496 / 557
番外編
【当たり前に】奏斗side 9 ※
しおりを挟む
※
ベッドの上。
四ノ宮を深く受け入れて、どれくらい経っただろ。
何回達したか、もう良く分かんない。……四ノ宮とする時はいつもそうだったけど、付き合ってからは余計激しいというか、遠慮がない。……前、少しは遠慮してたんだな、とそんなのに気づいたりもした。
「――……ッ……っ」
気持ちイイのが極まって、全身に力が入って。それから、ふっと脱力。
四ノ宮の首にしがみついていた腕から力が抜けて、シーツに落ちた。
「……ふ……」
上がった息を抑えていると、四ノ宮の唇が重なってくる。
舌が入ってきて、んん、と声が漏れる。
「……っあ……ッ……」
オレはイッたけど、四ノ宮はまだみたいで、キスしながら、また中を突かれる。ぐい、と脚を開かれ、深く、繋がる。
「……ひ、ぁ……っ」
イッたばかりで。体中が敏感で、キスだけだって辛いのに。奥まで入れられて、唇の間で悲鳴みたいな声があがった。
「……ンン、……ぁっ……」
もう何もされなくても、気持ちよすぎて死にそうなのに。
舌を深く絡められるし、四ノ宮の手がオレのに触れて、刺激してくる。
指でシーツを握り締めて、快感に耐える。
「……や……ッ……待っ……う――……ン」
「……はは」
荒い息の中で、四ノ宮が笑う。
「奏斗ん中、ずっとビクビクしてて、気持ちイイ」
「……っバカ……ッ あ……っ」
首筋に舌を這わされて、かぷ、と噛みつかれた。びく、と大きく震えるオレの背に手を置いて、ぎゅ、と抱き締めてくる。
「……可愛いな、もう……」
「……ッ……」
下は動かずに、キスされて抱き締められてると、それはそれでムズムズするというか。……ぎゅ、と後ろに力が入ってしまう。
「ふー……。なんか……ダメだ」
「……ッ?」
「奏斗、可愛くて、ほんと無理。どうしよ……収まんない」
「…………ッ」
もうなんか。ほんとに何て返したらいいか分からない。
「……ッあ……! や、……ッ」
ゆっくり抜かれて、また中に入ってくる。緩い動きですら、もうほんと、気持ちよくて、無理。
「――――」
真上の四ノ宮を見上げる。
「奏斗?」
ふ、と見つめ返してくる四ノ宮に。
「――――……」
「え? 何て?」
恥ずかしくて小さな声で言ったら、全然聞き取ってくれなかったので、仕方ない。覚悟を決めて。
オレは、は、と息を整えてから。
「――ひろと……も、早く、イって?」
「――――」
背中に手をまわしてしがみついて、その瞳を見上げながら言ったら。
四ノ宮が、思った以上に反応して、抱き付いてる体が熱くなった気がする。
「あー。もうほんと無理……奏斗」
「……ん、ン……っ」
深く口づけられて、急に激しくなった動きに、やっと終わってくれそう。とちょっとほっとしたのもつかの間。
「……ぅ、あ……ッん、……っ……」
奥を突き上げられる快感に、キスもしていられず、仰け反る。それでもまた顎を取られて口づけられる。
舌が絡められて全部を奪われそうなキスと、奥を突き上げてくる乱暴な気持ちよさ。激しすぎて、もう何もよく分からなくなってって。声も押さえられないし、涙も零れ落ちていく。
「……は。かわい」
涙を舐めとられて、四ノ宮を見上げる。
「もっかい呼んで?」
「…………っ……大翔……」
「――――ふ。可愛い」
舌が絡んで、甘く甘く、溶かされるみたいで。
愛しくて、胸がきゅっと締め付けられて、もうなんだか、死にそうな気すらする……。
結局、なかなか終わらず。
またしばらく翻弄されまくる時間が過ぎていった。
ベッドの上。
四ノ宮を深く受け入れて、どれくらい経っただろ。
何回達したか、もう良く分かんない。……四ノ宮とする時はいつもそうだったけど、付き合ってからは余計激しいというか、遠慮がない。……前、少しは遠慮してたんだな、とそんなのに気づいたりもした。
「――……ッ……っ」
気持ちイイのが極まって、全身に力が入って。それから、ふっと脱力。
四ノ宮の首にしがみついていた腕から力が抜けて、シーツに落ちた。
「……ふ……」
上がった息を抑えていると、四ノ宮の唇が重なってくる。
舌が入ってきて、んん、と声が漏れる。
「……っあ……ッ……」
オレはイッたけど、四ノ宮はまだみたいで、キスしながら、また中を突かれる。ぐい、と脚を開かれ、深く、繋がる。
「……ひ、ぁ……っ」
