが気づきみんなは走り、海の家の屋根の下へ避難した。
「アスター外出てよ!」
ヤマブキが八つ当たりのように怒る。
「オレだって濡れたくねーよ!」
「全く泳がなかったしな」
ポトスも珍しく加勢する。
「お前らだってちょっと手伝ってくれたろ!?」
「それはそれよね」
「コレはコレだね」
モミジとカエデも頷く。
「なんとかしてよ!ぬれちゃう!」
カスミは泣きそうだが、アスターだって無理な物は無理だ。
「オレだって神様じゃね~わ!」
「これは普通の雨じゃない。風もあるし、おそらく台風だな・・・」
「バスのある駐車場まで行くと絶対ビショビショになっちゃいますよ!」
フクジュが分析し、ルピナスも困った。しかし、ボタンがにっこり笑った。
「皆さん落ち着いて、此方で少々お待ち下さい」
「ボタンちゃん?」
ボタンは落ち着いた様子でケータイをとりだして何処かに連絡している。
少し待つと、スミレさんや海の家の人が傘を貸してくれた。
ボタンはどうぞコチラにと、予知していたかのように誘導し、2、3分ほど歩き、後を付いていくと、古い旅館に案内された。
でもやっぱりみんなビショビショだ。
女将さんと思わしき人が出てきた。
「ボタン様、お久しゅうございます」
「お久しぶりです。お邪魔してもよろしいでしょうか?」
「はい、勿論です。オーナーには台風が何をしても必ず泊まってもらえと言われておりますので」
「ありがとうございます」
女将さんはにこりと笑う。
「さ、まずは皆さん温泉で暖まって下さいな」
「え、いいの?」
ルピナスが聞いた。
「うちの系列で、オーナーは父なので大丈夫ですよ」
「Zクラスが優勝して旦那様は大喜びしておりました。もともと日帰りで帰すつもりはありませんでしたよ」
「前日に日付を変えたのはわざとか?」
スミレさんは説明してくれたが、フクジュ先生の質問にはニコリと笑って答えない。
「なんか、踊らされてるね。助かるし嬉しいけど」
ヤマブキは複雑な心境を言ってくれた。
「カスミちゃん!お風呂行こう!」
「はい!」
「あぁ、よろしく頼む」
「よろしくおねがいいたします」
カスミもペコリと頭を下げた。
こちらは男湯・・・
「はぁ~いい湯だ」
「あったけ~な~」
「ごくらくだね~」
「・・・癒される」
「生き返る・・・」
ポトス、アスター、ヒイラギ、ヤマブキ、カエデが順に感想を述べる。
フクジュも口を開くが、ドアの先を見る。
「ボタンに感謝だ。・・・にしても外は露天風呂・・・。台風じゃなければ・・・
『行きたかった!』
みんなして口を揃えて悔しがっていた。流石に台風の影響で露天風呂は禁止だ。
一方女湯・・・
「うわぁ!広い」
「おぉお~!」
「本当に凄いわね」
ルピナス、カスミ、ボタンが広さに驚く。
「男湯には滝行のできる箇所、女湯にはこちらが」
ボタンは入れ物を差し出してきた。
「泥パック!?」
「嬉しいわ!」
ルピナスもモミジも驚く。しかし、ルピナスは更に驚くべき事があった。
「・・・にしても、う、浮いてる・・・!」
「ちょっと!どこ見てるんですか!?」
「いいなぁ・・・」
隠すボタンにルピナスは将来に落ち込む。
「ルピナスはつるぺただもんね」
「つるぺ・・・!酷い!」
「そんなに気になるなら、未来の旦那に大きくしてもらいなさい」
「だ、だん・・・!」
モミジはルピナスに詰め寄る。
「ね、カエデと結婚したらアタシと親戚になれるわよ!」
「へ!?」
「あら、イヤ?」
「そんなの、まだ先の
「女の子も18さいになったらケッコンできるよ?」
「かっカスミちゃんまで!」
「そろそろできた?いっしょうなかよししたい人」
『一生仲良し!?』
モミジとボタンが驚く。
「うん、入学してからずっと言われてるの。でも・・・」
「でも?」
カスミが不思議そうに聞いた。
「私が好きなのは夢の中の人なんだ。不思議な夢に出てくる人でね、倒れかけた私を支えてくれた、あったかくて、優しい人なの。でも、覚えているのは、手の感触だけなんだけど・・・」
「へ~ルピナスも乙女ね」
「いえ、素敵です」
モミジはニヤニヤし、ボタンはウットリしている。
「は、恥ずかしいからナイショだよ?」
「ふふっ!じつはね、もうあってるよ?その人がいっしょうなかよしな人だよ」
「え?」
「ええ?」
「まぁ!」
カスミの爆弾発言によりルピナスもモミジもボタンも驚いた。しかし、それだけでは無かった。
『えええええ!』
「ん?どうかしたの?」
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