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破廉恥でふしだらで淫らなイタズラ
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翌日、ニトアはジーッと俺の仕事を見ていた。
ストーカーみたいにこっそりと見るから気になって仕方ないので、近くに呼んだら、仕事が終わってもずーっと俺の後をついて回った。なんだか親鳥になった気分だ。偶にリーシュもついてくるし、2人して楽しそうに笑っている。
ビトリーはそれを見てニヤニヤしていた。一日中張り付かれてるコッチの身になれってんだ!トイレにまでついてくるなよ!
でも、満足したのかニトアは数日後、すんなり帰っていった。
不思議だったのは帰る直前に
「負けないからね~!!」
と言ったから何に!?と聞いたが、
「そう簡単に渡さない!!」
とだけ言った。
何故かリーシュは顔を赤らめていた気がした。
どうした?と聞いても教えてくれなかった。
2、3日後屋敷でリーシュに声をかけた時、リーシュが何かカードのような物を落とした。拾って渡そうとしたが、バッチリ見た。俺は渡さずに隠した。
「ちょっとシャズさん!?何するんです!返してください!」
リーシュは手を伸ばす。
「な、何でお前がこんな写真持ってんだよ!」
俺はその写真をリーシュに渡さないように逃げる。
「待ってください!せっかく頂いたのにヒドイです!」
リーシュの持っていたのは俺の昔の写真だ。それもガキの頃の!!
「答えろ!コレどうしたんだよ!」
「ニトアちゃんと交換したんです!私は今のシャズさんしか知りませんからぁ!」
リーシュも俺を追いかけて写真に手を伸ばす。リーシュがまだ写真を抱えている事を確認して、俺はそっちにも手を伸ばす。俺の方が背が高いので断然有利だ。
「ちょっとシャズさん!!ズルイです!」
「うるせ~!!」
「何しているんですか!騒々しい!」
ゲッ!ロジーに見つかった!
「きゃあっ!」「どわあっ!」
ドサッ!
「リーシュ様!!」
くそ、慌てて足が絡れて2人して転んだじゃねーか!!
「痛っ!顔面打った。急に声かけてくるなよな」
「痛いし、お、重いです!」
「ん?」
俺が先ず思ったのは逆だろ!だった。
俺がリーシュを押し倒すような形になったのまではわかる。しかし、位置が良くない。リーシュの顔が俺の胸の下にあるって!普通男女逆だろ!?せめて、イヤ、俺も何考えてんだか・・・
「わ、悪い。とりあえず大丈夫か?」
俺はすぐどいて、手を出すが、リーシュは手をとらずに上体だけをゆっくりと起こし、座った状態だ。どうしたんだ?
「シャズさん、貴方という方は!!!」
ヤベ、ロジーが燃えてる!
「ただ倒れただけだろー?悪かったけどやらしい事は何もねーじゃん!」
「や、は、破廉恥です!」
ロジー、顔が真っ赤だ。意外とウブなのか?
肝心のリーシュはと言うと?座ったままで俺の胸元を見て赤くなっている。そこまでか!?
リーシュはある一点をジーッと見ている。
不思議に思って自分の胸元に目をやると、あの可愛らしい制服の白い胸元にピンク色のシミみたいなものがついていた。こんなのいつ着いたんだ?触れてみると新しそうだ。ちょっとベタついてるみたいだ。油か?と、そこまで考えて、リーシュを見る。さっきよりも真っ赤になって口元を押さえている。
「・・・・・・!?」
今気づいた。コレはたった今着いたんだ!
恥じらいよりもからかいたくなった。それに、その方がコイツも落ち着くだろ。心を一旦落ち着けて俺は制服のスカーフを掴み、どかせる。
触れた指先が落ち着かないのは気にしないでおく。
「し、シャズさ、何
ロジーが焦りだす。
「残念だったと思ってな」
俺はそう言ってから、ピンクのマークに唇を落とす。
実際は制服に触れていない。付近に唇を近づけただけでそう見えるようにしただけだ。
「・・・・・・!?」
リーシュはもう沸騰を通り越してのぼせる直前だ。
ロジーは口をパクパクさせている。お前は金魚かよ!
「破廉恥です!ふしだらです!淫らです!」
触れてねーよ!
口パクでロジーにそう言えば、
「なんだ、シャズさんはヘタレだったんですね」
なんて全身でホッとしたように言いやがった。
「うるせ~!せめて心の中で言え!!」
俺はさっさと写真を全て回収した。ったく!仲良くなりすぎだ!!何だよコレ!今の写真とか寝顔まである!俺はアイドルかっつの!!
でも、リーシュが持っていたのはプリントしたものだけで、データとして沢山残っていると俺は全く知らなかった。
なんの羞恥プレイかリーシュは夕飯後に上映会をはじめ、俺は説明を求められ続けた。せめて俺のいないところでやってくれ!
