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本編
クマさんと一緒
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僕は片手にクマさんを抱いて、冒険者ギルドの向かいにある建物へ向かう。
これから、僕が暮らす部屋があるのだ。
家を出て、どこで生活をするか考えたところ、冒険者になるならギルドの近くに住んだ方が便利だろうと言うことで、冒険者ギルドの前にある宿舎の部屋を1年間先払いでお世話になる事になった。
勿論、これも餞別としてお父様が支払って下さった。
本当に、甘ったれた息子でごめんなさい。
1年後は、ちゃんと自立をし、自分で家賃を払って生活していけるように頑張るからね。
部屋に入ると、シングルベッドかと思いきや、冒険者が泊まることを想定しているのか、ダブルベッドだった。
確かに、冒険者達は体格の良い者が多いから、シングルベッドだと狭くて寝返りも打てないかもしれない。
僕は・・・小柄な方なので、シングルベッドでも問題ないけどね・・・。
ベッドの横には、机と椅子があるので、ここで月の半分は魔法陣を描いて、残りの半分は冒険者として活動をすると二足の草鞋で頑張って行こうと思う。
なんせ、僕は駆け出しの冒険者なのだ。
冒険者だけでは、生活していけない。なので、既に収入を得ている魔法陣の仕事はそのまま継続していく事にした。
ベッドの上にクマさんを下ろす。
「クマさん、今日からここが僕たちのお家になるんだよ。2人で頑張ろうね」
このクマのぬいぐるみは、僕が生まれた時に母が買った物だと聞いた。
僕のお友達になるようにと、いつも一緒に寝かせていたそうだ。
その為、僕は常にクマさんを持ち歩き、いつも一緒に行動していた。
寝るときは、必ず一緒に寝るし、寝る前には今日はあーだったこーだったとクマさんに話しかけるのが日課だ。
と、言うことで、僕が家を出る時は勿論クマさんも一緒。
流石に狩りに行く時は、抱っこしてるわけにも行かないな・・・と言うのが最近の悩み事。
始めは薬草採取だから、暫くは片手で抱っこしながら薬草取りをするとして・・・うーん、どうしようかな。
少し考えよう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そんなこんなで、薬草採取したり、魔法陣を描いたりと日々を過ごしていった。
そして、クマさんは今・・・ベッドに腰掛けて僕と会話をしている。
そう、会話をしているんだ。
僕が一方的に話し掛けているではない。
ベッドに腰を掛けたクマさんは、短い足をバタバタとして遊んでいたが、バランスを崩して後ろにコロンと転がってしまう。
(あーーーーー!!!僕のクマさんが可愛すぎるよーーーー!!!!)
僕は、クマさんの可愛さにいつも身悶えている。
これから、僕が暮らす部屋があるのだ。
家を出て、どこで生活をするか考えたところ、冒険者になるならギルドの近くに住んだ方が便利だろうと言うことで、冒険者ギルドの前にある宿舎の部屋を1年間先払いでお世話になる事になった。
勿論、これも餞別としてお父様が支払って下さった。
本当に、甘ったれた息子でごめんなさい。
1年後は、ちゃんと自立をし、自分で家賃を払って生活していけるように頑張るからね。
部屋に入ると、シングルベッドかと思いきや、冒険者が泊まることを想定しているのか、ダブルベッドだった。
確かに、冒険者達は体格の良い者が多いから、シングルベッドだと狭くて寝返りも打てないかもしれない。
僕は・・・小柄な方なので、シングルベッドでも問題ないけどね・・・。
ベッドの横には、机と椅子があるので、ここで月の半分は魔法陣を描いて、残りの半分は冒険者として活動をすると二足の草鞋で頑張って行こうと思う。
なんせ、僕は駆け出しの冒険者なのだ。
冒険者だけでは、生活していけない。なので、既に収入を得ている魔法陣の仕事はそのまま継続していく事にした。
ベッドの上にクマさんを下ろす。
「クマさん、今日からここが僕たちのお家になるんだよ。2人で頑張ろうね」
このクマのぬいぐるみは、僕が生まれた時に母が買った物だと聞いた。
僕のお友達になるようにと、いつも一緒に寝かせていたそうだ。
その為、僕は常にクマさんを持ち歩き、いつも一緒に行動していた。
寝るときは、必ず一緒に寝るし、寝る前には今日はあーだったこーだったとクマさんに話しかけるのが日課だ。
と、言うことで、僕が家を出る時は勿論クマさんも一緒。
流石に狩りに行く時は、抱っこしてるわけにも行かないな・・・と言うのが最近の悩み事。
始めは薬草採取だから、暫くは片手で抱っこしながら薬草取りをするとして・・・うーん、どうしようかな。
少し考えよう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そんなこんなで、薬草採取したり、魔法陣を描いたりと日々を過ごしていった。
そして、クマさんは今・・・ベッドに腰掛けて僕と会話をしている。
そう、会話をしているんだ。
僕が一方的に話し掛けているではない。
ベッドに腰を掛けたクマさんは、短い足をバタバタとして遊んでいたが、バランスを崩して後ろにコロンと転がってしまう。
(あーーーーー!!!僕のクマさんが可愛すぎるよーーーー!!!!)
僕は、クマさんの可愛さにいつも身悶えている。
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