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本編
萎えない?
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恥ずかしい物を見られてしまったけど、その結果、ガイルが僕の事を好きだと知ることが出来た。
今日、好きだと気付いたばかりで、こんなに早く想いを伝えるつもりは無かったけど、ガイルの想いを知ってしまった今、言わないという選択肢は無かった。
「イズ・・・それが、本当なら、俺はもう我慢出来ないが、いいか?」
「我慢・・・?」
「あぁ、これを使うって事だな」
ガイルは、そう言うと、ベッドに並べられた商品を指差した。
僕が、今日買ってきた・・・えっ!?
今から使うの!?
まだ閨の指南書も読み込めてないのに!?
心の準備も出来てないよ!?
知識が無さすぎて、ガイルに呆れられたくない・・・。
「ガイル、あのね。その、僕、初めてだから、ガイルの手を煩わせたくないんだ。だから、準備をしたいから、数日待って貰えると嬉しい。僕も、ガイルとそういう事はしたいんだけど、今はまだ・・・」
初めてだと、慣らすのに時間も掛かるし、すぐに挿入は出来ないと書いてあったから、ガイルも面倒だって思うと思うし、そんな思いをして欲しくない。
「そんなの分かってる。イズが初めてで、俺は嬉しいしかないけどな。手を煩わせるなんて考えるな。俺が、この手でしっかり慣らしてやりたいし、快感を感じさせてやりたいんだよ。痛くしない様に、しっかり蕩けさせてやるから」
そう言いながら、シャツを捲り上げ、ガイルの大きな手が身体を這う。
ガイルは、本当に僕の身体で、興奮してくれるの?
女性の様に、柔らかい抱き心地でも無いし・・・。
ガイルの今までの相手と比べたらきっと僕なんて・・・。
「イズ?どうした?やっぱり、急過ぎたか?」
「ううん。ただ・・・僕の身体を見て、ガイルが萎えちゃわないかなって思って・・・。女性の様に胸があるわけでも、柔らかい抱き心地も無いから・・・」
「なんだ。そんなことか。イズにそんなものは求めてねーよ。何より、イズには、このきめの細かい艶やかな肌があるだろ?透き通るような白い肌に、しっとりと吸い付く様な肌触り。その白い肌に、赤い花を散らしたら、どれほど美しいのか・・・想像するだけで、こうなってるな」
言い終わるのと同時に、手を掴まれ、ガイルの物に触れる様に、寄せられる。
もうこんなに固くなってる・・・。
「な?心配いらないだろ?」
「う、うん」
僕の返事を合図に、ガイルは、ゆっくりとボタンを外しながら、首筋に唇を這わす。
時折、チリリとした刺激を感じながら、時には、舌を這わし、歯を立てながら・・・。
その、刺激に僕のも硬度を増していく。
丁寧に脱がされ、仰向けに横になる。
「あぁ、本当に綺麗な身体だな。・・・イズ、この本で勉強しようとしてたんだよな」
「うん?」
「今から俺が一から丁寧に教えてやるから、もうこの本は必要ねーよ」
「え・・・?」
「商品一つ一つ、どう使うか説明しながら、可愛がってやるから安心しろよ」
何それっ!?
説明される方が恥ずかしいと思うよ!?
今日、好きだと気付いたばかりで、こんなに早く想いを伝えるつもりは無かったけど、ガイルの想いを知ってしまった今、言わないという選択肢は無かった。
「イズ・・・それが、本当なら、俺はもう我慢出来ないが、いいか?」
「我慢・・・?」
「あぁ、これを使うって事だな」
ガイルは、そう言うと、ベッドに並べられた商品を指差した。
僕が、今日買ってきた・・・えっ!?
今から使うの!?
まだ閨の指南書も読み込めてないのに!?
心の準備も出来てないよ!?
知識が無さすぎて、ガイルに呆れられたくない・・・。
「ガイル、あのね。その、僕、初めてだから、ガイルの手を煩わせたくないんだ。だから、準備をしたいから、数日待って貰えると嬉しい。僕も、ガイルとそういう事はしたいんだけど、今はまだ・・・」
初めてだと、慣らすのに時間も掛かるし、すぐに挿入は出来ないと書いてあったから、ガイルも面倒だって思うと思うし、そんな思いをして欲しくない。
「そんなの分かってる。イズが初めてで、俺は嬉しいしかないけどな。手を煩わせるなんて考えるな。俺が、この手でしっかり慣らしてやりたいし、快感を感じさせてやりたいんだよ。痛くしない様に、しっかり蕩けさせてやるから」
そう言いながら、シャツを捲り上げ、ガイルの大きな手が身体を這う。
ガイルは、本当に僕の身体で、興奮してくれるの?
女性の様に、柔らかい抱き心地でも無いし・・・。
ガイルの今までの相手と比べたらきっと僕なんて・・・。
「イズ?どうした?やっぱり、急過ぎたか?」
「ううん。ただ・・・僕の身体を見て、ガイルが萎えちゃわないかなって思って・・・。女性の様に胸があるわけでも、柔らかい抱き心地も無いから・・・」
「なんだ。そんなことか。イズにそんなものは求めてねーよ。何より、イズには、このきめの細かい艶やかな肌があるだろ?透き通るような白い肌に、しっとりと吸い付く様な肌触り。その白い肌に、赤い花を散らしたら、どれほど美しいのか・・・想像するだけで、こうなってるな」
言い終わるのと同時に、手を掴まれ、ガイルの物に触れる様に、寄せられる。
もうこんなに固くなってる・・・。
「な?心配いらないだろ?」
「う、うん」
僕の返事を合図に、ガイルは、ゆっくりとボタンを外しながら、首筋に唇を這わす。
時折、チリリとした刺激を感じながら、時には、舌を這わし、歯を立てながら・・・。
その、刺激に僕のも硬度を増していく。
丁寧に脱がされ、仰向けに横になる。
「あぁ、本当に綺麗な身体だな。・・・イズ、この本で勉強しようとしてたんだよな」
「うん?」
「今から俺が一から丁寧に教えてやるから、もうこの本は必要ねーよ」
「え・・・?」
「商品一つ一つ、どう使うか説明しながら、可愛がってやるから安心しろよ」
何それっ!?
説明される方が恥ずかしいと思うよ!?
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