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きづいたら
「ドア一枚」*大翔 ※
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※
……めちゃくちゃ涙目、可愛いけど。もうイかせてあげよう。
ぺろ、とその涙を舐めたその時。がたっと、ドアから音。
ドアを開けようとして、鍵に阻まれたらしい。
「あれ、鍵かかってますね」
「マジ? ユキ、居るのかな?」
――佑と相川先輩の声だ。
奏斗は、ドアが音を立てた時に大きく震えたきり、口元抑えたまま、目を見開いている。
「ユキ、いる?」
奏斗は、赤い顔。息、あがって、涙目のまま、オレをじっと見つめて、小さく首を振ってる。
「あ、四ノ宮います」
オレがそう言うと、「あ、大翔居た。そこに雪谷先輩も居る?」と佑の声がする。
「そろそろ部屋に戻ろうってなってさ。帰ってこないから」
続けて、相川先輩の声も。
「今、先輩が個室に入ってて。腹痛いって」
奏斗に睨まれるが、それしかないと思うんだけど。
触れたままの、もうすぐイきそうなそれは、手の中で震えてる。
奏斗もビクビクしてるし。息をめちゃくちゃ抑えて、涙目のままで。
あー。やば。……めちゃくちゃそそる。
「……っ……!」
奏斗のを少しだけ握ると、びく!と震えて、眉を寄せてオレを睨む。
「先輩が出てきたら、連れて帰るんで。先、戻っててもらっていいですか?」
「りょーかい、ユキ、平気そう?」
「多分」
「大翔がテーブルに置いてったスマホ、オレ持ってるからなー」
「ああ、サンキュー」
二人は、多分何も疑わず、離れていった。
良かった、開けてって言われなくて。
固まったまま、静かになるのを待ってたオレ達は、少しして、はー、と息をついた。
「ちょっとびっくりしたね」
「も……っば、かみ、や、いいかげんに、し、ろよ!!」
顰めた声で言って、めちゃくちゃ睨んでくる。
……でも、もう、なんかほんとに可愛く見えてしまう。
「ごめん。なんか我慢してるの、可愛くて」
「……っバレたら……どうす、だよ」
「今のじゃバレないよ」
「……友達とドア一枚のとこで……こんなことする趣味、ないからな……!」
「ん。今、終わらせるから」
ぐい、と抱き寄せてキスしようと顔を傾けると、奏斗が顔を引く。
「……っ離せば落ち着くから、もう離し……ぅ、ん……っ」
抱き寄せて口づけて、奏斗のを愛撫して抵抗を奪う。
「……っん、ん……っ」
すぐに感じるところ、刺激すると、は、と息を抑えて、ひく、と喉が反る。快感に弱いとこ、可愛い。
ちゅ、と首筋に口づけると、びくん、と震える。
「……っぁ……っ……ッ……」
少しの刺激で、オレの手の中で達した奏斗は、は、と背を壁についた。
手で口元を抑えて、オレを睨む。
「……ッ……馬鹿」
「ん。ごめん。……ちょっと待ってて」
奏斗から離れて、水道で手を流す。手を拭いてから、奏斗の側に戻って、ぎゅ、と抱き締めた。
「……ごめん。なんか。ヤキモチかと思ったらすげー可愛くて」
「ち、がうし」
違うって言うけど。
オレが、里穂と神社に行くのを、楽しそう、とか。
そんなのヤキモチ以外に何があんの。と思うと。違うっていう奏斗も、なんか愛しい。
でも、認めたくないんだろうと思う。
ヤキモチって認めたら、オレのこと、好きみたいってことになっちゃうもんな。
だけど、そういうのを絶対に認めたく無さそうな奏斗が、それを口にしたって思うと……なんだか胸の中が、じんわり熱くなる。
……めちゃくちゃ涙目、可愛いけど。もうイかせてあげよう。
ぺろ、とその涙を舐めたその時。がたっと、ドアから音。
ドアを開けようとして、鍵に阻まれたらしい。
「あれ、鍵かかってますね」
「マジ? ユキ、居るのかな?」
――佑と相川先輩の声だ。
奏斗は、ドアが音を立てた時に大きく震えたきり、口元抑えたまま、目を見開いている。
「ユキ、いる?」
奏斗は、赤い顔。息、あがって、涙目のまま、オレをじっと見つめて、小さく首を振ってる。
「あ、四ノ宮います」
オレがそう言うと、「あ、大翔居た。そこに雪谷先輩も居る?」と佑の声がする。
「そろそろ部屋に戻ろうってなってさ。帰ってこないから」
続けて、相川先輩の声も。
「今、先輩が個室に入ってて。腹痛いって」
奏斗に睨まれるが、それしかないと思うんだけど。
触れたままの、もうすぐイきそうなそれは、手の中で震えてる。
奏斗もビクビクしてるし。息をめちゃくちゃ抑えて、涙目のままで。
あー。やば。……めちゃくちゃそそる。
「……っ……!」
奏斗のを少しだけ握ると、びく!と震えて、眉を寄せてオレを睨む。
「先輩が出てきたら、連れて帰るんで。先、戻っててもらっていいですか?」
「りょーかい、ユキ、平気そう?」
「多分」
「大翔がテーブルに置いてったスマホ、オレ持ってるからなー」
「ああ、サンキュー」
二人は、多分何も疑わず、離れていった。
良かった、開けてって言われなくて。
固まったまま、静かになるのを待ってたオレ達は、少しして、はー、と息をついた。
「ちょっとびっくりしたね」
「も……っば、かみ、や、いいかげんに、し、ろよ!!」
顰めた声で言って、めちゃくちゃ睨んでくる。
……でも、もう、なんかほんとに可愛く見えてしまう。
「ごめん。なんか我慢してるの、可愛くて」
「……っバレたら……どうす、だよ」
「今のじゃバレないよ」
「……友達とドア一枚のとこで……こんなことする趣味、ないからな……!」
「ん。今、終わらせるから」
ぐい、と抱き寄せてキスしようと顔を傾けると、奏斗が顔を引く。
「……っ離せば落ち着くから、もう離し……ぅ、ん……っ」
抱き寄せて口づけて、奏斗のを愛撫して抵抗を奪う。
「……っん、ん……っ」
すぐに感じるところ、刺激すると、は、と息を抑えて、ひく、と喉が反る。快感に弱いとこ、可愛い。
ちゅ、と首筋に口づけると、びくん、と震える。
「……っぁ……っ……ッ……」
少しの刺激で、オレの手の中で達した奏斗は、は、と背を壁についた。
手で口元を抑えて、オレを睨む。
「……ッ……馬鹿」
「ん。ごめん。……ちょっと待ってて」
奏斗から離れて、水道で手を流す。手を拭いてから、奏斗の側に戻って、ぎゅ、と抱き締めた。
「……ごめん。なんか。ヤキモチかと思ったらすげー可愛くて」
「ち、がうし」
違うって言うけど。
オレが、里穂と神社に行くのを、楽しそう、とか。
そんなのヤキモチ以外に何があんの。と思うと。違うっていう奏斗も、なんか愛しい。
でも、認めたくないんだろうと思う。
ヤキモチって認めたら、オレのこと、好きみたいってことになっちゃうもんな。
だけど、そういうのを絶対に認めたく無さそうな奏斗が、それを口にしたって思うと……なんだか胸の中が、じんわり熱くなる。
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