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入学式2
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「あれ?ルピナス?」
「ナズナお兄ちゃん!?」
懐かしい声がして振り替えると、やっぱりそうだった。
ナズナお兄ちゃんは、私の幼なじみ。
1つ年上で、中学に入って少しした頃から余り逢わなくなったけど、この学校に入学していたからなのかと納得した。
優しくて、爽やかで、絵に描いたような王子様みたいな人だ。
ボブに近い白っぽい銀髪が雪のように光り、氷のように真っ白の瞳がこちらを見つめる。
学校の制服もよく似合っている。金色のネクタイピンが眩しい。
「え?ひょっとしてルピナスもこの学校に通うの!?」
「うん。志望校受かったのに残念」
「僕は再会出来てとっても嬉しいけどね」
「エへへ、私も知り合いがいて嬉しい!」
気になった事を聞いてみる。
「でも、この学校は何か凄い能力がないとダメなんじゃないの?」
そう。私にはそういった能力が何も無い。
すると、お兄ちゃんは下を向いた。
「確かにそうだね。でも、ルピナスはもう・・・」
「お兄ちゃん?」
何だか落ち込んでる?
「いや、何でもない」
「そ、そう?」
なんだか、急に冷たい風を吸ったような気がしたけど、気のせいかな?
気を取り直して、もう1つ気になった事を聞いてみる。
「・・・じゃあナズナお兄ちゃんにも能力が?」
「ん、・・・僕はこれ」
そう言うとナズナお兄ちゃんは軽く右手をかざした。くるりと手で円をかくように回し、手を戻すと、手のひらには白い光の玉が現れた。光が霧のように消えていくと・・・氷の結晶が出来ていた。朝日を浴びてキラキラと輝いている。
「うわぁ!凄い!綺麗だね!」
「あ、うん。ありがとう」
感動した!・・・って、氷の結晶が何だかどんどん増えていくような・・・わ、私の近くにも出来てる!?
「ちょっ!ちょっとお兄ちゃん、寒い!」
「ご、ゴメン!ちょっとやりすぎたね。大丈夫?」
「う、うん、大丈夫!」
ううっ!何だか首が冷たいっ
「ナズナ、おはよう」
ポンと後ろから肩を叩かれてお兄ちゃんは嫌そうに振り向く。
「イベリス・・・。おはよう、どうして今日は早いんだ?いつもギリギリのクセに」
「いや、ボクの能力知ってるでしょ?キミに逢うためだよ。可愛い新入生ちゃん♪」
イベリスさんはするりとこちらに向かい、にっこりと笑う。
「は、はぁ・・・?」
「うわぁクール!ボクはイベリス。ナズナの友達。よろしくねルピナスちゃん」
イベリスさんは私の手を取ってきた。握手かと思ったら手の甲にキスされそうだったので、急いで手を引き戻す。
「あの、止めて下さい。あと何で名前?」
「う、うん。ボクの能力は予知なんだ。なるほど。 趣味はガーデニングか・・・素敵だね」
「あ、はい、どうも。・・・って!いや、あなた個人情報保護法って知ってますか!?」
「・・・キミ、面白いね。その呼び方も能力も興味あるなぁ。なるほど~あの人のお気に入りか・・,」
「はぁ?ガーデニングの能力って意味わかんないんですけど!勝手な事言って勝手に納得しないで下さいよ!」
全く意味がわからない!なんなのこの人!?
外見だけは本当に美形でさらさらの長髪はアジサイのような青。腰まであるのに逆に綺麗で似合ってる。にんじんのような橙色の瞳は銅みたいに綺麗だ。
「そういう意味じゃないけど・・・。キミ、気が強いね!そういう娘、嫌いじゃないよ?」
また手を伸ばしてきて、触られそうになりまた拒否する。
「あの、どうでもいいけど触らないで下さい」
「ど、どうでもいい!?き、キミ本当に面白い娘だね・・・」
イベリスはショックを受けるが、なんとか笑顔で笑う。
「イベリス、ルピナスを他の人と一緒にしないで・・・」
ナズナの指先から白い光が溢れ、冷気がイベリスに吹き出される。
「うわぁ!ナズナ冷たいっ!ゴメンって!」
「おはようイベリス、早いね!一緒に行こう!」
女の人がイベリスさんを見つけて腕に絡み付く
「おはよう。今日も可愛いね。あ、メイク変えた?」
「もう、すぐ気づく~!・・・で、何?この子、新入生?」
私を見てさっきまで笑っていた彼女の笑顔が凍りつく。
に、睨まれたよ・・・
「ナズナの幼なじみだっていうからご挨拶してただけ。女の子は笑顔が一番だよ?」
「やだもう!一緒に行こう!」
女の子は照れなから笑う。こ・・・怖いよね、女子って。私もだけどさ・・・
「そうだね。じゃあねルピナスちゃん。購買はアッチだよ。キミと戦うの楽しみにしてるね」
「イベリス・・・?行くよ?」
「ゴメンって!行くから!」
なんだか2人の周り、どんどん女の子が増えていってる。2人とも美形だもんな・・・
イベリスさん。予知能力は凄いけど、いきなり名前知ってたり、趣味当てられたり、意味わかんない事言われたし、美形だけどチャラいし、不思議っていうよりは変な人だ。
ナズナお兄ちゃんとは仲良いみたいだったけど、あ一いう軽い人嫌いじゃなかったっけ?
