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第2章
◇ヤバい*拓哉 1 ※
しおりを挟む「ん……った、かせ……っ……」
織田が、切羽詰まったような声で、オレを呼ぶ。
ソファでうたたねした後、コーヒーを淹れて飲んでたら、織田があくびを始めたので、今日は早めに寝かせてあげようかなと思っていたのに。
寝室で引き寄せてキスしたら。どんどん止まらなくなって。
「抱いてもいい?」
ついつい、聞いてしまった。
「……うん。……オレも、したい……」
――――……ほんと、可愛い。そう思う。
キスしたまま手でイかせた後、ローションを手に垂らして、再び織田自身に触れた。
――――……ほんと、やばいな……オレ。
……止まらない。
「……っあ、……っん、あ……!」
敏感になってる先端を刺激してから、後ろに指を這わせて中に挿し入れた。中の感じる所を擦って乱れさせる。
「……ん……っ……ふっ――――……」
少し仰け反ってる織田の唇をふさぐ。
中、慣らしながらキスしてると――――……どこが気持ち良いかすぐ分かる。
性急に求めてしまっても、こちらの思うままに快感に流されていくのが、可愛くてしょうがない。普段の可愛い笑顔とは、まったく違う顔。
とろん、とした気持ちよさそうな顔を見てると、抑えがどんどん利かなくなっていく。
「高瀬、もう……大丈夫……」
ぎゅっと抱き付かれたまましようかと思ったけれど、ふと。
「なあ……後ろからしてもいい?」
聞いたら、織田が、少しだけ離れて、オレを見上げた。
「……うん」
「……うつ伏せて、腰、上げれる?」
「……ん……」
恥ずかしそうな顔で、オレを見てから。くる、とうつ伏せて枕を抱く。腰を上げさせると、入り口に先端をあてて――――……。
「…… ン……っ」
ゆっくり、深く押し入ると、ぎゅ、と肩や背中に力が入る。少し反る腰に手を這わす。
「背中、キレイだな――――……織田」
「ひ、ゃっ……!」
背筋に舌を這わせた瞬間、そんな声を上げて、びくん!と震えた。
こっちが、驚く位。
「っやっだ、それ……っ……んん……っ」
枕に顔を押し付けて、プルプル首を振ってるのを見て、くす、と笑ってしまう。
「はーもー…… 可愛いな……お前……」
うしろから、ぎゅ、と抱き締める。
「……んっ……た……かせっ……」
ぶる、と震えて、中を締め付けてくる。
「織田……」
「……っ……っ……ん、うっ……ンっ!」
入れたまま、何度か奥まで突くと、シーツをぎゅ、と握りしめて。
腰を、少し、揺らしてくる。
――――…… めちゃくちゃ、可愛い。
幾度か抱いた後、自分の気持ちいい所にあてようと、腰を揺するように、なった。 自分では気付いてないのかも。気づいたらやめてしまいそうなので言わないけど。
「……あ ……っ……は…… ンん……っ……」
「――――…… おだ……」
快感を急に高めまくるようなやり方で繋がってしまったけれど。
ちゃんと気持ちよさそうに受けとめてくれているのが可愛くてしょうがない。
「――――……ふっ ……あ……」
一度抜いて、織田を前から抱き直してキスすると。
上気した頬で。とろん、とした顔で、一生懸命応えてくれるのが、愛しい。
「……たかせ……」
「ん……?」
涙で潤んだ瞳で、じ、と見つめられる。
「――――……ったか、せ…… すき……」
「……っ」
――――……やば。
「……だいすき……」
ぎゅう、と抱き付かれて、は、と熱い息とともに言われる。
「……――――……っ……」
こんな事で腰にきて、達してしまいそうになるって。
――――……ほんと、やばい。
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