247 / 274
◇早く。※
しおりを挟む「…………ぁ……っ」
優しく舌と歯で刺激しながら、片方も指で優しく擦る。
繰り返していると、ふる、と首を振って、肩に、しがみつくみたいに触れてきた。
「……や……」
気持ちいいみたいで、上半身になんだかすごく力が入って、繰り返す刺激に震えている。
「……これ、気持ちいい?」
「……ぁっ……!」
そこでしゃべったら、また、びくん、と大きく震えた。
「――――……ッ……それ、も、や……」
肩に触れてる手が、弱々しく抵抗して、引き離そうとしている。
舐めていた方を少し噛んでから離し、今まで指で触れてた方の乳首を口に含んだ。
「……っア…………っん…………」
ちゅ、と吸うと、またくぐもった声が上がる。
手を下に這わせて、ズボンを少し下げて、下着の中に手を入れた。
完全に反応していて、触れると、びく、と腹筋に力がますます入るのがエロく見える。
――――……あー……可愛い。
まずい。……興奮しすぎ。ちょっと落ち着けと、自制するのだけれど。
これ、ヤバいなと思っていた時。
「……み、かみ……待って、あ、の――――……」
「……?」
喘ぎとは違う感じの、なんだかすごく必死な感じの声で呼ばれて、ふと胸から顔を上げる。なんか、ものすごく顔赤いし。涙いっぱいで、ちょっと震えてる。一旦下から手を外すことにした。
「……陽斗さん?」
「……っ……三上……」
ぎゅう、と抱きつかれる。
――――……何これ。……可愛いんですけど。
ふわ、と顔に触れる、髪の毛になんだかすごく、ドキドキしてしまう。
「あの……止めて、ごめん――――……なん、ていうか……」
「ん……?」
止めてごめんって。
何だか可愛くて、笑ってしまいそうになりながら、その言葉を待っていると。
「……なんか……」
「うん……?」
「……なんか、前よりも、恥ずい、んだけど」
「――――……そうなの?……何で?」
こないだの初めてん時より恥ずかしいってこと?
なんだかとても必死な感じなので、顔を見ようと思うけど、しがみつかれてて、離せない。
「陽斗さん……?」
もう一度呼びかけると。
「…………好き、だなとか……思うと……」
「――――……」
「……死にそう、恥ずかしくて」
……こっちは。
可愛くて、死にそうなんだけど。
「あのさ……」
「……?」
「――――……今、すごく、早く繋がりたいんだけど……いい? もちろん、ちゃんと慣らすけど」
「――――……」
そう言ったら、しばし、ぽけっとしてオレを見つめる。
……おかげで、しがみつかれて見れなかった顔が見れた。
多分色んなこと、考えたんだと思う。
もともと赤かったのに、また新たに、赤面して。
それから、すこし俯いて。
それでも。
「……うん……良いよ。……てか……」
「――――……」
また、ぎゅ、としがみつかれる。
「……今は、その方が、いいかも ……」
湯気でも出そうな感じの顔でそう言って、オレの肩に乗せてくる額が。
――――……めちゃくちゃ熱い。
90
★お読みいただきありがとうございました♡★楽しんで頂けてましたら、ブクマ&感想、おまちしてます♡(好き♡とか短くても嬉しいです♡)
他にもいろいろ作品ありますのでぜひ♡
【恋なんかじゃない】
【ドS勇者vsオレ】
【Fairytale】
【Staywithme】
【やさしいケダモノ】
【溺愛ビギナー】
【水色の宝石】
【オオカミ王子は エサのうさぎが 可愛くて しょうがないらしい】
【Promise】
【ありふれた恋の音】
他にもいろいろ作品ありますのでぜひ♡
【恋なんかじゃない】
【ドS勇者vsオレ】
【Fairytale】
【Staywithme】
【やさしいケダモノ】
【溺愛ビギナー】
【水色の宝石】
【オオカミ王子は エサのうさぎが 可愛くて しょうがないらしい】
【Promise】
【ありふれた恋の音】
お気に入りに追加
1,285
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【Rain】-溺愛の攻め×ツンツン&素直じゃない受け-
悠里
BL
雨の日の静かな幸せ♡がRainのテーマです。ほっこりしたい時にぜひ♡
本編は完結済み。
この2人のなれそめを書いた番外編を、不定期で続けています(^^)
こちらは、ツンツンした素直じゃない、人間不信な類に、どうやって浩人が近づいていったか。出逢い編です♡
書き始めたら楽しくなってしまい、本編より長くなりそうです(^-^;
こんな高校時代を過ぎたら、Rainみたいになるのね♡と、楽しんで頂けたら。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
その捕虜は牢屋から離れたくない
さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。
というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
会社の後輩が諦めてくれません
碧井夢夏
恋愛
満員電車で助けた就活生が会社まで追いかけてきた。
彼女、赤堀結は恩返しをするために入社した鶴だと言った。
亀じゃなくて良かったな・・
と思ったのは、松味食品の営業部エース、茶谷吾郎。
結は吾郎が何度振っても諦めない。
むしろ、変に条件を出してくる。
誰に対しても失礼な男と、彼のことが大好きな彼女のラブコメディ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる