【恋なんかじゃない】~恋をしらなかった超モテの攻めくんが、受けくんを溺愛して可愛がるお話。

悠里

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◇進展?

「可愛すぎ」*玲央

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 だいすき



 この言葉が。
 こんなに愛しいとか


 ――――……謎すぎ。


 むしろ。
 わずらわしいと、思う事の方が多かったのに。


 ――――……マジで、可愛い。

 出会ってから、会うたび話すたび触るたび、可愛いと思ってるのに。 
 なんでだか、ますます可愛く見えてくる。 

 可愛いって思う事に、際限て、ねえのかな。

 可愛すぎて、大事に思う。
 激しくするよりも、触れるだけの、キスをいくつも、落とす。

 なんか、可愛すぎて、大事すぎて、
 ――――……服、脱がせるのも、ちょっとためらう。

 どうすっかな。
 ――――……この可愛いまま、抱きしめて、寝るか?


 でもやっぱり――――……今すぐにでも、裸にしてその先も、とも思うのだけど。


 ただひたすら純粋に、可愛く、
 だいすき、なんて、言われてしまうと――――……。

 優月なんて、一緒に居られればいいとか。そういうこと、平気で言うタイプな気がする。

 性欲、強く、なさそうだし。

 他人に触られるのが初めてにしたって、自分でした事位あるだろうに、多分、快感を追い求めるとか、どーやればイイかとか、全然考えもしてなかったんだろうなと、触れた時思った。
 少し違う触れ方するだけで、すぐ悶えるし。

 そんなのも、めちゃくちゃ可愛いけど――――……。

 こんな、毎晩のようにこんな事に付き合わせてたら、嫌がられるかな。
 ……いや、でもな。やっぱり、触りたいけど。

 優月の心臓の音、すごい。
 壊れちまうんじゃないかな、と思う位。バクバクしてる。

 可愛すぎて手が出せないとか、ちょっと初めてすぎて、どうしようかと思ってしまう。

 首筋にキスしたら、竦めて少し逃げられたので、手首を軽くつかんで、押さえた。細い、手首。 軽く押さえてるだけで、力もほとんど入れてないけれど、そのまま、動かない。 なんだか、一生懸命な顔で、見上げてくる。

 あー…… ほんとに、可愛い、な。

 ちゅ、と触れるだけで、何度も、口づけた。
 これ以上深くすると――――…… 歯止め、きかなくなりそうで。


「……優月」

 どれだけ好きか教えてやるとか。言ったけど。

 相手が優月だと、可愛がるって、激しくするだけじゃねえかも……。

 ――――……今日は、このまま休むか?
 そんな、柄にもなさすぎる事を聞こうか、やっぱりやめようか、一人心の中で、迷っていた時。

 掴んでた手首がぴくん、と動いて、する、と抜けた。
 そろそろと、首に、回ってきて。

「……優月?」
「――――……玲央」
「……ん?」

「なんで――――……」
「……ん?」


 なんで?

 抱き付かれて、優月の顔が、肩に埋まってるので、表情が見えない。


「ゆづき?――――……」

 少し離そうとした瞬間。
 ぎゅ、と抱きつかれて――――……唇が、重なってきた。

「――――ゆづ……」


 舌が、躊躇いがちに入ってきて。そっと、オレの舌に、触れた。


 ――――……え。

 驚いた。
 舌に触れて、すぐ、少し離れて。

 なんだかものすごく、恥ずかしそうに、見つめてくる。


「優月……?」
「なんで、ちゃんと、してくれないの……?」

「――――…………っ」

 やば……。
 ――――……寝かせてやるとか、吹き飛んだ。


「――――……あー、ごめん、可愛くて」
「――――……?」

「なんかお前が、可愛すぎて……エロイ事して良いか、ちょっと迷ってた」 
「……っなに、それ……」

 かあっと赤くなる優月。


「――――……お前、オレにされるの、怖くない?」
「……だったら、来てないし」

「……毎日だと嫌じゃないか?」
「――――……嫌なら、ここに、居ない、し……」


 ……あー。可愛い。


「優月、舌、べーてして」
「え。……ん?」

 恥ずかしそうに、舌を出してる。
 ゆっくりその舌に触れて絡めながら、優月を枕に押し付けた。少しも、キスから逃げられないように片手で頭を押さえて、片手で、バスローブの紐を、解く。

「……んっ……ぅ……」

 深く重ねてキスしてると、優月が、は、と息をつく。

 
「……優月」
「……?」
「――――……こうしてほしかった?」
「……っ」

 かあっと赤くなって。――――……でも、すぐ、頷く。


「はは。――――……かわいいな、優月……」

 深くキスしながら、胸に触れて、乳首に触れる。
 ぴくん、と体が震える。

 キスして塞いだ喉の奥で、声が漏れる。


「――――……ん、……っぁ」

 もうここ、ちゃんと、気持ちよいの認識してるな。
 ぷち、と立った乳首を、指先でこねる。
 びく、と震えて、顎が反りそうになるけれど、深くキスして、押さえる。


  ――――……もう、エロイ顔、してる。



「……ん……ん、ぅ……っ」


 ――――……声。すげー可愛いなー……。
 どうしようもなくて、漏れる、みたいな、喘ぎに熱くなる。


 舌。優月から入れてきたの。
 ……めちゃめちゃ、可愛い。

 

「なんか、オレすげえ……コーフンしてるんだけど」
「――――……っ?」

「……分かる?これ」

 優月のそこに、ズボン越しに押し付けると。
 とろん、としてた優月が、目を大きく見開いて、一気に真っ赤になった。


「やばいな――――……これ……」


 はあ、と漏れる息が、熱い気がする。
 そのまま、真っ赤な優月に口づける。舌を吸うと、ん、とすぐ声が出る。


 舌吸われんの、好きだよな、優月。
 ……可愛い。


 

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