ま、いいか。購買に行こう。
・・・ん?他の花は元気なのに、このプリムラの花だけが固まってる?どうしたんだろう?不思議・・・・・・
「さて、ここが購買かな?」
にしても、この学校は本当に緑が多い!それに、季節を無視してる気がする。いや、実際には無視じゃないけど、校門では桜が満開で、ここはひまわりが咲いてるし、荷物を運んでもらった寮はイチョウが黄金色だし、あっちではポインセチアがイキイキしてる。四季が関係ないんだろうか?そのわりに気温は変わるみたいだけど、本当にこの学校は不思議・・・いや、変だ!
「なぁ!パンこれだけしかないのか!?」
「まだ学校始まってないんだ。文句言うなよな!」
「何だと!?誰に向かって口を聞いている!!」
「常識を知らない横柄な奴に!」
「な!言わせておけば!!」
「何だよ!やんのか!?受けてたつぜキング!」
あーケンカかな?体格の良い男子生徒が購買にいる男子生徒に向かって怒ってる。
炎と刃物が飛び交っていて危ないし、ちょっと離れていよう。でも、制服買いたいのにタイミング悪いなぁ。どうしよう・・・
「ん?」
あ、購買の人と目が合っちゃった・・・
。鳥居のような赤い髪に朱肉のような赤い瞳は炎の能力持ちだとわかりやすい・・・
「おい、お前新入生か?制服買いにきたんだろ?」
「え、あ、はい。でも、ケンカが終わってからで良いですよ?」
「そうか?悪いな。危ないから離れてろ。オイ!その娘の為にも落ち着け」
「なっ!!この俺様が悪いと言うのか!?」
「当たり前だろ!」
ああもう!火に油を注がないで!巻き込まれたくないのに!!もう、私が止める!!
「ち、ちょっと!いい加減にやめ
「オイ!手を出すな」
「きゃっ!!」
『!!』
「あれ?ルピナス?」
「ナズナお兄ちゃん!?」
懐かしい声がして振り替えると、やっぱりそうだった。
ナズナお兄ちゃんは、私の幼なじみ。
1つ年上で、中学に入って少しした頃から余り逢わなくなったけど、この学校に入学していたからなのかと納得した。
優しくて、爽やかで、絵に描いたような王子様みたいな人だ。
ボブに近い白っぽい銀髪が雪のように光り、氷のように真っ白の瞳がこちらを見つめる。
学校の制服もよく似合っている。金色のネクタイピンが眩しい。
「え?ひょっとしてルピナスもこの学校に通うの!?」
「うん。志望校受かったのに残念」
「僕は再会出来てとっても嬉しいけどね」
「エへへ、私も知り合いがいて嬉しい!」
気になった事を聞いてみる。
「でも、この学校は何か凄い能力がないとダメなんじゃないの?」
そう。私にはそういった能力が何も無い。
すると、お兄ちゃんは下を向いた。
「確かにそうだね。でも、ルピナスはもう・・・」
「お兄ちゃん?」
何だか落ち込んでる?
「いや、何でもない」
「そ、そう?」
なんだか、急に冷たい風を吸ったような気がしたけど、気のせいかな?
気を取り直して、もう1つ気になった事を聞いてみる。
「・・・じゃあナズナお兄ちゃんにも能力が?」
「ん、・・・僕はこれ」
そう言うとナズナお兄ちゃんは軽く右手をかざした。くるりと手で円をかくように回し、手を戻すと、手のひらには白い光の玉が現れた。光が霧のように消えていくと・・・氷の結晶が出来ていた。朝日を浴びてキラキラと輝いている。
「うわぁ!凄い!綺麗だね!」
「あ、うん。ありがとう」
感動した!・・・って、氷の結晶が何だかどんどん増えていくような・・・わ、私の近くにも出来てる!?
