【愛じゃねえの?】~社会人*嫌いだったはずの先輩に恋する理由。攻めの後輩視点

悠里

文字の大きさ
上 下
21 / 274

◇初・プライベートで買い物

しおりを挟む

監禁されてから1週間、僕はこの部屋の主である人物を喜ばせるためにいる。
やって欲しいことは全部身体に教えこまれていった。
そうしなくちゃ…従わなくっちゃ…自分の身に危険が及ぶかもしれない。
そう思うと怖くて堪らなくて監禁された時から先生の言うことを聞く。という約束を守ることにした。

ほぼ毎日、仕事に出掛ける先生が居ない時間、この約束が破られた時のことを考えるけど…答えはいつも決まって一緒だった。
監禁するぐらいの思考を持つ人間の考えていることなんて分からない。
いつか自分がなにかの逆鱗に触れた時、僕は殺されてしまうかもしれない。
その結果しか浮かばないのである。

だから、観念したように先生の言うことを聞いて、これをやってと言われたことは全部するようにした。

先生の喜ばせ方は案外簡単だった。
僕のことを相当溺愛しているらしい…。
膝の上に座り、誘うように先生のことが喜びそうなことをするのが一番手っ取り早かった。

「あ…っ、んぅ…ちゅっ…ん…」

先生はキスが好きだった。
キスは一番、僕の顔が近くで見られるとか…なんとか言ってた気がするから…。

「んあっ…んっ!!んっぅ…うっ…」

首に回した腕にギュッと力を込めて、キスをする。
先生は僕からされるキスと深く絡み合うのが大好きだった。
所謂、ディープキスである。
この歳であまり深いキスをすることがなかった僕は舌を吸われ、唾液を絡め合い…口の端から唾液を零す。

「っ…!!はあっ…はあっ…っ…」

やっと解放された唇を先生は僕の零れた唾液を舐めとるようにして微笑みかける。
今日は機嫌が良いようだ。
機嫌の悪い時は、このやり取りが数回繰り広げられる。
僕はその度に窒息死するんじゃないかと言う恐怖でいっぱいになっていた。

「(良かった…今日は早く終わりそう…)」

心で安堵のため息を零しながら、いつも通り膝上から降りようとした時、腰をギュッと引き寄せられる。

「っ…!?せんせ…どうしたの…?」

いつもなら先生の熱くなった股間のモノを手で扱くだけで終わるはずなのに…今日は少し様子がおかしい。

『うーん、そうだなあ…今日は君の自慰を見たい…かな?』

身体が硬直した。
自慰って…なんだっけ…?
思考が纏まらない。

『…っ!自慰って…オナニーするって…こと…?』

こくりと頷く先生に一瞬腰が逃げようとしたのを察してか、またギュッと引き戻される。

「気持ちいいところ僕に見せて?」

機嫌が良いからなのか、はたまたサイコパスの人が見せる笑みのような顔で僕に言った先生は「 早く」と言わんばかりの顔で僕の股間を触ってきた。

『…やっ、ちょっ…待って…せんせい…』

深いキスをされて起たないわけもなく…先生と一緒でちょっと膨らみを帯びていたそこをグリグリと刺激され、身震いしながら体を捩った。

「ん…なに?出来ないの…?」

ちょっと真顔に戻った先生の顔にドキリとした。ダメだ…これもうやらないといけないやつだ…。
躊躇している間にもグリグリと股間に刺激を与えられる。

『や…やるっ、やります…から…グリグリ、しなぃで…』

オナニーするなんていつぶりだろう。
監禁される前からあまりオナニーすることが無かった僕は上手くできるかどうかもちょっと不安になった。

今日の試練をクリアするためには恐る恐るズボンとパンツから自分のモノを取り出し、オナニーするしか無さそうだった。
ちょっと先走りで湿ったパンツから先生よりも断然小さいものを取り出し、ギュッと握った。

強ばっているのか、少し萎えているようにも思えた自分のモノを握り、上下に扱き始める。

『…はぅ、あ…んぅ…っつ…やぁっ…』

久しぶりに触る自分の感覚に軽く身震いをした。これまで触ってなかったからか特に感覚が研ぎ澄まされていて、ちょっと扱くだけでムクムクとそこは大きくなっていく。

『…っ…(どうしよ、気持ちい…)』

両手でクチュクチュと音を鳴らしながら一生懸命扱く姿はとても滑稽だ。
最初は嫌がっていたはずなのに、いつの間にか行為に没頭していく。

ふと、視線を感じ先生を見てみると熱い眼差しでこちらを見ていることに気付く。
その瞬間、恥ずかしさに一瞬手を止めてしまった。

「どうして止めるの?止めていいなんて言ってないよね?イクまで止めないで…」

『…や…だ…恥ずかし…ぃ…』

涙目になりながら嫌だと懇願してみるが、先生は真顔のまま亀頭をグリグリと押すように刺激し始めた。

『んやっ…あっ…あっ…あぅっ!!!』

「こうやって気持ちいいところグリグリして扱いていっぱいイッて…君のを僕のシャツにかけてね?」

そう言いながら手伝うかのように弱いところを責められて、果てる準備を始めた身体はビクビクと震え出した。

『ふぁっ…やだっ…も、あっ…いくっ…んぅーーーー!!!!』

ビュクッと言う音と共に吐き出された精はご所望通り先生の仕事着であるシャツに吐き出された。
久しぶりの射精に肩で息をする僕は身体に力が入らなくて後ろに倒れそうになっているところを先生が引き寄せる。

「んー、もうちょっと足りないかなあ…」

『…ふえっ…?』

そう言うと亀頭に何か押し当てられる。

『ま、や…ちょっと待ってっ…先生っ!!!』

「いっーぱい、気持ちよくなろうね?」

ヴィィィィン…という機械音が部屋中に響き渡った。
亀頭に押し当てられたのは小さいローターだった。

『あっ!っや…だめっだめだめっ…!!!いぐぅっ…!!!!』

敏感になっていたそこに当てられたローターにすぐ果ててしまった。
その後も間髪入れずに何度も何度もローターでイかされた。
どれだけ懇願してもやめてくれない行為に涙を流しヨダレを垂らしながらイクことしか出来ないまま、意識を失うまで責め立てられた。

やっと解放された時には精液は出ておらず、ビクビクと身体を震わせて先生にもたれかかった状態だった。

「あー、たくさん出したね…今度は潮吹き…覚えようね?」

そんな言葉を意識を手放す前に聞こえたような気がして、僕はまたこの人の玩具になるしかないのだと確信して意識を失った。
しおりを挟む
★お読みいただきありがとうございました♡★楽しんで頂けてましたら、ブクマ&感想、おまちしてます♡(好き♡とか短くても嬉しいです♡)
他にもいろいろ作品ありますのでぜひ♡

【恋なんかじゃない】
【ドS勇者vsオレ】
【Fairytale】
【Staywithme】
【やさしいケダモノ】
【溺愛ビギナー】
【水色の宝石】
【オオカミ王子は エサのうさぎが 可愛くて しょうがないらしい】
【Promise】
【ありふれた恋の音】
感想 119

あなたにおすすめの小説

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

処理中です...