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本編
クマさんの気になる事
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常々思っていたことがある。
「ねぇ、クマさん。クマさんってお腹空かないの?」
そう、僕はいつも1人でご飯を食べている。
クマさんはただ座って、僕とお喋りしているだけ。
『坊ちゃん・・・クマさんはぬいぐるみだよ?』
「・・・・・・」
『流石に、食べられないよ』
「・・・・・・」
うん、普通のぬいぐるみなら食べれないよね。
でも、クマさん普通じゃないじゃん!
「・・・そうだよね。普通のぬいぐるみは食べれないよね。クマさんの原動力は僕の魔力だから、側に入れば良いだけって言ってたもんね」
『そうだよ。言うなれば、クマさんは坊ちゃんの魔力を食べて生きているんだよ』
「なるほど。僕の魔力が食糧だったんだね。ねぇ、僕ってそんなに魔力垂れ流してるの?」
不思議なんだよね。
魔力の器が小さいから体に溜められる魔力が少なくて、大きな魔法を撃てないと聞いてはいるけれど、常に魔力を垂れ流してるって魔力多い様な・・・
『うん、常に魔力が溢れているよ。坊ちゃんは器が小さいから大きな魔法は打てないけど、器が小さいだけで魔力の回復は早いから魔力消費の少ない生活魔法とかは連発してもすぐ魔力回復するから問題ないよ』
「・・・あー、えーっと。なんか魔法連発しても問題ないって聞くと魔力量が多く聞こえるけど、魔力の回復が早いだけなんだね。しかも、回復しても器が小さいから消費量の少ない魔法しか使えないと・・・」
『うん』
「なんか、便利なんだかそうじゃないだか良くわからないな・・・」
『うーん・・・使い方次第って事じゃないかな。』
「使い方次第?」
『うん、魔法陣自体は魔力量が少なくても発動するから、坊ちゃんは魔法陣を発動しまくれるって事だよ』
「魔法陣に魔力を込める量は少ないから直ぐ回復するって事だね。そう考えると魔法陣さえ沢山用意しておけば良いのか」
『うんうん』
クマさんを抱き上げて、ぎゅっと抱きしめる
「クマさんは本当に賢いねー」
『くふっ、クマさんは周りの声を聞き続けてきたからね。色んなことを知っているんだよ』
「クマさん格好良すぎだよ!」
『坊ちゃんは、ちょっと頼りないからクマさんが気をつけて上げないといけないから』
「・・・否定出来ないところが悲しい」
クマさんは、僕の頭をよしよしと撫でて慰めてくれた。
クマさんは、イケメンだな・・・。
そして、クマさんをベッドに下ろして、魔法陣の続きを描く。
【転移】の魔法陣の在庫が少ないと言われているので、今日は【転移】の魔法陣をひたすら描き続ける。
明日の朝は、冒険者ギルドで薬草採取の依頼を受けたら、商業ギルドに行って【転移】の魔法陣を納品しよう。
「ねぇ、クマさん。クマさんってお腹空かないの?」
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『そうだよ。言うなれば、クマさんは坊ちゃんの魔力を食べて生きているんだよ』
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不思議なんだよね。
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「・・・あー、えーっと。なんか魔法連発しても問題ないって聞くと魔力量が多く聞こえるけど、魔力の回復が早いだけなんだね。しかも、回復しても器が小さいから消費量の少ない魔法しか使えないと・・・」
『うん』
「なんか、便利なんだかそうじゃないだか良くわからないな・・・」
『うーん・・・使い方次第って事じゃないかな。』
「使い方次第?」
『うん、魔法陣自体は魔力量が少なくても発動するから、坊ちゃんは魔法陣を発動しまくれるって事だよ』
「魔法陣に魔力を込める量は少ないから直ぐ回復するって事だね。そう考えると魔法陣さえ沢山用意しておけば良いのか」
『うんうん』
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『くふっ、クマさんは周りの声を聞き続けてきたからね。色んなことを知っているんだよ』
「クマさん格好良すぎだよ!」
『坊ちゃんは、ちょっと頼りないからクマさんが気をつけて上げないといけないから』
「・・・否定出来ないところが悲しい」
クマさんは、僕の頭をよしよしと撫でて慰めてくれた。
クマさんは、イケメンだな・・・。
そして、クマさんをベッドに下ろして、魔法陣の続きを描く。
【転移】の魔法陣の在庫が少ないと言われているので、今日は【転移】の魔法陣をひたすら描き続ける。
明日の朝は、冒険者ギルドで薬草採取の依頼を受けたら、商業ギルドに行って【転移】の魔法陣を納品しよう。
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