【完結】冒険者になる!え?クマさんも一緒だよ?〜魔力が少ない少年の思考錯誤冒険記録〜

Ria★発売中『簡単に聖女に魅了〜』

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本編

今日はお家作業

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 翌日、目が覚めて、汚いまま眠ってしまったことに、うわっと思いつつも仕方ないかと思い、ベッドに浄化魔法を掛けて湯船に湯を沸かす。

 やっぱり、湯船にゆっくり浸からないと疲れが取れないし、スッキリしないよね。

 クマさんには、浄化魔法を掛けてあげるだけで、一緒にお風呂には入れないので、ベッドの上で遊んでて貰う。

 今日も森へ行って、魔法陣を試したいけど・・・昨日使い切っちゃったから、今日はひたすら魔法陣を描かないとダメだ。

 足を伸ばし、頭を預け目を閉じる。
 あー、お風呂って良いよねー。

 ・・・。

 ・・・・・・。

 『坊ちゃん!坊ちゃん!』

 ポフポフ!ポフポフポフ!
 
 なんか聞こえる・・・。

 『坊ちゃーん!』

 ポフポフポフポフ!

 パチリと目を開ける。
 目を開ける?

 あれ、僕いつの間にか寝てた?
 昨日、ぐっすり寝たはずなのに!

 「クマさん、また起こしてくれたんだね。ありがとう」

 『湯船で寝たら危ないよ。風邪ひくし、溺れちゃうよ』

 「そうだよね。昨日森に行ったのは、予想以上に疲れたみたい・・・」

 『まぁ、初めて森の奥まで歩いて体力使ったし、初めての戦闘で神経も使ったと思うからしょうがないよ』

 「うん」

 『それより!坊ちゃん!クマさん濡れちゃったから綺麗にして!』

 「あー、ごめんね。すぐ浄化魔法かけるね」

 クマさんを抱き上げて、脱衣所に行く。
 
 クマさんに浄化魔法を掛けてふかふかに戻してあげてから、僕も体を拭いて着替える。

 (よし!スッキリしたし、魔法陣描くぞ!)

 昨日の魔法陣を10枚ずつ描いて、他の魔法陣2種類も10枚ずつ描いたら、森に行って見ようかな。

 【転移】の魔法陣も描かなくちゃ行けないから、今週は森に行けなさそうだなー。

 それにしても、この魔法書・・・なんで魔法の名前と魔法陣しか書いてないんだろう・・・。
 せめて属性とか書いてあれば、どんな魔法陣か想像もしやすいのに!

 この程度の魔法なんて見れば、どんな魔法か分かるだろ?と言うことなのだろうか。
 もしかして、僕が無知なだけ!?
 

 
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