「ちょっ!ちょっとお兄ちゃん、寒い!」
「ご、ゴメン!ちょっとやりすぎたね。大丈夫?」
「う、うん、大丈夫!」
ううっ!何だか首が冷たいっ
「ナズナ、おはよう」
ポンと後ろから肩を叩かれてお兄ちゃんは嫌そうに振り向く。
「イベリス・・・。おはよう、どうして今日は早いんだ?いつもギリギリのクセに」
「いや、ボクの能力知ってるでしょ?キミに逢うためだよ。可愛い新入生ちゃん♪」
イベリスさんはするりとこちらに向かい、にっこりと笑う。
「は、はぁ・・・?」
「うわぁクール!ボクはイベリス。ナズナの友達。よろしくねルピナスちゃん」
イベリスさんは私の手を取ってきた。握手かと思ったら手の甲にキスされそうだったので、急いで手を引き戻す。
「あの、止めて下さい。あと何で名前?」
「う、うん。ボクの能力は予知なんだ。なるほど。 趣味はガーデニングか・・・素敵だね」
「あ、はい、どうも。・・・って!いや、あなた個人情報保護法って知ってますか!?」
「・・・キミ、面白いね。その呼び方も能力も興味あるなぁ。なるほど~あの人のお気に入りか・・,」
「はぁ?ガーデニングの能力って意味わかんないんですけど!勝手な事言って勝手に納得しないで下さいよ!」
全く意味がわからない!なんなのこの人!?
外見だけは本当に美形でさらさらの長髪はアジサイのような青。腰まであるのに逆に綺麗で似合ってる。にんじんのような橙色の瞳は銅みたいに綺麗だ。
「そういう意味じゃないけど・・・。キミ、気が強いね!そういう娘、嫌いじゃないよ?」
また手を伸ばしてきて、触られそうになりまた拒否する。
「あの、どうでもいいけど触らないで下さい」
「ど、どうでもいい!?き、キミ本当に面白い娘だね・・・」
イベリスはショックを受けるが、なんとか笑顔で笑う。
「イベリス、ルピナスを他の人と一緒にしないで・・・」
ナズナの指先から白い光が溢れ、冷気がイベリスに吹き出される。
「うわぁ!ナズナ冷たいっ!ゴメンって!」
「おはようイベリス、早いね!一緒に行こう!」
女の人がイベリスさんを見つけて腕に絡み付く
「おはよう。今日も可愛いね。あ、メイク変えた?」
「もう、すぐ気づく~!・・・で、何?この子、新入生?」
私を見てさっきまで笑っていた彼女の笑顔が凍りつく。
に、睨まれたよ・・・
「ナズナの幼なじみだっていうからご挨拶してただけ。女の子は笑顔が一番だよ?」
「やだもう!一緒に行こう!」
女の子は照れなから笑う。こ・・・怖いよね、女子って。私もだけどさ・・・
「そうだね。じゃあねルピナスちゃん。購買はアッチだよ。キミと戦うの楽しみにしてるね」
「イベリス・・・?行くよ?」
「ゴメンって!行くから!」
なんだか2人の周り、どんどん女の子が増えていってる。2人とも美形だもんな・・・
イベリスさん。予知能力は凄いけど、いきなり名前知ってたり、趣味当てられたり、意味わかんない事言われたし、美形だけどチャラいし、不思議っていうよりは変な人だ。
ナズナお兄ちゃんとは仲良いみたいだったけど、あ一いう軽い人嫌いじゃなかったっけ?
ま、いいか。購買に行こう。
・・・ん?他の花は元気なのに、このプリムラの花だけが固まってる?どうしたんだろう?不思議・・・・・・
「さて、ここが購買かな?」
にしても、この学校は本当に緑が多い!それに、季節を無視してる気がする。いや、実際には無視じゃないけど、校門では桜が満開で、ここはひまわりが咲いてるし、荷物を運んでもらった寮はイチョウが黄金色だし、あっちではポインセチアがイキイキしてる。四季が関係ないんだろうか?そのわりに気温は変わるみたいだけど、本当にこの学校は不思議・・・いや、変だ!
「なぁ!パンこれだけしかないのか!?」
「まだ学校始まってないんだ。文句言うなよな!」
「何だと!?誰に向かって口を聞いている!!」
「常識を知らない横柄な奴に!」
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「ん?」
あ、購買の人と目が合っちゃった・・・
。鳥居のような赤い髪に朱肉のような赤い瞳は炎の能力持ちだとわかりやすい・・・
「おい、お前新入生か?制服買いにきたんだろ?」
「え、あ、はい。でも、ケンカが終わってからで良いですよ?」
「そうか?悪いな。危ないから離れてろ。オイ!その娘の為にも落ち着け」
「なっ!!この俺様が悪いと言うのか!?」
「当たり前だろ!」
ああもう!火に油を注がないで!巻き込まれたくないのに!!もう、私が止める!!
「ち、ちょっと!いい加減にやめ
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「きゃっ!!」
『!!』
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