ストーカーみたいにこっそりと見るから気になって仕方ないので、近くに呼んだら、仕事が終わってもずーっと俺の後をついて回った。なんだか親鳥になった気分だ。偶にリーシュもついてくるし、2人して楽しそうに笑っている。
ビトリーはそれを見てニヤニヤしていた。一日中張り付かれてるコッチの身になれってんだ!トイレにまでついてくるなよ!
でも、満足したのかニトアは数日後、すんなり帰っていった。
不思議だったのは帰る直前に
「負けないからね~!!」
と言ったから何に!?と聞いたが、
「そう簡単に渡さない!!」
とだけ言った。
何故かリーシュは顔を赤らめていた気がした。
どうした?と聞いても教えてくれなかった。
2、3日後屋敷でリーシュに声をかけた時、リーシュが何かカードのような物を落とした。拾って渡そうとしたが、バッチリ見た。俺は渡さずに隠した。
「ちょっとシャズさん!?何するんです!返してください!」
リーシュは手を伸ばす。
「な、何でお前がこんな写真持ってんだよ!」
俺はその写真をリーシュに渡さないように逃げる。
「待ってください!せっかく頂いたのにヒドイです!」
リーシュの持っていたのは俺の昔の写真だ。それもガキの頃の!!
「答えろ!コレどうしたんだよ!」
「ニトアちゃんと交換したんです!私は今のシャズさんしか知りませんからぁ!」
リーシュも俺を追いかけて写真に手を伸ばす。リーシュがまだ写真を抱えている事を確認して、俺はそっちにも手を伸ばす。俺の方が背が高いので断然有利だ。
「ちょっとシャズさん!!ズルイです!」
「うるせ~!!」
「何しているんですか!騒々しい!」
ゲッ!ロジーに見つかった!
「きゃあっ!」「どわあっ!」
ドサッ!
「リーシュ様!!」
くそ、慌てて足が絡れて2人して転んだじゃねーか!!
「痛っ!顔面打った。急に声かけてくるなよな」
「痛いし、お、重いです!」
「ん?」
俺が先ず思ったのは逆だろ!だった。
俺がリーシュを押し倒すような形になったのまではわかる。しかし、位置が良くない。リーシュの顔が俺の胸の下にあるって!普通男女逆だろ!?せめて、イヤ、俺も何考えてんだか・・・
「わ、悪い。とりあえず大丈夫か?」
俺はすぐどいて、手を出すが、リーシュは手をとらずに上体だけをゆっくりと起こし、座った状態だ。どうしたんだ?
「シャズさん、貴方という方は!!!」
ヤベ、ロジーが燃えてる!
「ただ倒れただけだろー?悪かったけどやらしい事は何もねーじゃん!」
「や、は、破廉恥です!」
ロジー、顔が真っ赤だ。意外とウブなのか?
肝心のリーシュはと言うと?座ったままで俺の胸元を見て赤くなっている。そこまでか!?
リーシュはある一点をジーッと見ている。
不思議に思って自分の胸元に目をやると、あの可愛らしい制服の白い胸元にピンク色のシミみたいなものがついていた。こんなのいつ着いたんだ?触れてみると新しそうだ。ちょっとベタついてるみたいだ。油か?と、そこまで考えて、リーシュを見る。さっきよりも真っ赤になって口元を押さえている。
「・・・・・・!?」
今気づいた。コレはたった今着いたんだ!
恥じらいよりもからかいたくなった。それに、その方がコイツも落ち着くだろ。心を一旦落ち着けて俺は制服のスカーフを掴み、どかせる。
触れた指先が落ち着かないのは気にしないでおく。
「し、シャズさ、何
ロジーが焦りだす。
「残念だったと思ってな」
俺はそう言ってから、ピンクのマークに唇を落とす。
実際は制服に触れていない。付近に唇を近づけただけでそう見えるようにしただけだ。
「・・・・・・!?」
リーシュはもう沸騰を通り越してのぼせる直前だ。
ロジーは口をパクパクさせている。お前は金魚かよ!
「破廉恥です!ふしだらです!淫らです!」
触れてねーよ!
口パクでロジーにそう言えば、
「なんだ、シャズさんはヘタレだったんですね」
なんて全身でホッとしたように言いやがった。
「うるせ~!せめて心の中で言え!!」
俺はさっさと写真を全て回収した。ったく!仲良くなりすぎだ!!何だよコレ!今の写真とか寝顔まである!俺はアイドルかっつの!!
でも、リーシュが持っていたのはプリントしたものだけで、データとして沢山残っていると俺は全く知らなかった。
なんの羞恥プレイかリーシュは夕飯後に上映会をはじめ、俺は説明を求められ続けた。せめて俺のいないところでやってくれ!
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