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第2章
「乱される」※
しおりを挟む「少し外飛んで来い。良いな?」
「みゃ」
ルカの声と……ミウの声。
朝日。っぽい光。
――――……なんかすごく、寝た気がする。
なのにだるい……。
「ソラ」
ルカに呼ばれる。
「起きねえと――――……ま、いいか。その内、起きろ」
なに――――…………?
ギシ、とベッドが軋んで。
布団が――――……めくられ……?
「っ……!」
急な、キツイ刺激に、声も出せずにびくん、と震えるしかなかった。
「……っあ、あ……っ」
下、見なくても分かる。
ルカに、くわえられてて。
一緒に、オイルでぐちゃぐちゃにされたそこに、指が――――……。
「や、あ……あっ……ああっ!」
中の、感じる所、トントン、突かれて。
「あっ……!!」
あっという間に、快感に飲まれてしまう。
「あ……はぁ……は――――……っ」
「……早いな、ソラ」
オレの脚を広げさせて押さえつけてた手は、離された。
ルカが上に体を起こしてきて、唇を奪われる。
けれど、中は、刺激されたまま。指が増やされて、ぞくん、と震えた。
「……お前の味、する?」
舌を絡めてくるルカに、クスクス笑って言われるけど。
正直、そんなの、気にしてられるような、状態じゃなくて。
あっという間にイかされた体は、出してもまだ熱すぎて。
中の指は、その熱をどんどんあげていくし。
「ル、カ……っ」
ぎゅ、と抱き付く。
「――――……お前昨日のこと、覚えてる?」
「……っわ、かんな……」
「女に飲まされて、倒れるってどーなんだよ……」
「…………っ」
「狙ってた女もな。まさか倒れられるとは思ってなかっただろうけど……」
く、と笑いながら、ルカは、後ろから指を抜いた。
…………狙ってた女?
何だっけ、それ……。
「あ……っ……んん、ふ……っ」
舌を奪われて、息が出来ないまま、脚を割られてあげさせられて。
考えてた事とか、全て吹っ飛んでいく。
「っん、んんっ――――……ひゃ……あっ!」
突き上げられて、仰け反る。
瞬間、絡んでた舌が外れたけれど、すぐにまた絡め取られた。
「ん、ンん、ん、ぁ……っ……」
舌を全部、ルカに奪われてるみたいに激しく吸われて息もまともにできない。激しく突き上げられて、ビクビク震えていると、不意に乳首を摘ままれた。
「ん、ぅっ…… はっ……はあ、んっ……」
また、触れられてないのに、イっちゃっ、た――――……。
「――――……気持ちいいか?」
「……ん」
キスされたままなので小さく、何度も、頷く。
体――――……頭?
もう、全部、溶けそうな位、熱い。
「……る、かぁ………」
ぎゅ、と抱き付く。
……どう、しよう、気持ち良い。
「――――……っ中、すごい絡む。締めてんの、分かるか?」
ルカの声が上擦る。瞳を開けて、ルカを見つめると。めちゃくちゃ、興奮してる顔、してて。
「……っうん、わか、る……」
なんか――――……心の中から……なんか、ゾクゾクしてきて。
ルカの刺激で感じるのと合わさって。
体がビクビク震えだした。
「あっ……ん、ん……き、もち……」
「――――……はっ。エロすぎ、お前……」
ルカがそう言って、奥まで突き上げて、そこで、精を放つ。一緒にまたイってしまった。快感が怖い程で、ぎゅう、とルカに抱き付いて、波を堪えてると、そのままゆるりと動き出したルカに、中を掻きまわされる。
「あ ――――…… っあ、んっ……だ、め」
「ダメ?」
「……だめ……っ」
「何で? こんな絡んでくんのに?」
「……っんあ……っは、あ……」
もう、中で、硬い。
さっきとは違う、今度は、気持ちいい所を狙って、小刻みに突かれる。
ルカの放ったので、卑猥な、音が、響いてきて。
気持ち良いのと恥ずかしいので、おかしくなりそう、になる。
「……っあ、あ……んっふ――――……」
脚をぐい、と更に上げられて、奥まで入り込みながら、体を上にあげてきたルカに覆いかぶさられて、また深く唇を塞がれる。
ルカの、エッチって――――……
……っ……なんで、こんな、激しいんだよう……っ
「……っもう、むり……」
「はー? 早すぎ。いーから、そのまま、喘いでろよ」
「……ん、あっ! ふ――――……んぅ」
のけ反らされて、キスされて、全身、ルカのしたい放題、乱されて。
手に力が入らなくて、ずるりと、ルカから滑った。
滑った先で、シーツを手繰り寄せて、握り締めた。
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