イッたばかりで。体中が敏感で、キスだけだって辛いのに。奥まで入れられて、唇の間で悲鳴みたいな声があがった。
「……ンン、……ぁっ……」
もう何もされなくても、気持ちよすぎて死にそうなのに。
舌を深く絡められるし、四ノ宮の手がオレのに触れて、刺激してくる。
指でシーツを握り締めて、快感に耐える。
「……や……ッ……待っ……う――……ン」
「……はは」
荒い息の中で、四ノ宮が笑う。
「奏斗ん中、ずっとビクビクしてて、気持ちイイ」
「……っバカ……ッ あ……っ」
首筋に舌を這わされて、かぷ、と噛みつかれた。びく、と大きく震えるオレの背に手を置いて、ぎゅ、と抱き締めてくる。
「……可愛いな、もう……」
「……ッ……」
下は動かずに、キスされて抱き締められてると、それはそれでムズムズするというか。……ぎゅ、と後ろに力が入ってしまう。
「ふー……。なんか……ダメだ」
「……ッ?」
「奏斗、可愛くて、ほんと無理。どうしよ……収まんない」
「…………ッ」
もうなんか。ほんとに何て返したらいいか分からない。
「……ッあ……! や、……ッ」
ゆっくり抜かれて、また中に入ってくる。緩い動きですら、もうほんと、気持ちよくて、無理。
「――――」
真上の四ノ宮を見上げる。
「奏斗?」
ふ、と見つめ返してくる四ノ宮に。
「――――……」
「え? 何て?」
恥ずかしくて小さな声で言ったら、全然聞き取ってくれなかったので、仕方ない。覚悟を決めて。
オレは、は、と息を整えてから。
「――ひろと……も、早く、イって?」
「――――」
背中に手をまわしてしがみついて、その瞳を見上げながら言ったら。
四ノ宮が、思った以上に反応して、抱き付いてる体が熱くなった気がする。
「あー。もうほんと無理……奏斗」
「……ん、ン……っ」
深く口づけられて、急に激しくなった動きに、やっと終わってくれそう。とちょっとほっとしたのもつかの間。
「……ぅ、あ……ッん、……っ……」
奥を突き上げられる快感に、キスもしていられず、仰け反る。それでもまた顎を取られて口づけられる。
舌が絡められて全部を奪われそうなキスと、奥を突き上げてくる乱暴な気持ちよさ。激しすぎて、もう何もよく分からなくなってって。声も押さえられないし、涙も零れ落ちていく。
「……は。かわい」
涙を舐めとられて、四ノ宮を見上げる。
「もっかい呼んで?」
「…………っ……大翔……」
「――――ふ。可愛い」
舌が絡んで、甘く甘く、溶かされるみたいで。
愛しくて、胸がきゅっと締め付けられて、もうなんだか、死にそうな気すらする……。
結局、なかなか終わらず。
またしばらく翻弄されまくる時間が過ぎていった。
173
お気に入りに追加
1,687
あなたにおすすめの小説

学園の俺様と、辺境地の僕
そらうみ
BL
この国の三大貴族の一つであるルーン・ホワイトが、何故か僕に構ってくる。学園生活を平穏に過ごしたいだけなのに、ルーンのせいで僕は皆の注目の的となってしまった。卒業すれば関わることもなくなるのに、ルーンは一体…何を考えているんだ?
【全12話になります。よろしくお願いします。】
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。


好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
訳ありな家庭教師と公爵の執着
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝名門ブライアン公爵家の美貌の当主ギルバートに雇われることになった一人の家庭教師(ガヴァネス)リディア。きっちりと衣装を着こなし、隙のない身形の家庭教師リディアは素顔を隠し、秘密にしたい過去をも隠す。おまけに美貌の公爵ギルバートには目もくれず、五歳になる公爵令嬢エヴリンの家庭教師としての態度を崩さない。過去に悲惨なめに遭った今の家庭教師リディアは、愛など求めない。そんなリディアに公爵ギルバートの方が興味を抱き……。
※設定などは独自の世界観でご都合主義。ハピエン🩷
※稚拙ながらも投稿初日(2025.1.26)からHOTランキングに入れて頂き、ありがとうございます🙂 最高で26位(2025.2.4)。
※断罪回に残酷な描写がある為、苦手な方はご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる