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フェンディの想い
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そんな時、フェンディはまだ泣きじゃくっている双子をあやすように、小さな声で歌い出した。
優しくて、安心する。
心地いい旋律はまるで、子守唄のようだ
ん?そういえば、どこかで聞いた気が?
それも、つい最近。オレは首を傾げた。
その時視界に入ったドラゴンは、攻撃をやめてゆらゆらしてる
何してんだ?
双子は元気を取り戻し、
「歌といえば~あの村に伝わる歌も!」
「この事なのかもなー!」
「え?あの唄が今起こっている事と関係してるってのか!?」
オレは双子に詰め寄った
「似てるよ~」
「似てるなー」
双子は歌い出した
♩太陽と月が出会う時
龍、眠りから覚め村へ
高き頂きより願い歌う
夢の空へ♩
「でも、何をどうすればいいのかわからないぞ」
兄さんが困った顔でみんなと考え込む
「エウロス!何か知らない?」
フェンディが詰め寄る
自分の為より、人のための方が頑張るってどうなんだよ
「でも、太陽と月が出会う時ってきっと、日食の事ですよね」
フロストが呟く
「高き頂きより歌い願う、、、神殿は山の上だよな?」
オレは思い出しながら言う
「神殿から歌うってのか!」
レビンが驚く
「うん。それで間違ってないと思う。夢の空は、眠るって事だと思う」
歴史に詳しいエウロスが核心を突いた
「神殿から歌ったら眠るって事?でも誰が!?」
フェンディが言う
フレイアを見てみる。今話していても全く会話に入ってこない。いつものフレイアからは考えられないことだ
みんなは1度顔を見合わせてから、そいつ以外は一斉にそいつを見た
「え?わ、私!?」
「適任だと思うな」
ウィロー
「さっきのも良かったしな」
レビン
『ドラゴンがゆらゆらしてたの、うとうとしたんだと思う~ー』
双子
「この状態のフレイアにお願いする訳にもいかないし」
エウロス
「私も自信無いや」
フレイア
「でも、水属性の私は!」
フェンディが涙を浮かべそうだ
「木は水を喜ぶでしょ?頑張って、姉さん」
フロスト
「でも!怖いよ!」
「1人じゃ行かせない。オレも一緒に行く。さっき思い出した。昨日深夜にステージ裏で歌ってたのお前だろ?オレ、あん時噴水の近くにいて、歌が聴こえてきて眠気で噴水の中に落ちたんだぜ。ダッセーだろ」
「え、!アレ、アースだったの!?恥ずかしい」
フェンディは赤くなって俯いた。青くなったり赤くなったり忙しいヤツ
「それぐらいにお前の歌は心地いいんだよ!もっと自信持て!」
「失敗したら?」
「オレがフェンディの事、守る」
「アース、、、」
「あの、この緊急事態に2人だけの世界作らないでくれないか~」
兄さんが苦笑いしながら見てる
「手まで握っちゃってさ、、、」
フレイアが静かに睨む
オレは慌てて手を離した。無意識だった
「お似合いだと思うよ」
エウロスまでニコニコしてやがる!
『そ、そんなんじゃ!?』
ハモった!どもったタイミングまで!?フェンディと顔を見合わせて赤くなる
「おまじないはいらないかもしれません」
フロストがニコニコしながらポソっと呟いたが、よく聞こえなかった。
優しくて、安心する。
心地いい旋律はまるで、子守唄のようだ
ん?そういえば、どこかで聞いた気が?
それも、つい最近。オレは首を傾げた。
その時視界に入ったドラゴンは、攻撃をやめてゆらゆらしてる
何してんだ?
双子は元気を取り戻し、
「歌といえば~あの村に伝わる歌も!」
「この事なのかもなー!」
「え?あの唄が今起こっている事と関係してるってのか!?」
オレは双子に詰め寄った
「似てるよ~」
「似てるなー」
双子は歌い出した
♩太陽と月が出会う時
龍、眠りから覚め村へ
高き頂きより願い歌う
夢の空へ♩
「でも、何をどうすればいいのかわからないぞ」
兄さんが困った顔でみんなと考え込む
「エウロス!何か知らない?」
フェンディが詰め寄る
自分の為より、人のための方が頑張るってどうなんだよ
「でも、太陽と月が出会う時ってきっと、日食の事ですよね」
フロストが呟く
「高き頂きより歌い願う、、、神殿は山の上だよな?」
オレは思い出しながら言う
「神殿から歌うってのか!」
レビンが驚く
「うん。それで間違ってないと思う。夢の空は、眠るって事だと思う」
歴史に詳しいエウロスが核心を突いた
「神殿から歌ったら眠るって事?でも誰が!?」
フェンディが言う
フレイアを見てみる。今話していても全く会話に入ってこない。いつものフレイアからは考えられないことだ
みんなは1度顔を見合わせてから、そいつ以外は一斉にそいつを見た
「え?わ、私!?」
「適任だと思うな」
ウィロー
「さっきのも良かったしな」
レビン
『ドラゴンがゆらゆらしてたの、うとうとしたんだと思う~ー』
双子
「この状態のフレイアにお願いする訳にもいかないし」
エウロス
「私も自信無いや」
フレイア
「でも、水属性の私は!」
フェンディが涙を浮かべそうだ
「木は水を喜ぶでしょ?頑張って、姉さん」
フロスト
「でも!怖いよ!」
「1人じゃ行かせない。オレも一緒に行く。さっき思い出した。昨日深夜にステージ裏で歌ってたのお前だろ?オレ、あん時噴水の近くにいて、歌が聴こえてきて眠気で噴水の中に落ちたんだぜ。ダッセーだろ」
「え、!アレ、アースだったの!?恥ずかしい」
フェンディは赤くなって俯いた。青くなったり赤くなったり忙しいヤツ
「それぐらいにお前の歌は心地いいんだよ!もっと自信持て!」
「失敗したら?」
「オレがフェンディの事、守る」
「アース、、、」
「あの、この緊急事態に2人だけの世界作らないでくれないか~」
兄さんが苦笑いしながら見てる
「手まで握っちゃってさ、、、」
フレイアが静かに睨む
オレは慌てて手を離した。無意識だった
「お似合いだと思うよ」
エウロスまでニコニコしてやがる!
『そ、そんなんじゃ!?』
ハモった!どもったタイミングまで!?フェンディと顔を見合わせて赤くなる
「おまじないはいらないかもしれません」
フロストがニコニコしながらポソっと呟いたが、よく聞こえなかった。
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